自分はそんなに書けなくて、悩みの種です。
暗闇が支配する暗黒の空間を1本の極太の雷光が通り抜けた。
巻き込まれたトラウムソルジャーは十数体に及び、さらにはその奥にいたはずの巨大な亀すらも易々と貫いていた。
巨大な亀は何もする事が出来ず、ただ、その光を見た時には体を貫かれていた。実際には、貫いたわけではない、ないがその電流は後方へと抜けたことで、貫通したかのように見えたのだ。その体には多量の電流が流れた事により、表面上の鎧がない場所には無数の火傷を負い、そして脳を焼かれてしまい、絶命にいたったのだ。
ただ、その光景を見れたのは凛ではなくその周囲にいるトラウムソルジャー達だ。凛は未だに狭い洞窟内であり、その視界は酷く狭い。
レベル90台だが、魔力値は人間の持つ通常の魔力値を大きく上回っており、その電流はいくら初歩魔法といえども効果は絶大であった。
それにより、経験値上昇の効果が合わさり、レベルが100に到達したのだった。
そして、ゲーム感覚という名のスキルの効果によって、転生が行われようとしていた。
転生:
割り振られたステータスはそのままに、レベルだけを1に戻して、再度訓練する事ができます。転生した際に、ボーナス特典として、1000ポイントが付与されます。上限:10回
と、あった。
正しくゲーム感覚! え、そんなのいいの?と疑問に思っちゃうくらいなスキルだったのだ。
迷いなくイエスだ。
そうしないと生き残れないと思ったからに他ならない。
だけど、まずはステータスを割り振ってからだ。いくら継続されるとしても、本来割振れた分が消失しないとは限らないわけだからだ。
そして、転生が開始される。
転生している間は、、、、ステータスを開いていて操作を行っている間は、時間が停止しているはずだ。そう願う。
体が光に包まれ、視界が遮られた。そう、これ・・・・で!!ぎ!!
「ぎゃああああぁぁぁぁぁぁ!!」
体が激しい、激しい、激痛に魘された。それはもう、この世の物と思えない程の激痛だ。全身の骨という骨が、筋肉という筋肉が軋み、激痛が走る。幸い体は時間魔法の影響下で固定されていて動かす事はできない、しかし、腕と頭、目は動かせる。それだけを動かすだけでも体が折れんばかりに動かす。
吸った息は、叫び声と共に抜け落ち、すぐに窒息しかける。次第に、意識が抜けてくるが、体の痛みで強制的に覚醒させられ、意識を失う事を赦さない。
そんな痛みがどのくらい続いたのかわからない。だが、痛みが引いてくることで意識もしっかりしてきた。
システムメッセージ:「転生特典として1000ポイントが付与されました」
まず、自分の体形が変わっている事に気付く。
たとえ体が動かないとしても、それはすぐに気づく事ができた。例えば、身長が150センチメートル程度だったのが、この世界の平均身長である170センチメートル程度へと上昇した事で腰の位置が変わった事で目線の位置が変わっている。
全体的に筋肉質へと変わった事で、体の持ちが軽くなったように感じた。
そして、漲る魔力が体全体に伝わる感覚がわかるのだ。
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鈴木凛 17歳 女 レベル:1
天職:魔導師
筋力:336
体力:331
耐性:325
敏捷:326
魔力:3225
魔耐:331
幸運:42
残りポイント:1000
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スキル:
戦闘補助系:
ゲーム感覚・経験値上昇[+1000%(MAX)]・観察・気配感知・気配遮断・先読・必殺[[+博打][+幸運][+的中率上昇]]
魔法系:
全属性適性[[+属性強化][+貫通属性][+射程強化][+魔力吸収低下]]時間魔法適性・魔力感知・高速魔力回復
近接系:
剣術[[+強打][+刺突][+斬撃速度上昇][+薙ぎ払い][+カウンター][+無拍子]]
その他:
強歩[+30%]・聞耳・早読[+20%]・言語理解・????
