ヘイト勝ってるけど大丈夫かなと思っている提督です。
だいぶ投稿機関が空いてしまいすいません。
今回は初めての個人回です。
では、どうぞ!
放課後の部室にて
「無敵の可愛い?」
かすみ「そうです!」
「かすみんは十分カワイイじゃん」
かすみ「かすみんはもっと可愛くなりたいんです!」
「じゃあこれか?」ぽいっ
ハイパームテキガシャットを机の上に投げる。
かすみ「そうそう時間停止の利かない無敵の…」
かすみ「じゃなくて!」
「じゃあなんなんだよ」
かすみ「だーかーらかすみんはもっと可愛くなりたいんです!」
「じゃあいろんな可愛いを見に行ってみるか」
かすみ「いいんですか?」
「こんなにかわいい後輩の頼みを断れるわけないだろ」
そう言ってかすみの頭をなでる。
かすみ「せんぱ~い大好きです!」
「じゃあ今週末な」
かすみ「はい!」
日曜日
かすみ「せんぱ~いお待たせしました!」
「かすみんは休日もかわいいと」
かすみ「当然です!」
日曜日の朝6時。まだ辺りは少し暗い程度の時間だ。
かすみは結構な量のフリフリがついたいかにもかすみらしい服を着ていた。
「バイクだけど大丈夫か?」
かすみ「えっ?」
どうせいろんな所を回るんだしバイクの方が便利だろうと
マシンディケイダーに乗ってきたのだが失敗だったか?
「とりあえず乗れ」
かすみにヘルメットを渡してマシンディケイダーの後ろに乗せる。
「しっかりつかまってろよ」
かすみ「はい」
エンジンを起動して原宿の方へと向かう。
まずはそこら辺から漁っていった方がいいだろう。
かすみ「どこに行こうとしてるんですか?」
「原宿さ」
かすみ「原宿ですか…」
「あんま詳しくないけど若者の街なんだろ?」
かすみ「確かに何かあるかもしれませんね!」
そして原宿に辿り着くとそこは
なんというか人が多すぎて何も言えないという感じだった。
「なんか見える?」
かすみ「いえ、何も」
「今からこの中に入るけど大丈夫?」
かすみ「かすみんの可愛さで通れちゃいますよ!」
そんなことを言っていたかすみは案の定人の波に飲み込まれた。
とりあえずかすみの腕をつかんでこっちに引っ張る。
「大丈夫か?」
かすみ「助かりました…」
「仕方ない、手つないでいくぞ」
かすみ「分かりました…」
かすみと手をつないで下調べしておいた店へと入る。
「ここだ」
かすみ「コスプレショップですか?」
その店はいろんな衣装や服が置いてあるコスプレショップだ。
前にことりが持ってきていた雑誌に書いてあった店を覚えておいてよかった。
「ここならバリエーション豊富な可愛いがあるだろ?」
かすみ「確かにそうですね…」
俺は適当な服を選んでかすみに渡す。
「それ着てみろよ」
かすみ「メイド服ですか?」
「かすみんみたいな子がメイド服着たらきっと俺はキュン死する」
かすみ「そうですかね…」
「絶対に合うと思う」
かすみ「じゃあ試着してきますね♪」
かすみは試着室へと入っていった。
さてと俺も別の物でも漁っておくか。
しばらくするとかすみが試着室から出てきた。
かすみ「先輩、どうですか?」
「可愛いぜっ…」
俺はその場に膝まづく。
かすみ「ご主人様。なんちゃって♪」
「ぐはっ」
その言葉は死にかけの俺にさらにクリティカルヒットした。
「」チーン
かすみ「先輩!?」
「ああ、パトラッシュ。天使が見えるよ」
かすみ「死んじゃダメです!」
「あははは」
俺はその場で轟沈した。
かすみ「戻ってきてください!」
かすみにひっぱたかれて意識が戻る。
「俺は何を…」
かすみ「急に先輩が倒れたんです」
「そうだ、かすみのメイド服にやられたんだ」
かすみ「そんなに可愛かったんですか?」
「ギリギリ生きてる」
かすみ「死んでましたよ」
「それは置いといてこんなのはどうだ?」
俺はさっき選んだ白いレースが付いたワンピースを手渡す。
かすみ「いいですね!」
かすみはまた試着室に入っていった。
ことりである程度の耐性はあったがやはりメイド服は破壊力が高い。
今度は瑠璃がよく着てる服にレースが付いたものなのだがあいつが着るとどうなるか…
かすみ「お待たせしました~」
「いい感じだな」
さっきのメイド服のような破壊力はないがこれはこれでいい。
これは普通に妹に欲しくなる。
「かすみ、俺の妹にならない?」
かすみ「ええ!?」
「いや、冗談抜きで」
かすみ「かすみんはみんなのかすみんですから~」
「そうか…」
かすみが妹だったら毎日楽しいだろうな~
「で、どうだ?かすみの思うカワイイは見つかったか?」
かすみ「いいえ~」
「じゃあ、次はどこにする?」
かすみ「そうですね…」
そうしていくつか場所を巡ったりしてみたが本人曰くよくわからなかったらしい。
時間も時間だしここで最後にしようということになった。
「ここだな」
