艦これ! 妖提督と艦娘の日々   作:d.c.2隊長

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息抜き作品の方が評価高くてワロタwww ワロタ……

まぁ、どちらも楽しんで貰えれば幸いです。


木曾 7ー2

 「演習は構わないケド、秘書艦の仕事を疎かにしちゃダメだよ?」

 

 遠征から帰ってすぐに演習がしたいとそういう考えに至った経緯を交えて、俺達を待っていた提督……隣には俺の代わりに秘書艦をしてくれていた榛名がいる……に言ったところ、返ってきた言葉がこれだった。それを聞くまで、俺は自分が秘書艦であったことをすっかり忘れていた……脳筋か俺は。

 

 今の時間はヒトロクフタナナ……午後4時27分。日はもうすぐ沈むな……演習をするのは明日になりそうだし、秘書艦も真面目にしないといけない。サボるつもりはハナからないが……俺だって提督と一緒にいたいと思う気持ちはあるし。響達ほどじゃないが。

 

 「さて、改めて皆お疲れ様。補給が終わったら食堂に行っておいで。冷蔵庫にご褒美のアイスがあるから」

 

 「間宮のアイスって奴か?」

 

 「残念だけど僕の自作だよ。抹茶とバニラ、イチゴがあるからね」

 

 「司令官の抹茶アイスは譲れない。お先に」

 

 「あっ! 響姉ズルい! 私も抹茶欲しいんだから!」

 

 「私はバニラかなぁ~♪」

 

 シュバッ、ダッ、トテトテ。そんな擬音が聞こえそうな駆逐艦3人の動きに唖然過半数微笑ましさ少しの心境の俺……流石は駆逐艦、速い。響に至っては一瞬見逃したくらいだ。と、そんなことを考えていると、俺達よりも先に遠征に出ていた電達が帰ってきた。

 

 「第三艦隊、“無事”帰投しました!」

 

 「うん、お帰り……って暁に青葉!? 2人共どうしたの!?」

 

 「2人共大破しています……川内さん、何があったんですか?」

 

 「「……」」

 

 「あー……うん、ちょっと予想外というか……予想通りというか……襲撃に逢ってね、運悪く2人が直撃して大破しちゃったんだ」

 

 「早く入渠させないと……榛名、手伝って」

 

 「はい!」

 

 提督と榛名の2人が大破している暁と青葉を抱えて入渠ドックへと向かう。その後ろ姿を見た後、俺は2人が大破したにも関わらず無事という言葉を使った電と、なぜか苦笑いを浮かべていた川内が気になり、何があったのかを聞いてみることにした。

 

 「で、実際には何があったんだ?」

 

 「あー……なんというか……遠征中にサボった2人を見かねた電がドカンとね」

 

 俺が呆れの表情を作ったのは言うまでもないことだった。

 

 

 

 

 

 

 遠征の日から3日経った今日、俺は榛名と演習をしていた。本来なら時雨以外の駆逐艦娘達と闘(ヤ)る予定だったんだが……提督が“遠征……行ってくれないかな?”の一言に1発大破(心が)した駆逐艦娘達は遠征に、イムヤや山城、翔鶴、大鳳、川内は出撃したし、青葉は演習に出る俺の代わりに秘書艦をしてくれている。今名前に出なかった金剛と時雨は……俺達の演習の見届け人だ。

 

 勝負はどちらかが轟沈判定を受けるまで。お互いの距離はおよそ800m……開始時刻まで残り3、2、1……。

 

 『始め!!』

 

 「「っ!」」

 

 拡声器を通した時雨の声が響くと同時に俺は前進し、榛名は真横に動き……いきなり砲撃してきた。恐らくはロクに狙いも定めていないんだろう、その砲弾は俺から離れた位置に着弾する。何がしたいんだ? と俺が思うと同時に、足下が大きく揺れた。更に砲撃音。

 

 「うぉっ……ぷぁ!?」

 

 バランスを取る為に速度を落とした瞬間、俺の顔に榛名が撃ってきたであろう模擬弾であるペイント弾が命中し、俺はたまらずひっくり返った。開幕から10秒にも満たない僅かな時間での出来事……この時の俺は、何が起きたか理解出来ずにいた。

