ダシマ式僕のヒーローアカデミア「僕のハーレムアカデミア♥」   作:ダシマ

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第47話「出久の決断」

 

 

 

和哉「……」

 

 自分の所に行きたいという出久に対して、和哉は口を閉じる。

 

ねじれ「えーっ!!?」

環「波動さん」

 

 文句を言おうとするねじれに対して、環が止めた。

 

和哉「飛鳥の事か?」

出久「違います」

 

 出久は真剣な表情で和哉を見つめた。

 

出久「言われた通り、この雄英高校でいろんなことを学んできました。新しい人たちとの出会い、最高の環境での救助訓練や戦闘訓練。職場体験でもWONDER BOY以外の事務所でお世話になりました。今日までこの素晴らしい仲間たちと一緒に頑張ってきました。貴方『達』のようなヒーローになる為」

「!!」

 

出久「僕の成長した姿を、和哉さん。あなたに見て欲しいんです」

和哉「……」

 

 和哉が口角を下げて俯いた。

 

和哉「…暫く会わないうちに随分に言うようになったな」

「!!」

和哉「これもイレイザーヘッドの教育の賜物か?」

出久「そうかもしれませんね」

相澤「ちげぇよ」

ミリオ「まあまあまあ! ここは空気を読んで…」

爆豪「って! いい加減離せクソデクが!!」

 爆豪が暴れるが、出久を取り押さえていた。

 

和哉「もういい。離してやれ」

出久「はい」

 出久が爆豪を話すと、切島たちが爆豪を退場させた。

 

和哉「……」

 和哉が目を閉じた。

 

和哉「イレイザーヘッド」

相澤「何だ」

和哉「ナイトアイ事務所に行く話になったと聞いているが…」

相澤「それはオールマイトが…」

 

「話は聞かせて貰ったよ」

 

 オールマイトが現れた。

 

「オールマイト!!」

 皆がオールマイトを見ると、オールマイトと和哉は見つめ合った。

 

オールマイト「久しぶりだね。和哉くん」

和哉「お久しぶりです」

「!!」

 皆が反応した。

 

和哉「ナイトアイの事務所に行くと聞いていますが?」

オールマイト「そうなんだよ」

和哉「それは…出久が自分で決めたんですか?」

オールマイト「いや…」

和哉「なら、自分で決めさせてください」

オールマイト「けどね…」

和哉「……」

 和哉が考えた。

 

和哉「分かった。死穢八斎會の情報を全部あんた達に渡す。その代わり、出久のインターンは自分で決めさせろ」

「!!?」

オールマイト「か、和哉くん!?」

和哉「アンタが無理ならオレからナイトアイに話す。日本ヒーローの信用がまた下がる前に手を打っておかないといけないからな」

 和哉の発言に皆が驚いた。

切島「日本ヒーローの信頼が下がるって…!!」

和哉「カウキングというヒーローに前にあった事があるだろう」

「!!」

和哉「今、アメリカでは日本のプロヒーローに対してあまり良い感情を抱いていない。お前達にも心当たりがあるだろう」

 

 和哉の言葉にはっとなる生徒達。

 

オールマイト「わ、分かった…。そこまで言うなら…」

和哉「感謝するよ」

 和哉が出久を見た。

 

和哉「さて、改めて聞こう。どこに行きたいって?」

出久「和哉さんの所です」

和哉「……」

 

 和哉が考えた。

 

和哉「今度の土曜日、島に帰ってこい」

「!!?」

 

和哉「孫と戦って貰う。そこでお前が使えるかテストする」

出久「分かりました」

 

 和哉の言葉に対して出久は承諾した。

 

切島「そ、孫って…」

瀬呂「確か…」

和哉「オレの弟だ」

「!!」

 

 和哉が切島と瀬呂を見た。

 

和哉「遅れたが、弟子がいつも世話になってるな。感謝している」

「あ、いえ…(汗)」

爆豪「……!!(激怒)」

 

 爆豪が和哉を睨みつけるが、和哉はまた無視して出久を見つめる。

 

和哉「交通費はこっちで負担する」

出久「ありがとうございます」

和哉「じゃあな」

 

 そう言って和哉は黒い炎に包まれて消えた。

 

「……!」

 

出久「……」

お茶子「デクくん…」

 お茶子をはじめ、ヒロインズは心配した。

 

瀬呂「あれ? 土曜日?」

 瀬呂が考えた。

 

瀬呂「って、土曜日って明日じゃんか!!!」

「えええええええええええええ!!!!?」

 

 瀬呂の言葉に皆が驚いた。

 

出久「しょうがないよ。和哉さん忙しいもん。外出許可証を貰わなきゃ」

 すると根津がやってきた。

「?」

 

根津「あ、緑谷くん。外出許可証なら和哉くんが手配してるのさ!」

「!!?(大汗)」

出久「流石和哉さんだ…」

上鳴「いや、お前の師匠ってマジでどうなってんだよ!!!(大汗)」

峰田「死ぬかと思った…(汗)」

 

 上鳴が慌てて突っ込むと、峰田はぐったりとした。

 

 そして夕方、出久は支度を済ませて…。

 

出久「じゃあ行ってくるね」

「お、おう…」

 ハイツアライアンスの前で仲間たちに見送られる出久。

 

お茶子「ホンマに大丈夫?」

出久「大丈夫」

 出久がお茶子を見つめる。

 

出久「いつもありがとう」

お茶子「え?」

出久「僕は本当に幸せ者だ」

お茶子「デクくん…」

芦戸「絶対クリアしてくるんだよ!」

 芦戸がずいっと割り込んだ。

 

梅雨「あなたならだいじょうぶよ。出久ちゃん」

耳郎「でも無理すんなよ」

八百万「ご武運をお祈りします」

出久「ありがとう」

 

 と、梅雨、耳郎、八百万にも励まされて、出久は去っていった。

 

「……」

 

 生徒達は出久の背中を見つめた。

 

瀬呂「何か…緑谷が遠いな」

常闇「ああ…」

 

 瀬呂のつぶやきに常闇が答えると、爆豪が何か考え込んでいた。

 

 広島のとある病院

 

飛鳥「え!? 出久こっちに帰ってくるんですか!?」

 飛鳥が驚いていた。

 

和哉「ああ」

飛鳥「……」

 飛鳥が考えていた。

 

飛鳥「出久…もしかして…」

和哉「余計な詮索をするな」

 

 和哉が飛鳥に背を向けた。

 

和哉「悪事をしている訳じゃない。好きにさせてやれ」

飛鳥「……」

 飛鳥が考えていた。

 

飛鳥(出久…)

 

 その夜。出久は広島のホテルで外泊をしていた。

 

出久「……」

 出久はベッドであおむけになって天井を見つめていた。

 

 そして静かに思い出す。修業の日々。

 

体が言う事を聞かず立ち上がれず、修業を打ち切られ、和哉が自分の元から去った事。

 

和哉が自分の為に学校に乗り込んで、守ってくれた事。

 

中学卒業時、和哉が出久に対してヒーローとしての道を示した事。

 

 

 

 そしてそんな事を考えているうちに、出久は眠りについた。

 

 

つづく

 




キャラクターファイル47

古堂 和哉

オリジナルキャラクター
特殊ヒーローチーム「WONDER BOY」のリーダーで、
地元である虹島では数百人のごろつき達を纏めるボスでもある。
本作では出久の師匠にあたり、出久を鍛え上げた張本人。
言動がいちいち怖く、シリアスな場面しか出てこない。
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