艦これ! 妖提督と艦娘の日々   作:d.c.2隊長

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大変長らくお待たせしました……にも関わらず、内容はかなり短いものになっています。

今回は4コマチックな内容です。艦へちょのようなデフォルメキャラ絵を想像しながら読むと雰囲気は伝わるかも?

それではどうぞ( ・∀・)つ


EX 宿毛湾泊地鎮守府+α

 ~電、なのです!~

 

 電は暁型駆逐艦四番艦“電”です。四番艦なので、暁型駆逐艦の中では末っ子なのです。

 

 司令官さんは、八意 氷狐司令官さんというお名前なのです。電達艦娘や人間と同じ姿をしていますが、なんと妖怪なんだそうです。

 

 そんな氷狐司令官さんにとって、電は初めての部下となる艦娘なのだそうです。そのお陰なのか、電はお勉強が終わり次第氷狐司令官さんの秘書艦となることが決まっているんですが……。

 

 「電、勉強は順調かな?」

 

 「はわっ!? いえ、その、あの……あうぅ……」

 

 電の手には、川内さんが採点してくれたテスト用紙(書類仕事やお茶汲みなど、秘書艦に必要であろう技能や知識のテスト)。その点数は……67点(合格ライン90点)。まだまだ氷狐司令官さんの秘書艦となる道のりは遠いみたいです。

 

 

 

 ~暁、よ~

 

 暁は暁型駆逐艦一番艦、暁よ。一番艦……つまり1番上のお姉さん。暁型駆逐艦の中では、1番レディなのよ!

 

 レディな暁は食事中も当然レディらしく、優雅で静かに頂くわ。目の前で妹の響と金剛さんが司令官の隣の席に座る為に視線で戦いを繰り広げていたとしても、その隙に時雨さんがちゃっかり片方の席を陣取っているのを見ても、暁はひたすら食事が来るのを静かに待つのよ。

 

 「暁姉、手が空いてるなら食器出すとかして手伝ってくれない?」

 

 「あ……うん」

 

 ただ最近、雷の方がレディというか、女の子らしいというか……女として負けている気がするのは……気のせい、よね?

 

 

 

 ~響、だよ~

 

 響は暁型駆逐艦の二番艦、響だよ。その活躍ぶりから、不死鳥の通り名もあるんだ。

 

 自分で言うのも何だけど、響は暁型駆逐艦の中で1番戦闘経験が豊富なんだ。艦娘から1度深海凄艦になり、また艦娘に戻った響だから、その分の経験がまだ生きているんだね。

 

 そんなワケで、こと姉妹間での演習……戦闘関連での成績は響がトップ……なんだケド。

 

 「電が1番、なのです♪」

 

 「また響姉が最下位ね……ドンマイ」

 

 「響、本当にゲーム弱いわよね」

 

 「……なぜなんだ」

 

 なぜかゲームと代打たれたモノで姉妹間……イヤ、他の艦娘や司令官にも勝てた試しがない……なぜなんだ。

 

 

 

 ~雷、よ!~

 

 私は雷! 暁型駆逐艦の三番艦。いかずちでもいかづちでもいいケド、かみなりじゃないわ。

 

 この宿毛湾泊地鎮守府の台所事情を担うのは、何を隠そうこの私! それに司令官と川内さんを加えた3人で鎮守府のご飯を作っているの、つまり……。

 

 「響! トゥデイの提督の隣のチェアーは私が頂きマース!」

 

 「そうは行かない! 司令官の隣の席は響が……」

 

 「2人とも、静かにしないとご飯抜き!!」

 

 「「ゴメンナサイ」」

 

 鎮守府にいる存在の胃袋は、私達が握っているのよ……ニヤリ。

 

 

 

 ~翔鶴、です~

 

 私は翔鶴型正規空母、翔鶴です。下に瑞鶴という空母が居ますが、私が世に生まれてからは1度も会ったことはありません。

 

 私は鎮守府では、基本的にお手伝いをしています。お掃除をしたり、書類を運んだり、電文を届けたり、お買い物をしたり、資材のチェックをしたり、妖精さんのお手伝いをしたり。

 

 そんな私ですが、周りの人曰わく、ちょっと困った部分もあるそうで……その困った部分というのが。

 

 「翔鶴さん……」

 

 「あら、山城ちゃん。どうかしました?」

 

 「それ、私の仕事なんだケド……」

 

 「あらあらまあまあ」

 

 お手伝いのつもりが、秘書艦の仕事を取ってしまうということだったりします。ついうっかり。

 

