ダシマ式僕のヒーローアカデミア「僕のハーレムアカデミア♥」   作:ダシマ

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この話から台本形式になります。
苦手な方はご注意ください。


第26話「出久、モデルになる」

 

 こんにちは。緑谷出久です。今日も雄英高校は平和でした。

 

相澤「おい、勝手に終わらせるな。今から始まったばかりだろう」

出久「相澤先生」

 

 ここは雄英高校の1年A組の教室。出久が物思いに更けていると、担任である相澤消太が入ってきた。

 

相澤「さて、HRを始める前に…緑谷」

出久「何でしょう」

相澤「お前に仕事が来ている」

出久「マジですか」

相澤「マジだ。そしてこれは雄英高校のスポンサーが絡んでいるのでお前に拒否権はない」

出久「いや、それはいいんですけど、拒否権が無いのは流石にマズいのでは」

相澤「これもご都合主義だ。主人公である以上はある程度覚悟を決めろ」

出久「ハイリスクハイリターンですね。了解した☆」

切島「いや、よくよく考えたら何かマズい展開になりそうなんですけど!!(汗)」

 

 と、切島が突っ込んだ。切島だけではなく、他の生徒達も出久のマイペースぶりに辟易していた。これは絶対嵐が来るな…とも思っていた。

 

爆豪「チッ…!!」

 

 そんな中で唯一面白くなさそうにしていたのは爆豪だった。雄英に入学してからというもの、出久を一方的にライバル視し、嫌っていたがそうすればそうするほどにどんどん差をつけられていった。仕事は出来るものの、態度が悪い為評価が一向に上がらないのだ。

 

 何でも出来たというだけで皆から持て囃された彼は、漸く社会の厳しさと才能だけでは世の中を渡っていけないという現実をつきつけられたのだ…。

 

お茶子「お仕事って何ですか?」

八百万「そうですわ。わざわざ出久さんにそんな…」

 お茶子と八百万が聞くと、相澤は真顔で言い放った。

 

相澤「モデルの仕事だ」

「モデル!!?!」

出久「あらま」

 出久が反応した。

 

芦戸「モデルって、プロヒーローがするような写真撮影ですか!!?」

梅雨「すごいわね」

耳郎「へー…」

 耳郎が出久を見て呟くと、

出久「へー」

 出久も耳郎を見て言い放った。

耳郎「何でうちの方を見て言うんだよ」

出久「お約束で。あ、そういや何か髪型変えた?」

耳郎「よ、よく分かったな…/////」

 実はちょっとだけアピールをしていたが、意中の相手に気づかれて嬉しそうにする耳郎。

 

出久「いや、何か見てたら分かった。何でだろう」

耳郎「何でだろうなぁ…」

 耳郎が照れると、お茶子、八百万、梅雨、芦戸がやきもちをやいた。

 

出久「あ、ごめんなさい相澤先生。話を続けてください」

相澤「本当に非合理的だね…君は…」

 教師の前でもマイペースを崩さない出久に、相澤は静かに目を閉じてあきれ果てた。

 

相澤「とにかく仕事は3日後だからな」

出久「畏まりました」

 

 そして3日後。放課後になると出久は相澤に連れられて、スタジオに向かった。

 

出久「ここがスタジオですか」

相澤「ああ」

 出久と相澤がスタジオを見つめた。

出久「それでは行って参ります」

相澤「おう。粗相のないようにな」

 と、出久はスタジオの中に入っていき、相澤は見送った。そして…。

 

相澤「お前らは帰れ(怒)」

「や―――――――――――!!!!」

「スタジオ見学自由って言ってたじゃないですか!!!」

 と、相澤はついてきていたクラスメイト達を足止めしていた。

相澤「お前らは人の事より自分の事に専念しろ!!!」

 

 そして出久は受付を済ませて、お世話になるスタッフたちに挨拶をした。

 

出久「本日は宜しくお願いします」

「宜しくお願いしまーす」

 と、挨拶した。

 

 そして出久の撮影が始まった。

「まずはこれを着てください」

 と、最近はやりの服を着せられる出久。そして着替えると…。

 

出久「着替えました」

「やっぱ似合うわー」

「凄い人が着るとやっぱり凄いんだなー」

 と、若い男性スタッフは絶賛していた。

「でも髪型もちょっと変えてみようか」

出久「あ、はい」

 スタイリストが出久の髪形をアレンジした。

 

