ダシマ式僕のヒーローアカデミア「僕のハーレムアカデミア♥」   作:ダシマ

4 / 50
今回はA組女子会で起きた馴れ初め発表回です。






女子会編
第14話「私が出久に惚れるまで ~芦戸編~」


 

 

 それはある日の事だった。A組女子達がとあるカフェで女子会をしていた。

 

「えー皆さん。今日はお越し頂きありがとうございます」

 

 葉隠がパーティーの司会のように挨拶をした。お茶子、八百万、耳郎、芦戸、梅雨も葉隠の方を見た。

 

「でも急にどうしたの? いきなり女子会やりたいだなんて…」

「いいじゃんいいじゃん。たまにはこういうのもさ!」

 梅雨の言葉に芦戸が暢気に返した。

 

「いやー。どうしても気になる事があってね」

「気になる所?」

 

 葉隠が口角を上げた。

 

「ほら、私以外緑谷くんの事が好きじゃん?」

 葉隠の言葉にお茶子たちは頬を染めた。

 

「ひ、人に指摘されると恥ずかしいね…//////」

「そ、そうですね…/////」

 お茶子と八百万が顔を合わせた。

 

「でも、私あまりそういう事知らないし、どうして緑谷くんの事好きになったのか、改めて知っておきたいなーって」

「まあ…5人もすきなひとがおなじならきになるわね…」

 

 梅雨は自分に言い聞かせるようにした。

 

「じゃあ思い切ってぶっちゃけちゃう?」

「ぶっちゃけるだなんてそんな…」

 芦戸の言葉に八百万はもじもじして、喋る事に躊躇っていたが…。

 

「じゃーまずアタシからね」

「私の話を聞いてました!!?」

 芦戸の言葉に八百万が突っ込んだ。

「麗日が一番最後だと思うから、麗日が一番最後ね」

「う、うん…」

 芦戸の言葉にお茶子は苦笑いした。

 

「そういやいつ頃だったかなぁ…。確か春くらいだったな。出久と出会ったの」

「結構早いね」

「多分アタシが一番早いと思うよ」

 

「そうね…」

「うちは夏だったから…」

「ええ…」

 と、梅雨、耳郎、八百万も相槌を打った。

 

「どこで出会ったの!?」

「そうだねー。どこでって言われたら…アタシの地元の中学の近くで、ヴィランに襲われそうになったのを出久が助けてくれたのが最初の出会い」

 

 - 回想 -

 

「グォオオオオオオオオオオオオオ!!!」

 ヴィランが暴れていた。

 

「キャー!!」

「早く逃げて!!」

 

 その時芦戸は同級生と一緒に下校していたが、その途中で獣型のヴィランと遭遇。危機を感じた芦戸は同級生を逃がして一人で応戦する事に。

 

「グォオオオオオオオオオオオオ!!!」

 一回りも大きいヴィランに芦戸は息をのんでいた。自分にできる事は仲間を逃がす事しか出来ないと心の中で思い、覚悟を決めていた。

 

 そしてヴィランが芦戸にめがけて突っ込んでいった時、突如芦戸は体が軽くなるのを感じた。そしてそれと同時に自分がいた場所で大きな音がしたのにも気づく。

 

「!?」

 一瞬何が起きたかわからず、顔を上げると…出久が自分をお姫様抱っこしている事に気づいた。

 

「!!?//////」

 芦戸はお姫様抱っこされているという事に対して頬を赤らめた。

 

「あ、ごめんね」

 それに気づいたのか出久が話しかけた。

 

 ヴィランからある程度距離を取って、出久は芦戸を下した。その時の出久の格好は緑色のTシャツにデニムといった至ってシンプルな格好だった。

 

「大丈夫?」

「あ、うん…」

「そう。それなら良かった」

 出久がにっこり笑うと、芦戸はあっけにとられた。

 

「さて、僕が奴を倒すから君は警察を呼んでくれるかな?」

「えっ…」

「大丈夫。僕強いから。頼んだよ」

「あっ…」

 と、出久はヴィランの所に向かった。芦戸は困った顔でそんな出久を見つめていたが…。

 

「グオオオオオオオオオオオオ!!」

 ヴィランが出久に向かって襲い掛かったが、瞬時にかわして…

 

「やかましい!!」

「グフォッ!!!」

 

 出久はヴィランの頬に一発パンチをお見舞いすると、ヴィランはそのまま壁に叩きつけられて伸びた。

 

(ええええええええええええええええええええええええええ(大汗))

 

 - 回想終わり -

 

