SS 紅き星の暴走 涼宮ハルヒの憂鬱×とある魔術の禁書目録   作:はるかさん

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こちらのストーリーは 紅き星の暴走 とある魔術の禁書目録編です。
涼宮ハルヒの憂鬱編は別ストーリーとなります。
ハルヒ編とリンクしている箇所もあり、最終的にはハルヒ×とあるシリーズ編となります。



1話 ~序章~ side 上条

高2になったとある祝日。

本日は学園都市が設立して何周年とかで、ほとんどの学校が休みの日であるが、私上条当麻(かみじょうとうま)は不幸なことにこんな日なのにも関わらず朝の9時から学校に行き補習を受けているのである。

 

その補習もたった1時間程度で終わるものらしい。なら平日に居残り勉強とやらで行って欲しいもんだ。なんだってこんなハッピーな祝日に補習を受けなければならないのか。まぁ御坂の言う通り普段からちゃんとやっていない俺が悪いのだが。

 

土御門「先生~上条くんがボーっとしてまーす!」

 

小萌「上条ちゃん、ちゃんと聞いてますか~?宿題追加しちゃいますよ?」

 

上条「いやいやちゃんと聞いてますって!」

 

小萌「そうですか~?でも宿題は追加しておきますね~勉強することに不利益は無いのです♪明日までに提出して下さいね♪」

 

不幸だ。

あのグラサン右手で叩き割ってやりたくなる。

 

ちなみに俺は学園都市に住む"とある高校"に通っている現在高校2年生。

俺の右手には幸か不幸か"異能を打ち消す効果"があり、俗にそれは幻想殺し(イマジンブレイカー)と呼ばれている。

今までの魔術師戦、超能力者戦では大活躍した右手だが、補習の時間ではなんの役にも立たず、それは愚か俺の不幸体質はどうやらこの右手にあるらしく、周囲の空気がこの右手によってどうやら神の御加護まで打ち消し、それが原因となりあらゆる不幸を招き入れ、上条さんにとっては残念な右手となっている。

 

小萌「本日の補習はここまでです♪ちゃんと勉強しておいてくださいね~♪」

 

どうやら補習が終わったらしいが俺だけ+αの宿題が出されたちくしょう。

 

土御門「か~みやん」

 

ニカッとした顔で話しかけて来たのはイギリス清教ネセサリウス所属の土御門元春(つちみかどもとはる)

俺のクラスメートでもあるがそれは表の顔で、こいつの目的はスパイとして学園都市に潜り込んでいる、ということになっている。

 

上条「お前のせいで宿題増えちまったじゃねーかこのグラサン野郎」

 

土御門「それは悪かったにゃ~。それより補習も終わったんだ、気晴らしに遊びにでも行こうぜよ!」

 

上条「悪い、せっかくなんだけどスーパーによって買い物しなきゃいけなくてな。腹を空かせて昼飯を待ってる方が家にいらっしゃるのでな」

 

土御門「そうか、お前も大変だにゃ~。んじゃ、先に帰るぜよ、またな、かみやん」

 

おう、と声をかけ土御門は教室から出ていった。

俺は家で腹を空かして待っている誰かさんのために食材を買いにスーパーの特売に行かなければならないので、教室から出て昇降口を出てスーパーへと向かう。

今日の昼飯は何にしようか、冷蔵庫に何があったか、などと考えていたら校門に真っ白修道服を着た1人の女の子が俺の方を見てジャンプしながら大きく手を振っている。

 

おい何故ここにいるインデックス。

 

インデックス「おーーいとうまー!」

 

上条「どうしたインデックス?」

 

インデックス「お腹が減ったんだよ。セブンスミストのレストランに行きたいかも!」

 

外食は食費がかかるんだけどなぁ。つーかなんでよりによってセブンスミストなんだ。

だが目をキラキラさせながら言ってるインデックスはこの右手を使っても止まらないし噛み付かれても困る。

 

ちなみにこの修道服を着たちっこいのはインデックス。本名は長すぎて上条さんの頭では覚えきれなかったためご了承願いたい。

彼女はネセサリウスに所属していて103,000冊の魔導書を"完全記憶能力"によって全て暗記していて、その由来から"魔導書図書館"とも呼ばれている。

 

インデックスの話しによると、この子は1年前に同僚である"神裂火織"と"ステイル=マグヌス"に追われ何故か俺の部屋のベランダに布団のようにぶら下がっているところを俺が保護した。