 

 

 

 「何が起きたか分からないって顔だね」

 

 「セコンドキルでしたからネー。仕方ないデース」

 

 「あの、ごめんなさい!」

 

 「謝らないでくれ……惨めな気持ちになる」

 

 時雨と金剛に言われた通り、俺には何が起きたか分からない……いや、分かってはいるが、どうしてあの結果に繋がったのかが理解出来なかった。

 

 艦種による戦力差は当然あるが、模擬弾を轟沈判定が出るまで当てた方が勝ちというこの演習では艦種による戦力差はあまり関係ない。あるとすれば経験の差だが、俺と榛名は数日しか経験の差もない……と俺は考えていたんだが、数日の差はバカに出来ないようだな。

 

 「まぁ、説明するほどでもないケド……一応しようか。簡単に言えば、榛名は木曾の体勢を崩して避けるのが難しい状態にして主砲を叩き込んだんだよ」

 

 「体勢を……崩した?」

 

 「あー……うん、金剛の仕事だよね? 戦闘関連は」

 

 「それは氷狐のティーチャーをしていた時の話で……まあいいデスガ」

 

 時雨に丸投げされた金剛が前に出て俺にさっきの演習で榛名が行ったことを説明してくれる。最初に榛名が真横に動いたのは、正確には俺を中心に円を描くような動きだったようで、一方からではなく他方から満遍なく攻撃する為。ロクに狙わずに撃ったように見えた攻撃は、俺の動きを制限し、高い“波”を生み出す為。波が起きれば、当然海上にいる俺は波によって揺れる。多少の波ならともかく、榛名によって起こされた波は同時に別々の方角から波紋のように広がり、ぶつかり合うことでより高い波となり……船だった時の俺ならともかく、人間と変わらない体格となった俺をひっくり返しかねない程になる。そうなれば、俺はひっくり返らないようにバランスを保つべく速度を落とさざるを得なくなり……その間に榛名は狙いやすくなった相手目掛けて攻撃すればいいだけ。

 

 「以上が榛名がやったことデス。オーケイ?」

 

 「ああ、よく分かった。そこで質問なんだが、俺はどう対応するべきだったんだ?」

 

 「木曾にあって榛名にないモノを使いながら、同じように横に動いて主砲を避けることに専念すべきだっかな?」

 

 「……私のセリフ……」

 

 「こ、金剛姉様、元気出して下さい!」

 

 「俺にあって榛名にない? ……なるほど、魚雷か……」

 

 落ち込む金剛を慰める榛名を視界の端に入れつつ、時雨に言われたことを頭に刻み込む。先ほどの俺は距離を詰めることばかり考えていて、魚雷も近付いてから撃つつもりでいた。敗因は……榛名に向かって前進したこと。向かって行ったが故に俺は真横に動いた榛名を追いかけることになり……榛名は俺を、自分が狙いやすいように動かすことが出来た。だが、もしも時雨が言ったようにやっていたらどうなるだろうか。

 

 予想でしかないが、少なくとも主砲に対する対応はしやすくなっていたハズだ。最初に魚雷も撃っている訳だから、榛名はそちらを警戒しないといけなくなる。そうなれば俺の方ばかり見ている訳じゃなくなるから、接近しやすくもなる。なるほど、こう考えれば……俺がこうしてペイント塗れになるのは仕方ないな。思いっきり悪手だった訳だし。

 

 「……とりあえず、入渠しておいで。ペイント塗れだし、臭(にお)いヒドいから」

 

 「……そうさせてもらう」

 

 

 

 

 

 

 「……ふぅ」

 

 修復液とかいうお湯と変わらない見た目の謎の液体で満たされた湯船に浸かり、ほうっと息を吐く。浸かる前にペイントは落としたが……やっぱりまだ臭いが残ってるな……提督は鼻がいいって前に青葉が言ってたし、何とか落としきりたい。じゃないと近付くことも……って何を考えているんだ俺は。

 

 「木曾さん、いらっしゃいますか?」

 

 「あ? ああ、榛名か。いるぜ」

 

