ダシマ式僕のヒーローアカデミア「僕のハーレムアカデミア♥」   作:ダシマ

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第30話「僕の焼肉アカデミア!」

 

 こんにちは。緑谷出久です。今日も今日とて僕は一人前のヒーローになる為に…。

 

出久「精を出してます!!」

 

 出久は現在テニスをしていた。というのも、先日街を歩いていたらおっさん二人が喧嘩をしていたので止めようとしたら、『今度の休みに行われるテニスに負けた方は自分が持っている会社をたたむ』という無茶な事を言っていて、その片方のおっさんからテニスを出来る人間がいないという事で、助けを求められ、今テニスコートで試合をしているという事だ。

 

お茶子「デクくーん!! ファイトー!!」

八百万「ファイトですわー!!」

耳郎「踏ん張れー!!!」

芦戸「頑張れー!!」

梅雨「……!!」

 

 A組の面々も応援に来ていて、女子達はチアの格好をしていて、男子は私服で応援していたが、上鳴と峰田がうらやましがっていたのは言うまでもない。

 

上鳴「くぅ~!!! 緑谷の奴ぅ~!!!」

峰田「女子にここまで応援されるなんて聞いてねぇぞ!!!」

 

 ちなみにチアの格好は自分達の意思で着用した。ご丁寧にボンボンも用意していて、出久への気持ちが伺えていた。

 

 そして…

 

『ゲームセット!! 緑谷!! 6-0!!』

 

 と、審判が高らかに言い放つと、出久の勝利が確信した。

 

瀬呂「うおおおおおっ!!!」

切島「緑谷が勝ったぜ!!!」

「やったやったー!!!」

 

 女子達は抱き合って喜んでいた。

 

出久「おっしゃ」

 

 出久は普通に喜んでいた。

 

「そ、そんな馬鹿な…このイケメンのオレが…」

 

 対戦相手のイケメンが膝を崩して落ち込んでいた。ちなみにテニス経験者であり、出久に至ってはどうせ素人か何かだろうと思って高をくくっていた。この様である。

 

「く、くそーっ!! 今のなしだ!!! やっぱり助っ人なんて…」

「見苦しいぞ和辛子(わがらし)」

 

 と、二社のリーダー達も傍観していたが、対戦相手の和辛子は落胆していた。

 

 そして…

 

山葵「本当にありがとう。緑谷くん」

出久「良かったですね」

 

 と、山葵社長と出久が握手をしていた。クラスメイト達もその様子を見ていた。

 

山葵「私の無茶なお願いを聞いてくれてありがとう。助かった」

出久「いえいえ」

 

 ちなみに会社の取り壊しは社員たちからの猛反対があった為、結局なしになった。

 

山葵「まあ、これで和辛子の奴もしばらくは大人しくなるだろう」

出久「まあ、あんまり無茶しないで下さいよ」

山葵「はっはっは。もちろんだとも。キミには迷惑をかけてしまったね。お礼は…」

出久「あ、僕ヒーロー志望なので」

 

 出久が片手を出した。

 

出久「自分で焼肉に行ってきます」

八百万「い、出久さん!! 焼肉なら私が!!」

耳郎「いや、ずるいってヤオモモ!!」

お茶子「せや!!」

切島「それじゃ今日は緑谷の祝勝会だな!!」

 

 切島がそう言うと、爆豪はそのまま逃げた。

 

瀬呂「あ、おい爆豪!! しかたねーなぁ」

上鳴「まあ、参加したくなったらするだろ」

 

梅雨「出久ちゃん。カッコよかったわ」

出久「ありがとう」

耳郎「ていうかテニスも出来たんだな」

出久「中学時代色々遊んでたからね」

 

 出久は女子達に囲まれていた。

 

出久「さて、それでは僕たちはこれで失礼します」

山葵「ああ。気をつけて帰ってくれ」

 

 と、出久達は山葵と別れて帰路についた。

 

 そして…

 

上鳴「それじゃ緑谷の祝勝会を始めます!!」

 

 と、結局爆豪も連れてこられて、A組全員で祝勝会をすることになった。

 

上鳴「えー…主役の緑谷くんのご挨拶は最後にとっておきましょう。それじゃ、かんぱーい!!」

「かんぱーい!!」

 

 と、皆が乾杯した。

 

耳郎「お疲れ様。出久」

出久「ありがとうございまーす」

 

