個性「tfポケモン」   作:W297

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ちょっと長くなってしまったかも…です。


3話

 学校が終わり俺は家に帰ってきた。

 

 

 

「…ただいまー」

 

「おかえり、牙那」

 

 家に帰ると、いつも通り瑠莉姉が迎えてくれる。

 

 今の時間帯、カフェに人はあまりいない。 よく俺が帰ってくると、窓側でコーヒーを飲んでいることが多い。

 

「瑠莉姉、ちょっといい?」

 

 俺は瑠莉姉に高校について相談することにした。

 

「これ、貰ってきたんだけどさ…」

 

 そういって俺は雄英のパンフレットを瑠莉姉を見せる。

 

「あ、雄英。 牙那行くの?」

 

「…正直、悩んでる。 瑠莉姉はどう思う?」

 

「行きたいとこに行ったらいいんじゃないの? 別に牙那がドラゴストームだってバレてるわけじゃないし」

 

「瑠莉姉は確か雄英出身だったよね…」

 

「いいとこだよ、雄英は。色々設備とかも整ってるからここの地下室よりも充実してるとは思うよ」

 

 ここの地下室は元々瑠莉姉が現役ヒーローの時に作った特訓場である。高威力の技を壁に放ったとしても傷一つつかない優れものである。どうやって作ったかは内緒らしいが瑠莉姉のことだからいろいろしたんだろう。

 

「やっぱ、行くべきなのかな…」

 

 

 

「…悩む必要はないぞ」

 

 

 

「「げ」」

 

 

 

 こ、この声は…、

 

 

 

「げってなんだお前ら。相変わらず暴れてるみたいだな、牙那」

 

 

 

「し、消太さん!?」

 

 

 

 相澤消太、プロヒーロー「イレイザーヘッド」として活躍中。一年だけだが瑠莉姉がサイドキックとして働いていた。そこから知った俺は個性に頼らない戦闘術を身に着けるために彼に師事して様々なことを教えてもらった。

 

 

 

「牙那…いや「ドラゴストーム」に用がある…、

 

 

 

アップルパイをアップル抜きで

 

 

 

…頼めるな?」

 

 

 

「…了解です」

 

…なんかでっかいことが起きようとしている。

 

 

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

「…で、俺に依頼って…、消太さんほどの実力者でも敵わないヴィランでも現れました?」

 

 俺は消太さんとテーブルに向かい合って座っている。 消太さんはメディアにはあまりかかわっていないため、認知度は低いが周りのプロヒーローからはその実力を認められている。 現に彼は雄英高校の教師でもあり周りからの信頼も高いらしい。 その消太さんでも無理なヴィラン…

 

「そういう訳じゃあないが…,単刀直入に言わせてもらう。

 

 

 

 

 

お前、雄英に入れ

 

 

 

 

 

………

 

 

 

 

 

はい!?

 

 

 

「なんでですか!?しかも命令形だし!?」

 

 

 

「その辺についてはこの僕が説明しちゃうのさ!」

 

 

 

なんか出てきた!?

 

 

 

「あ、校長先生」

 

校長!?言っちゃ悪いけどこれが!?

 

「やあ、瑠莉奈君久しぶり!初めまして、牙那君。 ネズミなのか犬なのか熊なのか、その正体は雄英高校校長の根津だよー!」

 

「は、はい」

 

「君は、オールマイトの体が活動限界を迎えてきていることを知っているね?」

 

 №1ヒーロー、オールマイトは限界を迎えてきている。 こっそり見させてもらったが…あれはヤバい。 引退も秒読みだろう。

 

 オールマイトがいなくなる、それは日本のヒーロー…、いや日本の社会においてとてつもない大きな柱がなくなるということである。

 

 ヴィランはトップヒーローがいなくなって動きを活発化するだろう。 そうなると、今のプロヒーローという名前しか持たない偽ヒーローがいるこの世の中じゃ太刀打ちできない。 

 

 新たな柱がこの国には必要なのだ。

 

「そこで!君に今のヒーローの卵を新たな柱に育ててほしい」

 

「育てるって…、俺まだ中学生ですし」

 

「君の実力を周りのやつに見せ続ければいいさ! そうすれば周りは自然とついていくとおもうよ」

 

「…俺にとっての利益は何かあるんですか」

 

「君の今までの違法行為、これから行うヴィジランテ行動を認めようじゃないか。 君にとっても悪い条件ではないはずさ!」

 

確かに、これは俺にとって得しかない。 行きたい雄英に行ける、 ヴィジランテ活動が認められる。 それ以外にも…

 

「…分かりました。 ただ、…知るのは雄英の教師陣だけにしてください。 公安には雄英がドラゴストームが手を組んだってことを知らせるだけで頼めますか。 俺の正体を知るのは必要最小限にしておいた方が機密保持にもなりますし」

 

「分かった、君の条件をのむよ。あと、君がドラゴストームだってわからないようにするために一般入試を受けてもらうよ、かまわないかい?」

 

「いいでしょう」

 

 俺と根津校長は握手を交わす。

 

 こうして俺は雄英に入ることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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