ダシマ式僕のヒーローアカデミア「僕のハーレムアカデミア♥」   作:ダシマ

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第13話「出久さんの家庭訪問! ~耳郎編~」

 

 ある日の雄英高校。出久は教室で耳郎に話しかけられた。

 

「……」

「その…悪いんだけど、今度の休み。うちに来て欲しいんだけど///////」

 

 耳郎が恥ずかしそうにもじもじしている。そしてそれを他のクラスメイト達も見ていた。

 

「え、ちょ…」

「どういう事ですか耳郎さん!!?」

 お茶子と八百万が反応した。

 

「耳郎って奥手に見えて、結構大胆だね…」

「そうね」

「ちがーう!!!!///////」

 芦戸と梅雨の言葉に耳郎が顔を真っ赤にして反論した。

 

「いや、家に連れ込むとか絶対そうじゃん!!」

「人には散々な事言っといて、破廉恥―!!!」

「うるせぇ!!!///////」

「まあまあ耳郎さん。落ち着いて」

 出久が耳郎をはかいじめにした。

 

「ふぁあああああああああああああ!!!///////」

「訳を話して」

 出久が後ろから密着して耳郎は借りてきた猫のようにおとなしくなった。そんな様子を見てお茶子、八百万、芦戸、梅雨は「いいなぁ…」とちょっとだけ耳郎を羨ましがった。

 

(緑谷…ちょっと見直した)

(男の中の男だ…!!)

 

 上鳴と峰田からの評価もちょっとだけ上がった。

 

 そんなこんなで当日。出久は耳郎と待ち合わせをしていた。

 

「よし…」

 耳郎は集合場所の近くのベンチで髪などを整えていた。

 

「うん…大丈夫。行こう!!」

 手鏡を見て乱れないが確認をした後、耳郎が出久が待っている駅前に向かった。すると、出久は既に来ていた。

 

「ごめん。お待たせ」

「ううん。丁度今着た所だよ」

「……!!」

 耳郎は出久の私服姿を見た。中々しゃれこんでいる。

 

「も、もしかして結構服とか気を遣った?」

「お母さんが使ったよ。女の子の家に行くなら色々準備しておかねばって」

「おかねばって何…/////」

 耳郎が頬を染めた。

 

「それじゃ行こうか」

「う、うん」

 と、出久と耳郎が移動した。

 

「……」

 そんな様子をお茶子、八百万、芦戸、梅雨、上鳴、峰田の6人が見ていた。

 

「なあ…」

「ああ、間違いないぜ…」

 上鳴と峰田が喋り、出久を嫉妬のまなざしで見ていた。

 

(完全にデートじゃねぇか…!!)

 だが、上鳴と峰田の後ろにいた4人はもっと嫉妬していて、上鳴と峰田の嫉妬はすぐに、4人に対する恐怖に変わった。

 

 耳郎家につくまでにそんなに時間はかからなかった。

 

「……」

 出久は平然としている。

「い、出久…。緊張してない?」

「いいや。寧ろ会うのが楽しみだよ。行こうか」

(うちの方が緊張してるやんけ!!!(汗))

 

 あまりにも堂々とし過ぎていたので耳郎は思わず心の中で突っ込んだ。

 

「ただいまー。出久連れてきたー」

「お邪魔しまーす」

 と、耳郎と出久が中に入っていった。

 

 そしてお茶子たちはというと…。

 

「耳郎さんには正式に許可を取ったので、撮影の様子をここで見ましょう」

 とあるカフェにいて、パソコンから出久と耳郎の様子を見ていた。

 

(ガチすぎるだろ…)

(ていうか耳郎も良く認めたな…)

 上鳴と峰田は若干女子の行動に引いていた。

 

 そして耳郎家では…。

 

「良く来てくれましたね。緑谷くん」

「こんにちは」

「いつも娘がお世話になっています。母の耳郎美香です」

「宜しくお願いします。あ、こちらお土産です」

 と、出久と美香が挨拶を済ませていた。

 

「ささ、こちらにいらしてください」

「お邪魔します」

 と、美香が部屋に通すと、耳郎の父である響徳が踏ん反りがえりながら椅子に座っていた。

 

「あー。気にしなくていいから。あれ、厳格な父気取ってるだけだから」

「そうなの?」

「君が緑谷出久くんかね?」

 娘の忠告を無視して、厳格な父を気取る響徳。

 

 カフェ

「やっぱりどこのお父さんもこんな感じなのかな…」

 響徳とのやり取りを見て、上鳴と峰田は困惑していた。

「そりゃそうよ。だいじなむすめがおよめにいくのよ」

 と、梅雨が言い放つ。

 

 耳郎家

「……」

 出久、耳郎と響徳、美香が向かい合っていた。

 

「本日は御招き頂き、誠にありがとうございます」

 出久が一礼した。

「いいのよ。そんなに畏まらなくて」

「美香」

 なだめる美香を響徳が止めた。

 

「男が覚悟を決めてこの場にいるんだ。立ててあげなさい」

(何を偉そうに…///////)

