え?!お前がアイドルなの?!   作:タマモマユ

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デレステを始めて担当Pになったので初投稿です


え?!お前がアイドルなの?!
俺は救われたい


小さい頃、大きくなったら結婚しようね!!と女の子に言われたら男という生き物は誰でも喜ぶものである。

と言っても小さい頃の戯言であり、本人も忘れているとなれば思い出の一部にしかならないのもまぁ、常識ではある。

 

そんな小っ恥ずかしいことを考え、お隣さんの騒がしい声をBGMに仕送りの荷物の荷解きを終えた。

鳥取から東京の大学に進学しようと進路を親に話した時は笑顔で送り出されたのだが、高校の卒業式の日に幼なじみに話したらこの世の終わりのごとく泣きつかれたのはいい思い出だ。3日間ぐらい病んでたが餃子を好きなだけ奢り、食べ始めてから沢山褒めたらメンタル回復するあたりクソちょろい。

 

そんな幼なじみの回想を終えつつ今日のやることを思い出して行けばお隣さんとの宅飲みがあったことを思い出す。と言ってもいつもお酒はあちらが持参しているし、用意するのはツマミだけで問題ない。そうと決まればお隣さんからべた褒めされているサラダチキンをつけ、炒め物エトセトラ澄ませば時間まで寝ることにする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぐっすり過ぎてまぁ、遅れるかと思ったがそこは誤魔化しつつお邪魔する。部屋に入った時には既に飲んでおりちょっと臭うがいつも通り小さなちゃぶ台にツマミを広げてお酒をひとくち。あまり強くは無いためにアルコールの度数が低い缶チューハイで濡らしていく。

 

視線をずらしてお隣さんを眺めると、ジャージ姿で美味しそうに缶ビール飲み干し、部屋を見渡せば周りに転がる缶の数々。忙しいのかほとんどいないお隣さんのためにこうして片付けるのが日課になっているが・・・・・・まぁ、幼なじみよりかはましな気がする。あいつはゴミどころか下着やらなんやら散乱しているせいで汚く、缶ビール程度なら何も思わなかったりする。

 

 

「えへへぇ、いつもありがとうございますねぇ。やろうやろうとは思うんですが・・・忘れちゃいまして・・・えへへ」

 

 

そう思っているのなら直して欲しいと思うがそこは顔の良さに免じて黙る。俺は紳士なのだ、相手を傷つけることは離さない。幼なじみのくそざこメンタルを18年面倒見てきた俺に怖いものはない!!と酒の勢いで言い訳しつつくぴりくぴり。

 

時間もすぎて日付が変わりそうになれば帰り支度をしていく、何も無いとはいえあまり長時間女性の部屋にいるのは好ましくないので当然ではあるが。いや、それなら入ることすらおかしい気もするがそこはお口をチャック。

ボー、と、俺を見つめるお隣さんが思い出したかのように

 

 

「そういえばあなたの隣に人が越してくるそうですよ〜?学生さんらしいので手を出しちゃダメなんですからねぇ〜?うさみんは暇な時間がないので関係ないのですが〜」

 

 

あなたの中の俺について小一時間問い詰めたいのだが。このお隣さんは泥酔すると自分のことをうさみんとかいう癖がある。恥ずかしくないのだろうか。そう告げる前にちゃぶ台に突っ伏して寝てしまった辺り相当疲れているのだろう。ため息を吐きつつ部屋のゴミを片付け、溜まっている食器を洗い、彼女をベッドへと運んで優しく寝かせている辺り俺もかなりちょろい。照明を落としてから貰っている合鍵で施錠しつつ自分の部屋へとピットイン。四月といいつつもまだ冷える部屋の暖房を入れて片付け、自分の机にあるケータイをみれば着歴は10件ほど溜まっている事に気が付きまたため息。

 

くそざこメンタルの幼なじみはかまってちゃんの気質があり、毎晩電話をしてやらないと病むらしい。罪悪感を抱きながら電話をすればワンコールで声がする。いやどんだけ待ってたんだよ。

 

 

「はぁー?それはぼくのセリフだしっ!どんだけ待ってたと思うんだよ!」

「あーはいはい、私がわるぅござんしたぁ。ゆるしてくだちぃ」

「許すかぁ!!ぼくをなんだとおもってるんだ!!返答次第でやむぞ!!!」

「くそかわいい俺の幼なじみ」

「大正解」

 

 

軽く罵りあいつつ窓を開けて小さなベランダで一服つく。幼なじみとの電話をなんだかんだ楽しみにしている時点で同じ穴のムジナと考えると少し頬がゆるんでる気がする。

 

 

「それで?今日は何があったのさ?」

 

 

罵りあいが終えれば一日のことを聞く。これで心を病むことなく暮らせると豪語する幼なじみのメンタルを褒めつつ先を促していく。さっきから隣がうるさい、越してきたとお隣さんは言っていたが荷解きでも手間取っているのだろうか。明日手伝いに行くか?

 

 

「ふふん、聞いて驚け!!アイドルになった!!!」

「おぉーおめでとう。ついにそんな幻覚を見始めたのか。」

「幻覚ちゃうわ!!やむぞ!!」

「やむなや。それで?どこの地方局よ。東京じゃ見れないが」

「地方いうな!!やむぞ!!東京だ、バカ!!」

 

 

軽率にやむ幼なじみなど知らん。それにしても東京か・・・・・・まぁ、いつかはみるだろ。それにしても鳥取にいるはずなのになぜ東京・・・??

 

 

「・・・・・・なぁ、まだ気が付かないのか?」

「え、なにがさ??」

「・・・よし、隣みろ隣」

 

 

越してくるのは学生としか聞いてない。いや、はやそんなまさか?そんなことはあるはずはない。何が悲しくてまた面倒を見なくちゃいけない?いやいやいや、あるはずないよな!うん!!!

 

 

「隣に越してきたんだぞ、ぼく」

「」

 

 

隣をみればちっこい身長にボブカット、ピンクの髪色に青の色・・・・・・家を出た時は黒髪だったのだが専門学校に入り髪色を染めたと聞いた幼なじみと瓜二つだった。という服のセンスとか胸のサイズとか身長とか、まんま同じ。という本人に疑いようがない。そう、アイドル大好きでしょっちゅうSNSで炎上し、くそざこメンタルなのにすぐに回復する精神、餃子が大好きで名前がどう考えてもキラキラネームの・・・・・・・・・・・・・・・俺の、幼なじみ。

 

 

 

拝啓神様。どうして俺に幸せをくれないのですか。




オリ主は20歳。
お隣さんは年齢不詳ですが成人済です


未成年の飲酒はダメだゾ☆



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