中二病騎士系転生者が配信をするようです   作:からくり丸

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第一話

「とりあえず再生数1000は行って、チャンネル登録者は50人いけたか」

動画投稿をした日の夜、動画投稿してから数時間程で再生数が1000を行ったことを確認した進藤は安堵する。

チャンネル登録者も悪くない。

 

「デュフフフフ、悪くないスタートは切れたでござるな」

パソコンの何個もあるタブの一つから聞こえる山田の声に同意する。

夜は小学生であるからして流石に家を出ることは叶わない。

まあやろうと思えばいくらでも出来るのだがよっぽどのことがない限り、今のところそんな能力は使わない方針だ。

 

「二人が言うならば、我はプレリュードを遂行できたということか」

 

「そうだ、明日も学校が終わったら動画投稿をするぞ」

 

「それではしばしの眠りにつかせてもらう」

 

「落ちるでござるよ」

 

「おう、おやすみ」

その言葉と共に2つのタブが閉じられる。

そのままパソコンの電源を切ると進藤は懐から携帯端末を出す。

ピポパポと番号を押して耳に当てる。

 

「もしもし、あおばちゃん、そっちはどう?」

 

「ふーん、なるほど」

 

「うーん、相手の手が見えないのが困るな、おそらく世界法則を塗り替えるやつだと思うけど

ここまで隠蔽されてるとなると他の主神クラスも関わってそうだ

情報ありがとうね、あおばちゃん」

進藤は通話を切る。

 

「バカンスの筈だったんだけどな、これから忙しくなりそうだ」

その独り言をボソリと呟くと進藤は布団に入るのであった。

 

 

 

 

「我の術を見るがいい」

神崎の操るキャラが別のプレイヤーのキャラを倒す。

最初のうちは操作に慣れていなく、低順位が目立ったが今ではある程度は安定して順位をあげることができた。

このゲームの基本はよくあるバトルロイヤルと一緒で装備をかき集めて一位を狙うというものだ。

ただ他のバトルロイヤルと違い銃は殆ど存在せず、かわりに魔法やマジカルステッキ、近接武器などが大量に追加されている。

 

「ハッハッハッハどうだ、このライトニングパニッシャーの味は」

神崎が好んで使うのは雷属性の魔法で、発生の速さと弾速の速さに定評があり、使いやすい魔法が多い属性だ。

なおライトニングパニッシャーと言ってるがゲームにそんなものは無く、今撃ってるのはライトニングショットという前方に電気の弾を飛ばすという魔法である。

 

「クックックこの鮮血の青騎士(ブラッド・ブルーナイト)の魔の手から逃れられぬ」

そんな言葉を言ってるが画面では魔法の撃ち合いでだいぶ消耗しており、はかば強がりだ。

 

「なんだそれは!?我が術が効かぬだと、ええい……不覚!?」

その言葉を最後に神崎のキャラが魔法盾によって守られピコピコハンマーで殴り続けれ、やられてしまう。

そして23位とパソコンの画面に表示された。

 

そこで一旦録画が打ち切られる。

 

「なかなかに面白いではないか」

 

「シールドを持った相手と真正面からやりあうなら引き撃ち安定でござるよ

あれは迎え撃つにはいいでござるが追い討ちには向かないものでござるからな」

山田はそう言うと神崎にスポーツドリンクを渡す。

 

「パルティアンショットという訳か」

 

「そう言うことでござる、神崎氏は筋がいいでござるからもう少し頑張れば一位も十分取れるでござる」

そう言うと山田は自身の持ち場に戻った。

ちなみに今このスタジオにいるのは山田と神崎だけだ。

大平と大石の二人は部活であり、本来来る筈だった進藤はなにやら用事との事だった。

 

「とりあえず次のマッチ終わったら終了でござるよ、これ以上は親も心配するでござるからな」

もう時間は5時もすぎており、夏に入って日が伸びたと言っても6時までに帰らねば少し不味い。

 

「それではゆくぞ」

その声と共に録画が始まったのであった。

 

 

 

「三人か、初動はまずは安心か」

よくあるバトルロイヤルゲームでプレイヤーが場所を選んで降下するという要素はこのゲームでは少し違う。

まずは全体マップが表示され、場所を選ぶとそこに転移するという方式だ。

全体マップは9つの地域にわかれ、その地域を何人のプレイヤーが選んだか表示される。

 

神崎が選んだのは物資がそこまで多くない代わりにヘイトが少ない地域で今回はその選択は成功したようだ。

 

「悪くない装備だ、ライトニングパニッシャー(ライトニングショット)ディザスターハンマー(アイスボム)不変の鉄棒(鉄パイプ)か」

とりあえずかき集めた装備は悪くない装備だ。

ボムはグレネードのようなものでよくあるゲームのグレネードとは違い威力はさほどではないが閉所ではかなりの強さを発揮する。

そのなかでアイスボムは敵のスピードを落とせる範囲デバフも撒くことでき、とりあえず敵のいるところに投げれる強装備だ。

鉄パイプはあれば嬉しい程度近接装備だ、振りの速さと軽さが長所で魔力ゲージなくなった際の最終手段だ。

 

「もうそろそろ移動しなくては」

バトルロイヤルゲームでよくある範囲縮小の時間が刻一刻とせまっていった。

残り人数を確認すると派手な潰しあいをどこかでしていたのか43人と最初は100人だったのに半分以下に落ちていた。

移動手段は徒歩か持っていれば飛行魔法による移動だ。

なお飛行魔法は強いと運営は思ってるがレアなのにとても目立つ、集中攻撃される、不意に範囲縮小のバリアに引っかかる、そもそもゲージ消費がわりと激しいと見かけることは少なく運営と想定してたのと違い不人気魔法である。

 

「ハッハッハッハこの輝きの翼(フライ)の速さにおののくがいい」

神崎が使ったのはその飛行魔法である。

神崎のキャラがふわりと浮かぶと安全な領域に逃げようと移動する。

だがそのあまりに目立つそれに対し何人か反応したようで撃ち落とさんと魔法を放つ。

 

「遅い、遅いぞ」

ジグザグに動き、不規則な移動で相手を撹乱し、それによって起きるゲージ消費はポーションを飲んで解決する。

そんな感じで何度か避けると諦めたのか魔法の数が減る。

少しずつ降下し、降りようとしてる矢先それは起きた。

 

パンパンパン

 

発砲音が鳴る。

 

その音ともにすごい勢いでHPが減り神崎のキャラがやられてしまった。

順位が表示される、32位と。

このゲームで銃少ない銃に撃たれたらしい。

 

「なんだとー!?」

その言葉と共に録画は終わるのだった。




プロフィール
名前:進藤弘幸/永遠騎■■■
年齢:10/年齢なんてどうでもいいっしょ
身長:145cm/計測不能
体重:46kg/計測不能
好きなもの:同胞、己の創造物、イレギュラー、■■■■、■■■
嫌いなもの:とある悪魔
司るもの:戦■と■和
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