SS 紅き星の暴走 涼宮ハルヒの憂鬱×とある魔術の禁書目録   作:はるかさん

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こちらのストーリーは 紅き星の暴走 涼宮ハルヒの憂鬱編です。
とある魔術の禁書目録編は別ストーリーとなります。
とある編とリンクしている箇所もあり、最終的にはハルヒ×とあるシリーズ編となります。

※一応改善済※


1話 ~序章~ side キョン

生徒「起立、礼、ありがとうございました!」

 

先生「お疲れ様、さようなら」

 

高校生活2年目の1学期末のある日のこと。

真夏の気怠い授業も終わり、俺はいつものように部室へと足を運んでいた。

俺の後ろの席に座っているハルヒは

 

''先に行ってて!''

 

とか言ってさっさと教室から出ていった。相変わらず忙しい奴だ。頼むから面倒事を持ってこないでくれよ。

 

古泉に至っては朝から閉鎖空間が発生したとかで休みらしい。

今までも朝に閉鎖空間が現れたことはあったが、それでもこれまで古泉は学校に登校してきたが今回は欠席。無遅刻無欠席を破る原因は問うまでもない。無論あいつだ。

 

 

これも成長なのか、そんなに年老いてはいないがはたまた老婆心的なものなのか、古泉の心配をするとは俺も焼きがまわったらしい。

しかしSOS団のメンバーとこれほど親密な関係になれるとはあのときは思ってもみなかった。

 

1年前の5月、ハルヒに首根っこを捕まれながら協力しなさいとか言われカツアゲされてる気分になり、仕方なしに新クラブ作りに協力し発足した

 

(S)界を(O)いに盛り上げる為の(S)宮ハルヒの団】

 

通称SOS団。

 

当時はなんてアホな名称だ、なんて思ってはいたが、その原因を作ったのは恐らく俺。

 

12月20日。

俺は長門が造り上げた世界でエンターキーを押し、当時から3年前の7月7日に飛び、そこで中学生のハルヒと会い、別れ際に「世界を大いに盛り上げる為のジョンスミスをよろしく!」などと言ってしまったが為にこの様な団名になったのだろう。

......規定事項ってやつですか?朝比奈さん?

 

そう。恐らくは規定事項なのだ。でなければハルヒがあんな団名にしたことが偶然と言うのは余りにも出来すぎているからだ。

 

だが今となっては俺やハルヒ、朝比奈さん、長門、古泉にとっては必用不可欠な居場所なのだ。

具体的にだって?そうだな......家、地元、自分が自分でいられる場所、つまりは自分の居場所ってやつだな。わかるだろ?気疲れする友人とそうでなく本音で接することが出来る友人と大きく分けて2タイプ存在するコミュニティの場。あれだ。SOS団は俺に取って後者であるのは黙秘していてもわかるはずだ。

 

ハルヒの無理難題は置いといて。

 

さて、朝比奈さんの温かいお茶を頂けるあの場所に行こうじゃないか。

 

 

 

 

 

~SOS団部室~

 

部室には既に長門が居た。

 

俺は長門に声をかけようとしたんだが、いつもの雰囲気とは微かに違うと俺の脳内が騒いでいた。

何かがおかしい。

1年前の8月の時の感覚とは違うが、

この部室からなんとなくだが違和感を感じる。

そして何より違和感なのが、長門が座ったまま腕全体を垂れ流していて、まるで熟睡してるかの様に頭も垂れ下がっている。

 

キョン「長門?」

 

長門「.........」

 

キョン「おい長門、長門!」

 

全く返事をしない長門に対し、俺はこの事態がただ事では無いと確信した。何故ならば長門が異様な状態の時は、決まって俺らにやっかいごとが振りかかってくるからだ。

次に、誰の仕業かって事を考えると

情報統合思念体、天蓋領域(てんがいりょういき)、ハルヒ、もしくは他勢力。

 

などと考えていたその時だった。

 

突然団長席が輝きだし、目も開けられない程の眩しさと同時に、そこには人影を作りだし、その輝きが徐々に消えていき、そこには一人の少女が現れた。

真っ白ワンピースで裸足。見た目は小学生高学年~中学生低学年と言ったところで、単なる子供にしか見えないのだが、俺も情報統合思念体やら天蓋領域やら理屈では説明出来ない出来事に巻き込まれてきたお陰か、この目の前の少女からは異様な雰囲気が醸し出され、俺の脳内が危険信号を俺自信に訴えていた。

