カンナギ   作:百瀬頼人

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こんにちわ。こんばんわ。いつもの百瀬です。

先日リタさんが投稿した夏祭りのシチュエーションボイスとback numberの「わたがし」を使用してアイデアロールを行った結果、一発でクリティカルを引いたようで…

約1時間ほどで一気に書き上げました。その後少し加筆修正の末公開となりました。

今回は柊君が主役です。三人のお姉さん(リタ・梨華・美華)に振り回される様をご覧ください。

文末に柊君のキャラ設定とかも描いておきますのでご参考程度に。


第X章 柊有真の日常
番外編 縁日の夜


柊)…縁日ですか?

 

リタ)そう!赤田神社で縁日があるらしいの。柊君も行く?

 

柊)そうですね…リタさん以外に行く方は?

 

リタ)梅岡さんはここのお留守番で残るし、小原さんは釣りに行くって言ってたし、斎藤さんは他の用事があるんだって。

 

柊)なるほど…

 

リタ)どうする?

 

柊)楽しそうなのでついていきます。

 

リタ)ありがとう!一緒に楽しもうね!

 

柊)はぁ…

 

 

 

数日後、僕はリタさんと一緒に赤田神社に向かいました。名前は聞いたことはありますが…ここに来るのは初めてです。

 

柊)やはり大きな神社なだけあって、縁日の規模も大きいですね。

 

リタ)そうね。屋台も沢山出てて目移りしちゃうなぁ…

 

柊)とりあえず待ち合わせしているんで梨華さんが来るまで我慢してくださいよ。

 

リタ)そうね。早く色んなもの食べたいなぁ…

 

柊)大丈夫かな今日…

 

 

 

神社の鳥居前でしばらく待っていると、梨華さんがもう一人女性と一緒にこちらにやってきました。

 

梨華)お待たせしました。今日は赤田神社の縁日にご参加ありがとうございます。

 

リタ)お誘いありがとうございます。今日は柊君もつれてきました。

 

美華)柊君?

 

梨華)お姉ちゃん、こちらが柊さん。音子猫神社の神主見習いよ。

 

柊)柊有真です。宜しくお願いします。

 

美華)へぇ…神主見習いかぁ。大変でしょうけど頑張ってね。

 

柊)ありがとうございます。

 

梨華)で、こちらが私の姉です。

 

美華)赤田美華です。今日はよろしくね。

 

リタ)挨拶はこれくらいにして行きましょうよ!さっきからおいしそうなにおいでお腹が鳴りっぱなしなんですよ~!!

 

梨華)そうね。リタさんのお腹を満たすためにも行きましょうか。

 

 

 

僕達はしばらくそぞろ歩きに興じました。

 

ふらっと寄った金魚すくいの屋台では梨華さんが金魚すくいの才能を発揮し、射的の屋台では美華さんが抜群のコントロールで猫のぬいぐるみを捉え、リタさんにプレゼントしていました。

 

色んなものを食べたがるリタさんはたこ焼き・箸巻き・かき氷にチョコバナナと屋台をはしごしてご満悦そうでした。

 

僕はリタさんや梨華さんが笑顔で楽しそうにしているのを見ているだけで満足でした。

 

 

 

楽しい時間はあっという間に過ぎ、縁日も終わりが近づいてきました。

 

リタ)いや~もう食べられません…お腹いっぱいです。

 

梨華)満足してもらえたようで何よりです。

 

美華)そろそろ縁日も終わりですね。

 

柊)リタさんも僕もとっても楽しめました。今日はありがとうございました。

 

リタ)…ちょっと待って。今日柊君何もしてないんじゃない?

 

柊)いえ…そんなことありませんよ?

 

梨華)折角の縁日で何もせず帰るなんて許されると思ってるんですか?

 

柊)僕だってたこ焼き食べたじゃないですか!

 

美華)リタさん、まだお時間に余裕…ありますよね?

 

リタ)はい。大丈夫ですよ。

 

柊)え?ちょっと?

 

梨華)二次会行くわよ!

 

美華・リタ)よっしゃー!行くぞー!

 

柊)ちょっと!?明日大学に行かないといけないんですけど!?

 

リタ)大丈夫大丈夫!時間はまだまだあるから!

 

柊)何でこうなるのー!!

 

 

 

僕は三人に引っ張られるように居酒屋にやってきました。

 

柊)そんな…今日はこのまま解散だと思ったのに…

 

リタ)大丈夫。ここまで予定通りだから。

 

柊)そんな…

 

梨華)とりあえず何飲みます?

 

柊)…烏龍茶で。

 

美華)清酒にしようかな?

 

リタ)私も!

 

柊)え、リタさん?お酒飲めないんじゃないでしたっけ?

 

リタ)いーのいーの。今日くらい羽目外しても!

 

柊)えぇ…

 

梨華)私は本当に飲めないからサイダーで。

 

 

 

各々の飲み物が運ばれてきて、二次会が始まってしまいました。

 

リタ)あー!!久しぶりのお酒美味しい!

