今回は武内P視点です!ちぇけらぁ!!
夢見さんが休みを取られて数日。状況は日に日に悪くなっていきます。レッスンを休ませた彼の判断は間違いではないのですが、その代わりに夢見さんは毎日つきっきりで看病をしているためにやつれているのが分かります。
彼が刺されて一週間。まだ、目覚める気配はありません。
私は彼が刺されてしまったとき、その場にいました。内容は本人からのお願いで伏せますが…相談も終えていざ帰宅しようとした際にナイフを持った青年に背後からおもいきり刺されてしまったのです。私は青年を取り押さえ通報をすることしか出来なかったのです。その際に私もナイフで手のひらを切られてしまったのですが他の方に迷惑をかけないために好物を食べたときに傷つけたと説明すれば呆れた視線と共に納得されたので何とかなるのでしょう。
夢見さんが努力しすぎてしまう、そのために休みを与えたプロデューサーの判断は間違えてはいません。しかし今日までの行動を見るに彼女は努力することしか知らず、休むために休むことを努力する。双葉さんの対極ともいえるのです。双葉さんは休むために努力をする、それに対して夢見さんは休むにも努力をする…本末転倒とはまさにこの事。これでは休みの意味が無くなってしまいます・・・
砂塚さんと辻野さんにも協力してもらっても反応はなく、仁奈さんにも手伝ってもらいようやく病室から出て、家に帰ってもらうことに成功しました。私はそれを見送った後、事務所に戻り専務へと報告。そこから一時間後には会議が開かれることとなりました。
「夢見りあむのライブ・・・これ、無理なんじゃないか?」
これを呟いたのは誰だったのか、それを皮切りに会議は始まります。
「夢見があの様子ならレッスンも厳しい、調整も無理だ・・・今からでも遅くない。4日後のライブは中止にすべきだ!」
「そう簡単に中止にできるか!!あのライブは他の事務所にも協力してもらっているんだぞ?!夢見1人の問題でやめていいものでは無い!」
「ならどうする?!他のアイドルは軒並み仕事、学生はもちろん大人達でもすぐには何も出来ない!」
議論は平行線をたどる一方。夢見さんのライブは夢見さんのソロでの曲の発表と他事務所の新曲発表にも大きく関わっているのです。
「それについては本人とも話し合いますから・・・、申し訳ありませんが他の人たちも念の為のスケジュール調整をお願いします・・・」
夢見さん達のプロデューサーさんが皆さんの視線を受け取り、冷や汗をかきながら発言をしています。彼は新たに事務所に加わった7人のアイドル達のために新たに入ったプロデューサーの一人、新人と言うこともありこの環境に慣れていないのも相まって足が震えています・・・一声かけて落ち着かせようとして立ち上がり
「彼女のライブに関しては追って連絡する。会議は終了だ。」
専務の一言で霧散してしまいました・・・。これから、どうすればいいのか・・・ここにはいない彼にそう聞いてしまいそうになる自分が不甲斐ないです・・・
12日までに終わるのか、これ・・・????