 一瞬考えたことを頭を振って頭から追い出していると、バスタオル姿の榛名がドックに入ってきた……なんで入ってきたんだ? 榛名は……悔しいが、被弾はしてなかったハズなんだが。

 

 「どうした? 榛名は入渠の必要は……」

 

 「ペイントの臭いとか汚れは中々落ちませんから、榛名がお手伝いに。それに……少し、お話もしたかったので」

 

 「それは助かるケド……いいのか?」

 

 「はい! 榛名は大丈夫です!」

 

 グッと両手を握って大丈夫だと力強く言った榛名。秘書艦をやってる時に所属艦娘の情報を見たが、榛名はよく言えば献身的、悪く言えば自己犠牲的な性格をしている艦娘なんだそうだ。こうして俺のペイントを落とす手伝いをしに来たのは、その情報に違わない性格をしているから……何だろうが。

 

 「ほら、早く湯船から出て下さい。頭洗ってあげますから」

 

 「いや、頭はもう洗い終わって……」

 

 「何度も洗わないと臭いが落ちませんよ。ほらほら!」

 

 「分かった! 自分から出るから引っ張るなって!」

 

 結構強引だったりするんだよなぁ……しかも戦艦だからなまじ力が強く、力付くだと軽巡の俺では太刀打ち出来ない。まぁ、別に全力じゃないから痛くないんだが……転ぶと危ないので自分から出る。すると榛名の視線が俺の顔から下に……ああ、1人だったからタオル巻いてないんだったな。別に女同士だから気にしないケド。

 

 「ご、ごめんなさい!」

 

 「いや、女同士だから気にしなくていいから。それよりも髪、洗ってくれよ」

 

 「はい! 榛名、頑張ります!」

 

 で、髪を洗ってもらう為にシャワー前のイスに座る。鏡を見てみれば、眼帯を外した自分の素顔と腹まで見えている裸。口調といい性格といい体つきといい……我ながら女らしさという奴が足りないな、なんて自嘲気味に笑ってみる。ふっ、という笑い方も、俺から見たら女らしさのカケラも感じなかった。

 

 そんな俺に対し、後ろにいる榛名はどうだ。艶のある長い髪に物腰柔らかで、身体に巻いているタオルの上から分かるスタイルの良さ……俺よりも胸大きいし。悔しいとは思わないが、少し羨ましい。

 

 「痒いところはありませんか?」

 

 「ん……ない……」

 

 榛名の細い指が俺の頭と髪を泡立てながらわしゃわしゃと洗う動きが心地いい。ああ、これはいいな……自分でやるよりも遥かにイイ。俺の長めの髪を、榛名は丁寧に丁寧にと心がけてくれながら洗ってくれているのがよく分かる。ただ、泡が目に入らないように閉じていることと心地よさが混ざって……物凄く眠い。すぐに終わったとは言え演習もしたから余計に……。

 

 「泡を流しますよ?」

 

 「んぅ……わぷ」

 

 カクンと頭が落ちた後、いきなり頭からお湯をかけられた……ああ、頭を洗ってもらっていたんだったか。完全に意識が落ち掛けたな……今も程よい温度のお湯と髪についた泡を丁寧に落としてくれてる榛名の手つきが俺を寝かせようとしてくるが。というか本当にマズ……落ちる……くぅ。

 

 「木曾さん、終わりまし……あら? ……ふふ、お休みなさい木曾さん。後のことは、榛名にお任せ下さい」

 

 結局睡魔には勝てなかった。次に起きた時には脱衣所にある休憩スペースで榛名に膝枕をされていた。途中で眠ってしまったことを謝ってたが、榛名は“大丈夫です”と気にしていない様子だった。しかし、だ……眠っている俺の体を隅から隅まで洗って臭いも落としきりました……とどや顔をされて、俺はどういう反応を返すべきだったんだろうか。

 

 

 

 

 

 

 「これで、終わりよ!」

 

 出撃中に出会った敵艦隊。その最後の1隻を沈めたことを確認してから私、イムヤは海上に浮上する。これでこの海域は制圧したことになる。こっちの被害は精々が小破、小破にもならない細かい掠り傷程度……評価Sは確定でしょ。勿論、MVPは開幕雷撃で重巡1隻と最後の一撃で敵旗艦を沈めた私で決まりね! 司令官は誉めてくれるかしら?

