ツバキ「どうも、ツバキです。まあ、飛行タイプのポケモンは持っていて損は無いし、そらをとぶを覚えるポケモンが必要になる時が多いから、そういう人も多いかもしれないわね」
政実「そうだね。まあ、金銀でチコリータをパートナーにした身としては、飛行タイプには特にお世話になってたかな」
ツバキ「そうでしょうね。さて……それじゃあそろそろ始めていきましょうか」
政実「うん」
政実・ツバキ「それでは、第9話をどうぞ」
ヒビキ君とのバトルをした翌日、お母さんの作ってくれた朝食を食べながら今日は何をしようか考えていたその時、「……姉さん、少し良いかな?」とシルバーが恐る恐る話し掛けてきた。
「ん……シルバー、どうかした?」
「実は……昨日、『ジョウト地方』のポケモンを調べていたら、気になるポケモンがいたんだけど、姉さんさえ良かったらソイツを捕まえる手伝いをしてほしいんだ」
「別にそれは良いけど……そのポケモンって?」
「虫/格闘タイプのヘラクロスっていうポケモンなんだ」
「ヘラクロス、ね……」
ヘラクロス、図鑑での分類は『1ぽんヅノポケモン』でたしかこうげきが高いポケモンだったよね。シルバーは水タイプのワニノコをパートナーとして選んでいるから、虫タイプという点で弱点の草タイプを、地面タイプの技を覚えるという点で同じく弱点の電気タイプをどうにか出来る分、中々良い選択だと思うけど、どうしてヘラクロスを捕まえようと思ったんだろう?
そんな疑問を抱いた私は、正直にそれをシルバーにぶつけた。
「でも、どうしてヘラクロスを捕まえようと思ったの?」
「……水タイプのルークは草タイプと電気タイプが弱点だ。それなら、他のポケモンでそこを補おうと思って調べていたら、見つけたのがヘラクロスだったんだ」
「ふむふむ……」
「それに……」
「……それに?」
私が首を傾げながら問い掛けると、シルバーは少し頬を赤らめながらそっぽを向きつつぽそっと呟いた。
「か、カッコいいと思ったから……」
「…………」
「な、なんだよ……笑いたいなら笑えば良いだろ……!」
「ううん、笑わないよ。ヘラクロスがカッコいいと思うのは、私も同じだし、そう思うのは普通の事だと思うからね」
「姉さん……ありが──」
「まあ、頬を赤らめながら言うシルバーは可愛かったけどね♪」
「姉さん!」
「あはは、ゴメンゴメン。でも、父さん達もシルバーが他のポケモンを捕まえようと思ってるのは、良い事だと思うでしょ?」
その問い掛けに父さんと母さんは揃って頷いた。
「ああ、手持ちポケモンの弱点の補完はトレーナーにとって基本だ。まあ、我々ジムリーダーや四天王などのように手持ちポケモンのタイプを一貫しているトレーナーもいるが、それでも二つ目のタイプや覚えさせる技などでそこを補う事にはしている。そうでなければ、チャレンジャーの前で無様な姿を見せる事になるからな」
「それにしても、シルバーがまた新しいポケモンを手に入れようと思うなんて……ふふ、ますますポケモントレーナーらしくなってきたわね」
「らしくって……まあ、良いか」
小さく溜息をつきながら言った後、シルバーは私特製の水タイプ用のポケモンフーズを美味しそうに食べるルークに声を掛けた。
「ルーク、新しい仲間を増やせるように頑張ろうな」
「ワニ」
ルークが頷きながら答えた後、シルバーは満足げに頷き返し、再び朝食を食べ始めた。そして、そんな弟の姿を見て、私は愛しさからクスリと笑った。
それにしても……シルバーがヘラクロスかぁ。シルバーの事だから、ニューラとかクロバットに興味を示すかと思ったけど、やっぱり男の子らしいところもあるんだね。よし、こうなったら私も全力で手伝うとしますか。
「可愛い弟からのせっかくのお願いだし……ね」
小さな声でそう独り言ちた後、私はヘラクロスをどうやって見つけるか考えながら再び朝食を食べ始めた。
「それじゃあ、行ってきまーす」
「行ってきます」
朝食を食べ終え、ヘラクロスを探しに行く準備を整えた後、私とシルバーは母さんに声を掛けてから揃って家を出た。歩きながら空を見上げると、目の前にはとても綺麗な青空が広がっており、絶好のポケモンゲット日和と言えた。
「さてと……それじゃあヘラクロス探しを早速始めようと思うんだけど、ヘラクロスはどこにいるのかって調べてあるの?」
