ダシマ式僕のヒーローアカデミア「僕のハーレムアカデミア♥」 作:ダシマ
アンケートの投票結果は今回のオチで使わせて頂いております。
ある日の事だった。
「ねえ出久!」
雄英高校のヒーロー科の教室で、芦戸が出久に声をかけてきた。
「何でしょう芦戸さん」
「今度の休みって暇?」
「あー。暇じゃないんだ」
と、空気が止まった。
「何か用事でもあるの?」
「今度の休み、町内会の運動会があってそこに助っ人で頼まれてるんだよ」
「運動会!!?」
皆が驚いた。
「それってどこでやるん!!?」
「ダシマ公園」
お茶子が場所を聞いてきたので、出久は開催場所を答えた。
(いや、名前…(汗))
名前に関しては突っ込まないでください。
「そうか…頑張りたまえよ!!」
「ありがとう」
「……」
飯田に激励されている出久を見た爆豪は何か思い込んだ。
そして運動会当日。空は快晴でまさに運動日和だった。
「さーてと…」
出久も準備運動をしっかり済ませていたが…。
「おい、あれ雄英高校の生徒じゃないか?」
「ホントだ…」
「でも何であんな格好なんだろう」
「それはそうと…」
胸でけぇな!!!!
「……」
出久はチアガールの格好をしている八百万たちを見かけた。彼女達だけではなく、興味本位で爆豪以外のクラスメイトが応援に駆けつけていた。
そして出久と合流する…。
「やあ」
出久がそう言い放った。目の前には緑を基調としたチアガール姿をした八百万たちがいる。スカートは若干短めにしたが、スパッツを穿いている。理由は言うまでもない。
「いや、スパッツもありです」
「緑谷にマジ感謝」
「拝むな!!!(激怒)」
峰田実が親指を立てて、上鳴が両手を組むと耳郎が突っ込んだ。
ちなみにいつもなら個性のイヤホンジャックを使って、上鳴や峰田の耳にイヤホンを差し込んで爆音を流し、気絶させるのだが、民間人がいる手前個性を使う訳にはいかなかったので、口だけである。
「爆豪も来ればよかったのになー」
と、切島が苦笑いすると、
「ああ。かっちゃんなら来てるよ」
「え?」
出久の言葉に皆が驚いた。
「僕と違うチームだけど」
「ええええええええええええ!!!?」
出久が指を刺した先に爆豪がいた。
「ば、爆豪の奴…(汗)」
「どんだけ緑谷敵視してんだよ…(汗)」
上鳴と瀬呂が困惑した。
「デクくん頑張ってね!」
「応援してますわ!!」
「爆豪なんかに負けんなよ!!」
「大丈夫!!」
「おうえんしてるわ」
と、ヒロインズに応援された。
(でもやっぱり羨ましい…)
(緑谷の専属チア軍団みたいなもんだしなぁ…)
応援されている出久を見て、上鳴と峰田は砂になっていた。
『これより運動会を始めます。選手は中央に集まってくださーい』
というアナウンスが流れた。
「それじゃ僕行ってくるから」
と、出久は中央に向かっていった。
「よし! それじゃ皆! デクくんを応援しよう!!」
「おー!!」
「……」
切島たち一部の男子は心の中で『爆豪も応援してやろう』と思っていた。
そして運動会が始まった。紅組と青組に分かれる。
「青組…?」
「白組じゃないの?」
これについては学校によって違います。ちなみに出久は青組で爆豪が紅組である。
最初の種目は二人三脚だったが、出久と爆豪は親子で出場する事になった。
しかし、青組は引子の運動不足がたたって思うように前に進めなかった。それに対して紅組は親子そろって運動神経抜群だった上に息もぴったりだったので圧勝した。
「ゴール!!! 紅組の勝ちー!!!」
と、アナウンスすると大歓声が上がった。
「ドンマイドンマイ!!」
「次頑張りましょう!!」
と、お茶子たちが声掛けをしたが、当然出久達に聞こえている筈がない。
競技が終わって…
「ご、ごめん出久…ぜぇ…ぜぇ…」
