ダシマ式僕のヒーローアカデミア「僕のハーレムアカデミア♥」 作:ダシマ
第46話「出久のインターンシップ」
ミリオ達と別れた後、出久はある人物に電話をかけた。
「もしもし」
「あ、もしもし飛鳥くん? 僕だけど…」
「あ、出久? どうしたの?」
電話の相手は兄弟弟子である一丈字飛鳥だった。
出久「死穢八斎會と戦ったんだって?」
飛鳥「そうなんだよ。実は孫さんが街を歩いてたら女の子を保護してきてね…」
と、そのまま話し込んだ。
飛鳥「で、その壊理っていう女の子の個性を使って、死穢八斎會は『個性消失弾』っていう武器を作ってたんだ」
出久「まー…」
出久が困惑した。
出久「で、壊理ちゃんは保護できたの?」
飛鳥「うん。今こっちにいるよ」
出久「飛鳥くん達は大丈夫?」
飛鳥「大丈夫だよ。オレはちょっと入院する事になったけど…」
飛鳥が苦笑いした。
飛鳥「和哉さんも孫さんもダメージは受けたけど、入院するほどじゃないって」
出久「そっかー。そりゃ良かった」
飛鳥「心配してくれてありがとう」
出久「まあ、死穢八斎會程になればねー。じゃーまた今度ねー」
飛鳥「はーい」
飛鳥が電話を切って、出久が一息つくと、捕縛布にまかれそうになったのを避けた。そこには相澤やA組の面々がいた。
出久「何ですの」
相澤「さっきの電話について、詳しく聞かせて貰おうか」
出久「それを知ってどうするつもりですか?」
相澤「黙ってオレの言う通りにしろ」
爆豪「教えろや!! クソデクが!」
ヒロインズが心配そうに見つめている。
「オレの弟子に何か御用ですか?」
「!!?」
と、ある人物が現れた。古堂和哉である。
和哉「イレイザーヘッド」
相澤「古堂!!」
「!!?(大汗)」
和哉から放たれる異質な気にA組は足元がすくんだ。
和哉「此間は弟と部下が世話になったようで。あとカウキングも」
相澤「ここに一体何しに来た!!」
和哉「……」
和哉が相澤を見つめる。
和哉「相変わらず人のやる事に首を突っ込むのが好きみたいですね。ですが…アナタが知る必要はない」
相澤「オレはこいつの担任だ」
和哉「生徒のプライバシーに首を突っ込みすぎるのも、如何なものかと思いますがね」
相澤「合理的に欠ける奴だ…!!」
和哉「それはお互い様ですよ」
相澤が和哉を睨みつけるが、和哉も相澤を睨みつけた。
和哉「またやられたいのであれば、お相手致しますよ」
上鳴(ひぃいいい~~~~~~~~~!!!!(泣))
峰田(天喰先輩が言ってた通り圧力半端ねぇ~~~~!!!(泣))
和哉の怒気に生徒のほぼ全員が震えあがっていた。
和哉「…というのは冗談ですよ。オレは喧嘩を吹っかけに来たんじゃない。死穢八斎會の件で色々忙しいですからね」
爆豪「な、なんだてめぇ!!」
爆豪が前に出た。
爆豪「いきなり現れて何だぁ!!?」
切島「よせ!! 爆豪!!」
瀬呂「殺されるぞ!!」
和哉「……」
和哉は爆豪を一瞬見ると、出久を見た。
和哉「久しぶりだな。出久」
爆豪「無視してんじゃねぇや!!」
と、爆豪が突っかかったが、和哉は微動だにしなかった。
次の瞬間、爆豪の動きが止まった。
爆豪「な、なんだ!? 体が…」
すると爆豪は突如身体が浮いて、そのまま壁に叩きつけられた。
爆豪「ぐはっ!!」
「爆豪!!!」
切島、上鳴、瀬呂が爆豪に駆け寄った。
和哉「随分行儀の悪い生徒もいるモンだな…」
爆豪「……!!」
出久「あの、和哉さん。ここには…」
和哉「……」
