ダシマ式僕のヒーローアカデミア「僕のハーレムアカデミア♥」   作:ダシマ

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旅に出たいがこの状況だと無理だ。


第2話「僕がハーレムを手にするまでのお話」

 

 僕は無個性だった。

 

 この世界では全人口の8割が何かしらの超常能力「個性」を持っている。しかし、僕に個性は宿らなかった。

 

 

「出久くん。君は何の個性も宿っていない。厳しいだろうが、ヒーローになるのは諦めた方が良いかもね」

 

 …よく考えたら、もうちょっと配慮とか出来なかったのかな。いや、そうなんだろうけどさ、4歳の子供相手にここまで正直に言うかね。絶対奥さんと娘とかに嫌われるタイプやろ絶対。

 

「ごめんねぇ…!! ごめんねぇ…!!」

 

 僕のお母さんは無個性として産んでしまった事を謝ってくれたが、僕が言って欲しかったのは「ヒーローになれる」という言葉だ。え、何なん? ヒーローになるのに個性絶対必要なん? え? おかしくね? と子供ながらに思いました。

 

 でもヒーローになる夢を諦める訳がない僕は。

 

「おかあさん。ぼくおじゅけんする」

 

 と、言い放った。

 

「少しでもヒーローになれるかのうせいがあるなら、すこしでもかのうせいをひろげたい」

「いや、でも出久。個性ないしうちにそんなお金は…」

「いや、お父さん海外で働いてるし、なに? 折寺小学校(仮)じゃないとつごうわるいの?」

「……」

「ちゅうがくですいせんねらうわ」

「ちょ、ちょっと待って!」

 

 と、僕はお受験しました。そして合格して、その手に詳しい学校に進学しました。爆豪勝己? 知らない子ですね。

 

 そして僕はそこで6年間。必死に猛勉強しました。当然個性がない僕にヒーローになれるわけがないと、クラスメイトは笑いましたが、そこではアイテムやコスチュームの勉強もするので、僕は必死に猛勉強し、まあ自分で言うのもアレですけど頭良かったんで、見事に大逆転。馬鹿にした奴らは「ヒーロー志望の癖に無個性を差別した」として、今も肩身の狭い生活を送っています。

 

 そして中学に進学ですが、実家から離れて遠い所の学校に行きました。そこで出会った友達とかは結構変わった人が多かったですが、とっても楽しかったです。

 

 また、本格的にヒーローとして名前を売っていくために、奉仕活動も積極的に始めました。海岸の掃除、ゴミ拾いといった簡単なものから、ヒーローイベント設備の手伝いと言った将来声がかかるかもしれないという所にも顔を出しました。

 

 ライブもしたなぁ…。

「代役で歌う事になった緑谷出久だぜベイベー!!」

「わぁあああああああああああああ!!!」

 と、出久が歌い出した。

 

「素敵…♥♥」

 出久の歌声に心魅かれた少女がいた。のちのクラスメイトになる耳郎響香である。

 

 で、たまにヴィランとも戦いました。愛知県では幼い兄弟を助けました。

 

「ほんとうにありがとう!!」

「いやいや」

 黒いセミロングの少女からお礼を言われた。

 

「あなたおなまえは?」

「名乗るほどのものではございません。あなたは?」

「私は蛙吹梅雨よ」

「蛙吹さんか…」

 出久が口角を上げた。

 

「おっと、バイトの時間だ。それじゃ!」

「あっ…」

「ありがとねー」

 梅雨の弟と妹が手を振ってお礼を言った。

 

 そしてまた…

「車直りましたよ」

「まあ!! ありがとうございます!!」

 出久は車の修理をしていて、少女が感激していた。この少女も後のクラスメイトとなる八百万百である。

 

「あの! お礼に家で…」

「礼には及びません。バイトの時間があるので! では!!」

「あっ…」

 と、出久は颯爽と去っていった。決して逃げるように去っていったのではない。颯爽と去っていったのだ。そんな出久の後姿を見て八百万はうっとりしていた。

 

(なんて紳士な方なのでしょう…/////)

 

 ある時は…

「大丈夫?」

「……っ///////」

 後のクラスメイトとなる芦戸三奈をお姫様抱っこして、ヴィランから逃がしていた。

 

「グォオオオオオオオオオオオオオ!!!」

「かかってこいよ!」

 出久が棒を如意棒のようにぐるぐる回していた。

 

「……!」

 そしてその様子を後のクラスメイトとなる切島鋭児郎も見ていた。

 

 

 こんな事もあったなぁ…。世の中って狭い。

 

 

 で、そんな活動をした甲斐もあり、雄英高校の推薦入試を手にした!!

