星野家の三女   作:星野家の概念的存在になりたい

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【ノアちゃんたちとお泊まり会】の続きになります。

〜ノアちゃん視点〜


チマリちゃん家でお泊り会

 チマリちゃんとお風呂でシンコー?を深めたアタシはお風呂を上がった後、ヒナタちゃんたちも出てくるのを待ってから持ってきた1本のDVDを取り出す。

 

ノア「ねーみんな!夜だしせっかくだからホラー見よー」

 

花「え”!?」

 

そう!アタシが持ってきたのは少し前に話題になったホラー映画!

 

みやこ「ノアちゃんがホラーって意外」

 

ふふ、ミャーさんもまだまだかわいさのシンズイを分かってないね!

 

ノア「甘いよミャーさん。ホラーはね?かわいい服と同じなの」

 

みやこ「は?」

 

ノア「ホラー見て怖がってるといつもよりかわいく見えるんだよ?」

 

みやこ「その考え方がすでにかわいくないよ……」

 

ミャーさんが何か言ってたけどキニシナーイ!

そいじゃあスタート!

 

私がDVDを入れると映像が自動で再生される。

物語が進んでいくと早速怖い場面が流れた。

 

いまっ!

 

ノア「キャー♪」

 

ひなた「うぐぉ!?」

 

アタシが怖がる素振りを見せてヒナタちゃんに抱き着いた直後、ヒナタちゃんが苦しそうなうめき声をあげた。

 

ノア「え?ゴ、ゴメン!強すぎた!?」

 

ひなた「うぐ、違うんだノア……これはちまりだ」

 

ノア「え、チマリちゃん?」

 

その言葉を受けてチマリちゃんの姿を探すとチマリちゃんはなんとヒナタちゃんの腰に力いっぱいしがみついていた。

 

ノア「もしかしてチマリちゃん、ホラーダメだった?」

 

アタシがたずねるとチマリちゃんはヒナタちゃんにしがみついたまま首を横に振る。

 

いや、流石にそれはウソだよね?

そう思いつつヒナタちゃんの方を見返すとヒナタちゃんは代わりに答えてくれた。

 

ひなた「ちまりはホラーは自分から見たがるくらいには大好きだぞ」

 

ノア「え?でも今見てな──見てる!?」

 

いくら何でもこの様子を見てホラー好きは冗談だと思い再びチマリちゃんの方へ視線を向けるとヒナタちゃんにしがみついたままだがその目は画面に向けられていた。

 

怖いもの見たさってことなのかな。

それともアタシと同じ?

だとすればそれは成功しているとも言える。

その姿はまるで物陰から様子を伺うハムスターみたいでとっても愛らしいのだから。

 

そんなチマリちゃんの愛らしさにアタシは思わず手が伸びてしまった。

 

ノア「お、おいで~チマリちゃん」

 

アタシの呼びかけに反応したチマリちゃんがヒナタちゃんから手を離したその時。

 

みやこ「わっ!」

 

花「──っ!!?」

 

ちまり「ひゃっ!?」

 

ノア「わわっ!?」

 

花ちゃんを驚かそうとしたのかミャーさんが不意に大きな声を上げた。

そしてそれに驚いたチマリちゃんが飛び付いてきてアタシは支えきれずにチマリちゃんもろともそのまま倒れ込む。

 

あ、チマリちゃんの顔が近くに……前にミャーさんに髪を結って貰った時にも思ったけど、チマリちゃんって隠しちゃうのがもったいないくらいかわいい顔してるんだよね。

 

ちまり「あ……ご、ごめんノアちゃん!!」

 

アタシと目が合って恥ずかしかったみたいでチマリちゃんは顔を真っ赤にしながら慌ててアタシから離れていっちゃってちょっと残念。

 

ノア「だ、ダイジョーブだよ!?というか怖いのダメなのにどうしてホラーが好きなの?」

 

謝るチマリちゃんに大丈夫だと返しつつアタシは気になったことを聞いてみると、チマリちゃんは少し恥ずかしそうに答えてくれた。

 

ちまり「こ、怖いんだけどね?この後何が起きるんだろうってドキドキしてる時間が好きだから」

 

ノア「ある意味この中で一番ホラーを堪能してるね?」

 

ちまり「あはは……そうかも」

 

結局チマリちゃんはその後はヒナタちゃんの方に戻っちゃったけど、チマリちゃんの新たな一面を見れたからヨシッ!

 

 

 

 

 映画を見終わったアタシたちはリビングを離れ、ひなたたちの部屋に戻ってきていた。

というか見る限りチマリちゃんよりもハナちゃんの方がホラーはダメっぽいね。

 

ちまり「はぁ〜……怖かった」

 

ノア「それでもちゃんと最後まで見てたしホントに好きなんだ」

 

ちまり「うん、楽しかっ──ふわぁ」

 

ひなた「くぁ〜……そろそろ寝るかー」

 

ノア「そうだね。それでどういう風に寝る?」

 

流石にベッドの上に四人は狭いだろうしどうしよっか。

 

花「私は床で寝るから三人はベッド使っていいよ」

 

ノア「え、いいの?」

 

花「うん、私は床の方が良く眠れるから」

 

ノア「それじゃあベッド使わせて貰おうかな♪」

 

花「(ノアはまだ知らない……二人の寝相がヒドイことを)」

 

ハナちゃんに気を使わせちゃったかな?感謝しないとだね!

 

ひなた「じゃあノア真ん中くるか?」

 

ノア「えっ?そ、それってヒナタちゃんとチマリちゃんの間ってこと!?」

 

ひなた「おう、普段はちまりと二人だからな」

 

ノア「チマリちゃんもそれで大丈夫なの?」

 

ちまり「うん。ノアちゃんが大丈夫なら……」

 

アタシ的には全然オッケーなんだケド……いややっぱ緊張して眠れない的な意味で大丈夫じゃないかも。

まぁソレはソレで?

 

ノア「じ、じゃあアタシが真ん中行くね?」

 

 

 

〜30分後〜

 

 

 

 う〜やっぱり両隣に二人が居ると思うと眠れそうにないかも。

欲を言わずにハナちゃんと一緒に床で寝れば良かったかなぁ。

あ、でもこうしてチマリちゃんの寝顔が見れるのはイイかも♪

 

ひなた「うう〜ん……」

 

ノア「ふえっ?ひ、ヒナタちゃん!?」

 

ヒナタちゃんから抱きついてくるなん──わわっ!?チマリちゃんまで!?

う、嬉しいんだけど気持ちが追いつかないというかああでももう少しこのままで──

 

ノア「ゔっ!?」

 

し、締まっ…………

 

 

…………

 

 

……

 

 

 

ひなた「どうしたノア!誰にやられた!?」

 

ちまり「の、ノアちゃん大丈夫!?」

 

気が付いたら朝になってた……二人に抱き着かれてからの記憶が無い。

ぐぬぬ、でもアタシは負けない!

次はヒナタちゃんたちとちゃんと寝るんだから!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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