ダシマ式僕のヒーローアカデミア「僕のハーレムアカデミア♥」   作:ダシマ

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第20話「信じる」

 

 

 とある夏の事。

 

「今日は相澤くんがお休みだから、私が講師よ!」

「いやっほい!!」

 

 雄英高校1年A組の教室でミッドナイトが教壇に立ち、そう言い放つと峰田が歓喜の声を上げた。

 

「授業って何やるんですか?」

 飯田が聞くと、

「夏らしく、プールで訓練よ!!」

「水着回!!」

「いやっほう!!!」

 峰田に続いて上鳴が歓喜を上げると、女子は冷ややかな目を見た。

 

「……」

 そんな中、出久は何か考えていた。

 

「どうしたの?」

「いや、どうもしませんよ。ミッドナイトこそ急にどうしたんですか?」

 ミッドナイトが質問すると、出久は聞き返した。

 

「いや、絶対なんかあるでしょ」

「ありますけど」

「あるんかい!!!」

 出久があっさり認めたので、皆が突っ込んだ。

 

「言いなさい!!」

「その前に質問があります」

「何よ」

「水着って着られるんですか?」

 

 空気が止まった。

 

「緑谷!! よく聞いてくれた!!」

「お前もそっち側の人間だったのか…」

 と、上鳴と峰田が更に騒いだ。

 

「着ないわよ?」

「あぃいいいいいいいいいいいいいい!!!?」

 ミッドナイトの言葉に上鳴と峰田が発狂した。

 

「何が18禁ヒーローなんですか!!!」

「もうアレですか!!? アレですかぁ!!?」

「お黙り!! この年になると紫外線とか気になるのよ!!!」

 

 と、上鳴、峰田、ミッドナイトが騒いだが出久は静かに目を閉じた。

 

 ちょっと前

「ありがとー。アンタやるじゃない」

「いえいえ」

 

 成り行きで新米女性ヒーロー、Mt.レディの仕事を手伝う事になった出久。半ば強制的にMtレディの仕事を手伝う事になったものの、出久は難なくこなした。難なくこなした事に対して、MtレディのマネージャーがMtレディに対してため息をついて怒られたのは言うまでもない。

「余計な事言わんでいい!!(激怒)」

「いや、もう…はあ…」

「ため息つくな!!」

 

 で、問題はここからである。

「夏ですねぇ」

「そうね」

 事務所でアイスを食べながらくつろいでいると、水着姿の女性が映っていた。

 

「ケッ! 青臭いガキが…」

「Mtレディってまだ24ですよね」

「若手ばっかりフィーチャリングされてムカつくのよ! 私もまだ24だっつーの!!」

 と、悪態をついていた。

「そういやミッドナイトは今年も水着になるのかな…」

「あー無理でしょ。30過ぎだしきついわよ。実際老いたし」

 

 

 という事があった。

「へえ…そういう事があったの…(激怒)」

 ミッドナイトが笑いながら怒った。

 

「ミッドナイト!! このままでいいんすか!!!」

「そうだぜ!! オイラが大好きだった18禁ヒーローを返してくれよ!!!」

(そんなに水着姿が見たいのか…(汗))

(ていうかどんだけ必死やねん…)

 

「ダメだよ上鳴くん、峰田くん。そんな事言ったら」

「緑谷…」

「けどよぉ!!」

 

 出久が上鳴と峰田を見つめた。

 

「勇退を決めたミッドナイトの気持ちを尊重してあげよう」

「勇退じゃないわよ!!!(激怒)」

「いや、もうそれ勇退みたいなもんじゃないですか」

「紫外線気にしてるけど、ヴィランと戦った時とかもっとアレですよぉ!!?」

「まあ、紫外線はともかくとしてミッドナイト」

「何よ」

 出久が口角を上げた。

 

「僕はミッドナイトの意思を尊重するので」

「緑谷くん…」

 

 ミッドナイトが口角を上げた。

「以上です! 耳郎さん」

「えっ!!?」

 出久が急に耳郎に話を振ってきた。

「同じ女性として何か意見はある?」

「そ、そんなの…」

 耳郎がミッドナイトを見た。

 

「出久もこう言ってるので…無理しなくて大丈夫です」

「あんたが一番ひどいわぁ!!!(激怒)」

「えっ!!?(大汗)」

 ミッドナイトを更に怒らせてしまった。

 

