ダシマ式僕のヒーローアカデミア「僕のハーレムアカデミア♥」   作:ダシマ

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8月
第19話「カブトムシを捕まえたい」


 

 ある日の事だった。

 

「デクえもーん!!」

「なんだい。電太くん」

 

 上鳴が出久に泣きついてきた。

 

「どうしたの?」

 葉隠も話しかけてきた。

 

「B組の物間がカブトムシ自慢してきてオレ達はとれっこないってバカにしてきたよー」

(これ…すまっしゅのネタじゃね?)

 

 すまっしゅとは僕のヒーローアカデミアのスピンオフ漫画である。詳細は3巻を参照。

 

「あー。まためんどくさいのに絡まれたねぇ。無視が一番だよ。そういうのってつけあがるから」

「ハハハハハハ!! 敵前逃亡かィ!!?」

 

 物間が現れた。

 

「まあ、A組のお坊ちゃまたちに山の中に入って蟲を取る事なんて出来ないよね~?」

「出来ない出来ない。物間くんすごーい」

 と、出久が棒読みで物間をほめたたえた。

「ハハハハハ!! まあ、カブトムシが欲しかったらデパートで買うといいよ!! 高いけど!!」

 そう言って物間は去っていった。

 

「何だよあいつ!!」

「オレ達だって~!!!」

「まあまあ。相手にしてたらさらにつけあがるよ」

 出久が怒り狂う男子達をなだめた。

 

「そうそう。虫でそんなに熱くなる事ないだろ? 小学生じゃあるまいし」 

 耳郎がそう言うと、

 

「いや、それは違うんだなぁ耳郎さん」

「え?」

 出久が耳郎を見つめた。

 

「あー。やっぱり緑谷も男子なんだなぁ」

「というよりかはね、そういうのを専門にしてるヒーローがいるから、そういう事ばっかり言ってると干されるよ」

「思った他真面目だった!!!(大汗)」

「で、サイドキックが言おうものなら、その事務所の評判も大幅に下がるし。そういうの厳しいから」

「お、おう…悪い…」

 出久の言葉に耳郎は素直に納得した。

 

「耳郎さんだって、自分の好きな音楽を馬鹿にされたら怒るでしょ? 『女が音楽をやるなんて生意気。アイドルみたいに歌ってろっつーの』って笑いながら言われたらどうする?」

「そいつのキンタマ引きちぎる」

「怖ぇよ!!(大汗)」

「お前小学生以前に人としてどうなんだ!!(大汗)」

「てか、どんだけ男に敵意向けてんだよ!!!(大汗)」

 と、男子の殆どが股間を抑えた。

 

「それに口田くんの個性を否定する事になるよ。動物を操るのに…」

「……」

「口田。本当にうちが悪かった。だから元気出してくれ」

 口田はどんよりと落ち込んでいて、砂藤が慰めていたので、耳郎は素直に謝った。

 

「だけどこのまま逃げたら男じゃねー!!」

「ああ!!」

「あの物真似野郎一回しばかないと気がすまねー!!」

 と、切島、上鳴、瀬呂が燃え上がるが、

 

「大丈夫。すぐに解決するから」

「え?」

 出久が口角を上げた。

 

「B組ってやっぱりそういう人達ばっかりなんだって思えば」

「緑谷さん!!!!(大汗)」

「うちのバカが本当にすいませんでした!!(大汗)」

 

 B組の面々が現れて謝りに来ていて、物間はボコボコにされていた。ちなみに上鳴と瀬呂はすっきりしていた。

 

「いや! やっぱりここは正々堂々と…」

「仕方ないな」

 出久が立ち上がった。

 

「!!?」

「面白そうだからカブトムシ。取りに行きますか」

 皆が驚いた。

 

「み、緑谷!」

「物間の事は気にしなくていいよ!!」

 と、B組が慌てて止めようとしたが…。

 

「いや、まだ尺あるから」

「尺とか言わない!!!(大汗)」

 出久の言葉に皆が突っ込んだ。

 