「一応。生息域は広くて、『ジョウト地方』の各地にある木にいるらしいけど、甘い蜜が好きらしいから、そういうのが垂れている木じゃないとたぶんいないと思う」
「なるほどね。各地にある木にいるなら、すぐ近くの『29番道路』で探したいところだけど、そういうのに詳しい人っていうと……」
その時、「あっ、ツバキさん!」ととても嬉しそうな声が聞こえ、私達はそちらに視線を向けた。すると、昨日と同じくヒビキ君が嬉しそうに手を振りながらこっちに向かって走ってくるのが見えた。
ヒビキ君、か……ヒビキ君ならこの近くの事には詳しいはずだし、ちょうど良かったかも。
そう思いながら手を振り返していると、ヒビキ君は私達の目の前で足を止め、ニッと笑いながら話し掛けてきた。
「おはようございます、ツバキさん! シルバーもおはよう」
「おはよう、ヒビキ君」
「……おはよう。お前、コトネやウズヒコ達と一緒じゃないんだな」
「あははっ。それ、昨日ツバキさんにも訊かれたな。コトネ達は今日も家の都合で遊べないみたいだから、ウツギ博士の研究所に行くところだったんだ」
「そっかぁ……ところで、ヒビキ君」
「はい、なんすか?」
「ヒビキ君って、『29番道路』の事に詳しい?」
「『29番道路』っすか? そりゃあ、『ワカバタウン』のすぐ近くの事なんで詳しいと言えば詳しいっすけど……それが一体?」
「実はね……」
私が事の次第をヒビキ君に話すと、ヒビキ君は「なるほど」と楽しそうな笑みを浮かべ、私の隣にいるシルバーの肩をバンバンと叩き始めた。
「なんだ、兄弟もポケモンゲットに興味あるんだな!」
「痛いから叩くな。後、兄弟って呼ぶな」
「別に良いじゃんか。俺達、一緒にパートナーポケモンを貰った仲だろ~?」
「それなら、コトネ達も含まれるだろ──って、そんな事はどうでも良い! ヒビキ、『29番道路』にはヘラクロスが好きそうな甘い蜜がある木はあるのか?」
「ああ、それらしいのなら知ってるぜ。まあ、ヘラクロスが生息してるかまではわからないけど、もしかしたらいるかもしれないぜ?」
「それは良かった。ヒビキ君、良ければ案内してくれる?」
「もちろんっす! よし……それじゃあ二人とも、俺についてきて下さい」
そのヒビキ君の言葉に頷いた後、私達はヒビキ君の後に続いて歩き始めた。そして、『ワカバタウン』を出て、『29番道路』に入って数分が経った頃、私達は1本の大樹の前に立っていた。その大樹はとても幹が太く、枝葉で見えない上の方からは様々なポケモン達の鳴き声が聞こえてきていた。
「これがその木……」
「色々なポケモン達の鳴き声が聞こえるし、ここならヘラクロスがいてもおかしくはないか」
「へへ、だろ? という事で、早速ヘラクロスに出てきてもらうとするか」
「出てきてもらうって……甘い蜜なんて持ってないぞ?」
「無くても良いんだよ。だって、今からこの木にぶつかってヘラクロスを落とすつもりだからな」
「ヘラクロスを落とすって……たしかに『ずつき』を覚えたポケモンに木を揺らしてもらう事で、見つかる事もあるって本には書いていたけれど、まさか本当にやるのか?」
「もっちろん。ただし、俺達のポケモンの力も借りるけどな」
そう言いながらヒビキ君はモンスターボールを取り出すと、モンスターボールのスイッチを軽く押した。
「頼んだぜ、ホムラ!」
「ヒノ!」
ホムラがモンスターボールから飛び出すと、ヒビキ君はニッと笑いながらシルバーに声を掛けた。
「ほら、シルバーも」
「……はあ、わかった。出てこい、ルーク」
「ワニ」
そして、ルークがモンスターボールから出てくると、ヒビキ君は大樹から少し距離を取った。
「よし……それじゃあ、俺とシルバーは木にぶつかって、ホムラは木に向かって『きしかいせい』。そして、ルークは『れいとうパンチ』で行くか」
「……ああ」
「ヒノ!」
「ワニ」
「じゃあ行くぞ……せーのっ!」
その号令でヒビキ君とシルバーが木に体当たりをし、ホムラが『きしかいせい』を使って、ルークが『れいとうパンチ』をすると、大樹は大きく揺れ、それと同時に木の上からバサバサッという鳥ポケモン達の羽音が聞こえてきた。
おおう……結構な数の羽音がするなぁ。けど、ヘラクロスが落ちてくる様子は無いし、ここにはいないのかな?
