明日買いに行きます。
瑠璃「お兄ちゃん大丈夫?」
目が覚めるとそこには瑠璃がいた。闇に飲み込まれて…
夢だったのか?
瑠璃「うなされてたけど…」
「なあ。もし俺が消えたりしたらどうする?」
瑠璃「なんでそんなこと聞くの?」
「こうして仮面ライダーとして戦う以上こういうリスクは避けられないからな」
瑠璃「私はお兄ちゃんが消えるなんて、もしもの話でも考えたくない」
「そうか・・・なんか悪かったな」
やはりこんなことを聞くのは間違ってたな。
でも夢の内容が妙にリアルで何か引っかかっていた。
瑠璃が昼食を用意している中で、インターフォンが鳴った。
瑠璃「お兄ちゃん出てくれる?」
「ああ」
玄関の扉を開けると、そこには歩夢が立っていた。
「どうした?歩夢」
歩夢「ちょっと話したいことがあって…」
「分かった」
俺は歩夢を家に上げた。昼食を歩夢の分も用意するように瑠璃に行って、
俺の部屋に入れた。
「話したいことってなんだ?」
歩夢「この力の扱い方教えてほしいの」
なんか拍子抜けだな。玄関では割と真剣な顔してたから
もっと深刻なものだと思ってたけど…
「分かった。じゃあ探しに行こう」
歩夢「何を?」
「新しい力だよ。それを使ってたらに勝手に慣れるから」
瑠璃が用意した昼食を食べて、
俺は歩夢を連れてこの町で一番のいわくつきの場所。
デイブレイクタウンに向かった。
歩夢「ここって立ち入り禁止じゃなかったけ」
「俺は入れるんだよ」
歩夢「なんで?」
俺はポケットからカードキーを取り出し入り口の認証パネルにかざした。
入口が開き中に入る。その後を歩夢が付いてくる。
歩夢「永斗君」
「どうした?」
歩夢「どうしてここに入れるの?」
「ここの開発に協力してたことがあってな」
俺は歩夢にここで何があったか話した。
俺がまだ世界を旅していた時のこと。今のこの世界は2018年。
その10年前の世界に俺は来たことがあった。
その世界でプログライズキーの研究に協力していた。
これがこの世界でのやるべきことだと信じて。
結果、このカードキーが手元に残った。
という話である。そしてこのカードキーを使えばプログライズキーを
製造することができる。
「こんな感じだ」
歩夢「複雑なんだね」
「ああ」
プログライズキーを製造する端末の近くに行きカードキーをかざす。
タブレットのようなものに製造するプログライズキーのコードを打ち込む。
機械の中で生成されるプログライズキーを見て歩夢は不思議そうな顔をしていた。
待つこと数10分。すべてのプログライズキーの生成が終了した。
「出来たぞ」
俺は歩夢に出来上がったプログライズキーが入った、アタッシュケースを手渡した。
かなりの量を作ってしまったのでアタッシュケースに入れざるを得なかった。
あれは歩夢の手を引きさらに奥の部屋に向かった。
「ここには暴走したマギアがいる。こいつらを倒して力を安定させるんだ」
歩夢「このマギアって元はどんなのだったの?」
「こいつらのもとの姿は、ヒューマギアっていう人工知能搭載人型ロボットだ。
お前も知ってるだろう?10年前に起きたあの事件がきっかけで暴走した
ヒューマギアがここに閉じ込められているんだよ。
で、たまにマギアが脱走して町で暴れるんだよ」
歩夢「もとには戻せないの?」
「どこかの世界にそれができる社長がいるって聞いたんだけど見つからなかった」
歩夢「そうなんだ…」
「この施設には過去から未来までを記した本があるんだ。
その本によると、ヒューマギアとの絆が暴走を
止めることができると書いてあった」
「ヒューマギアと人間をつなぐ存在。それがゼロワンなんだ。
そしてヒューマギアとの絆で強くもなる。歩夢次第でどこまでも強くなる」
「どうするか決めるのは歩夢自身だけどな」
歩夢「じゃあ色々試して見ようよ」
俺は近くにあったもう1つの部屋に招き入れる。
その部屋には5台ほどのアークマギアと普通のマギアが置いてある。
そのマギア達にはコードが伸びていて、そのコードの先には
ラーニングのための機会が置いてある。
「どのキーを使う?」
俺は歩夢に尋ねる。歩夢はアタッシュケースを開け、
破壊とディケイドのデータが入った「カメンライディングプログライズキー」を
持ってきた。
「何でこれにしたんだ?」
歩夢「だってこれには永斗君がこれまで正義のために戦っていたデータが
入っているんでしょ。私はそれが1番の善意のデータが入ってると思ったの」
「なんか照れるな…」
俺はプログライズキーを機械につなげ、データをラーニングさせる。
アークマギアが電気を帯び始めた。のだがこれ以上の変化がなかった。
「ダメだったか…」
だがかなりの実験記録が取れた。これはこれで良しとしよう。
外を見てみると日が落ちてきていたので今日は帰ることにした。
ワンチャンどっかで未来編挟むかもしれない。