星野家の三女   作:星野家の概念的存在になりたい

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「作中1番勝手に動き出すのは……」

「なんです?」

「ち・ま・りだ」

「わーっ、何を!わぁ、待って!ここで動かしちゃ駄目ですよ! 待って!止まれ!うわぁーっ!!」

ってな、感じでちまりが動きすぎて収拾を付けるのが大変になってきた作者です。
オリキャラは色々と枷がないから……ん?ちまりに……枷?

閃いたっ!

女性警察官「少しお話よろしいですか?」

アイエエエエ!オマワリ!?オマワリナンデ!?


梅雨も終わりの気配を出し始めた6月も末のこと……

花ちゃんがお泊まりに来た翌日、いつものようにみゃーお姉ちゃんが花ちゃんにコスプレさせて写真を撮っていると、花ちゃんがお姉ちゃんに前から気になってた事を訊ねてた。

 

花「そういえば、お姉さんはこういう服は着ないんですか?」

 

みやこ「へ?」

 

花「こう言ったコスプレ服?いろいろ作って私に着せてくるけど、お姉さんが着てるの見た事ない」

 

確かにみゃーお姉ちゃんが着ているのは見た事ないなぁ。

衣装は何度か作ってるのを見た事あるけど結局着てないのかな?

 

ひなた「そういやみゃー姉が着てるのわたしも見た事ないな」

 

ひなたお姉ちゃんも見た事ないって事は本当に着てないのかな。

あれ?でも前にひなたお姉ちゃんに私が内緒で着てるのがバレてた時に……お母さんが何か……なんだっけ?

 

みやこ「ほ、ほら……私こんなだから……着ても似合わないから」

 

花「そうですか?お姉さん()()()()キレイだから似合うと思うけど」

 

みやこ「ほわっ!?」

 

みゃーお姉ちゃんのコスプレ姿……みたい!

どうしたら着てくれるかな……お菓子も料理もお姉ちゃんの方が上手だし、衣装も作れないから……むむむぅ。

 

ひなた「あぁ!そういえばお母さんにお使い頼まれてたんだった!」

 

花「ひなたが出るなら一緒に出るよ」

 

ひなた「分かった!途中まで一緒に行くか!」

 

みやこ「そっか、じゃあまた今度ね花ちゃん。新しい衣装用意しとくから!」

 

花「……イヤです」

 

みやこ「新作のお菓子も用意しとくよ!?」

 

花「またお邪魔しますお姉さん!」

 

花ちゃんはそれで良いのかな?

まぁでもお姉ちゃんが嬉しいならいっか!

 

ちまり「じゃあ私もひなたお姉ちゃんとお使い行ってくるね!」

 

みやこ「行ってらっしゃ〜い…………さて、と」

 

みゃーお姉ちゃんに見送られながら私達三人は家を出た。

ひなたお姉ちゃんが花ちゃんと話してる間、隣の家の前に停まったトラックから玄関に運び込まれる荷物を何気なく眺めていた。

 

私の記憶にある時には既に空き家だったけど、遂に新しい人が入るらしい。

みゃーお姉ちゃんの部屋のすぐ隣だから夜は迷惑にならないように気を付けなきゃ。

 

そんな事をぼーっと考えていると私達と同い年くらいの金髪の女の子が出てきた。

 

視線に気付いたその子がこっちに振り向いた時、私の目はその子に釘付けとなっていた。

こっちに軽くウィンクを投げ掛ける純白のノースリーブワンピースに身を包んだ彼女は正に()使()の様だった。

 

その瞬間、身体中に沸き上がる熱と共に言葉にならない感情が心を埋めつくす。きっとその時の私はだらしなく顔を緩ませてたと思う。

そんな姿を見てた彼女が振り返っておうちに入った後も私はしばらく立ち尽くしていた。

 

ひなた「ちまりー、どうしたんだ?」

 

そんな私を現実に引き戻してくれたのはひなたお姉ちゃんだった。

そうだった。ひなたお姉ちゃんを待たせちゃってた。

 

ちまり「なんでもない、すぐ行くね」

 

私は自分でも分からない気持ちに一先ず蓋をしてひなたお姉ちゃん達の所へ駆け出してった。

 

もう一度会いたい、あって友だちになりたい……蓋をしても無意識に浮かんでくるその思いを叶える機会はすぐにやってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、ひなたお姉ちゃんと教室に着いた私はお姉ちゃんに一言言ってから別れ自分の席に着いていつもの様に机に突っ伏していた。