そんな事を考えていたその時、「ヘラ!」という鳴き声と「エイパッ!」という二つの鳴き声が木の上から聞こえたかと思うと、木の上から大きな何かがズシンという音を立てて落ちてきた。よく見てみると、それは少し体の大きいヘラクロスとその角にしっかりと捕まったエイパムの二匹だった。
このヘラクロス……体が大きいって事は、もしかしてこの辺のヌシだったりするのかな。だとしたら、シルバーには少し荷が重いかも……。
そう思いながらポーチに手を伸ばしていたその時、ヒビキ君とシルバーはやる気に満ちた様子でヘラクロス達の前に立った。
「え……ふ、二人とも?」
「姉さん。申し訳ないけど、手出しは無用で頼む」
「ここは俺達二人でやってみたいんす」
「二人でって……けど、たぶんこのヘラクロスは体が大きいからかなり強いよ」
「そうかもしれない。けど、ここで姉さんのポケモンにまで力を借りたら、俺はこの先も一人で何も出来なくなる気がするんだ」
「シルバー……」
「大丈夫っすよ、ツバキさん。エイパムの相手は俺達がやりますし、何かあったらシルバーのサポートにも回りますから」
「……わかった。でも、無理はしないでね?」
「ああ」
「へへ、了解っす!」
私の言葉に返事をした後、ヒビキ君とシルバーがそれぞれのポケモンに指示を出そうとしたその時、エイパムはヘラクロスの角からバッと飛びだすと、ホムラの目の前で両手をパンッと打ち鳴らした。すると、その衝撃でホムラは後ろへとひっくり返り、ヒビキ君は少し焦った様子でホムラに声を掛けた。
「ホムラ、大丈夫か!?」
「ヒ、ヒノ……!」
「……どうにか大丈夫みたいだな。けど、今の技は……?」
「今のは『ねこだまし』だね」
「『ねこだまし』……?」
「うん。『でんこうせっか』や『しんそく』と同じ先制攻撃が出来る技で、ダメージを受けた相手を怯ませられるんだけど、バトルに出てきた直後しか成功しないという特徴があるんだ」
「そんな技を持ってるのか……! へへ、面白ぇじゃんか、お前!」
「エイパ?」
「よし、決めた。俺はお前を絶対にゲットしてやる!」
ビシッという音が聞こえそうな程の勢いでヒビキ君はエイパムの事を指差すと、ようやく起き上がったホムラに対してニッと笑いながら声を掛けた。
「やるぞ、ホムラ。アイツを絶対に俺達の仲間にするんだ!」
「ヒノ……ヒノ、ヒノヒノ!」
「へへ、お前もやる気みたいだな。よし……ホムラ、まずはエイパムに『ニトロチャージ』!」
「ルーク、まずは様子見からだ。『りゅうのまい』」
「ヒノ!」
「ワニ」
ホムラが炎を纏いながらエイパムに向かって走り出し、ルークが『りゅうのまい』をする中、エイパムとヘラクロスは頷き合うと、エイパムはヘラクロスの隣に立ちながら次々と分身を出現させて、『ニトロチャージ』を躱し、ヘラクロスは体の周りに光で出来た幾つもの剣を出現させた。
今のは『かげぶんしん』と『つるぎのまい』……なるほど、エイパムが相手を
「となると、この勝負に勝てるかは、シルバー達のチームワーク次第だね」
シルバー達とエイパム達のバトルを観察しながら観ていると、ホムラは突然出現したエイパムの分身に驚きながら迷った様子で周囲を見回し始めた。
「ヒノ……ヒノ……!」
「落ちつけ、ホムラ! 必ず本物はいるんだから、落ち着いて本物を見極めるぞ!」
「ヒ、ヒノ……!」