 

キョン「......お前誰だ?」

 

謎の少女「.........」

 

キョン「情報統合思念体か?それとも天蓋領域か?」

 

謎の少女「.........」

 

キョン「答えろよ」

 

何も答えようとしない突如俺の目の前に現れた少女。

その様はまるで長門と部室にいる時と同じ感覚。

しかしその少女は沈黙を破りこう言い始めた。

 

謎の少女「目標を発見......これより任務を遂行する」

 

キョン「目標?なんのことだ?......そんなことより長門に何をした!?」

 

謎の少女「答える必要はない」

 

夢か幻か、その少女はいきなり手の平に炎を作り始めちらちら躍りそれは瞬く間に巨大な炎の固まりと姿を変え、それは映像やCGではなく紛れもない本物である事が瞬時に判断出来た。何故かと言うと熱い。

 

その炎の固まりは古泉が閉鎖空間で使う能力より数倍大きいものであり今にも熱で爆発するのではないかと言うくらいのものであった。

 

俺は正直、夢なら早く覚めてくれ!夢じゃないならこの状況が全て理解出来る奴今すぐここにこい!代わってやる!と内心叫んでいた。

 

謎の少女「消えろ」

 

キョン「!!」

 

そして遂にそいつが炎の固まりを放ち俺の目の前まで近づいて来た瞬間、それが突如空中で消えどういうことかとそいつの顔を見たそのとき、後ろから生涯二度と聞きたくもない声が聞こえてきてしまった。

 

?「その人間は私の獲物よ?見知らぬ生命体に横取りさせないわ」

 

謎の少女「誰だ?」

 

聞くまでもない。

一度ならず二度までも俺を殺そうとした宇宙人。どんな状況であれ、お前の声を聞くのが俺にとって一番背筋が凍る話だ。

 

キョン「言いたか無いが......ありがとよ朝倉」

 

朝倉「助けてあげたのに随分な言い草ね。私は長門さんのバックアップ。長門さんが身動き取れなくなったら次は私、前にも言ったわよね?」

 

相変わらずの憎たらしい笑みで返答をする殺人鬼朝倉。

 

キョン「何故お前がここにいる?」

 

朝倉「話は後。今は目の前の敵をなんとかしないとね......」

 

謎の少女「情報統合思念体......何故動けている?......学園都市......了解した、これより帰還する」

 

独り言か、もしくは親玉か仲間とテレパシーか何かで会話しているのか。

ここで全くもってわからなかったことは学園都市と言うのがどこのことなのか、と言うことであった。

 

謎の少女「朝倉涼子。貴様が動けていること、これは想定外だった......だがこの情報統合思念体は任務通り回収させてもらう」

 

朝倉「待ちなさい!!」

 

朝倉は手に持っていたナイフを信じられないスピードで飛ばしたが、当たる寸前でその少女は消えてしまった。

 

いつも通り授業が終わりいつも通り部室に足を運び蓋を開けて見れば先程のような展開。俺には一体何が起こっていて、これから何が起こるのかさっぱりわからなかった。

そして何故突然として少女が消え長門もいなくなったのかも。

 

朝倉「貴方が戸惑うのも仕方ないと思うわ。情報統合思念体の上層部も機能停止させられてるわ。長門さんと同じように」

 

キョン「あの女がやったのか?」

 

朝倉「恐らくね。私は長門さんの情報操作によって封印されていたから逃れる事が出来たのだけれど......情報統合思念体を機能停止させれるなんて余程の力を持った者よ」

 

そんな化け物染みた能力を持っている存在は俺は情報統合思念体しか知らないし、あり得ないと思っていた。しかしこの状況で朝倉が嘘を吐いているとも思えない。

 

キョン「情報統合思念体そのものが?あいつは天蓋領域なのか?」

 

朝倉「どうやらそうでもないみたいよ。彼女の心を探ってみたけど殆どわからなかった。わかったのはクローンというか誰かの手によって造り出されたアンドロイドと言うか、クローンみたいな感じってことだけね」

 

やれやれ。宇宙人に未来人に超能力者に天蓋領域に終いにはクローンとは。

異世界人とやらにはまだ会ってないが、更に友達が増えそうだぞ。喜べ、ハルヒ。

 

キョン「長門は......長門はどこに消えちまったんだ!?」

 

