中二病騎士系転生者が配信をするようです   作:からくり丸

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プロローグ

「我の声にふさわしき躯を所望す」

小学生の中学年の少女が胸をはる。

 

神崎(かんざき)アンナは中二病騎士系転生者である。

 

数多の転生をしてきた彼女にとって今回の転生では動画投稿者になろうと決断したのだ。

動画投稿者でもアバターを使った物であり、顔は出さないタイプのものである。

昨今の動画サイトではそう言うのも多くそれの流行りに乗っかる感じとそう説得された。

 

「はいはい、アンナちゃん

アバターは永遠騎(エタマキーナ)*1の姿ベースでいいよな」

神崎と同じくらいの少年が笑う

 

進藤弘幸(しんどうひろゆき)は物量戦争騎士系転生者ではある。

 

数多の転生で神や兄妹達に便利屋扱いされてる、転生者だ。

黒いところはあったりするが世界の管理や転生者の製造などをやれる我らが次男である。

 

「デュフフフフ、拙者も力を貸すでござるよ」

二人と同じくらいの年齢がある太った少年がどや顔をする。

 

山田義人(やまだよしと)は空間支配騎士系転生者である。

 

数多の転生で少し壊れているがそこも愛しい我らが長男である。

 

「…………俺は何すればいい」

小学生中学年にしては不釣り合いな仏頂面の少年が言う

 

大平誠(おおひらまこと)は主人公飢餓騎士系転生者だ。

数多の転生で色々と面倒な事を背負いこむ苦労人だ。

色んな事を背負ってたせいで小学生でも仏頂面になっている三男である。

たぶんこの世界でも面倒くさいことに巻き込まれるんだろうな、というのは兄妹共通の認識だ。

 

「僕は何でここに……」

同じ学年で山田と進藤と同じクラスの少年は困惑する

 

大石秀彦(おおいしひでひこ)改造人間(永遠騎)である。

なりゆきとはいえ彼には悪いことをしてしまった。

とはいえ我が同胞に新しい人間が増えるのはとても喜ばしいことだ。

 

それはそれとしてあの悪神(ロキ)は次あったら灸を据えねば。

 

 

「と、こんなもんでどうよ?」

仕事の早い進藤がパソコンを見せてくる。

そこには美麗で美しいアバターが写っていた。

青を基調としたフリフリのゴシックロリータで白髪に赤目すがすがすがしいほどの中二な感じである。

ちなみにこのパソコンは進藤のお手製ハンドメイドパソコンであり、様々なオーバーテクノロジー*2が用いてられてる。

 

「流石我が魂の兄妹で、我らが工匠たる次兄よ」

 

「モーションも完璧でござるよ、どんな動きでもほぼ追従可能でござる」

 

「それは行幸だ」

そんなノリノリな3人を見て冷ややかな目で見ている人間が二人いた。

 

「で、俺は結局何をすればいいんだ……」

 

「僕の休日が……」

 

 

 

「とりあえずまずは録画しないとな」

一通りアバター関係が終わり進藤がそう言った

 

「我が勇姿を一瞬の誤差無く映し出すのが正義ではないのか」

 

「デュフフフフ、それをやるにしてもまずは下準備からでござるよ」

そう言うと山田は動画サイトの一つを見せる、確か名前はMobove(モボヴィ)だったか。

世界的に有名な動画サイトでお金を稼げる、収益化もOKなサイトだ。

 

「実際の所動画投稿者ってのもレッドオーシャンでな、なかなかに厳しい」

そう言うと進藤は山田のパソコンを操作する、触らずに遠隔で思考操作だ。

そこには膨大な動画があった。

 

「……新規は厳しいということか」

少し考えこんだ大平がそう言った。

後発組の我らがここから売れるとなるとかなりの狭き門だろう。

 

「そう言うことよ、誠ちゃん

アバター方式の投稿者だけでおよそ1000、なかなかに厳しいっていうわけよ」

進藤はそう言ってアカウントデータのまとめを見せる。

とても多く目が滑ってしまった。

 

「では道標をしめして欲しい、我が兄妹よ」

 

