皇子航路   作:ボートマン

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第3話

Z月V日

 

ザバスに設計図を渡した翌日に一人の男が来た。

 

どうやらザバスが送ってきてくれた科学者だ。

 

名前はDr.Jという白衣に眼鏡をかけた老人。

 

Jというのは本名ではなくコードネームらしく、ザバスとは古い友人だそうだ。

 

どうやらDr.は俺が設計したドレイク級やメビウスに興味を持ち、ザバスに掛け合って今回の派遣に名乗りでたそうだ。

 

いや~何というか照れるというか恥ずかしいというか。

 

素人の設計にそんな興味を持ってくれるとは思わなかった。

 

ともかく、これからはDr.の力もあれば設計もしやすくなるだろう。

 

Z月U日

 

とりあえず次に設計する艦船は何にしようかな?

 

いくらオズロッゾ財団の助力を得てドレイク級を開発してもらってるといえど、ドレイク級の開発に成功するとは言えないし。

 

こればかりは悩むなあ~。

 

だけど次に設計するとしたら何がいいんだろ。

 

エンデミオンの戦力強化を考えるなら空母かな。

 

ゲームではエンデミオンの艦載機を搭載する艦船って、ヴィリオ・エンデミオン級とゾルジオネ級の2隻だけだったはず。

 

艦載機を開発したら空母は絶対いる。

 

だけど、個人的には色々と設計して作ってみたいだよなあ。

 

だって色んな戦艦もかっこよくて好きなんだもん!

 

どちらにすればいいか決まらず、俺は悶々と悩み決めることができなかった。

 

Z月T日

 

よし決めた!

 

空母は作りたいけど、今回は後回し!

 

というわけで俺は艦船の種類を巡洋艦に絞って開発することに決めた。

 

しかし、巡洋艦に決めたはいいが何を設計すべきか。

 

やはりガンダム系統の巡洋艦にすべきか。

 

それとも他の作品の巡洋艦にすべきか。

 

やべっまた迷い始めてる。

 

また迷うわけにはいかない。

 

良し!これからもガンダム系統で設計しよう!

 

もう迷わないぞ!………多分。

 

Z月S日

 

というわけで巡洋艦に決めた俺は設計図の作成に取り掛かった。

 

しかし巡洋艦に決めたはいいがどれにすべきか。

 

ムサイにザンジバルやチベの他にサラミスやムサカなどいっぱいあるから悩むな。

 

どれもこれも好きだから捨てがたいんだよなあ。

 

とはいえまた時間をかけるわけにはいかない。

 

というわけでこんな決め方はどうかと思うかもしれないが、クジで決めることにした。

 

紙に名前を書いて箱に入れて、箱に手を入れて紙を一枚掴む。

 

掴んだ紙に書かれているのは……ザンジバルだった。

 

こうして次に設計するのはザンジバルに決まり、設計図の作成に取り掛かるのであった。

 

 

 

ザバスにドレイク級の設計図を渡して数か月が経った。

 

ザンジバルの設計に勤しんでいたレオナルドの下に、Dr.からメッサーナに来てほしいと言われた。

 

レオナルドはレイラとダールトンを連れてメッサーナに向かった。

 

メッサーナに到着すると、オズロッゾ財団の迎えの車が来ていた。

 

「殿下、もしや?」

 

「そのもしやの可能性は高そうだね」

 

ダールトンの言うもしやとは、ザバスに頼んだドレイク級駆逐艦と艦載機のメビウスのことだろう。

 

おそらくどちらかが完成したのだろう。

 

そうして財団に到着したレオナルド達は、そのままザバスの所に案内された。

 

しかし、案内されたのはこの前のような執務室ではなかった。

 

明らかに造船施設と思われる場所だった。

 

施設内の照明が点灯し、ある物が照らされる。

 

「おおお!!」

 

そこにはレオナルドが設計したドレイク級駆逐艦と艦載機のメビウスが出来ていた。

 

とはいえ全長は原作同様とはいかず、2つとも何倍だと思うくらいの大きさだ。

 

「どうですかな、殿下?」

 

「流石はオズロッゾ財団だな。もう完成させるとは」

 

数か月前に設計図を渡して2つとも完成させたオズロッゾ財団のこの技術力。

 

レオナルドは流石の一言に尽きなかった。

 

「とはいえ、まだ試運転などは行っておりませんのでまだまだ調整が必要ですがな」

 

「いやいや、数か月で2つとも完成させるとは驚きましたよ。私としてはどちらか片方かと思っていたので」

 

「喜んでいただけたなら何よりです」

 

「そういえばこの艦はまだ試運転をしてないと言っていたな?」

 

「そうですが、それが何か?」

 

ザバスの言葉にレオナルドはニヤリと笑う。

 

その笑みを見たレイラとダールトンは嫌な予感がし、レオナルドを抑えようと動く。

 

「この艦の試運転に私も立ち会うぞ!」

 

しかし、抑える前にレオナルドは自身がドレイク級駆逐艦と艦載機のメビウスの試運転に立ち会うことを言ったのであった。

 

この言葉にレイラとダールトンは頭を抱えるのであった。

 

 

 

 




次の艦船はザンジバル、君に決めた!

というわけでどうだったでしょうか?

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