「いや、息上がり過ぎでしょ。大丈夫?」
引子がクタクタになっていると、爆豪が現れた。
「かっちゃん」
「今回はオレが勝たせて貰う」
そう言って爆豪は去っていった。
「ご、ごめんね出久…」
「大丈夫だよ。まだ競技はあるから。でも…」
出久が引子を見た。
「もうちょっと運動しようか…」
「うん…」
負けた事よりも引子の体力の無さが心配になる出久だった。
続いての競技は玉入れだった。この競技は出久と爆豪も出ていて、二人とも正確に投げていた。
「いけー!!! デクくーん!!!」
「爆豪も頑張れー…(小声)」
「もっと気合込めて応援しろや!!!(激怒)」
切島や瀬呂が小声で応援していたので、爆豪が突っ込んだ。その間にも出久は確実に球を入れていった。
その結果…。
「青組の勝ちです!!」
「やったやったー!!」
ヒロインズは喜び、はしゃいだ。この時峰田と上鳴はヒロインズの乳揺れを見逃さなかった。そして耳郎が忘れさせようとしたが、何とかかわした。まあ、運動会が終わったら記憶を消されるだろうが…。
「オイラは何度でも蘇る!!!」
「蘇らんでええわ!!」
障害物競走も行われたが、これは出久のみの参加だった。
「緑谷出久さん! 余裕で1位です!!」
圧勝で、ヒロインズも喜んだ。峰田が乳揺れを確認しようとしていないか耳郎が見張ったものの何もしていなかった。
そしてまた100m走では爆豪が参加したが、爆豪も1位だった。
「爆豪勝己さんが1位です!!」
「わーすごいすごーい(棒読み)」
「もっと感情込めろや!!!(激怒)」
「凄かったぞ爆豪!!」
ヒロインズが投げやりだった為、爆豪がまたつっこんだ。切島がなんとかフォローを入れたが、爆豪はヒロインズをずっと睨み続けたままだった。
そして…
「本当に激戦だったな!!」
出久が協議を終えて、皆と合流して昼食を取っていた。そんな中飯田が出久に言い放った。
「そうだね。そしてかっちゃんは相変わらず強敵だった…」
出久が苦笑いした。
「そういや爆豪は?」
「おばさん達と食べてるんじゃないかな」
すると…
「あ、デクくん。うちらお弁当作ってきたんよ」
「へー。ありがとう」
「本当にありがとね…」
引子が申し訳なさそうにお礼を言うと、
「いえいえ!!」
と、にこやかにヒロインズが言い放った。
(点数稼ぎしようとしてるのがあからさま…(汗))
分かりやすいヒロインズの裏の顔に他の生徒達は呆れた。
「ささ、食べて食べて!!」
「頂きます…」
出久が弁当を食べた。
「美味しい!!」
「そ、そう?」
梅雨が反応した。
「これ、蛙吹さんが作ったの?」
「そうよ。よかったわ」
「いや、本当に美味しい」
「え、そう?」
引子が梅雨の卵焼きを食べた。
「あらやだ。私が作る奴より美味しい」
「そ、それはほめすぎですよ…」
引子が大絶賛した事で梅雨は照れた。他の4人は危機感を抱く。
「デ、デクくん。他にもいっぱいあるから食べてな! あ、おにぎり作ってんねんけど…」
「私はこれを作りましたわ!」
「アタシも頑張ったんだよ! これとか…」
「うち、これ作った…」
と、出久にアプローチした。出久はありがとうと苦笑いしながら言った。
「出久…もしかして、モテモテ?」
「そうなんですよー」
引子の呟きにクラスメイト達は一斉に答えた。
「あのクソナードが…!!!」
「クソナード言うんじゃない!!」
爆豪は母・光己に盛大に頭を殴られたとさ。
おしまい
キャラクターファイル08
上鳴 電気(かみなり でんき)
クラス一のチャラ男。ミーハーで軽い性格だが仲間思いである。
やたらモテる出久に対して悪態をつくことがあるが、
ヒーロー実習の時は普通に協力し合う。
最近の悩みが耳郎がやたら厳しい事である。