ステイルの話しによるととある出来事を俺が解決したらしくもうインデックスを追う必要が無くなったと言っていた。

 

何故他人事の様に俺が説明しているのかと言うと、実は俺は何が原因か全く思い出せないんだが、その何日後に記憶喪失になってしまいそこから前の記憶が一切無い。

 

ただこの子には悲しい思いをさせてはならない、と思った俺は記憶喪失であることをこの子にはその事を一切言っていない。

 

インデックス「とうま!さっきっから何ぶつぶつ言ってるの?お腹減ったんだよ!」

 

上条「あぁ悪い、じゃあ行くか!ただし安目のところな」

 

インデックス「うん!」

 

ぴょんぴょん跳び跳ねるインデックスを抑えながら俺は昼ご飯を食べるためにセブンスミストに向かった。

 

 

 

 

 

~セブンスミスト~

 

俺とインデックスはセブンスミストのレストラン階にいるが、どこを見ても高そうな店ばかりで俺の所持金ではかなり厳しく少しでも安い店を探していたが、寿司屋の前で張り付いていたインデックスをなんとしてでも遠ざけようとしたがテコでも動かない上に、あまりに俺がしつこいせいか牙を向け始め諦めざるを得なかった。

 

上条「不幸だ」

 

俺とインデックスは昼飯(寿司)を食べ終わり会計をした結果、8,000円もの大金を失ってしまった。

 

会計を終え、店の外に出たらインデックスが"ご馳走さま、まぁまぁ美味しかったかも"と感想を残した。

 

上条「金返せこの野郎」

 

財布のお札が入っているところを見て泣きながらそう発言。

 

昼飯も食べ終わり俺とインデックスは家に帰るため、エレベータに乗ろうとしたその直後、突然下の階で爆発音と共にデパート全体が揺れ俺はインデックスを抱き抱えその場に伏せた。

 

上条「な、なんだ!?大丈夫かインデックス!?」

 

インデックス「大丈夫だよ!でも何が起きたの?」

 

その原因は俺にはわからない。

当然と言えば当然。お客さんとしてここに来た俺がそんなことが起きるとすら思ってもみなかったからだ。

 

上条「とにかくここを出るぞ!インデックス!」

 

インデックス「うん!」

 

俺はインデックスの手を引っ張りエスカレーターまで走りそのまま下へ下へと降りていった。

電気は消え、辺りは煙でほぼ暗闇と化して非常灯だけが味方をしていた。

4階に降りた辺りで再び爆発が起こり、俺はインデックスを抱えようとし手を引っ張ったが突然インデックスが居た足元の床が崩れインデックスは2階辺りまで落ちてしまい、俺はその崩れ落ちた床から覗きこむ様に下の階に落ちたインデックスに声をかけた。

 

上条「おいインデックス!大丈夫か!」

 

インデックス「なん......とか大丈夫なんだよ」

 

何をやってるんだ俺は!!

 

上条「インデックス!そこで待ってるのは危ない!先に外に出てくれ!俺も追いかける!」

 

インデックス「うん!とうまも気を付けてね!」

 

俺は下に居るインデックスの返答に対して笑顔で答えたそのとき、下の階から聞きなれた声が聞こえてきた。

 

?「アンタ!こんなとこで何してんのよ!?」

 

インデックス「短髪!」

 

その声の主はビリビリ中学生こと御坂美琴。常磐台の超電磁砲(レールガン)だった。

だがこれは不幸中の幸い、今この状況は御坂にインデックスを脱出させてもらった方が良いと判断した俺は下の階にいる御坂に声をかけた。

 

上条「おーい!ビリビリ!!」

 

美琴「な、なんでアンタまでここにいんのよ!?」

 

上条「すまんがインデックスを外に避難させてやってくれ!頼む!」

 

美琴「言われなくたってそのつもりよ!行くわよ!」

 

御坂がインデックスの手を引っ張り俺の見える範囲から消えていった。

とは言え俺も脱出しなければ危うい。インデックスたちは2階辺りだったが俺は4階にいる。

エスカレーターは使い物にならない、当然エレベーターもだろう。ならば非常階段か!

俺は店内の案内表示に従い非常階段に向かっている途中、煙の向こうから声が聞こえてきた。

 

?「かみやん!!!無事か!?」

 

上条「土御門か!?」

 

土御門と姫神がこちらに走ってきてようやく姿が見えてきた。

 

土御門「あぁ!今この学園都市で異常事態が発生しているぜよ!何者かがこの都市を破壊しようとしている!」

 

なんだって!?破壊!?一体どこのどいつが!?

