ダシマ式僕のヒーローアカデミア「僕のハーレムアカデミア♥」   作:ダシマ

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出久視点でお送りしています。


第5話「戦わなければ生き残れない」

 

 

 こんにちは。僕緑谷出久です。此間蛙吹さんと自宅で勉強会したんですけど、僕の幼馴染のかっちゃんが一緒に歩いてるのを見て、で、どういう訳かクラスの皆にもバレてました。かっちゃん昔からこういう所あるんだよなぁ…。

 

 で、僕は事情聴取を受けています。

 

「事情聴取を受けてる奴の態度じゃねぇ!!(大汗)」

「足乗っけるな!!(大汗)」

 

 僕は机に脚を乗せていた。そして僕を問い詰めているのは芦戸さん、麗日さん、八百万さん、耳郎さん、上鳴くん、峰田くんの6人だ。かっちゃんは他人事のようにして、他のクラスメイトも声かけたいけど声をかけれない状態だった。こういう時なんでか知らないけど助けてくれない。蛙吹さんは困った顔をしている。

 

「自業自得だ。クソナードが」

 と、かっちゃんがなんか言ってるけど、聞き取れなかったからまあいいや。

 

「舐めてんのかクソナードが!! 自業自得だつってんだよ!!」

「そっか…」

 

 これといってどうでも良かった。何でだろう。

 

「爆豪くんの事はどうでもええねん。それよりもデクくん。どういうことなん?」

「え? 普通に約束してただけだよ?」

 

 それしか言いようがないし、無茶言われても困るわ~。麗日さんってこういう子だったんだな。

 

「あの、ちょっと待ってください!!(大汗)」

 

 待とう。

 

「だったらオレ達が代わりに問い詰めてやる!! 緑谷! お前って奴は!!」

「女子と二人きりで勉強会ってどういう事だコラァアアアアアア!!」

 

 上鳴くんと峰田くんが憤慨していた。気持ちは分からなくはない。

 

「やっぱりまずかった?」

「そういう事じゃねーんだよ…」

「お前、主人公補正使って女子と戯れるなんて、それでもジャンプの主人公か…!!」

 

 とんでもないいちゃもんだ。だから僕は今まで原作の展開を外れてでも

奉仕活動とか頑張ってたのに。何て仕打ちだ。

 

「てめーは大人しくオレの後ろを歩いてれば良かったんだよ…」

 

 かっちゃんがまた何か言ってるけど、本当に声小さいなー。昔はあんだけでかい声で言ってたのに…あ、こっち来た。

 

「爆豪さん? 何か御用ですか?」

「出久に暴力振るうんだったら話は別だよ?」

「すっこんでろ」

「オレに指図すなや!!」

 

 と、かっちゃんが吠えたけど返り討ちに遭っちゃった。ああ…前に女同士の喧嘩と女の仕返しはえげつないってあの人が言ってたなぁ…。

 

「で、話は戻りますが出久さん」

 

 おお…八百万さんが黒い笑みを浮かべている。ラノベアニメでよく見るヒロインの黒い笑み。通称「ブラックスマイル」だ。

 

「何故、蛙吹さんと勉強会をしていたのですか?」

「さっき言ったよ」

「誘ったのはどっちからだ!?」

 

 耳郎さんが迫ってきた。

 

「僕」

 

 僕は嘘をついた。本当は誘ったのは蛙吹さんだが、ここで責任転嫁するのは主人公としても、男としても如何なものかと思う。でもこれ全部男が悪い事になるんだろうなー。やだなー。確かに女の子を悪者にすると色々怒られるからアレだけど、好きで怒られる奴なんていないよ。ああ、やだなー。やだなー。ヤダナボンバガン(ミャンマーの都市バガンにあるホテル)。

 

「僕!!!」

「いや、何で2回言った!!?」

「凄く大事な事なので2回言いました!!」

 

「梅雨ちゃんが誘ったんやな」

「ええ。蛙吹さんですわね」

「梅雨ちゃんかー」

「うん。どう考えても梅雨ちゃんだな」

 