和哉が出久を見つめた。
和哉「死穢八斎會の現場に近かったもんでな。顔を出しに来た」
出久「そ、そうですか…」
出久が困惑した。
和哉「オレの気配は察知できてないあたり、少し体が鈍ってるようだな」
出久「…やっぱり分かりましたか」
(あれで!!?(大汗))
爆豪「こ、この…!!」
爆豪が和哉を睨みつけた。
瀬呂「よせって!!」
爆豪「このまま舐められてたまるかぁあああああああああああ!!!!!」
爆豪が再び和哉に突っかかった。
和哉「遊んでやれ。出久」
出久「はい」
すると瞬時に出久が爆豪を取り押さえた。
「!!?」
爆豪「は…離せぇ!!」
出久「もう無理だよかっちゃん」
爆豪「何が無理だぁあああああああああ!!!!」
と、爆豪が個性を放とうとしたが、個性が出なかった。
「!!?」
爆豪「な、なんだ!!? 何故個性が出ない!!」
出久「……」
個性が出なくなって慌てる爆豪に出久は無言を貫いた。
和哉「もうお前はオレの術に嵌っている」
爆豪「!!?」
和哉が爆豪の前に現れた。
和哉「そしてお前は本気でない出久に完膚なきまでに抑えられている。これが実践なら…どうなるか分かるだろう。お前ならな」
爆豪「……!!」
爆豪が和哉を睨みつけたが、和哉は冷徹に爆豪を見下していた。
和哉「お前の負けだ」
「……!!」
和哉の実力を見て、生徒達と相澤は絶句した。
和哉「そのまま取り押さえていろ。出久」
出久「はい」
和哉が相澤を見つめていた。
和哉「死穢八斎會の件については口を挟まないで貰おうか」
相澤「お前に何の権限があって…!!」
和哉「それもお互い様だろう」
和哉が出久に対して超能力をかけた。
相澤「緑谷に何をした!!」
和哉「なあに。ちょっとした細工をした。こいつが死穢八斎會の事を喋ろうとしたら、アンタのマズい秘密がこいつの後ろからイメージで出てくるようにな」
「!!?」
相澤が驚いた。
相澤「オレに脅しをかけているのか…!!」
和哉「脅し? 脅すも何も100%あんたに落ち度がある話だぜ。校長先生が聞いたら発狂するだろうよ」
和哉が不敵な笑みを浮かべた。和哉は微笑むことは一切なく、口元だけ笑みを浮かべるのだが、これがまた怖い。
相澤「てめぇ…!!!」
和哉「話したところで何かする訳でもあるまい。ましてやその横暴さでアメリカのヒーロー達から嫌われてるんだろう。人の事より自分のことを心配しろ」
「!!?」
と、和哉が出久を見た。
和哉「それじゃあ、元気そうなのも確認できた。オレは帰る」
出久「あ、はい。お疲れ様でした」
その時だった。
「あ、和哉さん!」
ねじれが話しかけてきた。
和哉「お前は…」
ねじれ「波動ねじれ! リューキュウ事務所のインターン生だよ! あのねあのね! 出久くんをリューキュウの事務所に入れたいんだけど!」
和哉「ああ…。本人からも電話があったぜ。驚きだよ」
和哉があざ笑うように言い放った。
和哉「そんなもの出久に決めさせろ。人に言われてやるようじゃ話にならん」
和哉が出久に背を向けた。
和哉「…そう教えた筈だったな」
出久「ええ」
出久が和哉の方を見た。
出久「ねじれ先輩。ごめんなさい」
ねじれ「!?」
出久「それから相澤先生も」
相澤「?」
出久が真剣な顔をした。
出久「僕…和哉さんの所に行きたいです」
つづく
キャラクターファイル46
天喰 環
雄英高校のトップスクールヒーロー「BIG3」の1人。
実力は申し分ないのだが、メンタル面が脆い。