ヒビキ君の声にホムラはようやく落ち着いた様子を見せると、ゆっくりとエイパムの分身を見回しながらその中に紛れた分身を探し始めた。そんな中、シルバーはヘラクロスを真っ正面から見つめると、同じくヘラクロスを真っ正面から見つめるルークに指示を出した。
「ルーク、ヘラクロスに『アクアジェット』!」
「ワニ」
ルークは静かに頷くと、『アクアジェット』を使って、ヘラクロスへ向けて突進した。しかし、ヘラクロスは「ヘラ!」と鳴き声を上げながらそれを受け止めると、ルークの事を軽々と持ち上げ、そのままシルバーがいる方へ向けてルークを投げ飛ばした。
「ワニ……!」
「ルーク!」
シルバーは投げ飛ばされてきたルークを受け止めると、ゆっくりと地面に下ろしながら悔しそうな表情を浮かべた。
「くっ……真っ正面から攻撃しても受け止められてしまう。けど、『つるぎのまい』の事もあるから、持久戦に持ち込むのは得策じゃない。一体どうしたら……!」
シルバーが悔しさを滲ませながら俯き始めたその時、「シルバー!」とヒビキ君がシルバーに近付きながら声を掛けた。
「……なんだよ」
「お前もヘラクロス相手に苦戦してるみたいだな」
「だったら、どうした?」
「なあ、提案なんだけど……一度戦う相手を交換しないか?」
「相手の交換……?」
「ああ。ホムラは炎タイプだから、虫タイプを持ってるヘラクロスとは相性が良いし、冷静なお前ならエイパムの相手も苦労しないと思うんだ」
「なるほどな……そして、途中でまた相手を交換して、最後にはそれぞれのターゲットを捕獲するって事か」
「そういう事。流石は兄弟。一発で理解してくれて助かるぜ」
「だから、兄弟じゃない。だが、その提案には乗った。けど、気をつけろよ」
「気をつけろって……何がだ?」
「エイパムもそうだが、ヘラクロスの特性はまだわからないままだ。もしも、ヘラクロスの特性が『こんじょう』でやけど状態にさせてしまったら、手がつけられなくなるぞ」
「なるほど、そういう事か。わかった、その辺は気をつけるようにする」
「ああ。それじゃあ……」
「へへ……作戦、スタートだ!」
そう言いながら二人はハイタッチを交わした後、それぞれのポケモンに指示を出した。
「ルーク、『アクアジェット』でエイパムの分身を一掃しろ!」
「ホムラ、ヘラクロスに捕まらないようにしながら何度も『ニトロチャージ』!」
「ワニ」
「ヒノ!」
指示に返事をすると、ルークは『アクアジェット』でエイパムの分身に次々とぶつかっていき、あっという間に分身を全て消し去ると、最後には本物のエイパムに攻撃を命中させた。そして、ホムラは徐々に上がっていくスピードを活かしながらひたすらヘラクロスに『ニトロチャージ』で攻撃をし、細かくダメージを蓄積させていった。
「エイパ!」
「ヘラ……!」
「へへ、どうだ!」
「ヒビキ、また相手を交換するぞ」
「おうよ! ホムラ、エイパムに『フレアドライブ』!」
「ルーク、ヘラクロスに『れいとうパンチ』!」
「ヒノ!」
「ワニ」
そして、エイパムに『フレアドライブ』が、ヘラクロスに『れいとうパンチ』が命中すると、二匹はその衝撃でぶつかり合い、背中を合わせながらその場に座り込んだ。
「よし、今だ! 行け、モンスターボール!」
「ゲットさせてもらうぞ、ヘラクロス!」
二人が空のモンスターボールをそれぞれのターゲットに向けて投げると、モンスターボールは弾かれずにぶつかり、ヘラクロス達はモンスターボールの中に吸い込まれた。そして、ヒビキ君達が息を飲んでモンスターボールを見つめる中、モンスターボールはカタンカタンと音を立てながら揺れ、最後にはポウンという音を立てて動きを止めた。