備考:
転生1回目・転生者
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ついでだから、並び順も変更した。
やはりスマートフォンのように色々と自由に出来るようだった。
そして、これだけのスキルとステータスとなった事がわかった。
「うん、若干、見やすくなったかな? 後は、どうやって戦うかよね」
未だ、自分の魔法がこの場でかなりの実力を持つ事を理解していなかった。
そう、そうなんだよ、わざわざ手から飛ばさなくても、炎の剣とか雷の剣にして、なんとかできないかな。これだけ適性があるわけだし、出来ないことないと思うのよ。
「よし、やってみよう!」
と、とにかくイメージよ。ぐぬぬぬぬ・・・・。
魔法を手に集束して、それを剣の形に・・・・・。
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キュイイイイイイン
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まずは、雷の剣を作った。バチバチと弾けさせつつも物理的に切れそうな剣だ。
「よーし、いぃくよぉー!」
ステータス画面を閉じて、時間が動き出す。
試しにトラウムソルジャーに剣を当てる。
まるで、紙を割くかのような手ごたえでトラウムソルジャーが真っ二つになる。だが、その背後に控えていた別のトラウムソルジャーが突きを放ってきた。それを慌てて、上へと弾く・・・つもりだった。
「がっ!!」
胸に激痛が走る。何気に初めての負傷だった。
「なぜ・・・」
そんな言葉が漏れていた。確かに雷の剣で上へ薙ぎ払ったのに、疑問は尽きなかった。
「はあああぁぁぁぁぁ!!」
声を荒上げ、トラウムソルジャーを雷の剣で叩き切る。
トラウムソルジャーが持っていた剣と盾もトラウムソルジャーを倒すと、一緒にバラバラになってしまうため、回収は出来そうにない。無理だと思う。
システムメッセージ:「レベルが上がりました」
もう、何度となく聞いた、この声が有難く感じる。
この声を聞く度に余裕が生まれるからだ。この時間停止中に自分を治療するために魔法陣を横の壁に描く。
知識としたのは、連日の【ハイリヒ王国】の王立図書館に通った事で、治癒魔法の知識も手に入れている。ただ、発動したことはなかった。ただ、それだけだ。
治癒の魔法陣を描き、手をついて、詠唱を開始する。そして、自分を治癒した。すると、ステータス欄に回復魔法適性が追加された。
そして、気付く・・・・。
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鈴木凛 17歳 女 レベル:2
天職:魔導師
筋力:436
体力:431
耐性:425
敏捷:426
魔力:4225
魔耐:431
幸運:52
残りポイント:20
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スキル:
戦闘補助系:
ゲーム感覚・観察・気配感知・気配遮断・先読
経験値上昇[+1000%(MAX)]
必殺[[+博打][+幸運][+的中率上昇]]
魔法系:
全属性適性[[+属性強化][+貫通属性][+射程強化][+魔力吸収低下]]時間魔法適性・魔力感知・高速魔力回復・回復魔法適性
近接系:
剣術[[+強打][+刺突][+斬撃速度上昇][+薙ぎ払い][+カウンター][+無拍子]]
その他:
強歩[+30%]・聞耳・早読[+20%]・言語理解・魂魄魔法
備考:転生1回目・転生者
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「ん?・・・・魂魄魔法?」
今までハテナになっていた所がついに解禁された。
その名も魂魄魔法。
一体なんぞや?と思ってしまうのも無理はない。
どうやら、魂を補完するような魔法らしい。
一度に消費する魔力が4000程消費するので、つまりステータス上の魔力値が4000に達するまで解禁されなかったんじゃないかっというのが私の推論だ。
確証はない。確認の取りようもないし。
「ただ、ここで、すぐに使うわけにはいかないかな~」
と、独り言を口に出して、呟く。どうもよくわからない魔法だしね。
ならば、まずは、検証!