その店は男が1人で入ったら社会的に抹殺されるレベルのハデハデで
THE・可愛いって感じの店だった。
かすみ「さあ、行きましょう!」
店に入ると外観通り女子が好きそうなものがたくさん置いてあった。
何か瑠璃に買っていってあげようかな。
かすみ「先輩!」
「どした?」
かすみ「これなんてどうですか?」
かすみが持っている服を見てみると
いかにもかすみらしい服だった。
「いいな」
かすみ「ですよね!」
「着てみたらどうだ?」
かすみ「もちろんそのつもりです」
かすみは上機嫌で試着室へと入っていった。
俺的にはかすみはあのままでも十分可愛いと思うけど
そこで可愛いを止めたくないってのが本心なんだろうな。
俺もかすみの力にどうにかなれないかな…
そう思いながら近くの棚を漁っているといい感じの物を見つけた。
「これだ!」
その品物を2つ手に取って
会計を済ませて戻ってくると同時に試着室の扉が開く。
かすみ「先輩、どうですか?」
「可愛い以外の言葉が見当たらない」
かすみ「そんなに褒めても何もでませんよ~///」
「これもつけてみてよ」
かすみ「これですか?」
さっき買った星の髪留めをかすみに手渡す。
「いつもは月の髪留めだからたまにはと思ってな」
かすみ「ありがとうございます」
かすみは髪留めを受け取って今つけている髪留めと交換した。
やっぱりかすみは何を合わせても可愛いな。
かすみ「どうですか?」
「めっちゃ可愛い」
かすみ「えへへ///」
「やっぱりかすみは今のままでも十分可愛いし、
こうやって可愛くなろうと努力するかすみの姿が一番可愛いよ」
俺はかすみの頭をなでながら続ける。
「俺的にはそれがかすみが探してた答えなんじゃないかなって思うけどな」
かすみの顔を見ると真っ赤になっていた。
「大丈夫か?」
かすみ「はい…///」
「それ、買うか?」
かすみ「え?」
「買うならおごってやるよ」
かすみ「いいんですか?」
「たまにはかっこつけてもいいだろ?」
かすみが着替え終わるのを待ってから服を持ってレジに向かう。
店員「18000円になります」
心に突き刺さる値段だな…
店員「ありがとうござました」
会計を済ませて店を出ると外は真っ暗だった。
かすみ「今日は付き合ってくれてありがとうございました!」
「ああ、俺も楽しかったよ」
かすみを後ろの席に乗せてバイクを走らせる。
かすみ「そっちは県外ですよ?」
「ちょっと寄り道しようと思ってな」
かすみ「どこに行くんですか?」
「着いたら分かるさ」
最近変えた携帯の地図を頼りにその場所へと向かう。
だいぶ走って目的地へと到着する。
かすみ「ここは?」
「俺の思い出の場所」
かすみ「思い出の場所?」
「そう。小さいときに母さんに連れられて瑠璃と一緒にここで星を見たんだ」
かすみ「そうなんですか」
「たまには可愛いだけじゃなくってこういうのもいいかと思ってな」
あっ、そうだ。ここで写真撮ったらいい絵になりそうだな。
「かすみ、ちょっとそこの柵のところに立ってくれ」
かすみ「こうですか?」
「そうそう」
俺は首からかけたカメラのピントを合わせてシャッターを切る。
「もう大丈夫だぞ」
かすみ「撮った写真、見せてくださいよ」
「残念だったな。こいつはデジカメじゃなくてフィルムカメラだ」
かすみ「えっ!?」
「写真は今度持ってくるさ」
かすみ「む~」
しばらく星を眺めてから帰ることにした。
☆後☆日☆談☆
「おーい、かすみ~」
かすみ「どうしたんですか?」
「こないだの写真、出来たから持ってきたぞ」
かすみ「そういえばありましたね」
するとどこからか歩夢が現れる。
歩夢「何の話?」
「前に出かけた時の話だけど」
すると突如、背中に寒気が走る。
歩夢「かすみちゃんと2人で?」
前のことりと同じ威圧を感じる。
これは答えを選んだほうがよさそうだ。
すると俺が言うよりかすみが言った。
かすみ「そうですよ。先輩とデートしたんです!」
歩夢「へぇ~」
さっきよりも威圧が増したような…
「今度、一緒に行くか?」
歩夢「二人っきりがいいな♪」
「了解」
そう言うと歩夢から出ていたとされる威圧が消えたことで
ほっと心の中で安心している自分がいた。
かすみ「それでどんな写真になったんですか?」
「これだ」
鞄から取り出した写真を机に置く。
かすみ「すごい!」
歩夢「綺麗な星だね」
かすみ「かすみんの可愛さも溢れ出しちゃってますね!」
歩夢「あのフィルムカメラで撮ったんだよね」
「ああ」
かすみ「そういえばなんでデジカメじゃなくてフィルムカメラで撮るんですか?」
「これは俺が旅をしていた時からずっと使ってるカメラなんだ」
かすみ「旅ですか?」
「ああ。まあ、その話は機会があったらするよ」
てなわけであとがきは後日談です。
次回もお楽しみに!