「まあまずは動画や配信を出来るだけやることだな、最初のうちはそれこそ毎日な

それと広告を出すことだな、そしてキャラづけ

基本はこの3つだ」

3本の指を立てて進藤はそう言った。

 

「大変そうですね」

 

「そうよ、秀彦ちゃん

まああまり問題ない、なんだって俺がいるからな

広告の方も俺の趣味で稼いだお金で出せるし、何も問題ない

キャラづけに関してはアンナちゃんは十分に濃いしな、これもたぶん問題ないだろ」

進藤はおそらく全転生者の中で最高の電子戦を行えるものだ。

やろうと思えば全世界のパソコンを片手間でハッキング可能だろう。

本人はそんなことしても面白くないからとしないが。

進藤の趣味は多岐に渡るがこの場合は恐らく衣服関係だろう、なかなかに人気らしい。

 

「アンナちゃんはただ実況すればいい」

 

「あとは拙者と進藤氏に任せてもらえれば」

そう言うと二人は決めポーズをした、そこはかとなくキモかった。

 

「とりあえずためしに録画始めようか」

 

「お初にお目にかかる我が名は鮮血の青騎士(ブラッド・ブルーナイト)、虚空より舞い降りた一騎の騎士である」

マイク付きのヘッドセットを着けた神崎は椅子から立ち上がり、そういいつつ決めポーズを取る。

ちなみにここは亜空間に精製した音声スタジオだ、大声出しても何も怒られることはない。

ちなみにネットや電波は繋がっているし、やろうと思えばどのような場所にすることも出来る。

 

「OK、そっちはどうだ」

 

「アバターは問題なく動いてる」

 

「カメラ、画面キャプチャOKです」

 

「デュフフフフ、音声問題無しですぞ」

ちなみに彼らがやってることはやろうと思えば進藤一人でも出来るがあえてそれはせずに楽しむことを重点している。

せっかくの人生であり、皆で楽しむことが大事なのだ。

 

「……であるから、皆の者にはチャンネル登録を所望す」

と、最後に言葉を終えて初めての動画作成は終わる。

 

「OK、最初だしこんなもんか?

アンナちゃん10分休憩したら続いて実況動画を取る、問題はないか」

撮った動画を何回か確認したあとに進藤はそう言葉を発する。

 

「問題ない」

飲み物を飲みながら神崎はそう言った。

 

「この時間で神崎氏が今回やるソフトの説明をするでござるよ

今回やるソフトはこれでござる」

神崎の目の前に机とパソコンが出現する。

山田が手元にあるパソコンを操作すると魔女っ娘な女の子が中央に陣取るファンシーな画面にパソコンの画面が変わった。

 

「フォーチュンウィッチ魔法少女バトルロイヤルか」

 

「拙者と進藤氏、大石氏がここ最近嵌まったバトルロイヤル系のソフトで人気がある奴でござる

元は女の子向けバトルロイヤルソフトだったらしいでござるがリリースしたら大人のお友達からかなりウケたソフトでござる

 

「流石に年齢が年齢だからな、血が出るのは辞めた方がいいと思ってな

他にもフォートレスやモールとかも選択肢だったが今回は此方にした」

フォートレスは低年齢も遊べる、バトルロイヤルで有名なソフトだ、クラスメイト達にもよく話題に上がってる奴だ。

モールも有名なソフトでプレイヤーが色々なアイテムを作って冒険する作品だ。

 

「なるほど、なかなかに面白そうだ

我が偉大なる一歩はここから始まるのだ」

 

「よし、撮影を始めるぞ

3、2、1、スタート」

 

そして物語は始まる。

*1
神崎アンナ-■■■■の転生者としての真の●●●、進藤弘幸-■■■が製造した◆◆◆であり祈りである。なお永遠騎になってしまったら転生者になってしまう

*2
空間投影式スクリーンや量子転送装置、物質精製装置など





プロフィール
名前:神崎アンナ/永遠騎■■■■
年齢:10/数えるのは辞めた
身長:131cm/計測不能
体重:ひみつ/計測不能
好きなもの:同胞、目立つこと、■■■■
嫌いなもの:とある悪魔
乗り物:双頭の猟犬
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