ダシマ式僕のヒーローアカデミア「僕のハーレムアカデミア♥」 作:ダシマ
夏休み開始前。
「えー。夏休みの宿題も用意しているのでやっておくように」
「あのー。入学式は非合理的って言って何で夏休みの宿題は普通にあるんですか?」
「それこそ非合理的だと…」
「うるさい。最初に言っただろう。お前達には3年間困難を与え続けると」
「今までの困難、殆ど雄英の失態ですよ。本当に大丈夫ですか?」
「うるさい(激怒)」
というやり取りが行われ、夏休みが始まった。林間学校? 知らない子ですね。
相澤が去った後、生徒達が残っていた。
「ねえデクくん!」
「何だい?」
お茶子が出久に話しかけた。
「ちょっと時間ある?」
「いいや、ない」
「ないんかい!!」
「何か御用時ですか?」
「そんなとこかな。何かな?」
「その…夏休みの宿題の事なんやけど…」
「ああ。勉強見て欲しいの?」
「う、うん!」
「いいよ。でも3日待って」
「え?」
「じゃ」
そう言って出久は去っていった。それを見てお茶子たちをぽかんとしていた。
「み、3日って…」
「何で3日?」
と、皆が不思議そうにしていた。
「……」
翌朝
「はー。終わった」
出久は一息ついた。そう、出久は夏休みの宿題を一晩で終わらせたのである。
「宿題のエビデンスも取ったし、これでかっちゃんに宿題燃やされる心配はないぞ。ていうか何でジャンプの主人公って…」
出久が呟いたその時、電話が鳴った。
「誰からだろ…」
出久が電話に出ると相手は芦戸だった。
「はい、もしもし緑谷です」
「あ、もしもし出久!? アタシアタシ! 起きてた?」
「起きてるけど今から寝る所」
「えっ!? 何で!?」
「夏休みの宿題もう終わらせちゃってさぁ…」
「え――――――――――――――――っ!!!?(大汗)」
出久の言葉に芦戸が衝撃を受けた。
「あ、そこはウソだろって所だと思うんだけど」
「いやいやいやいや!! 鬼のようにあった宿題もう全部終わっちゃったの!!?(大汗)」
「八百万さんあたりも終わらせてるんじゃないかなぁ」
出久があっけらかんと言い放つと、芦戸はただ絶句するしかなかった。
「それはそうとどうしたの?」
「いや…。アタシもう忘れそうだから、今のうちに勉強会でもしようかなって思ったんだけど、それじゃあ悪いね…(汗)」
「ありがとう。気を遣ってくれて」
「あ、でもよく考えたら突然来る場合もあるか…」
「それ、本人の前で言って大丈夫?」
「大丈夫じゃないけど!!//////」
「あ、そうだ。良い事思いついた」
「?」
「折角文明の機器があるから、zoom使って勉強会どうかな?」
「え、でも…」
「あ、僕もちょっとだけ休むから。午後あたりでどうだい? それまでは自分で頑張るって事で」
「さっすが出久! あったまいー!!」
「そうすれば分からない所だけ聞けて、時間も短縮できるから」
「それじゃそれで宜しくね!!」
「はーい」
と、zoomに関する打ち合わせを軽く済ませた後、出久は電話を切って仮眠を取った。ちなみに母・引子は朝から出かけていないのである。
そんなこんなで数時間後。約束の時間が来た。
「結局寝れなかったけど、約束の時間だ。芦戸さんに電話しよ」
出久がzoomで芦戸を招待すると、芦戸が入ってきた。
「もしもし聞こえる?」
「うん、聞こえるよー!!」
と、芦戸の映像が映し出された。
「あれ? 結構余所行きの服だね…」
「あ、そ、それは…言わないでよ」
ちなみに芦戸は意中の相手と勉強会という事もあり、zoom、テレビ通話ではあるもののおめかしをしていたのである。
「やっぱり女の子だねぇ」