 と、耳郎は頬を染めながら心の文句を言っていたが、実は若干ナイスと思っていた。

 

 カフェ

「本当に結婚の挨拶みたいだねー」

「そうですわねー」

「……」

 と、お茶子たちが嫉妬の炎を燃やしていた。

 

 耳郎家

「早速ですが、本題に入らせて頂きたいと思います」

「……」

 出久が響徳と美香を見た。

 

「何故私との面会をご希望されたのでしょうか」

 

 響徳が目を閉じた。

「本当にすまないと思ってるよ。いきなり呼び出した事を。だが、娘が君の話ばかりしていてね。少しばかり会って話をしたいと思っていたんだ」

「……」

 耳郎は赤面したままだった。

 

「緑谷くん」

「はい」

 響徳が出久の顔を見た。

 

「君は…雄英高校に入学する前に、娘と会ったそうだが、本当なのかね?」

「事実です」

 響徳の言葉に出久はすぐに返答した。

「あー…済まないが、その事について、詳しく話してくれないかね」

「あれは夏休みの事でした」

 出久は耳郎と出会った事についての経緯を話しはじめた。

 

 受験前の思い出作りとして、当時の仲間とバンド演奏をする事になった出久。そして練習を重ねてフェスに参加し、そこで耳郎と出会ったのだ。

 

「響香さんはその時、友達と喧嘩して落ち込んだままフェスに一人で足を運ばれたんです。で、その時に丁度お話しする機会があって、どうしたのかって聞いたのが始まりです」

「そうか…」

 響徳が頷いた。

「バンド演奏を行った時、丁度響香さんと目が合ったのもいい思い出ですね」

「で、その後どうなったんだ?」

「演奏が終わって、響香さんが僕に話しかけてくださったんです。丁度一人でいる時に…。とても良い演奏だったと言ってくれたんです。その頃には耳郎さんも元気を取り戻して、色んなお話をしました」

「そうか…」

 響徳が口角を上げた。

 

「緑谷くん」

「はい」

「君は何の楽器をしていたのかね?」

「ギターをしていました」

「だったら…ちょっと弾いてみてくれんかね」

「!」

 響徳の言葉に皆が驚いた。

「ちょ、ちょっと父さん!!」

「そうよあなた」

「僕は構いませんよ?」

「そうか。ならちょっと待っててくれ」

 と、響徳がギターをチューニングして弾けるようにした。

 

「弾いてみてくれ」

「分かりました」

 出久がギターを手に持って、演奏しようとしていた。

 

「それでは聞いてください。佐賀県」

(佐賀県!!!?(大汗))

「いや、だって最近真面目にやり過ぎて…」

 某お笑い芸人の代表曲「佐賀県」を熱唱したが、とても演奏がうまかった。

 

「ありがとうございました」

 出久が一礼すると耳郎たちが拍手した。

 

 カフェ

「デ、デクくん…。演奏うまかったんやな…」

「そうね…」

 お茶子と梅雨が顔を合わせた。

「わ、私だってピアノなら自信がありますわ!!」

「アタシタンバリンなら出来るよ!」

 と、八百万と芦戸も話に加わった。

 

「どうでしたか?」

 出久が響徳を見た。

 

「とても面白く…とてもいい演奏だった」

「……!」

「演奏を聞いてよく分かったよ。響香が君を選んだ理由が」

「オ、オッサン!!//////」

 耳郎が思わずオッサン呼びをしてしまった。

 

「出久くん」

「はい」

 響徳が突然名前呼びをしたので、お茶子たちだけではなく娘の響香もぎょっとした。

 

「今日から私の事は…パパと呼びなさい」

「何でじゃ!!!」

 そして皆が突っ込んだ。

 

「ちょっとあなた。パパは飛躍し過ぎですよ。お父さんにした方が」

「響香がパパって呼んでくれないから…」

「うちのせいにするなあと、もう高校生だぞ!! 呼べるかっ!!!///////」

「高校生でもパパって呼ぶ人はたくさんいると思います!!」

「うちは絶対呼ばない!! 呼ばないからな!!」

 と、壮絶な親子喧嘩が始まって、出久は立ち尽くしていた。

 

(これは…一応成功と言う事でいいのかな?)

 

 と、静かに思っていた。

 

 

 後日

「出久さん」

「なんでしょう」

 八百万が出久に話しかけた。

「私の父が出久さんに面会を求めていて…」

「デクくん!! うちの父ちゃんと母ちゃん紹介したい!!」

「アタシも!!」

「そういや私のおやとはあってないわよね?」

「ちょ、ちょっと皆さん!!!」

 と、一気に集まりだして、クラスメイト達はまたかと一息ついた。

 

「ところで耳郎」

「何だよ」

 上鳴が耳郎に話しかけた。

 

「結局パパって呼ばな」

 上鳴はしばかれた。

 

 

おしまい

 

 

 




キャラクターファイル13
青山 優雅(あおやま ゆうが)

自分大好き男子。とてもキラキラしたものが好きで、
たとえどんなにひどい目に逢ってもそのキャラは崩さない。
その反面とても鋭い一面も持つ。

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