ダシマ式僕のヒーローアカデミア「僕のハーレムアカデミア♥」   作:ダシマ

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第23話「空と君との間に」

 

 

 それはある日の事だった。

 

「えーと…今日のMVPは…緑谷少年!!」

「あざまーす」

 

 いつものように、一人前のプロヒーローになる為に出久達は切磋琢磨をしていた。今回はNo,1ヒーローであるオールマイトの「ヒーロー基礎学」で救助訓練をしていた。

 

 今回はゲーム形式で一番最初に被害者を助けた人が勝ちというルールで訓練をしていたが、出久が圧勝だった。

 

「……」

「強すぎるぜ…!!」

「デクくん。めっちゃ早いわ…」

「ええ…」

 轟、瀬呂、お茶子、八百万とともに競っていたが、4人とも出久の圧倒的な力を感じていた。

 

「だけど…緑谷少年」

「何でしょう」

「私を助けてくれる時に言ってた、『君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなる』ってあれ…」

「中島さんです」

「中島み〇き!!?(大汗)」

 出久の発言に皆が驚いた。

 

(あれ、オレが学生の頃のドラマの歌だぞ…(汗))

 相澤も困惑していた。

 

「よ、良く知ってるね…(汗)」

「いえ」

 

 こうして訓練が終わって解散した。

 

「ふぅ…」

 出久が一息ついた。

「なあ緑谷」

「なあに?」

 出久が峰田に話しかけられたので、峰田の方を向く。

 

「どうしたの?」

「どうしてお前そんなに強いん?」

「強くなりたいから」

 轟と切島も出久を見ていた。

 

「ただ、それだけだよ」

「それだけでそんなに強くなれんのかよ!!」

「よく言うじゃない。『女は弱し、されど母は強し』って。守るべきものがあるとどんな人でも強くなれるものなんだよ」

「……!」

 出久が口角を上げた。

 

「そういうk」

「ケッ。結局主人公補正とかで力をつけて貰ったんだろう」

「あ、分かる?」

「それでいいの!!?(大汗)」

 爆豪が悪態をつくと、出久が素直に返事した。

 

「とにかくオレは認めねぇからな…!!」

「分かった。じゃ、また明日」

 爆豪の悪態に対して、出久は軽くあしらって去っていった。

 

「お、おい爆豪…」

「お前いくらなんでも緑谷に冷たすぎだろ…」

 切島と瀬呂が困惑していた。

「モテる所に関しては同感だけどよ…」

 上鳴も困惑したが、爆豪は聞きはしなかった。

 

 そんなある日の事だった。

 

「緑谷!!!」

「なーに?」

 皆が出久に詰め寄った。

 

「お前このネットゲームの大会に昨日出てたって本当なのかよ!!?」

「そうだよ」

「!!」

「残念ながら結果は9位だったけどね」

 出久は苦笑いした。

 

「いや、9位って世界で9位だろ!!?」

「ていうかお前ゲームするのかよ!!」

「いや、ヘビーゲーマーって訳でもないんだけど、最近は芸能人がゲーム配信とかしてるから、ヒーローでもそういうの出来るとさ、ゲーム関係で人助け出来るんじゃないかなって」

「……」

 皆が困惑した。

 

「まあ、普段のプロヒーローの訓練をちゃんとしろって話だけどね」

「……!!」

 爆豪が出久を睨みつけた。

 

「かっちゃん」

「!!」

 出久も爆豪を見つめた。

 

「確かに僕は主人公としての立場に甘えていたのかもしれない」

「!!」

「お、おい緑谷さん?」

 切島がまずそうに止めようとしていた。

 

「だからこそ、今回はオールマイトや個性に頼らないで、自分の力で最高のヒーローを目指す。じゃなきゃ…かっちゃんを追い越せないしね」

「デクくん…」

 ヒロインズも見守っていた。

 

「まあ、そういう事なので今後も皆宜しく」

「お、おう…(汗)」

 

 クラスメイト達は思った。此間の救助訓練でオールマイトに冗談交じりで言った「君が笑ってくれるなら、僕は悪にでもなる」という言葉は、あながち嘘じゃなさそうだと…。

 

 そしていつも通り学校が始まったが、すぐに終わった。

「いや、雑か!!!(大汗)」

 

 出久が今日も活躍していた。

「だからもうちょっと具体的に書けっての!!!(大汗)」

「内容が薄っぺらいってば!!!(大汗)」

 

 それでは放課後の事を濃く書きましょう。

 

「さて、帰りましょう」

「ねえ、デクくん」

 お茶子が出久に話しかけると、出久がお茶子を見た。

「なに?」

「あ、あのさ。今日空いてる?」

「うん、空いてるよ」

「えっ…あ、空いてるんだ」

「問題ある?」

「い、いやないけど!!」

 ダメ元でお茶子が予定を聞き、まさかの空いてる発言をされたので驚いていた。大体いつも空いていないとかいう。

 