そういえば昨日は何故か私とは対称的にみゃーお姉ちゃんが酷く落ち込んでいた。

そっとしておいた方が良い様な気がしたのでその日は自分達の部屋で過ごしたけど、明日も落ち込んでたらひなたお姉ちゃんと突撃しようと思う。

 

やがて朝の挨拶の時間がやってきた。

先生が来たから顔は上げない……と……

 

山中先生「皆さんおはようございます。早速ですが今日は転校生が来てます、姫坂さん自己紹介お願いね?」

 

姫坂「は〜い、姫坂ノアで〜す。よろしくネー♪」

 

山中先生「じゃあ姫坂さんの席は……って姫坂さん!?」

 

自己紹介を終えた彼女は先生の制止も聞かずに顔を上げたまま固まっていた私に近寄ってきた。

彼女が近付いてくるにつれて私の鼓動がどんどんと激しくなっていく。

これは……怖い……?違う……昨日と同じだ。

 

ノア「センセー、アタシの席ここで良いですかー?」

 

山中先生「星野さんのとなり?確かに空いてるけど……星野さんは大丈夫?」

 

ちまり「ふぁ……はい」

 

ど、どうして私の隣に?昨日目が合ったけど……それだけで?

 

ノア「ねぇ、ホシノさんのお名前……教えてくれる?」

 

ちまり「あ……えと……ちまり、です」

 

ひなた「ちまりがっ……返事出来てる!?

 

花「……そこまで驚かなくても」

 

ノア「そっか。聞いてたと思うけどアタシはノア、これからよろしくねチマリちゃん♪」

 

今の状況はさっぱり解らないけど一つだけ分かった事がある。

梅雨も終わりの気配を出し始めた6月も末のこと……

 

 

 

 

 

 

 

 

私に天使が舞い降りた

 

 

 

 

 

 

 

 

ノアちゃんは積極的にクラスメイトと関わり、その人懐っこさで放課後になる頃には前からずっと一緒だったかのようにクラスに打ち解けていた。

 

そんな私とは正反対の彼女がどうして私なんかに声を掛けてくれたのかと思ったり、少し考えれば彼女にとっては別に特別な事じゃなかったんだと分かり……それが少し寂しかったり。

なんだろう……この……もにょっとした気持ち。

モヤモヤとは違うけど何故か誰にも教えたくない変な気持ち。

 

ん〜わかんないっ!

 

ちまり「はぁ〜……ノアちゃん」

 

ノア「チ〜マ〜リ〜ちゃん♪」

 

ちまり「ふぇ!?ののののあちゃん!ど……どうし……たの?」

 

び、びっくりしたぁ……もしかしてノアちゃんの名前を呟いてたの聞かれちゃってた!?

だとしたら恥ずかしい……それに、変な子だと思われたらどうしよう。

幸いな事に聞こえてなかったみたいで、ノアちゃんは狼狽える私を不思議そうに眺めてからこう言った。

 

ノア「一緒に帰ろっ?」

 

 

 

 

 

 

 

学校の帰り道、私はノアちゃんと花ちゃんとひなたお姉ちゃんの三人と帰ってた。

私はいつもの様にひなたお姉ちゃんの隣に並んで歩いてる。

緊張のあまり手を強く握り過ぎてるかも知れない。

ごめんねひなたお姉ちゃん。

 

ノア「へぇ〜?こうして並んでると結構似てるかも」

 

ひなた「わたしの妹だからな!」

 

だけどお姉ちゃんはそんなこと全く気にする様子もなく自信満々にノアちゃんの言葉に応えてた。

 

花「でも性格はお姉さんよりかな」

 

ノア「お姉さんってヒナタちゃんの?」

 

ひなた「そうだぞ!ちまりとみゃー姉は人見知りだし髪型もそっくりだ!」

 

ノア「ふ〜ん、そうなんだ〜?」

 

ちまり「…………」

 

緊張して目を合わせられないけど、なんだかさっきからノアちゃんに見られてる気がする。

 

ノア「ねぇ、チマリちゃんってかわいい服着るのは好き?」

 

「っ!?あ、ええと……それは……その……」

 

な、なんで!?どうしてその話になったの!

かわいい服の話なんてしてなかったし……みゃーお姉ちゃんの衣装作りの話も今日はしてなかった筈なのにどうして……?

