ダシマ式僕のヒーローアカデミア「僕のハーレムアカデミア♥」   作:ダシマ

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第28話「一時も目が離せない」

 

 

 

 ある日の雄英高校。今日もヒーローの卵たちは修業を…。

 

八百万「あの、出久さん。折り入ってお願いしたい事があるのですが…」

出久「何でしょう」

 

 A組の教室で八百万が出久に話しかけてきた。当然の事ながらクラスメイト達は2人の方を見る。

 

出久「あ、お構いなく」

上鳴「いや、気になるじゃんか!!」

瀬呂「今度は一体どうしたんだよ」

峰田「女子から声をかけられるって事はそういう事じゃねぇかぁああああああ!!!」

 

 峰田が憤慨した。なんでお前ばっかりと言わんばかりに。

 

お茶子「せや。教えてや」

芦戸「そうそう」

耳郎「抜け駆けは無しだぞ」

梅雨「なにがあったのかしら?」

 

 と、他のヒロインズもさり気に聞き出そうとしていた。

 

八百万「実はですね…」

 八百万は一息をついた。

 

八百万「私の恋人役をやって」

 

耳郎「はい却下」

お茶子「爆豪くん…じゃなかった、轟くんでええやん」

爆豪「なんでいいなおした丸顔…!!(激怒)」

 

 お茶子の言葉に爆豪が瞳孔を開いた。

 

芦戸「そんな事言って、そのまま親に紹介する気でしょ!!」

八百万「ギクッ!! そ、そんな事ありませんわ!!(大汗)」

「ギクッてなんだよ!!」

「へたくそか!!」

 

 八百万が露骨に焦り始めたので、クラスメイトが苦笑いしながら突っ込んだ。容姿端麗頭脳明晰で定評のある八百万だが、たまにこういうポンコツぶりがある。これを人は「ポンコツかわいい」と呼ぶ。

 

出久「え、僕でいいん?」

八百万「愚問ですわ」

 

 出久はあえて自分でいいのかと聞くが、完全に分かり切っている為、上鳴、峰田、爆豪に対して喧嘩を売るのには十分すぎた。

 

上鳴「随分余裕ぶってるじゃないの緑谷くぅ~ん…?」

峰田「いつもどんな思いでお前のハーレム見てると思ってるんじゃコラァ…」

爆豪「公式で理不尽な目に逢えや」

切島「爆豪! それはいけません!!」

 

 爆豪がメタ発言をしたため、切島が諫めた。

 

出久「何かお見合いでもあるの?」

八百万「お見合いではなく、パーティーがあるのです…」

出久「パーティ?」

八百万「ええ。父の仕事の関係で、私も毎年顔を出しているのですよ…」

 

 と、八百万が困惑していると、

 

轟「八百万もパーティがあるのか」

「え?」

 皆が轟を見た。

出久「轟くんちもパーティがあるんだ」

瀬呂「そりゃああのトップヒーロー・エンデヴァーの息子だもん。無い方がおかしいよ」

八百万「お互い大変ですわね…」

轟「ああ…」

 と、会話をしていると八百万は出久を見た。

 

八百万「という訳で、引き受けてくれますね!?」

お茶子「いやいやいや。待って待って。それとこれとは話が別や」

芦戸「そーだよ。飯田とかでもいいじゃん」

梅雨「フェアじゃないわ」

八百万「何をおっしゃるのですか!! それこそ轟さんや飯田さんに申し訳ないでしょう!!」

飯田「八百万くん! オレは別に…」

葉隠「飯田くん。そういう意味じゃないから静かにしてようね」

 

 そう言って葉隠が飯田を静かにさせた。

 

八百万「良いんですか!! このままだとこのお話が中途半端に終わってしまいますよ!!?」

切島「どんだけ緑谷をパーティーに連れて行きたいんだよ!!(大汗)」

瀬呂「必死か!!(大汗)」

 

お茶子「大丈夫。うちらが何とかする」

耳郎「だから安心して諦めろ」

芦戸「そうそう」

梅雨「わたしたちにまかせて」

 