「良い感じじゃん!!!」

「最初は何か普通の人っぽかったけど、結構いいね!!」

 と、盛り上がる。

「それじゃ撮影に入ろうか! こっちがポーズの指示を出すから、やってみて!」

出久「はい、宜しくお願いします」

 

 と、出久の撮影が続いた。

 

 

 外

芦戸「せんせー…何でダメなんですか?」

相澤「うるさいから」

切島「ちゃんと静かにしますって!!」

上鳴「そうですよ!!」

相澤「顔が一番うるさいんだよ。人の事にいちいち首を突っ込むんじゃない。しんどいだろ」

 相澤は正論を言っていた。

 

お茶子「あのーすいません。これ、ハーレムものなので、うちらがいないとお話が成り立たないんでしょうか?」

相澤「お楽しみはとっておくものだし、お前ら女性スタッフとか共演者に突っかかるだろ。絶対突っかかるね」

八百万「そ、そんな事ございませんよ?」

耳郎「そうです!!」

芦戸「本当にダメなの!?」

梅雨「ケロ…」

 と、生徒達がつぶらな瞳(?)で見つめた。

 

「ママ―。あのひとたちなにやってるの?」

「見ちゃいけません!! 可哀想に…」

「可哀想ではありません!!!(大汗)」

「ごめんなさいお母さん。僕達正常です!!!」

 

相澤「失礼な奴だ…」

「いや、プロヒーロー!!(大汗)」

 

 と、ひと悶着を起こしている間に出久の撮影会は佳境に入っていた。

 

出久「何かあんまり僕が注目されてないけどいっか」

 出久は紫色の服を着ていたが、女性スタッフの数名はメロメロになっていた。

 

「紫もいいねー」

出久「いや、お兄さんのセンスが良いからですよ」

「はははは。ありがとう」

 

 と、スタッフたちともすっかり仲良くなっていた。

 

 そしてそんなこんなで撮影が終わった。

 

出久「終わりましたよー」

「緑谷!!」

「ああんもう終わったぁ!!!」

出久「いや、ずっとそこで揉めてたの?」

 

 出久がスタジオから出てくると、相澤とクラスメイト達が攻防戦を繰り広げていたのであきれていた。

 

飯田「お疲れ様だ緑谷くん! 撮影会はどうだったかね!!」

出久「めっちゃ順調に進んだ」

相澤「お前らがいたら絶対こうはならなかっただろうな…」

「どんだけ入れたくないんですか!!(大汗)」

 相澤の冷徹な一言に皆が突っ込んだ。

 

お茶子「デクくん!!」

出久「何でしょう」

 お茶子が出久に詰め寄った。

 

お茶子「女性スタッフに変な事されへんかった!!?」

出久「ううん?」

八百万「本当ですか?」

出久「本当ですとも。てか、そんな事したら一気にクビ飛ぶよ」

 と、和気藹々としていた。

 

芦戸「そのポスターっていつみられるの?」

出久「来月」

「来月!!?」

芦戸「そんなに待てなーい!!!」

 と、芦戸の悲鳴が響き渡った。

 

 そして来月

「うおおおおーっ!!!」

 と、出久が表紙を飾っている雑誌をクラスメイト達が見ていた。

 

出久「おや、良い仕上がり」

峰田「めっちゃイケメンに写ってるじゃねぇか緑谷ぁ!!」

上鳴「そうだぜお前!! これでまたモテ街道驀進中かオイ!!?」

 爆豪は即刻燃やした。

 

お茶子(こ、こんなにかっこええなんて…!!//////)

八百万(殿方でこんなにドキドキしたの初めてですわ…!!//////)

耳郎(絶対ライバルが増える…)

芦戸(めっちゃかっこいいじゃん出久…!!)

梅雨(……//////)

 と、ヒロインズも心の中でメロメロになっていた。

 

葉隠「次もモデルの仕事来たりするのかな!?」

出久「さあ。相澤先生の事だから断るんじゃない?」

 すると相澤がやってきた。

 

相澤「緑谷。いきなりで悪いがお前にまた依頼だ」

出久「拒否権は?」

相澤「ない」

出久「合点承知の助☆」

 

 出久の戦いはまだまだ続く…。

 

 

おしまい

 

 




キャラクターファイル26

蛙吹 さつき

梅雨の妹。幼稚園くらいであり、他の家族が蛙っぽいのに対し、
彼女だけはまだおたまじゃくしのような風貌である。
姉たちと買い物に出かけてる最中、ヴィランに襲われた所を出久に助けられる。
自分ではなく姉を出久のお嫁さんにしたいと考えているおませさん。
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