 

ひなたお姉ちゃんは気を使って口を塞いでくれてるけどノアちゃんがそれを見てニヤリとしてるから多分もう誤魔化せてないよ。

 

でも……お姉ちゃん達や花ちゃんにも知られてるし、それにノアちゃんにならいいかな。

 

ちまり「……うん、好き……だよ」

 

ノア「そっかぁ……良かった♪アタシも大好きなの!」

 

ちまり「ひゃあっ!?」

 

い、いきなり来たもにょ……でも、やっぱり嫌な気持ちじゃない。それどころか……。

 

ちまり「良いかも……」

 

ノア「チマリちゃん、どうしたの?」

 

ちまり「あっ、な、何でもない……!そ、そういえば……他にも席は空いてたのに……どうして私の席に?」

 

ノア「なんでって……んふ、ナーイショ♪だけどチマリちゃんとは気が合いそうだなって思ったのは理由のヒトツだよ?」

 

そ、それは嬉しいけど……なんだろう、内緒って言われると無性に気になる。

 

その後もノアちゃんに度々話の矛先を向けられあたふたしつつも気付けば家の近くまで来ていた。

 

ノア「あっ、アタシのウチここなんだ」

 

ひなた「本当か!?その隣がうちだぞ!」

 

ノア「へぇ〜?そーなんだぁ」

 

ひなた「ノアも遊びに来ないか?みゃー姉がお菓子をくれるぞ!」

 

ノア「うんっ、行きたい!」

 

ひなた「おう!やっぱりみゃー姉のお菓子は最強だな!」

 

花「それには同意」

 

ノア「アタシ、別にオカシに釣られた訳じゃないよ?」

 

流石にお菓子に過剰に反応するのは花ちゃんだけじゃないかな?

 

花「ちまり、失礼な事考えてるでしょ」

 

ちまり「べっ!?別に何も……?」

 

花「ふ〜ん?」

 

ちまり「えと……いや……ほんとだよ?」

 

花「うそが下手な所もお姉さんそっくりだよね」

 

ちまり「うっ……ごめん、お菓子で釣れるのは花ちゃんだけかな……って思ってた」

 

花「もう、だから私だってそんなに馬鹿じゃないってば」

 

ちまり「そうだよね……あ、そういえば今日のお菓子は材料的にショートケーキだと思うよ」

 

花「ショートケーキっ!ひなた、早く行こう!」

 

ノア「ハナちゃん……あれで大丈夫なの?」

 

ちまり「いつも通り大丈夫……じゃないかな」

 

やっぱりあのお菓子への執着は危ない気がする。

 

 

 

 

 

自宅に着いてそのままみゃーお姉ちゃんの部屋へと向かった。

最近はみゃーお姉ちゃんの部屋で遊んでいる事が多い。

というのも花ちゃんがお菓子に夢中でみゃーお姉ちゃんの着せ替え人形となってるからである。

更にはひなたお姉ちゃんも私もみゃーお姉ちゃんが嬉しければ良いので誰も疑問を唱えること無く撮影会は続いている。

 

ひなた「みゃー姉ただいまー」

 

「ただいまお姉ちゃん」

 

花「お邪魔しますお姉さん」

 

みやこ「あーおかえりひなた、ちまり。いらっしゃい花ちゃ……ん?」

 

昨日に続いて気の抜けたような返事をしてたみゃーお姉ちゃんがこっちを見たとたんに固まっちゃった。

 

ノア「こーんにーちわー♪」

 

みやこ「え……な……なんで……」

 

驚きを浮かべるみゃーお姉ちゃんをよそにひなたお姉ちゃんはノアちゃんの紹介を始めた。

 

ひなた「凄いんだぞみゃー姉!ノアは今日は引っ越してきたんだけどびっくりなのがなんとうちの隣に引っ越してきたんだって!」

 

みやこ「へ、へー説明ありがと」

 

楽しそうに話すひなたお姉ちゃんにお礼を伝えるみゃーお姉ちゃんは何処か気まずそうにしてた。

 

ノア「ノアっていうの、これからよろしくねミャーさん?」

 

みやこ「え、あ……うん……(あの顔、私を笑いに来た顔だ!!)」

 

花「それでお姉さん、今日の分は?」

 

みやこ「あ……いや……」

 

ノア「今日の分?」

 

ひなた「みゃー姉が作った服を花が着るかわりにお菓子をあげてるんだぞ」

 

花ちゃんの言葉に当然初耳のノアちゃんは首を傾げる。

ひなたお姉ちゃんが説明するのに伴ってみゃーお姉ちゃんの顔色がどんどん悪くなっていく。

 

