#3 赤田神社の神楽巫女
その日の夜、私は「赤田神社」について調べてみることにしました。
「赤田神社は平安時代に貴族の手によって創建された由緒ある神社です。」
リタ)平安時代ってことは、少なくとも1000年は前ってことか。
「この神社にはアメノウズメが祀られており、芸能関係者がこの神社に参拝する姿がよく目撃されています。」
リタ)アメノウズメ…天の岩戸の辺りに出てくる神様ね。
「また、この神社には創建当初から脈々と受け継がれてきた『神楽巫女』と呼ばれる特別な巫女が存在します。」
リタ)神楽巫女…?
「神楽巫女は年に数回奉納される降神巫を再現した神楽を舞うことだけを職務として与えられた巫女で、現在は赤田梨華さんがその大役を務めています。」
リタ)…あ!!
そこには間違いなく、赤田梨華と書かれていました。私が今日話を伺ったあの人の名前が…
私はすぐに、ツブヤイターのDMで梨華さんとコンタクトを取りました。
「こんばんわ、夜分遅くに申し訳ありません。音崎です。本日は取材にご協力頂き誠にありがとうございます。」
しばらくすると、梨華さんから返事が来ました。
「遅くまでご苦労さまです。ご用件は何でしょうか?」
「先ほど赤田神社について調べていたのですが、さらに詳しく取材したくなってしまいました。取材は問題ないでしょうか?」
「いつでも構いませんよ。宜しければお迎えに参りましょうか?」
「ありがとうございます。非常に助かります。それでは、明日お願いいたします。」
「明日ですね。了解致しました。」
梨華さんとの会話が終わると、私はすぐに柊君に電話をかけました。
柊)もしもし。
リタ)あ、柊君?明日なんだけど、私用事が出来たから神社の留守番お願いしてもいいかな?
柊)明日はいないんですね。分かりました。
リタ)ありがとう。明日は頼むよ!
柊)はい。
リタ)さて…私も準備して、早く寝よう。
その日は明日にワクワクしながらお布団でゆっくりと眠りました。
翌日、空は抜けるような青空が広がっていました。絶好の取材日和です。
リタ)ん~!いい天気。とりあえず柊君が来るのを待ってようかな。
私は軽く朝食を食べてから柊君が来るのを待ちました。
しばらく待っていると、ツブヤイターのDMに梨華さんからメッセージが届きました。
「おはようございます。良い天気になってくれてよかったですね。もうそろそろ到着するのですが…準備は大丈夫ですか?」
「今日はこの前お話した柊君が神社のお手伝いに来ることになってるんです。柊君にお留守番を任せているので、柊君が来るまでは離れられません。」
「でしたら、柊さんが来るまで少しそちらで一緒にお待ちしてもよろしいですか?」
「どうぞどうぞ。そんなに時間はかからないと思いますので。」
「了解です。」
この会話からしばらくして、梨華さんがやってきました。
梨華)おはようございます。柊さんはまだ到着されていないようですね。
リタ)そうですね。
梨華)では、少し待たせてもらいますね。
続く