「で、何かな?」

「あ、あのさ…。ちょっとどっか寄って行かない?」

「デートかい?」

「デッ…///////」

 お茶子が顔を真っ赤にした。

 

「ちょ、ちょっと麗日さん!!/////」

「そうだ!! 抜け駆けだぞ!」

「そうだよ!!」

「みんなでいきましょ」

 と、遂に隠さなくなったヒロインズ。

 

「で、麗日さんどこに行くの?」

「えっと…」

 特に決めていないお茶子だった。すると出久は目を閉じた。

 

「ちょっと近くのショッピングモールに行きたいんだけど、いいかな?」

「!」

 

「ど、どうしてショッピングモール?」

「あそこにたこ焼きの屋台があるんだけど、それが食べたい」

「たこ焼き!!?(大汗)」

 皆が困惑した。

「いいね! たこ焼き!!」

 芦戸が賛同した。

 

「それだったらオレ達も行くぜ!!」

「ハーレムさせてたまるかい!!」

「オレもオレも!」

「オレも!!」

 

 と、クラスほぼ全員で行く事になった。爆豪は逃げた。

 

 そして皆がたこ焼きを食べる。

「おいし~~~」

 たこ焼きの味に舌鼓をしていた。そんなクラスメイト達を見て出久は口角を上げた。

 

「あれ? デクくん。食べへんの?」

「食べるよ」

 お茶子と耳郎が出久の間に座っていた。

 

「屋台で食べる奴って何か美味いけど、ここのはマジでうめぇ!!」

「ああ!!」

 切島と瀬呂がたこ焼きに満足していた。それを見た出久は満足そうにしていた。

 

「出久?」

「ああ、うん…」

 出久がたこ焼きを食べた。

「あっふ」

 いつもと変わらない感じでハフハフ言いながら食べた。

 

「あ、それはそうと麗日さん。何か話があるんじゃなかったの?」

「あ、うん…」

 皆がお茶子を見た。

「いや、そんな見んといてよ//////」

「もしかして改めて愛の告白とか?」

「いや、こんな所でできんよ!!/////」

(ん…?)

 それだと出久に好意がありますと言っているようなものだと、皆は思った。

 

「ありがとう。僕なんかに構ってくれて」

 出久が口角を上げた。

「ふぇっ…//////」

 お茶子が顔を真っ赤にして出久を見た。

 

「そ、それはそうと緑谷はどう思ってんだよ! 麗日達の事!!」

「そ、そうだよ!!」

 上鳴の言葉にお茶子たちも反応した。

 

「仲間だと思ってるし、本当に構ってくれて有り難いと思ってるよ」

「!」

 出久が口角を上げた。

 

「あ、いや。そうじゃなくて…」

「上鳴」

 瀬呂が止めた。峰田も瀬呂を見た。

 

「もう言わなくてもわかるだろう」

 障子が続いた。

 

「まあ、オレ達もちょっと気になるけど、今は緑谷の夢を応援してやろうぜ」

 砂藤がそう言うと、口田が頷いた。

 

「そういう事に首を突っ込むのは野暮というものだ」

 常闇も続いた。

「わ、分かったよ…」

 その言葉に上鳴と峰田は俯いた。

 

「それに…」

 常闇が続いた。

「!」

 

「そういう真っすぐな姿勢を貫いてこそ、麗日達が緑谷に声をかけたのだ。このままの姿勢でいる事が、筋というものだろう」

「オレもそう思う」

 障子が頷いたが、

 

「お前ら…。何か急に存在感出してきたな」

「!!」

「……」

 上鳴の言葉に障子と常闇が困惑すると、笑いが生まれた。

 

「でも本当に彼らの言う通りだよ。ありがとう」

 出久が苦笑いした。

 

「それでデクくん…」

「なに?」

 お茶子が出久に話しかけた。

 

「また何か賞レースに出るん?」

「当分は出ないよ」

「何で?」

 芦戸が聞いた。

 

「だってもうすぐテストじゃん」

「ああああああああああああああああああああああ!!! そうだったああああああああああああああああああああああ!!!」

 上鳴と芦戸、瀬呂が叫んだ。

 

「そういう事なんで。また次回!!!」

「緑谷あああああ!! 勉強教えてくれぇええええええええええ!!」

「え、僕でいいん?」

 上鳴が出久に泣きつくと、ヒロインズが睨みつけた。

 

「爆豪さんに頼みなさい」

「えー!! あいつ怖ぇしケチだし人望ねぇもん!!」

「あるわ!!! 教え殺してやる!!!」

 と、爆豪が現れて大騒ぎになった。

 

 

「平・和」

 

 

おしまい

 




キャラクターファイル23
ミッドナイト

雄英高校の女性教諭。
フェロモンを放ってその匂いを嗅いだ相手を眠らせる能力を持つ。
セクシー系ヒーローであり、若いころは色々物議を醸しだした。
最近の悩みは…彼女の沽券にかかわるのでやめておこう。
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