 バレました。女の勘って怖いでござる。

 

「で、梅雨ちゃんはどういうつもりなん?」

 麗日さんが梅雨ちゃんを問い詰める。言い方よ。

 

「ごめんなさい。緑谷ちゃんと一度ゆっくりお話がしたかったの」

 梅雨ちゃんが申し訳なさそうに言った。これで男は簡単に騙されるだろうが、女の子はそうはいかない。でもあんまやり過ぎるとえげつなさ過ぎて放送できません。頼むよ…。

 

「まあ、気持ちは分からなくはないけど、それはうちらだって同じなんだよ」

 耳郎さんが諭すように言い放った。これが峰田くんや上鳴くんだったら問答無用でしばき倒すのに。

 

「それな!!」

 乗ってきました。

 

「まあいいじゃないか。たまにはこういう事があっても」

 出久が言い放った。

 

「お前が言うなよ!!!(大汗)」

「ていうか一番の原因お前!!!(大汗)」

 クラスメイト達から突っ込まれちゃった。

 

「ところでデクくん」

「何でしょう」

 麗日さんが僕に話しかけてきたんだけどめっちゃ怖い。八百万さんも芦戸さんも耳郎さんも似たような感じだ。ああ、これが俗にいうブラックスマイルという奴ですな。

 

「…うちらには何かないん?」

「勿論用意してるよ」

「!!?」

 伊達にジャンプの主人公はやってません。ちゃんとその辺は理解してますよ。

 

「麗日さん達の為に、相澤先生に頼んで特別メニューを受けられるようにしておきました」

「おう。やりたかったらいつでも声かけてくれ」

「思ってたのと違う!!!(大汗)」

「何かやけに準備早いと思ったら!!!(大汗)」

 

 ヒーローだもんね!!

 

「いや、ヒーローだもんねの一言で片づけるな!!(大汗)」

 

「そういうのいらんから」

 あ、麗日さん激おこだ。

「いらんだと…?」

 相澤先生が反応した。

 

「お前ら何しにこの学校に来てんだ…!!(激怒)」

 

 そうですね。こういう時は嘘でもありがとうと言いましょう。

 

「よし分かった。強制にしてやる。じゃなければ色々非合理的だもんな。麗日、八百万、耳郎、芦戸の4名は今日から特別メニューを受けて貰う」

「えええええええええ~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!?(大汗)」

「そしてその説明があるから…一緒に来い」

「いや、あの、ちょ!!」

「どうして私達まで!!」

「麗日一人でいいじゃん!!」

「ちょ、うちだけは嫌や!」

 

 4人は連れ去られていき、教室はシーンとした。まあ、ここで蛙吹さんも愛想をつかすだろう。でもそれでいいんだ。

 

 ヒーローは孤独だもの。

 

 

「緑谷ちゃん…」

「なに?」

 蛙吹さんが話しかけてきた。最低とか言うんだろう。はい!!! 仰る通…

 

「こうなったらわたしたち、つきあいましょう」

「!!!?」

 皆が驚いた。

 

「…そう来たか」

「お茶子ちゃん達のぎせいをむだにはできないわ。それに…」

「待てーい!!!」

 と、麗日さん達が戻ってきたんだ。相澤先生が必死に連れ戻そうとするけど、めっちゃ苦しそう。

 

「それに…なに?」

 僕の問いに蛙吹さんはこう言いました。

 

 

「わたし、ほんきだから!!」

 

 

 その一言で、雄英高校に嵐が巻き起こりましたが、僕『は』生き伸びました。

 

 

おしまい

 




キャラクターファイル05
耳郎 響香(じろう きょうか)

イヤホンジャックの個性を持つ少女で、ツッコミ役。
ぶっきらぼうだがとても繊細。
男子に厳しく、女子に若干甘いが、そこもご愛嬌。

中学の頃とあるアマチュア向けのライブに参加して、
そこで出久と出会い、彼の歌声と人柄にベタ惚れした。

最近の悩みは出久に好意を寄せているメンツの中で自分だけ貧乳である事。
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