ちまり「みゃーお姉ちゃん、どうしたの?」

 

みやこ「な、何でもない……よ〜?」

 

……そう言えば花ちゃんがうそが下手な所もそっくりって言ってたっけ。

うん、確かにこれはあからさまだ。

 

ノア「作った服……へぇ、いい趣味だね」

 

あ、ノアちゃんの言葉に反応してビクってなった。

むむむ……あやしい。

 

花「でも作るだけでお姉さんは着ないよね」

 

ひなた「わたしもみゃー姉が着てるの見た事ない」

 

ちまり「私も……」

 

そう言いつつみゃーお姉ちゃんの様子を見ていたが明らかに動揺している……あやしい。

 

ノア「へぇ〜、そうなんだぁ」

 

むむむ、ノアちゃんは何か知ってそうだけど……うん、やっぱみゃーお姉ちゃんが隠したい事を無理に聞き出すのは良くないよね。

私は疑問をその辺に置いておいて衣装を持つ花ちゃん達に目を向ける。

 

花「うわ……今日これ……」

 

ひなた「ホワイトリリィだ!ちまりも着てみるか?」

 

ちまり「え?か、かわいい服だけど……流石に皆の前じゃ恥ずかしい……」

 

ひなたお姉ちゃんが話を振ってくるけど流石に恥ずかしいと私はその提案を断った。

 

花「私これからそれ着て写真取られるんだけど……」

 

ちまり「それは……えっと、お菓子を得るための労働?」

 

花「間違ってないからその言い方止めて」

 

間違ってないなら言い方を変えても駄目だと思うけど……まぁ花ちゃんがいいならいいの……かな?

 

花「はぁ〜……さっさと終わらせてお菓子食べよう」

 

花ちゃんが諦めた目でリリィホワイトの衣装を見ているといつの間にかみゃーお姉ちゃんの隣にいたノアちゃんが声を上げた。

 

ノア「ハイハーイ!ミャーさんもオッケー出してるからアタシが着てもいい?」

 

花「え……じゃあお菓子は……?」

 

みやこ「あ、お菓子は先に食べてていいよ〜」

 

花「お姉さんっ!」

 

花ちゃんが感極まってみゃーお姉ちゃんに飛び付いた。

一瞬モヤッとしたけど私は頭を振って考える。

みゃーお姉ちゃんは花ちゃんと仲良くなりたい。だから私は二人を応援してる。つまりこれは嬉しい事なんだ。

 

うん、これで良しっ!

 

ノア「入るよー」

 

私が考え込んでる間にノアちゃんの着替えが終わったらしい。

 

ノア「じゃーん。可愛いでしょっ」

 

みやこ「う、うん。すごくかわいいね」

 

ひなた「すげーっ!」

 

ノア「フフン、そうでしょ?最強にカワイイアタシが最強にカワイイ服を着たら無敵だもんね」

 

みやこ「(何言ってんだこの子……)」

 

ひなた「でもスゲーな、ホンモノみたいにかわいいぞ」

 

ノア「でしょー、チマリちゃんもハナちゃんも正直にほめてくれていいよ!」

 

ほ、ほわぁぁぁぁっ……か、かわいいっ!

なんというかなんていうか言葉が出てこないけどとにかく可愛い!

 

ちまり「か、かわいいよノアちゃん!すっごくいい!」

 

ノア「うぇっ!?で、でっしょー?」

 

ちまり「あ、そ、そうだ!写真取ってもいい!?」

 

ノア「あっ……ふふーん♪いいよっ!カワイク撮ってね?」

 

ちまり「うん!うん!」

 

花「ちまりが……気持ち悪い時のお姉さんみたいになってる」

 

ひなた「おぉ……花を撮ってる時のみゃー姉みたいなちまり初めてみたぞ」

 

みやこ「……花ちゃん、さりげなく私をディスるのやめて?」

 

あぁなんだろう、顔が暑くなって……息が上がって……でも、こんな気持ち初めて!