ステータス画面を閉じて、トラウムソルジャーの攻撃を誘う。
そして、トラウムソルジャーが剣を振り下ろした所を身を躱して避けつつも、その剣に雷の剣を当てると、思った通り「スカッ」と透過した。雷の剣には物理ではない。あくまで魔法による幻のようなな剣だと認識する事ができた。この1匹は倒し、次に来た2匹目も同じように躱しつつも、雷の剣をわざと当てて検証を行う。
しかし、疑問ね。
トラウムソルジャーの体自体は難なく切れるのに、なんで盾や剣は、切れないんだろう。
「うーん、わからん!」
独り言ちるのに、数秒だった。
そのことに気付くのはもう少し先の話になる。
システムメッセージ:「レベルが上がりました」
こうしている間にも敵を倒すために腕を動かして、レベルが上がる。
ステータス画面が開き、時間が停止する。
そして、思案する。
なら、物理の硬さを持ちつつ、相手を斬るにはどうしたらいいのかと。 それでいて、威力も出さないといけない。・・・・それらを両立できる武器はない。それが現在の結論だ。
私だけの頭ではわからなかった。
だから、物理の硬さを持った剣を作る事にする。
だから、魔法陣を描く。どうしてそれを剣にしようと思ったのか、それは謎だ。だけど、出来るんじゃないかと思ったのが最初の答えだ。
後から、別に土魔法で良かったんじゃね?と言われたかは定かではない。
魔法陣を描き、魔法を発動する。
「絶!!」
丸いラウンドシールド状で半透明な板が出現した。それをイメージの力で形を変えていく。そして、1本の棒に変えた。まだ剣の形にするにはイメージ不足であることは否めない。
だけど、今はこれでもいいと思った。
戦闘を開始した。
今までと違って、各段に殲滅力が上がる。防御魔法の剣で相手の剣を受け止め、雷の剣で屠る。
最初こそは、拙い二刀流であったが、戦いの中でそれらは磨かれていく。あまりに楽しく、ついに時間を忘れてしまった。そのくらい長い間、戦闘は続いていた。
遠くでじっとしている巨大な亀にも復活する度に、雷の剣を投擲することでその寸胴な胴体が災いして、動けず直撃し絶命する。これを繰り返していく。
そして、、、、、
システムメッセージ:「レベルが上がりました。 レベルが100に到達しました。転生ができます。実行しますか?」
楽しくて、すっかり忘れてたよ。おけー。もう、じゃんじゃんしちゃおう。痛いのは嫌だけど。まだ、この楽しさは続けたい。
時間は止まっているけど、絶叫は響き渡る。ええ、とっても痛い。痛すぎて、涙がでちゃう。だって、女の子だもん。(てへ)
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鈴木凛 17歳 女 レベル:1
天職:魔導師
筋力:755
体力:750
耐性:744
敏捷:745
魔力:7420
魔耐:750
幸運:83
残りポイント:2000
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スキル:
戦闘補助系:
ゲーム感覚・気配感知・観察・気配遮断・先読・見切り・縮地・舞踏
経験値上昇[+1000%(MAX)]
必殺[[+博打][+幸運][+的中率上昇]]
魔法系:
全属性適性[[+属性強化][+貫通属性][+射程強化][+魔力吸収低下][+消費魔力軽減][+発動速度上昇][+高速詠唱]]
結界術適性[[+発動速度上昇] [+消費魔力軽減][+耐久化]]
時間魔法適性・魔力感知・高速魔力回復・回復魔法適性・複数同時構成
近接系:
剣術[[+強打][+刺突][+斬撃速度上昇][+薙ぎ払い][+カウンター][+無拍子]]
二刀剣術[[+刺突][+パイリング][+カウンター+1][+強打撃][+スタミナ軽減][+斬撃速度上昇][+投擲]]
物魔一体型戦闘術[[+発動固定維持][+連続発動]]
その他:
強歩[+30%]・聞耳・早読[+20%]・言語理解・魂魄魔法
備考:転生2回目・転生者
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システムメッセージ:「転生特典として2000ポイントが付与されました」
う~ん。スキルがどんどんと増えていく。これはやりがいがあるな~。
それからも狩り続けた。もう、時間の感覚はない。あれからどれだけの時が経ったのか、もう、わからない。
そんな事はもう、どうでもいい。
今は、もっと、もっと、もっと強くなるんだ。
そして、終わりは来る。
システムメッセージ:
「レベルが上がりました。レベルが100に到達しました。転生ができます。実行しますか?」
巨大な亀はベヒモスですが、名前を忘れているため巨大な亀と表記されております。
勇者ステータスを上回る魔力値を誇るため魔法攻撃力は群を抜いて高い事を凛は知りません。ついに実力が発揮された形ですね。
ゲーム感覚で言えば、転生があるゲームの方が少ないかもですね。ただ、自分のプレイしたことのあるゲームでは転生があったので、そういう物も入れております。
魂魄魔法に関して、原作ではどの程度の燃費かについてですが、ティオがかなり苦しい事を言っていた記憶があるので、かなり燃費が悪いと解釈し、ハジメ基準で3分の1程度以上の魔力が必要としました。
次回、ベヒモスが登場します。(嘘は言っていない)