 

姫神「とにかく脱出を!」

 

姫神の言葉によって俺たちは非常階段へと目掛けて走り続けたが、非常階段の踊り場で俺たちに対して攻撃を仕掛けて来た輩がいた。

それはアンチスキルとローマ正教のシスターであった。

 

上条「アンチスキルとシスターが!?何故俺たちを狙う!?答えろ!」

 

アンチスキル「......」

 

シスター「......」

 

アンチスキルたちは無言で上条たちに対して物理攻撃を、シスターたちは術式で炎を飛ばして攻撃してきた。

何が起こっているのか、何故シスターやアンチスキルが民間人である上条たちを狙うのか、今の段階では知る由も無かった。

 

俺たちは仕方なしに、来た道を戻ろうと振り返ったその時だった。

 

?「オイ!そっちじゃねェ!こっちだ三下ァ!」

 

その声の主は1年前に超電磁砲量産計画の実験に本格的に関わっていた学園都市最強のレベル5であるアクセラレータであった。

 

アクセラレータ「屋上だ!」

 

上条「待て!今は脱出した方が......」

 

土御門「かみやん、今はアクセラレータに従え。アクセラレータは何か知っているかも知れんぞ!」

 

土御門の言うことは一理ある。

彼らにとって学園都市を狙い破壊しようとしている者とは今までの事を考えたら因縁がある。

外部から来た魔術師、もしくはスキルアウトや学園都市内にいる超能力者。

可能性はいくらでもあった。

 

上条「姫神!走れるか!?」

 

姫神「うん。大丈夫」

 

アクセラレータ「どきやがれェ!ザコどもォ!」

 

階段にいたアンチスキルとシスターを次々と吹っ飛ばし、道を開けていく。

敵になると恐ろしいが、味方につくとこれ程頼もしい者はいない。

 

俺たちは階段を駆け上がり続けた。

屋上に着く間でも敵は絶えず、アンチスキル、シスターと今までセブンスミストで待機してたのか疑問に思うほどの数であったが、俺とアクセラレータが先頭に立っている以上、敵はなかった。

 

階段にも煙は蔓延していて視野が狭く、徐々に呼吸し辛い状況下ではあったが、階段の奥の方で屋上の光が見えた。

 

上条「着いたぞ!」

 

 

 

 

 

~セブンスミスト 屋上~

 

アクセラレータ「見つけたぜェ......!」

 

屋上の崖とも言える場所に見慣れない1人の少女が立っていて、それはまだ見た目中学生くらいの少女だった。

 

謎の少女「......」

 

その少女はインデックスと同じような真っ白のワンピースみたいな服装をしていた。

唯一違うのはフードを被っていないってことくらいで当然顔付きは違うが。

 

土御門「お前の仕業なのか!?」

 

謎の少女「答える必要はない」

 

姫神「貴女は何者?」

 

謎の少女「知る必要はない」

 

明らかにふざけているとしか思えない返答。

 

上条(まさかどこかの宗教絡みか!?)

 

謎の少女「我々は超能力者と魔術師の力を貰い受けにきた」

 

アクセラレータ「超能力と......魔術!?」

 

謎の少女「喜緑江美里の情報コントロールを確認......神と認識されている佐々木の能力の奪取を確認......直ちに向かう」

 

今度はなんだ。独り言か?

情報コントロール?神?なんのことだ?

わからんが、そんなことより今すぐにこの騒動を止めさせなくては。

 

上条「一般市民を巻き込むのは止めろ!今すぐ手を退け!」

 

謎の少女「まもなく我々の星の扉が開く......ターゲットはこの学園都市......」

 

上条「!?」

 

待て!と言った瞬間、その少女はどこかへ消えてしまった。

テレポートの能力者か、それとも魔術なのか。

 

上条「一体何が起こってるんだ?」

 

土御門「わからん......今回はどこの宗教も関わっていないとは思うが......」

 

じゃあ一体どこの組織が、と言おうとした瞬間、空が急に輝き始め空には一点の紅い星が浮かんでいた。

 

アクセラレータ「なンだ!?」

 

上条「輝きが!」

 

土御門「強くなっていく!?」

 

姫神「あれは!!」

 

上条「姫神!あれが何かわかるのか!?」

 

姫神「紅き星が暴走したと」

 

姫神が途中まで言いかけたが、その星は徐々に輝きを増し目が開けられなくなり、俺たちはそのまま気を失ってしまった。

 

to be continued......

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