 

 「頭撫でてくれたりー、一緒にご場食べたりー、どこかに一緒に出かけて、その後は当然お城みたいなホテルに……なーんちゃって♪」

 

 「ぬぁーにが“なーんちゃって♪”よ! 私の目が黒いうちは、氷狐との夜戦(意味深)なんて許さないからね!?」

 

 「落ち着きなさいよ川内……」

 

 「翔鶴さん、お城みたいなホテルとはいったい……?」

 

 「さぁ……私も聞いたことが……提督はどうですか?」

 

 『うーん……僕も分からないかな』

 

 真っ赤になって怒ってる川内さん可愛い~……でもほどほどにしないと爆雷投げられかねないわね、この辺りで止めておかないとマジで沈められそうだし……負けるつもりはないケド。山城さんは川内さんを見て呆れてる……この山城さん、私が今まで見てきたどの山城さんとも違うのよねぇ……雰囲気が。憂いというかどんよりというか、そういう空気がない。不幸って言わない……というか聞かないし。

 

 大鳳ちゃんは……空母だけど私より小さいからちゃん付け……○ブホ知らないんだ……あんまり鎮守府から出ないみたいだから知らないのは仕方ないかな? 司令官も同じ意味で仕方ない……ていうかもう馴れちゃったなぁ、この意識体とかいうの。因みに旗艦は翔鶴さん。それはもう濃厚なディープキスをしてた……翔鶴さんが知らないのは……うん。偏見だけど、そういう場所とは縁がなさそう。むしろこう……もっと薄暗いところで慰みもn。

 

 「イムヤちゃん……早く帰投しますよ……?」

 

 「はいいいいいっ!!」

 

 笑ってない。翔鶴はニコニコと笑顔を浮かべているハズなのに、雰囲気が全く笑ってない! あらあら、なんて頬に手を当てながら笑ってるのに、周りの空気が魔境かと思うほどにどす黒くて重い! 何よりも、気付いているのは私だけで他の人が普通にしてる異常な空間が怖い!! この私を一瞬でここまで精神的に追い込むなんて……翔鶴さんはいったい何者……?

 

 「イムヤに翔鶴さん、置いてくわよ?」

 

 「「あ、はーい」」

 

 

 

 「うん、みんなお帰り。被害も小破くらいだし、文句なしの結果だね。お疲れ様」

 

 【はい!】

 

 帰投した私達を、意識体から生身に戻った司令官が私達を出迎えてくれる。帽子も取って狐耳と尻尾を出してて可愛い……疲れた身体と心がリフレッシュしていくわ~……っといけないいけない、話はまだ終わってないんだからリラックスするのは早いわ。

 

 「小さくても被害を受けている人は入渠。翔鶴は旗艦として報告書を纏めてから持ってきてね。MVPのイムヤには、後でご褒美があるよ」

 

 「待ってました! ご褒美はなになに?」

 

 「あはは、期待してもらってるところ悪いケド、明日の僕が作るおやつを他の人よりも多くあげるだけだよ」

 

 うーん、この数日ですっかり司令官と川内さんと雷ちゃんに胃を鷲掴みにされた私としてはそれはかなり魅力なご褒美なのよね……だけど、もうちょっと欲しいなぁ。でもお菓子も欲しい……ってダメよイムヤ。まずは聞いてからじゃないと。

 

 「それもいいケド……ねぇ司令官」

 

 「うん?」

 

 「ご褒美に、私とデートしてくれない?」

 

 「……それは、お出かけしようってことかな?」

 

 「2人っきりって言葉がつくケドね」

 

 まぁデートだなんだとは言うけれど、今の世の中じゃ行く場所や見るモノ、娯楽関係は限られているケド……司令官と一緒なら、どんな世界だって楽しいんだから。ただの散歩だって、いつもと同じハズの空気だって、好きな人が側にいるだけで何もかもが変わるんだから。

 