 

柊)リタさん…そんなに急に飲んだらまずいですよ…

 

美華)そうよ。あまり一気に行き過ぎると後が大変なんだから…

 

梨華)こう言うのは楽しみながら行かないと…

 

 

 

三十分後、お酒を飲んでいた二人は完全に出来上がりました。

 

美華)リタさーん…お酒が残ってるならとっくり下さいよー…

 

リタ)もう飲んじゃいましたよーへへへ…

 

柊)やっぱり酔っぱらうんじゃないですか…

 

梨華)私はお酒飲まないから分からないけど…なんだか楽しそうね。

 

柊)そうですね。

 

 

 

梨華)そう言えば前々から気になっていたんですけど、柊さんとリタさんってどういったご関係なんですか?

 

柊)お互いの母が姉妹同士なので…従姉弟なんですよ。

 

梨華)従姉弟だったんですか。へぇ…

 

柊)…今ちょっとよからぬことを考えませんでした?

 

梨華)いやまぁ…法律上は柊さんとリタさんは結婚できる関係なんで…そう言う展開になったとしたらどうするのかな…ってね。

 

柊)いや結婚しませんよ!?リタさんはリタさんが掴んだ幸せを大事にして欲しいので…

 

梨華)へぇ…良いこと言うんですね。

 

 

 

それからさらに三十分ほどすると、飲んだくれコンビは完全に酔いつぶれて寝てしまいました。

 

柊)完全に寝ちゃいましたね。

 

梨華)もうこうなったら面倒だから二次会はお開きにしましょうか。

 

柊)そうですね。そろそろ帰りましょう。

 

 

 

梨華)お姉ちゃん!起きて!

 

美華)ん…何?

 

梨華)もう終わりだから。帰るよ。

 

美華)うん…

 

梨華)歩ける?

 

美華)うん…歩ける…

 

梨華)私はリタさんを送ってから帰るからね。

 

美華)うん…

 

 

 

柊)リタさん、もう終わりですから帰りますよ!

 

リタ)あ~落ちる…落ちちゃうから駄目だって~

 

柊)何言ってるんですか。早く帰らないと梅岡さんも心配するんですからね!

 

リタ)梅おかかさんなんて人知りませんよ~誰ですか~?

 

梨華)これ相当酔っぱらってるわね…とりあえず引きずってでも車まで連れて行ってくれる?

 

柊)分かりました。

 

 

 

中々言う事を聞かないリタさんを何とか車に乗せて音子猫神社へと向かいました。

 

 

 

柊)リタさん!着きましたよ!歩けますか?

 

リタ)有真~おんぶ~…

 

柊)無茶言わないでくださいよ!この山道をリタさんを背負って登るなんて無理ですよ!

 

リタ)じゃあ抱っこでも良いから~

 

柊)そう言う問題じゃないんですって!

 

梨華)もう…分かりました。私が抱えて連れて行くんで。柊さんは車で待っててもらえますか?

 

リタ)やった~。

 

柊)分かりました。

 

 

 

山道を何とか登って神社まで行くと、梅岡さんがリタさんの帰りを今か今かと待ち構えていました。

 

梅岡)梨華さん、大丈夫ですか?

 

梨華)何とか…とりあえずリタさんをお連れしましたので。

 

梅岡)ありがとうございます。リタさんがご迷惑をおかけしませんでしたか?

 

梨華)終始楽しそうでしたよ。酔っぱらってからはちょっと大変でしたけど…

 

リタ)酔っぱらってないも~ん!

 

梅岡)そうでしたか…それは良かった。とりあえずお酒の飲みすぎに関しては明日注意しておきますので。

 

梨華)お願いします。

 

 

 

僕はしばらく梨華さんの車で梨華さんが戻ってくるのを待っていました。

 

時刻が次第に遅くなっていくのを見ていると気が気じゃありませんでした。

 

大体30分くらい待っていると、梨華さんが戻ってきました。

 

梨華)いやぁ…リタさんを抱えて登山って下手したら降神巫の練習よりきついかも…

 

柊)お疲れのところ申し訳ないんですが、明日は講義があるので急ぎで送っていただけませんか?流石にバスももう走ってないと思うので。

 

梨華)了解。ちょっと飛ばしていくからね。

 

 

 

梨華さんの協力もあって、何とか家に帰ってくることが出来ました。

 

柊)今日はありがとうございました。とても楽しかったです。

 

梨華)また機会があったら、是非赤田神社にお越しくださいね。

 

柊)はい。梨華さんもこの後お気をつけて。

 

梨華)ありがとうね。おやすみなさい。

 

 

 

それから数日後…

 

リタ)柊君。

 

柊)何ですか?

 

リタ)私の知らない間に新しいネコチャのぬいぐるみが増えてるんだけど、何でこんなものがあるの?

 

柊)えぇ…忘れちゃったんですか?縁日で美華さんがくれた奴じゃないですか。

 

リタ)ごめん…全然覚えてない。

 

 

 

リタさんはこの後、梅岡さんに徹底的に絞られていました。しばらくお酒を飲むことは無いでしょう。

 

終わり




キャラクター紹介のコーナー

柊有真(ひいらぎ あるま)
音子猫神社の神主の後継者になるべく、現在大学で勉強中の21歳。
音崎リタとは従姉弟の関係。
人付き合いはあまり得意ではないが、音崎リタの誘いには結構乗ってくる。
今後登場予定の???と???は学部違いの同期である。
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