SS 紅き星の暴走 涼宮ハルヒの憂鬱×とある魔術の禁書目録   作:はるかさん

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こちらのストーリーは 紅き星の暴走 涼宮ハルヒの憂鬱編です。
とある魔術の禁書目録編は別ストーリーとなります。
とある編とリンクしている箇所もあり、最終的にはハルヒ×とあるシリーズ編となります。



5話 ~分裂編 前半~

あらすじと5話ストーリーです。

 

 

~あらすじ~

 

 

放課後、涼宮ハルヒに''先に行ってて!''と言われ、いつも通りSOS団部室に向かった俺はこの時、まさかこの後この様な体験をすることになるとは思いもしていなかった。

 

 

部室に着いた俺はいきなり異変を感じとり、部室内の雰囲気とそこに居た長門有希の様子からみて、この状況は異常事態だと瞬時に理解した。

案の定、化け物少女が姿を現し唐突に俺に攻撃を仕掛けて来たが、その魔の手から救ってくれたのが以前、長門の情報操作によって封印されていた情報統合思念体の朝倉涼子。

化け物少女は直ぐに消えてしまい、何が起こっているのか全くわからない俺は、一先ず朝倉との会話で現状分析を試みるが、情報が少なすぎて断念する。

 

来客が1名現れ、そいつは過去に朝比奈みくるを誘拐し、古泉一樹が所属する''機関''の敵対勢力である橘京子。

橘は助けて欲しいと言って突然部室に入ってきた。

橘の話によると、午前中に何故か自分の力が突然使えなくなったらしく、相談にのってもらうため昼過ぎくらいに佐々木一派と会い、その後化け物少女が乱入して来た。

 

化け物少女は神と未来人目当てで介入したらしく、佐々木一派が狙われ橘以外の消息は不明。そして、ハルヒが狙われていると知った俺は2人に連絡を取ろうとするが、その直後に空が輝き始め、紅い星が浮いていた。

そのとき朝倉は

''紅き星が暴走したとき、神は力を失い、一時的な歴史が繰り返される''

と発言した。

 

その直後に星は輝き出し俺たちはその場で気絶してしまった。

 

 

目が覚めたら朝倉から電話がかかってきて、俺の記憶を蘇らせてくれて、俺はSOS団関係の安否確認を取るため電話をかけようとしたのだが、アドレス帳には登録すらされていない状態になっていた。

 

まともな情報が得られないまま、俺たちは北高に向かいSOS団部室、いや文芸部部室に訪れた。

そこに居た長門は以前、俺が改変世界に飛ばされた時の長門で俺は''歴史が繰り返されている''と確信した。

 

そのあと朝比奈さんと鶴屋さんに会うため、渡り廊下に向かったところ、案の定二人はそこを歩いていた。

話していくうちに、二人は前日の記憶がないと言うことがわかり、朝倉の詠唱とそこに現れた化け物少女を目視することで記憶が蘇った先輩方。

いきなり現れた化け物少女と戦うはめになったが、朝比奈さんのレーザーと朝倉の情報操作により、辛くも勝利、撃退した。

 

その後俺たちが向かったのは光陽園学院。

そしてなんなくハルヒと古泉に会うことは出来たが、やはり俺らへの記憶は無かった。

ハルヒに名前を聞かれジョンスミスと答えたことがきっかけで、そのあとは朝倉お得意の記憶復活術により、ハルヒと古泉の記憶は戻った。

 

俺はこの状況を安堵していたが、その後その場に情報統合思念体の喜緑江美里と、超能力者の橘がいきなり目の前に現れた。

喜緑さんと橘が俺らの前に現れた理由はハルヒと朝比奈さんを回収するためだった。

俺と鶴屋さんでハルヒと朝比奈さんを守ろうとするが、あっさり連れ去られてしまった。

 

