「お前は雄英に行きたくないのか? お前の学力だったら合格なんか余裕だぞ」
「行きたくない…ではないですね。 まだ迷ってるんです」
「…あのさあ、雄英の入学願書の締め切りもうすぐなんだぞ。 いい加減早く決めてくれよ…」
現在、担任の
俺はあまり雄英には入学したくないと思っている…というかしてはいけないと思っている。
俺はヴィジランテ活動をしているが、プロヒーロー達から見れば俺もヴィランの一種だ。
そんな俺が天下のヒーロー育成学校、雄英に入っていいのか…そう思うのだ。
「…ったく、明日もう一回聞く。 それまでに確定しとけよ」
「…うっす」
◇ ◇ ◇
「うぃーす」
「お、お疲れー、牙那。 どうだった?」
軽音部の部室に向かい、部室の中でだべってるこいつは
「やっぱ、雄英行けって言われたよ」
「まー、そりゃそうじゃない?学年成績トップに超強個性でスポーツ万能。天が二物も三物も与えすぎだっつーの」
「褒めてもらって光栄だ、あ、響香はどうすんの?」
確かコイツはヒーロー科志望だったはずだが…
「ウチ?ウチはやっぱ雄英かな。雄英の学校施設とかすごくいいし」
やっぱか。
「まー、油断すんなよ。お前のことだからないと思うけど」
「分かってる「ちーっす!もう始めてますか?」って奏か。 遅かったじゃん」
今来たのは
「いやー、数学で補修くらっちゃって。 で、二人とも高校決まったんすか?」
「まーね、ウチは雄英、コイツはまだだって」
「えー?牙那さんも雄英行ったらいいじゃないっすか。 この前の模試どうだったんすか?」
「雄英は余裕でボーダー越え」
「やっぱ凄いっすねー…」
ちなみに一応雄英も志望校に入れている。
「だろー、ホントに決めろっつーの」
「あ、先生」
鳴原先生が部室に入ってきた。
「耳郎にコレ。雄英の願書渡しとくぞ。あと我羅琉にも」
え、俺も?
「あ、ありがとうございます」
「あのー、俺まだ決めてないっすよ?」
「一応だ、一応。使わないんだったらそれでいい。また追加で発注すんのとか面倒くさいしな」
「あ、はい」
まー、貰っといて損なことはないか。貰っておこう。
「そういって~、二人に雄英行ってもらって教えてる自分の株あげるつもりじゃないっすか?」
奏が茶化す。
「んなこと思ってねーよ、…少ししか」
「思ってんじゃないっすか」
「あー、もう我羅琉!何回も言うがさっさと決めろよ。いろいろ面倒臭いからな」
「了解です。 二人とも音合わすぞー」
「「おっけ/了解っす」」
さて準備すっか。
オリキャラ
鳴原拓斗…オリ主・耳郎の担任で、二人の所属する軽音部の顧問。数学教師。
よくダルイって言ってるが生徒の評判は高い。
個性は「メガホン」。狙った相手に対して爆音を聞かせる個性。
飛橋奏…オリ主・耳郎の後輩。
中性的な顔をしており、よく女子と間違えられるのが悩み。
個性は「絶対音感」。音が色として認識できる個性。