 

 

 ~川内、参上!~

 

 私は川内型軽巡洋艦1番艦、川内。高まった熟練度のおかげか、近々近代化改修を受けられるかもしれないという噂を聞いたり聞かなかったり。

 

 私は昔、金剛、時雨と一緒に提督……氷狐の先生役として彼に家事全般を教えた張本人。氷狐の家事スキルは、私が育てた。そして私は、この鎮守府の台所事情及び食料関係の全てを管理してたりする。

 

 「はーい、ご飯出来たよー」

 

 今日も今日とてお昼御飯を作る私。出来上がった料理をカウンターに出し、他の艦娘のみんなに運んで貰う。そうする私の隣には氷狐がいて、同じように料理をカウンターに出して……。

 

 「っと、ごめんね川内」

 

 「ううん、大丈夫」

 

 手と手が軽くぶつかり合う。こんな些細な触れ合いが凄く嬉しい……いや、もっとスゴいこともしてるケド。これだから、氷狐と一緒に料理するのは止められないんだよね。

 

 

 

 ~山城、出ます~

 

 私は扶桑型戦艦二番艦、山城。戦艦とあるけれど、近代化改修によって今は航空戦艦として活動しているわ。

 

 かつて氷狐君に酷いことをしてしまい、所属艦娘のみんなにも嫌な思いをさせてしまった私だけれど、今はわだかまりもなく仲良く出来ていると思う。

 

 そんな私は、駆逐艦の子達に良くアップルジュースをねだられる。今日も電にねだられたので作ってあげれば、それはそれは愛らしい笑顔を浮かべてくれる。

 

 「ごちそうさま、なのです♪また作って下さい♪」

 

 『ごちそうさまー♪また作って?』

 

 「……ええ、もちろんよ」

 

 相変わらず、電ちゃんの笑顔はあの子と被る。今度……前に居た鎮守府に顔を見せに行ってみようかしら、なんて……私はそう思った。

 

 

 

 ~青葉、ですー!~

 

 ワレアオバ! と開幕かました私は青葉型重巡洋艦、青葉ですー! 巷(ちまた)ではキュロットの良く似合う青葉ちゃんで通っていると嘘を付いてみます。

 

 配属当初はそうでもなかった青葉も、今では立派な提督ラブ勢。ライバルは多いですが、提督の過去を一部知っていたり、ちょっとした約束事(旗艦のこと)をしている分、青葉が若干有利でしょうか。時雨さんも同じ約束事をしているのは誤算でしたが。

 

 時雨さんを除く他の艦娘の皆さんからは、急に旗艦に選ばれるようになった青葉と提督の間に何かあったのか……と色々考えることが多くなったようで、その辺りは計画通り……と悪役チックな笑みを浮かべたいんですが……。

 

 「やっぱり、青葉さんが何か司令官の弱みを……」

 

 「だけど氷狐は怯えるとかそういうんじゃないし……」

 

 「でも、流石に……」

 

 ただ、自業自得とはいえ若干肩身が狭くなったことは否めません。いえ、仲良くやってますよ? ただ……ねぇ? 時雨さんに被害がないのも納得出来ません。ですが、青葉は負けません。提督のハートを掴むその日まで!

 

 

 

 ~大鳳、です~

 

 私は航空母艦、装甲空母の大鳳です。この宿毛湾泊地鎮守府に配属して日が浅い未熟者ですが、日々訓練と実戦を重ねて実力を付けていっています。

 

 そんな私ですが、少々悩みがあります。それは……他の艦娘の皆さんとの温度差。とは言っても、別に仲が悪いとかそういうことではありません。

 「あ、提と……」

 

 「ヘイ! 提督! 私とランチタイム行きマショー!」

 

 「甘いよ金剛。氷狐は既に僕と約束が……」

 

 「えっと……ケンカしないでね」

 

 金剛さんと時雨さんに挟まれ、提督は食堂へと続く廊下を歩いていきます。その後ろ姿を見ながら、私は中途半端に伸ばした手を下ろすのでした……私には、そこまで勢いよく提督に話し掛けたりくっついたり出来ません……。

 

 

 

 ~時雨、だよ~

 

 僕は白露型駆逐艦二番艦、時雨だよ。現状では唯一、この宿毛湾泊地鎮守府で改二となっている艦娘なんだ。

 

 僕は“5人の最初の艦娘”と呼ばれる艦娘の1人で、世界にいる艦娘の中でも古参……つまり、殆どの艦娘よりもお姉さんになる。でも氷狐は僕よりも更にお兄さんなんだよね。だからかな……。