古泉と合流してからは、情報もだいぶ集まり何時何処で何が起こったか、把握するには十分な情報量だった。

そしてそれからは古泉が昨日の朝に向かった閉鎖空間へと俺らは足を踏み入れた。

閉鎖空間内の街はビルの瓦礫やらなんやらで破壊され尽くしていた。

そこに居たのは古泉と同じ機関に所属している森園生であった。

 

古泉や森さん曰く、いつもの神人ではないそうで、そんな神人相手に立ち向かう 朝倉 森さん 古泉 は見事なチームワークで神人を倒し、閉鎖空間が自動消滅し、俺たちは脱出出来た。

 

その後、情報統合思念体である喜緑さんの様子がおかしかったことから、俺たちは長門の状態が気になり、北高に向かう。

 

北高では閉鎖空間が発生していたが、神人が暴れまわっているわけではなかった。

長門に会うため、SOS団部室に向かった。

 

部室ではハルヒと佐々木と長門と喜緑さんが倒れていて、化け物少女と朝比奈さん、橘、周防九曜、藤原が対峙していた。

そして毎度の事ながら始まる少女大戦。

辛くも勝利し化け物少女は倒れたが、化け物少女が更に3人も現れ、ハルヒと佐々木を回収し消え去ってしまった。

 

絶望感に浸る俺たちは助ける方法は無いと思っていたが、九曜曰く皆で紅い星に行くという方法が挙がり、そのために長門と喜緑さんを回復させて一緒に行くことにし、朝倉と九曜で喜緑さんを、朝倉と九曜と喜緑さんで長門を復活させ順調かと思いきや、復活したこの長門は話していくうちに改変世界の長門だと知り、俺たちは愕然としてしまった。

 

 

長門の記憶を蘇らせる方法、ハルヒと佐々木を助け出す方法、化け物少女の正体、そしてあの紅い星とは一体......。

 

 

 

 

 

~SOS団部室~

 

朝倉「長門さん......ここで何があったかわかる?」

 

長門「私はさっきまで本を読んでいた......」

 

古泉「長門さん、その後のことを覚えていらっしゃいますか?」

 

長門「その後......辺りが急に暗くなり、一人の女の子が私の前に現れて......何か言ってたけど、何を言ってるのか理解出来なくて......」

 

橘「なんて言ってたのか覚えていますか?」

 

長門「確か''元情報統合思念体、貴重なサンプルだ......利用する価値はある''......そう言ってた」

 

つまり長門は少女の力によって宇宙人から普遍の少女となり、そして利用する為に宇宙人に戻したってことなのか。

では復活させたのにも関わらず、何故情報統合思念体に戻らないんだ?

朝倉や喜緑さん、九曜が手を施したとは考えにくい。

となるとあの化け物少女が何かをしたってことの可能性を考慮する必要がある。

 

藤原「あの女......何をしたんだ?」

 

古泉「恐らくあの少女は、特に長門さんの存在を脅威に思い復活させられた場合に備え、手を施していたのではないかと思われます」

鶴屋さん「でも朝倉さんや喜緑さん、九曜さんには手を施していないみたいだけど......」

 

朝倉「必要ないってことかしらね。今となっては好都合だけど」

 

九曜「そう------」

 

喜緑「九曜さん、長門さんがこの状態で全員であの紅い星に行くのは危険な気がするんですが......私たち3人だけで向かった方が良いのではないでしょうか?」

 

九曜「私たち3人だけで行くのも無理がある。神の復活にはみんなの力がいる」

 

そうだろう。ハルヒや佐々木はこのメンバーだからこそ助けに来ることを願っているだろうし、俺たちも他の奴等に助けることが出来るとは到底思えない。

 

朝倉「やはり鍵であるキョンくんは行かないとね?」

 

委員長スマイルで言われてもあそこは宇宙なんだがな。まぁ情報統合思念体ならその辺もなんとかするんだろうけど。

 

森「朝倉さん、長門さんの記憶を戻すことは情報統合思念体の力では難しいのですか?」

 

朝倉「申し訳ないんだけど、情報統合思念体からの情報操作にプロテクターが掛けられているみたいで今すぐには......」

 