「そうだぜ緑谷!! ここで退いたら男じゃねぇ!! オレも行くぜ!!」

「あ、それはそうと口田くんも来る?」

「!!?」

 出久が口田を見た。

「折角だから個性を活かしてみないかい」

「……!!」

 出久の言葉に口田が頷いた。

 

「個性を使うたってプロヒーローがいないじゃないか…!」

 物間が突っ込んだ。

 

「大丈夫。ちょっと知り合いに引率者として来てもらうから」

 と、出久が電話をかけた。

 

「あ、もっしー? 出久です」

(もっしーって…(汗))

「はい。是非お願いします! では今度の土曜日!」

 出久が電話を切った。

 

「そういう訳だ。物間くん…」

(いや、流石にプロヒーローはずるくない…?)

 と、皆が思った。

 

「そう思っているのなら、考えが甘いよ」

「ああ!!? 何だとクソデクが!!」

「これで物間くんが勝ったら…」

「そ、そうか!!」

 

「前半で壊れたイメージが元通り!! 利子も付けて!!」

「壊れたっていうくだりはいらないよ!!」

 出久の言葉に物間が突っ込んだ。

 

「そういう事なのでどうかな?」

「おうよ!!」

 切島が反応し、口田は頷いた。

 

「あ、それだったらあたしも…」

 と、芦戸も加わろうとしたが

「芦戸ちゃん。残念やけど今回はやめとき」

「!?」

 お茶子が制止した。

 

「これは男と男の真剣勝負や…」

(いや、プロヒーロー来てる時点でフェアじゃなくね?)

 お茶子の言葉に皆が突っ込んだ。

 

「ありがとう麗日さん」

「ええよ」

「でも連れてくるプロヒーロー。女性だから」

「は? それやったら話は別や。うちも行く」

「麗日さん!!?(大汗)」

 お茶子の切り替えに皆が突っ込んだ。

 

「ちょっとずるいよ麗日!!」

「そうですわ!!」

「ウチもいく」

「わたしもいけたらいくわ」

「こうなったらA組全員で行こうぜ!!」

「おうよ!!」

 と、盛り上がった。

 

「それはいいけど、かっちゃんと轟くんはどうする?」

「来ていいならいく」

「おー来な来なー」

 轟が行く意思を見せた為、出久が承諾した。

 

「で、かっちゃんは?」

「……」

 出久の問いに爆豪は無言だった。

 

「爆豪!」

「行こうぜ」

 上鳴と瀬呂が発破をかけた。すると切島は、

 

「オレは分かってるんだぞ爆豪」

「!」

「お前…。絶対の自信があるんだよな?」

 切島の言葉に皆が反応した。

 

「そりゃそうさ。だってかっちゃん才能マンだからね。でも…僕に負けるのが怖いのかい?」

「そんな事ねぇわ…!!!!」

 と、爆豪がめっちゃ目を吊り上げた。

 

「あれ(すまっしゅ)みてぇに、完膚なきまでに叩き潰してやるわ…!!」

「面白い。僕もダシマ劇場(ダシマが書いた作品の総称であり、一個の会社みたいなもの)の力を借りて、色々鍛えたからね。バトルしようか」

「上等だ!!」

「良い感じで盛り上がってきたのう!!」

 と、A組の中で盛り上がってきた。

 

「あ、でも子供達がおねだりしてきてもいいように対策も考えないと」

「そうだな!」

「それなら私が…」

 物間をそっちのけて話し合いをし始めた。

 

 

「僕の事すっかり忘れ去られてる!!!(大汗)」

「ありがとよ物間くん。君のお陰でA組の団結力が上がった。今回のお話は間違いなく君がヒーローだ!!!」

「ちっとも嬉しくなぁい!!!(泣)」

「いよっしゃあ! ほえ面かかしたぜ!!」

 出久の発言に物間が泣き叫ぶと、切島、上鳴、瀬呂が天高くガッツポーズを上げた。

 

 

おしまい

 




キャラクターファイル19
障子 目蔵(しょうじ めぞう)

クラスで一番背が高く、怪力と言われている。
普段は目立たないが、冷静沈着でいざという時に頼れる影の実力者。
マスクをしているのは怖がられるからであるが、
やっぱり個性である複製腕ではないかと言われている…。
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