朝倉「わからない......あの女の子を捕まえて話を聞き出さないことには......ね」

 

情報統合思念体にもわからないとなると俺には到底理解出来ないことだろう。だが謎な点だけはいくらでも思い付く。

何故長門が気を失って居たのか、何故情報統合思念体を狙うのか、何故長門はあの少女に連れ去られてしまったのか。疑問を持つことは簡単なのだが答えを導きだすには情報量が無さすぎる。付け加えて俺の思考時間を遮る出来事がたった今起きてしまった。

何かと言うと突然ドアがドンドンと音を立てたからだ。しかも結構強い。

つまりはお客さんがこのドアを開けて欲しいと言っていることになるが、こんなときに客人だなんて益々やっかいごとが増えるとしか思えなかった。

 

そしてノックの返答も聞かず

 

''失礼します!''

 

と言って入ってきたそいつを見て俺は驚愕した。

 

?「いた!お願い!あたしたちを助けて!貴方たちの力が必要なんです!」

 

キョン「待て。いきなり来て訳もわからず助けてと言われてもな。今こっちも状況を理解し難い事態なんだが......橘」

 

突如部室に訪問してきたのは過去に朝比奈さんを誘拐し佐々木一派の超能力者である橘京子(たちばなきょうこ)であった。

 

橘「お願い......佐々木さんや藤原さんや九曜さんが......変な少女に!!」

 

朝倉「ねぇ貴女、その少女ってもしかして......」

 

朝倉が橘に少女の容姿を確認していて、朝倉の話を聞いた橘も同意したみたいだ。

つまり同一人物と出会った可能性が高い。

 

朝倉「キョンくん、橘さんが会った少女は私たちと同じ子みたい」

 

キョン「みたいだな。橘、佐々木たちがどうしたんだ?」

 

橘「その少女は佐々木さんと藤原さんを狙って来たみたいで......九曜さんは少女が造り出した閉鎖空間の中で戦って......今どうなってるかはわからないけど......」

 

キョン「佐々木を!?お前は佐々木と一緒じゃなかったのか!?」

 

橘「わからない......途中であたしは気を失っちゃって......気が付いたら元の喫茶店に戻ってたの......でもそこには佐々木さんや藤原さんは居なくて......午前中にいきなり私の力が失い始めて......それでみんなに相談にのってもらおうとしてた時にその子が......」

 

これは一体どういうことだ......?

 

橘「それから涼宮さんたちも危ないんです!現に佐々木さんが狙われた理由は神だからだそうなんです!」

 

キョン「くそ!ハルヒに電話で!」

 

朝倉「橘さん、キョンくん、とにかく私たちも今半分以上、整理がついてない状態だから一旦落ち着きましょう?」

 

キョン「現に俺らや長門、佐々木が狙われ、ハルヒが狙われそうなのに、落ち着いていられるはずがないだろ!!」

 

俺は今までハルヒは神だとか時間の歪みだとか進化の可能性だとか聞いてきたが、そんなのは関係ない!

あいつは俺らの団長様だ!

気の合う仲間なんだ!

そんな仲間を見過ごすことなど俺には出来ん!!

 

携帯電話を取りだしたその時、空がいきなり輝き始めた。

 

キョン「なんだ!?」

 

朝倉「あれは!」

 

橘「え?」

 

不審に思った俺は朝倉と橘と共に窓から空を見上げた。

そこには一点の星が紅く染まっていた。

 

何が何だかわからないが、唯一わかっていることはこれがただ事では無いことだけは確かだ。

長門が異常状態にあり、変な少女が突然出てきたと思えばいきなり攻撃を仕掛けてき、朝倉が現れ助けられ、空が光ったと思えば今までに見たことない紅い星が存在していた。

 

朝倉「まさか......あれは......!」

 

キョン「朝倉、お前にはあれが何かわかるのか!?」

 

朝倉「紅き星が暴走したとき、神は力を失い、一時的な歴史が繰り返される......思念体から言い伝えられていたことよ」

 

神が力を失う?

一時的な歴史が繰り返される?

こいつは何を言っているんだ?

全くもってわかりません。

 

橘「朝倉さん、どういうことですか?」

 

キョン「もっと具体的に言え」

 

朝倉「時間がないわ。急ぐわよ!」

 

急ぐって何を!と聞こうとした瞬間、部屋全体、というか世界全体が物凄い光で覆われ、俺たちは気を失った。

 

to be continued......

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