「言わないで//////」
「じゃあ始めようか。どこまで進んだ?」
「えっと国語は…」
と、芦戸が進捗を報告したが簡単な所しか出来ていない事が分かった。
「一応手を付けたという事は評価しましょう」
「ありがとうございます…」
出久の言葉に芦戸が頭を下げた。
「でもあまり酷いと相澤先生再提出させそうだから…」
「もしかしたら除籍かも…」
「かもね。合理的虚偽だったらいいんだけど。さて、どこからやりましょうか…」
と、出久が主導して勉強会を進めていった。勉強が苦手な芦戸も最初は苦戦していたものの、出久のアドバイスによって、スラスラと解けるようになっていった。
「スラスラとまではいかないけど、自分で考えて問題が解ける所まで行きました」
「本当にありがとうございます!!」
芦戸が頭を下げた。
2時間が過ぎたころ…。
「まだやる?」
「やる!!」
「それじゃいったん休憩しよっか」
と、休憩する事になり、芦戸はお菓子を食べる事にした。
「あ、そういや緑谷っておかし食べないの?」
「お腹いっぱい」
「お昼ごはん何食べたの?」
「メンチカツ」
「メンチカツ!!? でもそんなにお腹いっぱいになるかなぁ…」
「めっちゃ大きいサイズの奴を作ったんだ。これくらい」
出久が両手で表すと、芦戸が驚いた。
「作ったの!!?」
「作れるんですよ。あとキャベツも大量につけあわせで」
「これが俗にいう男飯か…」
「ジャッジは微妙」
「あれ? 普段緑谷が料理やってるの?」
「いいや。今日は母さんがいないから…」
「へー…」
と、そのまま談笑を始めた。
一時間後
「うわっ!! もう4時だ!!」
「結構話し込んだね。どうする?」
「やる!!」
「OK」
と、そのまま勉強会が行われたが、結果的に6時まで行われた。
「はーっ!! これで半分くらい終わった~!!!」
「お疲れ様」
芦戸が一息ついた。
「本当にありがとね出久!!」
「いやいや」
「今度お礼するから」
「お礼? そうだなー」
「…遠慮しないんだ」
「いや、遠慮したらしたで…決まってるでしょ?」
「それもそうだけどー。まあいいや。何がいい?」
「お金貸して」
空気が止まった。
「いくら?」
「10円」
「それ渡したらすぐに返すパターンでしょ!!」
「はい!」
「…そういう所潔くて嫌いじゃないけど、もうちょっと他に何かあるでしょ!!」
「膝枕?」
空気が止まった。
「ひ、膝枕? いいよ。やってあげる」
「違うよ。僕がするんだよ」
「出久がするんかいっ!!」
「するんです」
と、出久が言い放った。
「じゃ、そういう訳だから宜しくね。じゃ」
「あ、ちょっと!!」
出久がzoomを切った。
で、結果的にどうなったかというと…。
「デクくん!! 芦戸さんとずっと勉強会してたってどういう事なん!?」
「出久さん!! 勉強会ならうちでやりましょうよ!!」
「zoom使ってやったって聞いたけど、何時間くらいやったんだ!?!」
「緑谷ちゃん。こんどあえないかしら?」
「おいコラ緑谷ぁ!!」
「女子と二人きりで勉強会なんてそんなリア充みたいな事何でオイラに言ってくれなかったんだよ!!!」
と、いろんな人たちから怒られたのは言うまでもない。
おしまい
キャラクターファイル21
オールマイト
この国の史上最強のヒーロー。出久達も当然憧れている。
本来はオールマイトの力の源とされている「ワン・フォー・オール」を出久に譲渡する事で物語は始まるのだが、本作では出久が受け取らなかった為、
未だに個性が残っている。
出久の事は応援したいが、受け取らない事で出番もないし他にいない為、
正直受け取って欲しいらしい。