「良い事言ってるみたいだけど、やってる事ただの嫉妬による妨害工作だから!!!(大汗)」

 

八百万「何とかするって、具体的にどうするつもりなのでしょうか!!?」

出久「僕んちとかでホームパーティー」

八百万「そっち行きたいんですけど!!?(大汗)」

 

お茶子「いいねそれ!!」

 お茶子が賛同する。

 

梅雨「でも出久ちゃんのおかあさんにもうしわけないわ」

芦戸「じゃあアタシの家にする? 大体自由だし」

耳郎「いや、そういう問題じゃ…」

 梅雨が申し訳なさそうにすると、芦戸が提案した。それに対して耳郎が苦笑いしながら突っ込む。

 

上鳴・峰田「じゃあオレ達も」

耳郎「お前らは却下」

上鳴「そういうの良くないと思います!!」

峰田「そういう事ばっかり言ってるとお前が仲間外れにされるぞー」

耳郎「セクハラ発言ばかりしてるお前らに言われたくねーよ!!(激怒)」

 耳郎が激昂した。

 

葉隠「あ、ちなみにただパーティに参加してみたい私は…」

耳郎「葉隠はOK」

上鳴「あ、すみません。ヤオモモの恋人役耳郎でお願いします」

耳郎「誰に話しかけとんじゃあ!!」

 

 すると相澤がやって来た。

 

相澤「耳郎」

「!?」

 相澤が耳郎を見た。

 

相澤「今度の休み、八百万家のパーティーがあるみたいだが、お前も付き添いで行ってこい」

耳郎「な、何でですかぁ!!?」

相澤「お前もうちょっと社交性を身に着けてこい。態度が悪いって…」

耳郎「」

 

 耳郎は真っ白になった。

 

上鳴「そうだぞ耳郎」

峰田「内弁慶な所も直そうな」

耳郎(こ、このやろ~~~~!!!(泣))

 耳郎が涙目で上鳴と峰田を睨みつけた。

 

八百万「出久さん! 絶対に立食パーティをしないでくださいね!!?」

出久「立食とは言ってないよ」

耳郎「うちらがパーティーに行ってる間、他の女子と遊ぶの禁止!!」

出久「いよいよ隠さなくなったなぁ」

 

 八百万と耳郎のオープンさに苦笑いする出久だった。

 

 そしてパーティー当日

 

お茶子「遊ばなかったらええんよね」

出久「そうだね」

芦戸「なので…」

 

「修業だ!!!」

 出久、お茶子、芦戸、梅雨の4人は山にあるアスレチックで修業しまくった。ハーレムを作らせまいと上鳴と峰田もついてきていたが…。

 

上鳴「ゼェ…ゼェ…」

峰田「もうだめだぁ~~~~」

 上鳴と峰田はすぐにバテた。

 

出久「大丈夫。休む?」

お茶子「う、うん…(汗)」

芦戸「出久すっごい体力だね…」

梅雨「出久ちゃんのつよさのへんりんをみたわ…」

出久「そうでしょ。まあ、自分のペースでね」

 と、出久は練習に戻っていった。

 

 後日

出久「で、パーティどうだった?」

八百万「声をかけられましたけど、何とかなりましたわ…」

耳郎「それはもういいんだよ…」

 

 八百万と耳郎は身を震わせて、何か言いたそうだったが出久には分かっていた。

 

出久「いや、遊んでないじゃん」

八百万「遊んでなくても、一緒にいる事が問題です!!!(激怒)」

耳郎「見事にフラグ回収しおってからに!!(激怒)」

出久「ゴメンね♪」

 出久がウインクして舌を出した。

 

おしまい

 




キャラクターファイル28

耳郎 響徳(じろう きょうとく)

耳郎の父親。娘を溺愛しているがウザがられている。
厳格な父親を気取りたいが、実はオールマイトの熱烈的なファン。
何かしら表現を音楽に例える癖がある。
実は婿養子。
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