「止まったって事は……!」
「……ああ、ゲット成功だ」
「……よっしゃあ! 俺達の初ゲット、大成功だー!」
「ああ……!」
ヒビキ君とシルバーは喜びながら再びハイタッチを交わすと、それぞれの捕まえたかったポケモンが入ったモンスターボールを拾いに行った。そして、静かに拾い上げると、二人は頷き合ってからモンスターボールのスイッチを軽く押した。
「出てこい、エイパム!」
「ヘラクロス、お前もだ」
「エイパ!」
「ヘラ!」
エイパムとヘラクロスはモンスターボールから飛び出すと、笑顔を浮かべながらそれぞれのトレーナーの事を見つめだし、ヒビキ君達はそんなエイパム達に対してゆっくりと手を伸ばした。
「エイパム、これからよろしくな」
「ヘラクロスもこれからよろしく頼むぞ」
「エイパッ!」
「ヘラクロス!」
そして、ヒビキ君達がそれぞれのポケモン達と握手を交わす中、私は二人に声を掛けた。
「初ゲットおめでとう、二人とも。とってもカッコ良かったと思うよ」
「そ、そうっすか? えへへ……」
「ま、まあ……ジムリーダーの息子としてこれくらい当然だ……」
「ふふ、ところで……エイパムとヘラクロスにはニックネームはつけないの?」
「おっと、それもそうっすね。それじゃあ……エイパム、お前はこれからゴクウだ」
「ヘラクロス、お前の事はこれからビートと呼ぶ事にするよ」
「エイパ……エイパ、エイパ!」
「ヘラ!」
ゴクウとビートが笑顔を浮かべながら喜ぶと、そんなポケモン達の様子を見て、ヒビキ君達は嬉しそうに笑い合った。
「お互い無事にポケモンゲットが出来て良かったな、兄弟」
「だから、兄弟と……まあ、世話にはなったから今日だけは良い事にしてやる」
「へへ、サンキューな」
「……ヒビキ」
「ん、なんだ?」
「その……ここの木の事を教えてくれたり、ゲットを手伝ってくれて……あ、ありがとう……」
「シルバー……! へへ、どういたしまして!」
少し気恥ずかしそうにそっぽを向くシルバーに対してヒビキ君がとても嬉しそうに笑いながら答えた後、私はそんな二人の様子を見てクスリと笑ってから、二人に声を掛けた。
「さてと……それじゃあ一度『ワカバタウン』に帰ろっか。その子達のダメージを回復させてあげないといけないからね」
「それもそうっすね」
「ああ」
「よし……それじゃあ帰ろう」
その言葉に頷いた後、ヒビキ君達はそれぞれのポケモンをモンスターボールに戻した。そして、私達はさっきのバトルの事やゴクウ達のこれからの育成方針について話をしながら、『ワカバタウン』に向けて気持ちの良い青空の下を並んで歩いて帰った。
政実「第9話、いかがでしたでしょうか」
ツバキ「シルバーはヘラクロスのビート、ヒビキ君はエイパムのゴクウをゲットしたわけだけど、エイパムが手持ちにいる事や口調から考えるにやっぱりヒビキ君ってポケットモンスターSPECIALのゴールドを意識して描かれてるわよね」
政実「まあ、結果としてはそうだね。でも、あくまでも少し意識してる程度だから、手持ちポケモンのメンツや性格なんかは違う風になるようにこれからも書いていくつもりだよ」
ツバキ「わかった。そして最後に、今作品についての感想や意見、評価などもお待ちしていますので書いて頂けると嬉しいです。よろしくお願いします」
政実「さてと、それじゃあそろそろ締めていこうか」
ツバキ「ええ」
政実・ツバキ「それでは、まだ次回」