喜緑「このプロテクターを解析出来れば手の打ちようがあるのですが......現時点では解析そのものにもプロテクターが掛けられていて......」

 

みくる「そう......なんですか......私も未来との連絡が取れないままです......」

 

キョン「未来自体は存在しているんですか?」

 

藤原「あぁ。だがそこでもプロテクターが掛けられていて時間溯行も出来ないがな」

 

橘「万事休す......ってわけですね......」

 

明らかに俺たちの進む道には長門が必要だ。だが長門は改変世界の長門であって記憶を蘇らせたとしても、情報統合思念体に戻るとは限らない......。

12月18日早朝に時間溯行をした俺と長門と朝比奈さんは長門に短針銃を撃ち、そして長門は元の情報統合思念体に戻った。

しかし今回はプロテクターが掛けられているため時間溯行することも出来ず、短針銃もない......本当に打つ手が残されていないのだ。

 

色々なことを考えていたら突然立ち眩みの様な症状が起き、目の前が次第に暗くなり俺はその場に倒れてしまった。

 

喜緑「!」

 

朝倉「キョンくん!?」

 

みくる「キ、キョンくんどうしたんですかぁ~!?」

 

橘「キョンさん!しっかりしてください!」

 

キョン「......」

 

次第にみんなの声と俺の意識が遠ざかっていき、ついに俺は意識を失った。

 

 

 

 

 

...

......

.........

 

~???~

 

......ョン、キョン......

 

キョン「ん~......」

 

......ねぇ起きてよ......

 

キョン「誰だ......」

 

......いいから起きなさいよ......

 

キョン「嫌だ......」

 

......起きろってんでしょーが!!!

 

キョン「!!!」

 

気がついたら俺は北高の外で倒れていた。

このシチュエーションは前にも経験したことがある。あれは夢の中だったが。

 

ハルヒ「ようやくお目覚めね......」

 

キョン「ハルヒ......ハルヒ!!!」

 

起き上がり俺の横にはあの時と同じようにハルヒが居た。辺り一面灰色の空間でどうやらここは閉鎖空間内らしい。

俺はハルヒの肩を掴もうとしたが、すり抜けてしまった。

おいおい......お前は幽霊かなんかなのか?

 

よく見るとハルヒは少しだけ透明になっていて、少しだけ宙に浮いていた

 

ハルヒ「キョン......あたしはもうそっちに帰れないかも知れない......意識が徐々に遠退いていくの......」

 

キョン「ハルヒ!お前は今どこにいるんだ!?」

 

ハルヒ「わからない......けどアンタに教えなきゃいけないことがあるの」

 

キョン「......何を?」

 

ハルヒ「有希のこと......」

 

長門のこと?

 

ハルヒ「有希は記憶を失っているみたいだけど、治す方法としてはアンタに手掛かりがあるみたいなの......何故かわからないけどわかるのよ」

 

古泉みたいなこと言わんでくれ。

 

キョン「どういうことだ?」

 

ハルヒ「わからない......けどあたしはそう思えてそれをアンタにどうしても伝えなきゃいけないって......また夢でも良いからアンタに会えたらって......それで気がついたら学校にいてアンタが横で伸びていたの......」

 

つまりハルヒが願ったから俺は意識を失ったのか......あの化け物少女に能力を奪われたのにそんなことを成し遂げるなんてな......。

しかし俺が手掛かりとは一体どういうことだ?