「耳郎…」

「いくらなんでもそのいい方はねーわ…」

 峰田と上鳴も困惑していた。

 

「無理しなくていいって、遠回しに年増って事でしょうが!!」

「え!? いや、そういうつもりじゃ…」

「どうするんだミッドナイト!!」

「そうだぜ!!」

 ミッドナイトが憤慨した。

 

「やってやろうじゃないのよォオオオオオオオオオオオオオ!!!」

「いよっしゃあああああああ!!!」

「それでこそミッドナイトォオオオオオオオオオオオオ!!!」

 と、A組が大騒ぎしていた。

 

「後でちゃんと謝ろうね」

「うん…」

 出久が耳郎をフォローしたが、耳郎がもじもじしていた。

 

 そう、問題はここからなのである。

「あのさ」

 耳郎が出久に頼んだ。

「何でしょう」

「ちょっと二人で話したい事があるんだけど、いいかな?」

 皆が出久と耳郎が見た。

 

「え、なに? 何なん?」

「それ、二人きりじゃないと駄目なお話ですか?」

「話ならあたし達も聞くよ?」

「そうよ」

 

「いや、今回ばかりはダメ」

 耳郎がキッパリ言い放った。

 

「何なの? 答えなさい」

 ミッドナイトも気になって聞いた。

 

「あー…」

 出久は納得した。

「これは確かに2人きりじゃないといけないパターンですわ。特に男子はダメだね」

「!!?」

 

「ど、どういう事だよ緑谷!!」

「教えろよぉ!!」

「教えたら君ら水泳の授業参加できなくなるよ。シンリンカムイと植樹活動とかやらされたりして…」

「それは嫌だけど!!!」

「教えろよぉ!!」

 と、騒ぎ始める。

 

「しょうがない。じゃあミッドナイト、ちょっと一緒に来てくれます?」

「え、ええ…」

 と、3人が外に出た。

 

 

「え? スタイルに自信ない!?」

「しーっ!!//////」

 ミッドナイトが叫ぶと耳郎が赤面して黙らせようとする。

 

「ほら、他の子は結構大きいじゃないですか」

「あ、言われてみれば…巨乳が多いわね」

「そんなハッキリ言わなくても…(泣)」

 耳郎が涙目でうなだれた。

 

「うーん…こればっかりはどうにもならないわね」

 ミッドナイトが困惑した。

 

「まあ、それは仕方ないとして…」

 耳郎が出久を見た。するとミッドナイトが気づいた。

(あー…そういう事か)

 ミッドナイトが口角を上げた。

 

「心配いらないわよ。そんなの」

「!!」

 耳郎がミッドナイトを見た。

 

「信じなさい。あなたの好きな人を」

 ミッドナイトが耳郎にウインクをすると、耳郎が顔を真っ赤にした。

 

「……」

 出久が口角を上げた。

 

 そして帰ってきた。

「緑谷!!」

「結局何だったんだよぉ!!」

「……!!」

 皆が出久や耳郎を見つめていた。

 

「別に」

「別にって何だよ!!」

 出久が口角を上げた。

 

「耳郎さんがとっても女の子らしくて可愛かったって事」

「!!!//////」

 耳郎はボンっと音を立てて顔を真っ赤にしたが、その拍子で個性が暴発してノイズが起きて、そのまま気絶してしまった。

 

「あら」

「耳郎ちゃーん!!!(大汗)」

「仕方ないな」

 出久が耳郎をお姫様抱っこした。

 

「保健室に運んできますね」

「お願いねー」

「ああああああああああああああああああああああああああ」

 お姫様抱っこしているのを見て、上鳴、峰田、お茶子、八百万、芦戸が絶叫して、梅雨が真っ白になっていた。

 

 そして二人が去っていくとミッドナイトは苦笑いした。

 

 

(色々あったけど…。頑張って、耳郎さん♪)

 

 

おしまい

 




キャラクターファイル20

常闇 踏陰(とこやみ ふみかげ)

烏のような顔した男子生徒。相棒に「ダークシャドウ」がいる。
寡黙で多くは語らないが、仲間の事は大事に思っている。
最近の悩みは、趣味の黒魔術コレクションの存在がクラスメイトにバレた事である。
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