「…かっこいいっていうより、ただ単に凄いって思ったなぁ。あの時は」

「うーん…」

 芦戸の言葉に他の女子達も何とも言えない気持ちになった。

 

「緑谷くんって、若干変だけど滅茶苦茶強いよね…」

「そうなの。でも何でそんなに強いのか聞いても全然教えてくれないの。『これ教えたら25話までもたない』とか訳の分からないとか言って」

(何も突っ込まんぞ…)

 芦戸の言葉に耳郎が視線を逸らした。

 

「さあ続き続き!」

「うん」

 

 - 回想 -

 

 ヴィランを倒した後、芦戸は出久に近づいた。

 

「大丈夫!!?」

「僕は大丈夫。それよりも警察呼んでくれた?」

「うん! 今こっちに向かってくれるって! それよりも怪我してない!!?」

「してないよ」

 出久が殴った方の拳を芦戸に見せたが、凄く大丈夫そうだった。

 

「でも君凄く強いね! もしかしてヒーロー志望!?」

「そうだよ」

「私もそうなんだ! どこ受けるの!?」

「雄英高校か士傑高校。でも地元のヒーロースクールで下克上もいいなぁ」

「下克上…(汗)」

 出久の言葉に芦戸が口元を引きつる。

 

「私雄英高校受けるんだ!」

「へー。そりゃ凄いね」

 と、そのまま普通に喋っていた。

 

「…あのさ」

「何だい?」

「その…」

 芦戸がモジモジした。

 

「も、もし良かったらだけど…。で、電話番号。交換してくれない?」

「何で?」

「何でって…。ヒーローを目指すならさ、連絡できた方が良いかなって…」

「……」

 出久が芦戸を見つめた。

「い、嫌なら別にいいよ!? 無理強いはしないし!」

 芦戸が慌てると、

「それだったらさ」

「?」

 

「雄英高校に合格したら交換しようよ」

「!!」

 出久の言葉に芦戸が目を大きく開いた。

 

「あ、でもそういや何年生?」

「さ、3年生…」

「そっか。じゃあ丁度いいね。その方が受験頑張れるかなって。ドラマみたいで」

「……」

 出久が口角を上げた。

 

「じゃ、あとは宜しくね」

「えっ、ちょ…」

 出久がその場を後にした。それと入れ替わるように警察が到着した。

 

(ちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!)

 

 - 回想終わり -

 

「…っていう事もあったなぁ」

「(出久の呼び名)らしいなぁ…」

 芦戸が一息つくと、お茶子、耳郎、八百万、梅雨が相槌を打った。

 

「でもこれで惚れるって…」

「あ、えっとね。その時はまだ何ともなかったんだよ」

「入試で再会したときとか?」

「ううん。合格した後」

「!?

 

 - 回想 -

 

「あ!!」

 雄英高校の中庭で芦戸が出久を見つけた。

「おーい!!」

「おや」

 芦戸が声をかけると、出久が芦戸の方を振り向いた。

 

「芦戸さん」

「良かったぁ!! ちゃんといたぁ!!」

 芦戸が出久を見た。

「このまま他の学校に行ったら許さなかったよ!」

「そう?」

 芦戸が憤慨しているのを見て、出久は苦笑いした。

 

「で、あのさ出久。覚えてる? あの約束…」

「覚えてるよ」

 出久が口角を上げた。

 

「電話番号」

「……!!」

 

 どうせいつものようにボケるんだろうなと思っていた芦戸だったが、まっさきに約束の事を持ってきて、思わずときめいてしまった。

 

「覚えてくれてたんだ!」

「そりゃあ覚えてるさ。だって…」

 出久が芦戸を見て、苦笑いした。

 

「約束だから」

「/////////」

 

 

 - 回想終わり -

 

「完全にしてやられました///////」

「ニコポ…」

 芦戸が頬を染めてテーブルに顔をつけながら言うと、葉隠が突っ込んだ。ちなみにニコポとは主人公が「ニコッ」と笑うだけでヒロインが「ポッ」と惚れるハーレム系小説を指す用語である。また女性が笑って男性を惚れさせるパターンもある。

 

「チョロインじゃねーか…」

「じゃあ次は耳郎ね」

「んなぁ!!!//////」

 

 と、ガールズトークはまだまだ続くのだった。

 

 

おしまい

 




キャラクターファイル14
飯田 天哉(いいだ てんや)

生真面目・堅物が良く似合うA組のクラス委員長。
原作同様出久やお茶子と仲がいいが、お茶子が出久にぞっこんな為、
孤立しがちなのは内緒だ。
だが、最近は轟とも仲良くなったので、彼と一緒に行動する事もある。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。