 

キョン「俺が手掛かりって一体どういう意味だ?」

 

ハルヒ「本と入部届けとアンタの決意......それが手掛かりみたいなの......」

 

一体こいつは何を言っているのか。

本、入部届け、俺の決意。これらが共通することは一体何なのか。

さっぱりわからんぞ、ハルヒ。

 

ハルヒ「キョン......もう時間がないみたい......最期に......言いたいことが......」

 

キョン「ハルヒ!!」

 

俺の目の前にいるハルヒが消えていく。

いつかの長門と朝倉が戦ったときに長門が朝倉を消したように足元からハルヒの姿がどんどん消えていく。

 

ハルヒ「アンタに......出会えて......よか......」

 

キョン「待ってくれ!ハルヒ!!!」

 

ハルヒは言葉の途中で完全に消えてしまい、その空間には俺だけが取り残されてしまった。

 

ありがとよ、ハルヒ。

お前は残る力で俺に教えてくれたんだな。

任せろ、俺たちが必ずお前と佐々木を救う。悪いが暫く辛抱しててくれ。

 

ハルヒが教えてくれた手掛かりである、本と入部届けと俺の決意。

冷静になり、考えてみると、入部届けはピンとくる。

改変世界の長門から渡された文芸部の入部届け。どうやらあれが手掛かりになる可能性大だ。

しかし本と俺の決意と言うのがさっぱりわからん。

 

とにかくSOS団部室に戻って全員に話す必要がある。今はそれが先決だ。

 

 

 

 

 

~SOS団部室~

 

俺はSOS団部室に戻ったが、中には誰一人居なく備品が全て元通りになっていた。

 

キョン「どういうことだ......これは?」

 

いつも通りのSOS団部室。

朝比奈さんのコスプレ衣装や古泉のボードゲーム類、ハルヒの席にはパソコン、そして長門専用の本棚がある。

 

本棚?

まて。あの時も本棚の本の中に手掛かりとなる栞が挟まっていた。

ハルヒは言った。本と入部届けと俺の決意だと。つまり本というのは、俺が置き去りにされた世界の時と同様に、あの本の間にヒントがあるのではないか。

俺は咄嗟に思いだし、あの本のタイトルを頭に浮かべる。

 

キョン「......ハイペリオン」

 

俺は本棚からハイペリオンを探し、それを見つけ取りだしページをめくった。

めくっている最中に、中から一枚の栞が飛び出した。

俺はそれを恐る恐る裏から表へと捲り見た結果、栞には記号みたいなものが書いてあった。

 

これは去年の七夕、当時から3年前の七夕へ時間溯行する際に、長門からもらったものに似ている。ビンゴだ。

なんて書いてあるのか聞いたら長門は"私はここにいる"と言っていた。

それを聞いていたお陰で改変世界のハルヒとの記憶を共有することが出来た。

 

まさか長門が事前に用意していたのか、それともハルヒが無意識に作り上げたか。

 

他に手掛かりがあるとすればパソコンである。

俺は団長席にあるパソコンの前に行き、起動させようとしたとき、キーボードの上に置いてある悪戯書きがある入部届けが目に入った。

 

何故この入部届けがここにあるのかは不明。これは間違いなく俺のカバンの中にしまったはずなのだが。

そう思ったとき、ロッカーの辺りから聞き覚えのある声の主が話しかけてきた。

 

?「先輩、お久しぶりですね♪」

 

俺はその声の主の方に目をやった。

そこに居たのは。

 

キョン「お前は......渡橋ヤスミ!?」

 

ヤスミ「そうです!あたしは、わたはしです♪」

 

何故こいつがここにいるのか。

こいつは過去にハルヒが生み出したもう1人のハルヒ。過去に藤原が未来を変える為の作戦を実行し、俺と橘を連れSOS団部室に押し掛けたところ、中に居たのはもう1人の俺とヤスミ。だがヤスミはハルヒが無自覚で防壁を張るために無自覚で生み出した人間。

どういうことだ。

 

キョン「どうしてここにいる?」

 

ヤスミ「先輩の意識の中に行くようにと夢で言われたのです。来てくれると信じていました。これから何が起こるのかはあたしにもわかりません。ですが、もうすぐわかるはずです!」

 

俺の意識の中。

なに言ってるんだ。

 

キョン「どういう意味だ?」

 

ヤスミ「ここはある人物によって一時的に作られた、先輩の意識の中なんです」

 

ヤスミがそう言ったあと、部室のドアがノックされあの時の出来事が頭の中で再現される。

 

まさか......この客人は......!?

 

to be continue......

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