 そう、好きな人。私は司令官が大好き。たった数日でここまで惚れてしまった……という訳じゃない。私そんなに惚れっぽくないし、恋に恋するような夢見がちな少女でもない。私と司令官が出会ったのはもっともっと前……司令官がまだ川内さん達の生徒だった時なんだから。司令官は覚えていないみたいだけどね。

 

 「……ごめんねイムヤ。お出かけはちょっと時間が取れないかな」

 

 「そっか。うーん、残念。じゃあおやつ、忘れないでね?」

 

 「勿論。明日のおやつの時間を楽しみにしておいてよ」

 

 「はーい♪」

 

 うーん、やっぱり断られちゃったか……仕方ないけどね。という考えは顔には出さず、司令官に手を振りながら川内さん達の後を追うように入渠ドックへと向かう。小さな傷も残さないようにしないと司令官が心配しちゃうしね。

 

 「あっ」

 

 「ん? ああ、出撃組はもう帰ってたんだ。お帰り、イムヤ」

 

 「ヘイ! イムヤ。お帰りナサーイ」

 

 その途中、時雨さんと金剛さんに出会った。今日は2人は出撃も遠征もなかったのよね……何してたのかしら? と直接聞いて見たら、木曾さんと榛名さんの演習の審判をしていたんだとか。結果は榛名さんの勝利……そこまでの経緯も聞いたら、丁寧に教えてくれた。木曾さん、ご愁傷様。

 

 「そういえば、イムヤは私達と同じく本部からのムーブでしたネ?」

 

 「ええ、そうよ」

 

 「どこの部にいたんデスカ?」

 

 「あれ、金剛は知らなかったっけ?」

 

 「時雨は知っているんデスカ?」

 

 「まぁね。イムヤは……」

 

 

 

 

 

 

 ― 山田総司令の第一艦隊の1人だったんだよ ―

 

 

 

 

 

 

 『……というワケなんだ。頼めるかな?』

 

 「それくらいお安いご用よ。それじゃあ、一週間後にね」

 

 『うん。ありがとう、白夢』

 

 感謝の言葉を最後に、氷狐との通信が切れる。久々に父親代わりの妖怪と話せたことにご満悦な表情の白夢大将は、氷狐の頼みの中で出てきた艦娘を呼び出す。そして、やってきた艦娘に頼まれたことを説明する。

 

 「あんたには一週間後の火曜日のヒトマルマルマルまでに宿毛湾泊地に行ってもらうわ。おと……八意提督からの演習のお誘いで、あんたと向こうの艦娘の1対1を希望してるわ」

 

 「1対1? へぇ……しかも俺を名指しだってか」

 

 「ええ。とは言っても、向こうの艦娘には知らせないドッキリみたいだけど。行ってくれるわね?」

 

 「お前の頼みじゃ断れないさ……で、だ」

 

 呼び出された艦娘は白夢から事情を聞き、嬉しそうにニヤリと笑みを浮かべる。ここしばらくは退屈で退屈で仕方なかったのだ。宿毛湾泊地と言えば、目の前の大将の想い人と“自分と同じ”5人の艦娘の1人である時雨がいたハズ……久々に楽しくなりそうだと、艦娘は思った。

 

 

 

 「俺に勝負を挑むバカはどいつだ?」

 

 

 

 風の入らない部屋で、バサッとマントが翻った。

 

 

 

 

 

 

 「あれ? 榛名何してんの?」

 

 「あっ、川内さん……皆さんもお帰りなさい。ちょっと木曾さんと入渠を……」

 

 「それは分かったけれど、どうして膝枕?」

 

 「疲れていたらしくて途中で眠ってしまったので」

 

 「むぅ……私より大きいですね」

 

 「大鳳ちゃんはこれからですよ。これから」




 ~その頃の遠征組~

暁「電! 今回はサボったりしなかったわよ!」ドヤァ

電「サボらないのが普通なのです」ズバッ

響「何を当たり前なことを」グサッ

雷「そんなことより、早く帰らないと晩御飯に遅れちゃうわ」ザシュッ

文月「あー、待って待って~」スイー

暁「……れ、レディは泣いたりしないんだから」(´;ω;)






次回、木曾死す。演習スタンバイ!

あ、木曾死すってキスシスに聞こえる(どうでもいい

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