ダシマ式僕のヒーローアカデミア「僕のハーレムアカデミア♥」 作:ダシマ
第35話「出久の楽しい昆虫採集・1」
それはある日の事だった。
お茶子「デクくん。今度の休み予定ある?」
1年A組の教室で、お茶子が出久に休みの予定を聞いていた時の事だった。当然のごとく、クラスメイト達は出久とお茶子を見た。その中で峰田が恨めしそうに出久を見つめていたが、出久はあまり気にしていなかった。
出久「うん、あるよ」
お茶子「そ、そうなん…」
予定がある事にがっかりするお茶子。それに対して八百万、芦戸、梅雨、耳郎はどこかほっとしていて、峰田は露骨にガッツポーズをしていた。
お茶子「ちなみに何の予定があるん? ヒーローのグッズ集め?」
芦戸「それだったらあたし付き合うよ?」
出久「いや、ちょっと昆虫採集を手伝う事になってね…」
「昆虫採集?」
出久の言葉に驚く一同。
耳郎「こ、昆虫って小学生じゃないんだから…」
出久「いや、依頼人は女性」
「女性!!?」
皆が驚いた。
お茶子「じょ、女性ってどどどどどどどどどういう事なん!!?」
出久「知ってる? 昆虫ヒーロー・インセクトガール(※オリジナルキャラクターです)」
「インセクトガール?」
峰田「知ってるぞ! 健康的な肌でおっぱいもでかい…」
出久「その人から手伝ってほしいって言われてんの」
八百万「ど、どうしてまた…」
八百万の問いに出久は笑みを浮かべた。
出久「もう中学の事話しちゃったからぶっちゃけると、僕中学時代は色々やってて、人脈もそれなりにあるんだ。前にも手伝った事があるしね」
「!!」
耳郎「…インセクターってどんな感じ?」
芦戸「こんな感じ」
芦戸がネットでインセクトガールの画像を調べた。するとなかなかの美人だった。
お茶子・八百万・芦戸・梅雨(結構美人!!)
耳郎(乳でっか!!!)
と、衝撃を受けていた。
峰田「ていうかお前ひとりで行くのか!!?」
出久「ううん。孫さん達も一緒」
切島「孫さんって…」
出久「此間会ったでしょ。そう言う事だから」
出久の言葉にお茶子たちはやぎもぎしていた。そりゃそうだ。自分たち以外の女性と仲がいい上に、プロヒーローなのだから。
お茶子(ま、まさかとは思うけど…デクくんって年上が好みとかちゃうよな!?)
八百万(出久さんは仕事で行くんでしょうが…ああっ!! 気になって仕方ありませんわ!! インセクトガール!!)
耳郎(出久…まさかとは思うけど巨乳好きとかじゃないよな?)
梅雨(昆虫ならだいじょうぶだけど…)
芦戸「いいなー。アタシも行きたいなー」
芦戸がぶっこんだ。
出久「もしかして昆虫に興味あったりする?」
芦戸「いや、そういう訳じゃないんだけど、何か面白そうだなーって」
出久「いやいや。遊びに行く訳じゃないんだし」
お茶子「ちなみにどこまで行くん?」
出久「ちょっと広島に戻ります」
「広島!!?」
「まあ、孫さん広島にいるもんな…」
出久「じゃ、行ってきまーす」
そんなこんなで今度の休み、出久は昆虫採集に広島まで出かけた。
広島駅
出久「こんにちはー」
「ああ!! 出久くん久しぶりー!! 大きくなって!」
出久は麦わら帽子に白いシャツ、ハーフパンツをはいた女性に挨拶した。彼女こそ昆虫ヒーロー・インセクトガールである。見た目は褐色肌で長身の大人の女性だが、性格は天真爛漫。
出久「お久しぶりです」
インセクトガール「元気にしてた!?」
出久「孫さんと飛鳥くんも久しぶり」
飛鳥「此間会ったばかりだけどね」