 テーブルは4人1組となっており、出久は上鳴、峰田、耳郎と一緒に座っていた。ちなみに上鳴と峰田がハーレムにさせないようにする為に座り込んでいて、お茶子たちから苦情があったが、こうする事によって出久を独り占めできると、言葉巧みにだましてじゃんけんをさせて、その結果耳郎が勝った。

 

 お茶子、芦戸、八百万、梅雨の4人はそのテーブルの横に座っているが、出久は奥の席に座らされていた。

 

お茶子「や、やっぱり交代制にしない?」

耳郎「こいつらが喜ぶだけだぞ。食器持つの面倒だし」

梅雨「ケロ…」

 

 と、耳郎もかたくなに譲る気は無かった。

 

出久「それはそうとクッパ頼んでいい?」

上鳴「おう! そりゃもちろん!!」

峰田「オーダーバイキングだからな!! あ、ちなみにオイラもお願いします」

耳郎「あ、うちも」

上鳴「あ、じゃあオレも」

 

 と、和気藹々とする4人に、お茶子たちは頬を膨らませた。

 

瀬呂「緑谷の奴、すげーな…」

爆豪「あのクソナードの話すな(怒)」

 

 爆豪のイライラが最高潮だった。

 

轟「だったらお前も何かすればいいだろう」

爆豪「あぁ!!?(激怒)」

飯田「やめたまえ爆豪くん!!!」

 

 と、飯田がいさめた。

 

上鳴「それにしても個性がないのにここまで来れるなんてすげーよ…」

出久「ちゃんと努力した結果だよ」

 

 出久がウーロン茶の入ったグラスを軽く握った。

 

出久「何もしない事には何も始まらないんだよね」

峰田「名言きました!!」

 

 ヒロインズも出久を見ていた。

 

耳郎「で、次は何をするつもりなの?」

出久「学校の勉強」

「!!」

 

 出久が笑みを浮かべた。

 

出久「学生の本分は勉強だからね。そりゃあもう」

梅雨「それじゃこんどべんきょうかいしましょう」

出久「え、僕でいいん」

梅雨「ぐもんよ」

 

 梅雨も笑みを浮かべた。

 

お茶子「あ、はいはいはい!! それやったらうちも!!」

八百万「私も行きますわ!!」

芦戸「アタシも!!」

上鳴・峰田「じゃあ僕達も!!」

耳郎「お前らは来るな!!」

上鳴「おに!!」

峰田「ろくでなし!!」

 

 と、峰田たちと女子達が騒いでいて、出久は嬉しそうに見つめる。

 

轟「……?」

 

 そんな様子を轟は見ていて、上鳴たちも気づいた。

 

上鳴「何だよ緑谷」

出久「いやあ、この学校に来て良かったなって」

「え?」

 

 出久が目を閉じた。

 

出久「正直な話、個性もないもんだから最初はどうなるかと思ったけど、今となっちゃ大丈夫だって確信したんだ」

峰田「緑谷…」

出久「これもいつも親切にしてくれる皆のお陰だよ。本当にありがとう」

 

 出久がそう言うと、上鳴と峰田が号泣した。

 

上鳴「やめろよぉ!! いきなり泣かしてくんのぉ!!!(泣)」

峰田「ふざけんじゃねぇよバカが!!(泣)」

 

 すると切島と飯田も号泣した。

 

切島「いきなり嬉しいこと言ってんじゃねーよ!!!」

飯田「オレこそ君がこの学校に来てくれて嬉しい!!」

 

 ヒロインズも貰い泣きした。

 

梅雨「そうね…」

耳郎「まあ、出久はあの時のままだしな…」

八百万「感動いたしましたわ…」

 

上鳴「よーし!! これからもA組頑張るぞー!!」

切島「ファイトー!!!」

「おーっ!!!」

 

 と、A組が団結した。約一名を除いて…。

 

爆豪「……」

 

 

 後日

 

物間「ええっ!!? A組が焼肉屋で団結していた!!? だったらB組も…」

拳藤「それ以前の問題でしょ」

 

 

おしまい

 




キャラクターファイル30

物間 寧人(ものま ねいと)

1年B組の生徒。やたら目立つA組の生徒を僻んでいて、
何かしらいつも嫌味を言う。
いかにも小悪党っぽいが、一応身内には優しくて甘いが、
クラスメイトは彼の嫌味に迷惑している。
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