 

 「ぷは……ねぇ氷狐……キス、手慣れてない?」

 

 「そうかな? ……うん、そうかも」

 

 「なんで?」

 

 「内緒、だよ」

 

 僕は氷狐の過去をよく知らない。もしかして、氷狐は昔に恋人が居たんだろうか……と少し暗くなった後、鎮守府に来てからずっと意識体となるためにキスしてきたことを思い出して納得しつつ釈然としない苛立ちを覚える僕だった。

 

 

 

 ~僕の名前は、八意 氷狐~

 

 はじめまして、こんにちは。それともこんばんはかな? 僕は八意 氷狐。この宿毛湾泊地鎮守府の提督をやっているよ。

 

 僕は人間ではなく、妖怪と呼ばれる種族なんだ。普通妖怪という種族は、人間の恐怖を筆頭にした負の感情を得て存在を保つんだけど……僕は愛情に属する感情によって存在している。だから僕は、愛に溢れている艦娘達が大好きなんだ。

 

 この鎮守府にいるみんなは、少なからず僕に好意を抱いてくれているみたい……なんだけど。

 

 「ねぇ氷狐……僕と洗いっこしない?」

 

 「ちょーっと待った時雨さん。司令官と洗いっこするのは響が」

 

 「い、電も司令官さんと、その……あぅ……」

 

 「あはは……」

 

 たまに(×たまに ○毎日)こんなふうに暴走するのは……ちょっとだけ困っちゃうかな?

 

 

 

 ~皆さん、はじめまして~

 

 私は八意 静姫(しずき)。姓で分かるように、八意提督の養女です……誰が幼女ですか北上。あなたの装備から魚雷を外しますよ……今更泣いて謝っても許しません。

 

 お父さ……八意提督とは親子の関係ではありますが、日本海軍の中では一提督と総司令の関係……そう簡単には会えません。住む場所が違いますし、私自身忙しいですからね。少々寂しいですが、それもまた仕方なし。生きていて居場所も分かっているだけマシというもの……。

 

 

 

 「……」

 

 『……はい、こちら宿毛湾泊地鎮守府、秘書艦の翔鶴です』

 

 「山田です。早急に八意提督に伝える要件が……」

 

 『クスッ。では提督にお代わりした後、私は部屋から出ておくことにしますね。家族の触れ合いを邪魔する訳には』

 

 「は、早く代わって下さいっ!!」

 

 

 

 ~おまけ・“山田”の由来~

 

 「ねえねえ総司令~」

 

 「何ですか? 北上。魚雷なら数日は積みませんよ」

 

 「うげ……じゃなくてさ、総司令の本名って八意 静姫っしょ? それがどうなって今の“山田”総司令になったのさ?」

 

 「ああ……ふむ、そうですね……元々は八意提督と私との繋がりが外部に漏れないように名を変えようとしたのが発端……ではありません」

 

 「へ? 違うの?」

 

 「違いますよ。もしそうなら、海軍に入った時から名乗る必要はないでしょう。詳しいことは省きますが……まあ、魔が差したということでしょうかね」

 

 「……?」

 

 (1度はお父さんの死を認めてしまい、自棄になって忘れ去ろうとして、紫に適当に名付けられた名前で生き続けていた時の名残……なんて言えませんね。そういえば、何で“山田”だったんでしょうか……今度聞いて見ることにしましょう)




というワケで、4コマチックな内容の、鎮守府のちょっとしたお話+αでした。山田総司令はもはやレギュラー(キリッ でもきっと深くは語らない。

何はともあれ、長らくお待たせしました。長期の更新停止、誠に申し訳ありません。言い訳をさせて頂けるなら、仕事を見つけて復帰し、熱で休み、気絶と階段から落下のコンボ(階段から落下は家族談。落ちる時の記憶が私にはありません)→医者から不整脈の疑いアリと宣告を受け、そんな輩を仕事させる訳には行かないとハイスピード首チョンパされ……と自殺寸前まで行きました。知ってます? 袋を頭に被って外れないように固定して眠れば、死ねるんですよ?

とまぁそんなこんなで今まで更新停止してました。今後も亀更新であること変わらないと思いますが、せめて1ヶ月内には更新したいと思います。

次回は最後の番外編の予定です。ほのぼのな感じになるか、あえて殺伐としてみるか悩みどころですw

それでは、皆様からの感想、評価、批評、ptをお待ちしておりますv(*^^*)
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