 

「ヒャッホイ!!!」

 

 雄英高校ヒーロー科の推薦を手にした事でお母さんも喜んでくれた。

 

「個性ないからって、諦めるもんじゃないね」

「そうね…」

 

 で、雄英高校がどんな学校か気になったので入試の時にこっそり様子を見に行きました。

 

 そこでも…。

「大丈夫?」

「……っ!/////」

 女子生徒が転びそうになったので、出久が受け止めた。のちのクラスメイトとなる麗日お茶子である。

 

「いきなり転んだら大変だよね」

「ひゃ、ひゃい…(ひゃ~~~~!!! ダイエットしとけばよかったぁ!!/////)

 

 出久はお茶子を起こした。すると…。

 

「あーっ!! あの時の!!」

「!!?」

 芦戸、梅雨、耳郎がやってきた。

 

「あらま」

「アタシの事覚えてる!!?」

「覚えてますよ」

 

「ライブ以来だな」

「そうですね。その節はお世話になりました」

 

「あなたけっこうゆうめいじんだったのね」

「蛙吹さんでしたっけ」

「梅雨ちゃんと呼んで」

 そして女子4人が見つめ合った。

 

「……」

 なんか嫌な予感がしながらも、その場では何も言わなかった。

 

 が、

 

「おいコラクソデ…」

「緑谷さん!!」

 爆豪が出久に突っかかろうとしたが、八百万が前に出た。

 

「あ、車の…」

「八百万です。覚えてらっしゃいましたか!?」

「うん。調子はどうだい?」

 出久が八百万と話をした。

 

「で、こちらの方は…」

「武者修行をしていた時に出会った人たちだよ」

「武者修行…」

 八百万が4人を見つめた。

 

(わ、私以外にもこんなに…。ま、負けられませんわ!!)

(何やろう…この人もこの子ねらっとるんかいな。でもなんやろ…モヤモヤする…も、もしかしてうち!!!//////)

 ご都合主義とか言わないように。

(やっぱり他の女も虜にしてたかー…)

(どうでもいいけど…うち以外皆胸でかい…)

(あら。これはたいへんね)

 

 と、女同士で火花を散らしていた。

 

「おいコラァクソナード!!」

「!!」

 出久が爆豪を見た。

 

「あ、かっちゃんひさしぶりー」

「久しぶりじゃねーよ。てめぇ無個性の癖に何故ここに来てやがる!! 他所行けや!!」

「あなたが他所言ってください」

「せや」

「え、お前も雄英受けんの?」

「えー…。まさかとは思うけどヒーロー科とかいわないよね?」

「そういうのよくないわ」

「一斉に喋んなや!!」

 ヒロインズが喋ると爆豪が憤慨した。

 

「でも緑谷さんもお受験されるんですね!」

「あ、僕推薦だから入試受けないよ?」

「え?」

 皆が驚いた。

 

「どういう学校か見ておきたくて。今から帰る所なんだ」

「ええっ!!? そうだったの!!?」

 お茶子が驚いた。

 

「てめぇが推薦だと!!? 何かの間違いだ!!!」

 爆豪がいちゃもんをつけるが、出久の表情は変わらないし、ヒロインズが冷ややかな目で見てきた。

 

「かっちゃん」

「あぁ!!?」

「もう僕は昔の僕じゃないんだ…。夢を叶える為にも、僕はこの学校で…」

「……」

 出久が口角を上げる。

 

「奉仕活動しまくる!!!」

 と、高らかに宣言した。

 

「という訳で宜しく哀愁!! 皆頑張ってね!!」

 出久は去っていった。

「あ、お待ちになってください緑谷さん! 私も推薦で見学しにきたのです! 良かったらお茶でも…」

「それはダメー!!」

「抜け駆けすな!!」

 と、ひと悶着が起きて、それを後の担任である相澤消太が見ていた。

 

 

(非合理的だ。帰って欲しい)

 

 

 そして今に至る。

 

 

おしまい

 

 

 

 




登場人物02

麗日 お茶子(うららか おちゃこ)

「僕のヒーローアカデミア」のヒロインであるが、本作ではヒロインの一人。
実家の会社を有名にするためにヒーローを志していたが、
入試で出会った出久に一目ぼれ。それ以来原作ヒロインのポジションを利用してアプローチをかけようとするが、他のヒロイン達に邪魔をされる。

ちなみに両親からの恋愛に関する質問攻めについては耐性がない。

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