出久の言葉に飛鳥が苦笑いした。
出久「他の皆は…」
飛鳥「未来さん達は受験とかがあるから来れないって」
出久「まあ、そうだよね…」
インセクトガール「さて! 皆そろった事だし…」
インセクトガールが口角を上げた。
インセクトガール「腹ごしらえしましょう!!」
孫「おー!!」
飛鳥「お、おー…」
インセクトガールと孫が元気よく返事したのに対し、飛鳥は困惑気味に返事した。
そしてそれを陰で見ていた者たちが…。
「あの人がインセクトガール…」
「孫さんと飛鳥さんもいらっしゃいますね…」
お茶子、八百万、耳郎、梅雨、芦戸がこっそりつけていた。上鳴と峰田もだが…。
耳郎「何でお前らもついて来てんだよ」
上鳴「いいじゃんか! 緑谷にいいつけるぞ!」
お茶子「大丈夫や。きれいさっぱり記憶を消したるさか…」
峰田「お、おい!!」
「!?」
峰田が声を上げると、皆が正面を見ると、飛鳥が困った様子でお茶子たちを見ていた。
上鳴「気づかれてるぞ!!」
上鳴の言葉に皆が慌て出したが、飛鳥は特に何もしないまま、出久達と移動した。
お茶子「気づいとらん…よな?」
上鳴「あ、ああ…」
その後、出久達は駅の中にあるお好み焼き屋で食事をとった後、車で移動した。そしてお茶子たちも八百万の家の車でついていった。
上鳴「広島にも別荘があったんだな」
八百万「いえ、これでもまだ小さい車なのですが…」
お茶子(こんなにもちゃうんかいな…お金持ちって…)
耳郎(反則だろ…乳もでっかいし…)
八百万の言葉にお茶子と耳郎が肩を落とした。
車で移動して数時間。出久達は目的地にたどり着いた。
出久「やっと着いたね…」
飛鳥「ああ…」
と、先に到着した出久達が歩いていると…。
「あ、おーい!!」
「飛鳥く~ん!! 出久く~ん!!」
飛鳥「あれ?」
出久「奈良川くん!」
と、1人の少年と、2人の少女が研究所らしき建物の前で立っていて出久達を出迎えた。彼らが出久の中学時代の同級生であり、飛鳥とは今でも同級生である。
出久「日向さんと椿さんも久しぶり」
日向「久しぶりだね」
椿「体育祭見たわよ」
和気藹々とする。
飛鳥「でもどうしたの? 3人とも…」
椿「アンタには話してなかったけど、私とお姉ちゃんも研究の手伝いをする事にしたのよ…」
椿が若干嫌そうにした。実は昆虫が苦手なのである。
飛鳥「もしかして皆来るから来たって感じか?」
椿「う、うるさいわね!! 出久も来るっていうから顔を出しに来てやったのよ!!」
出久「ありがとう」
と、出久は大人の対応をした。
インセクトガール「さて、これで全員そろったわね。中に入りましょうか」
飛鳥「いや、まだですよ」
インセクトガール「え?」
飛鳥が横を向くと、
飛鳥「せっかくここまで来たんですから一緒に行きましょうよ。雄英高校の皆さん」
(やっぱりバレてた!!!)
陰から出久達のやり取りを見ていたが、飛鳥にすっかり看破されていてお茶子たちは冷や汗をかいたのは言うまでもなかった。
つづく
キャラクターファイル35
インセクトガール/兜山ビオラ
昆虫が大好きな若手ヒーロー。ちなみに2年目。
褐色肌で巨乳、長身と見た目の大人の女性だが、
性格は昆虫大好き、お昼寝大好き、太陽が大好き、
まるで男子小学生。ちなみに好物はうなぎ。
個性:スイートスウェット
体からとても美味しそうな液体を出す。
分かりやすく言えば爆豪の個性の亜種バージョンだが、
あまり衛生上良くない。
ちなみにプロヒーローになったのに殆ど個性は使っていない。