今はみゃーお姉ちゃんの衣装だけど、もし私が作った衣装を来て貰えたなら……考えただけで……もう……あう……限界。

 

ちまり「ふにゅ〜……」

 

ノア「えっ、チマリちゃん!?」

 

ひなた「わー!ちまりが倒れたー!?」

 

花「ちまり!?」

 

みやこ「ちょっ、大丈夫ちまり!?」

 

ちまり「うぅ……大丈夫。少し座ってれば……」

 

みやこ「もー、落ち着きなよ?」

 

花「お姉さんが言えた事じゃないですが……無理は駄目だよ」

 

ちまり「うん、ごめんね。みゃーお姉ちゃんの服を着たノアちゃんの姿が可愛い過ぎてつい……」

 

皆に心配掛けちゃったし次からは気を付けないと。

みゃーお姉ちゃんに抱きかかえられながら私はさっきまでの行いを反省する。

 

ノア「チマリちゃんにはちょっと刺激が強すぎちゃったかな?着替えてくるね」

 

ノアちゃん曰くどうやら私にはまだ刺激が強すぎたらしい。

自分でも予想出来ない暴走っぷりに冷静になるにつれて私は頭を抱えたくなった。

ノアちゃんに引かれてたらどうしよう……お菓子じゃ釣れないだろうし。避けられてないと良いけど。

 

花「はい、ちまり。お姉さんのお菓子でも食べて落ち着いたら?」

 

ちまり「あ……ありがと」

 

みやこ「あ、次は花ちゃんに着てもらうからね?」

 

花「えっ……いや、お姉さんまで倒れたら大変ですし」

 

みやこ「花ちゃんお菓子食べたでしょ?」

 

花「うぐぐ……はぁ、解りました。じゃあ行ってきます」

 

花ちゃんは諦めた様に部屋を出ていった。

因みに着替えは花ちゃんがみゃーお姉ちゃんに身の危険を感じてる為、私とひなたお姉ちゃんの部屋でしてる。

 

ノア「たっだいま〜、チマリちゃん大丈夫〜?」

 

ちまり「うん、さっきは……ごめんね?き、気持ち悪かった……よね」

 

ノア「そんな事ないよ、チマリちゃんがアタシを見てすっごくカワイイって思ってくれてるのが感じられて嬉しかったよ?」

 

ちまり「う……あう……そ……それなら……良かった」

 

ノア「すっかり元通りだね?もいっかい着てこよっか?」

 

ちまり「う……うぅ〜……」

 

みたい……けどさっきの姿を皆に見られるのは恥ずかしい。

 

ノア「ジョーダン♪流石に倒れちゃうのは危ないからね」

 

ちまり「そ、それは……そうだね」

 

残念だけどまた心配掛けたくないし仕方ないよね。

 

ノア「ところで、さっきから気になってたんだけど……」

 

みやこ「ひゅーー!かわいいよ花ちゃん!いいよー最強にかわいいよー!」

 

ノア「ミャーさんアタシの時と反応違くない!?」

 

ちまり「花ちゃんを撮ってる時のみゃーお姉ちゃんはだいたいあんな感じだよ?」

 

ノア「もーミャーさん!アタシとハナちゃんどっちがかわいい?」

 

みやこ「花ちゃんだけど」

 

ノア「即答!?」

 

あ、ノアちゃんが落ち込んでる。

そんな繊細な所もかわいいけど……ノアちゃんは自信に満ちてる表情の方が良いな。

 

ちまり「ノアちゃんのリリィホワイト、とっても似合っててかわいかったよ?」

 

ひなた「だなっ、花もかわいいけどノアの方が似合っててかわいかったな!」

 

ノア「でっしょー!やっぱりアタシがさいきょーね!」

 

ひなた「最強はみゃー姉だな」

 

ノア「っ!!?チマリちゃんは!チマリちゃんは私がさいきょーだと思うよね!」

 

さ、さいきょう?

ええと……それは……

 

ちまり「ごめん、それはちょっと分からないかな」

 

ノア「ガーン……」

 

ちまり「えと、でも……ノアちゃんは、ほんとかわいいから……その……落ち込まないで?」

 

ノア「ふふふ……こうなったら……」

 

ノアちゃんは不敵な笑みを浮かべながら立ち上がった。

そして人差し指を天高く掲げて宣言した。

 

ノア「みんなでコスプレ勝負よっ!」

 

 




お騒がせしました。
ノアちゃんがサイキョーにカワイイからちまりと私が暴走してしまったのだと供述した所、精神病棟に放り込まれそうになったのでカツ丼だけ食って帰ってきました。

でも真面目な話ノアちゃんはサイキョーにカワイイと思います。
え、サイキョーはみゃー姉?

うーん…………むむむ…………し、勝者っ!みゃー姉ぇ!!

ノア「!!?」
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