俺は数あるポケモンの中でも"きょうぼうポケモン"に分類されるサザンドラに変身する。他にも変身できる奴はいるのだが今回は俺の個性をよく知っている響香がいる。今まで変身したことのあるやつは危険だろう。
俺は周りのヴィランに狙いを定め撃つ。
俺は3つの口から衝撃波を巻き起こして相手を攻撃する。
「は…!?」
上鳴が声に出さない叫びをあげる。
そこには俺の「りゅうのはどう」によって地は抉れ、今まで苦しめられていたヴィランの大群はその周りに倒れている光景であった。
響香と八百万の二人も目を見開いていた。
「変身解除…。りゅうのはどう一発でこうなるのか。この程度か、敵連合も」
俺は呟く。とりあえず、もうここには用はないな。
「オ、オイ、ドラゴストーム!どこ行く気だ!」
上鳴が怯えながらも俺に叫ぶ。
俺は答える。
「どこってイレイザーが戦っている所だよ、ここにいても何も起きないだろうしな。」
今脇目に見えたが消太さんがピンチな状況に陥ってきている。早くいかないとまずいだろう。
「お前らはここにいて残りのヴィランやってしまえ。俺やイレイザーの手を煩わせないって言う気があるなら、ついてきてもいいけどな」
俺は言外に「くるな」と言う。まだここにはヴィランが残っている。3人をさらに減らすのは得策ではないだろう。
「あ、それと…」
俺は砂粒を弾いて3人の後ろから迫っていたヴィランの胸を撃つ。…人間ってのは大動脈に亀裂を入れれば自らの血管圧力で亀裂は心臓まで達する。脆いものだ。
「一応、話しているときも周りも見ておいた方がいいぜ。ヴィランは待ってくれないんだからよ」
その言葉を残して俺は中央広場へと向かった。
◇ ◇ ◇
腕をへし折られたイレイザーヘッド。押さえつける大男。
「個性を消せる。素敵だけどなんてことはないね。圧倒的な力の前ではただの無個性だもの」
手男は嘲笑う。
「へえ、それぐらいに痛め付けただけでそんなこと言っちゃうんだ。敵連合も大したことないね」
俺は手男に向け笑い返す。
「何だと!?」
俺は言う。
「確かにそれはその通りだ。イレイザーヘッドの個性は異形型や常時発動系の個性は消せねえ。でも、見た感じお前は何もしていないように見える。大方やったのはそっちのデカブツだろう。お前に言う権利はないぜ」
俺は倒れていた消太さんに近寄り声をかける。
「大丈夫ですか、消太さん?生きてます?」
「…ああ、なんとかな。牙那、あのデカブツには気を付けろ。俺が攻撃してもダメージが入らなかった。悪いがあのデカブツは頼めるな「ドラゴストーム」?」
「分かってます」
消太さんの声は弱弱しくなってきているがまだ芯はある。もう少し耐えてくれそうだ。
手男が言う。
「お前…、いい気になりやがって、何様のつもりだ!」
俺は答えてやる。
俺は戦う姿勢を前面に出す。
俺が変身したのはおうけんポケモンのギルガルド。剣と盾をモチーフにしたポケモンだ。
「通りすがりのヴィジランテだ!覚えておけ!」…元ネタは門矢士(仮面ライダーディケイド)の「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ」。ここしかないとおもったので。
「さあ、お前の罪を数えろ!」…元ネタはフィリップ&左翔太郎(仮面ライダーW)と鳴海荘吉(仮面ライダースカル)。作者的にはやっぱこれがしっくりくる。