SS 紅き星の暴走 涼宮ハルヒの憂鬱×とある魔術の禁書目録 作:はるかさん
涼宮ハルヒの憂鬱編は別ストーリーとなります。
ハルヒ編とリンクしている箇所もあり、最終的にはハルヒ×とあるシリーズ編となります。
私の名は
イギリス清教ネセサリウスに所属していてまた、
1年前にインデックスを追いその最中に上条当麻と出会い、彼と共に色々な戦いや出会いを繰り返し、今に至る。
今私はオルソラ、シェリー、アニェーゼ、ルチア、アンジェレネたちと暮らし生活をしている。
いや、未だに暮らしている、と言うべきでしょうか。
ようやく洗濯機の使い方も皆マスターし、苦を感じない生活をしていたある日のことで、何故か今私たちは海にいるのであります。
ザザーン......ザザーン......
神裂「ほんとに唐突過ぎますよ......オルソラ」
オルソラ「良いではありませんか。こうして皆さんと出かけられて私は嬉しく思います」
それならそれで良いのですが......とは言え何故突然海になるのでしょうか?
それはこういう話の流れになったからであります。
...
......
.........
~イギリス清教女子寮~
アニェーゼ「こうして毎日家にいるのも退屈ですね。どこかに行きませんか?」
アンジェレネ「そ、それなら皆さんとどこかに出かけるのもありだと思います」
シェリー「まぁ暇だしな……どう思う?
神裂「私は別に構いませんが……にしてもどこに行くと言うのですか?」
突然そのようなことを言われても行きたい場所をいきなりだなんて......。
ルチア「シスターアニェーゼは行きたい場所とかあるのですか?」
アニェーゼ「行きたい場所......ですか......ではデパートとか
オルソラ「浜辺!浜辺に行きたいです!海が作り出す波を見てみたいです!」
話している最中にそんなに目を輝かせて言わなくても......でも行きたい場所がようやく浮上しましたね。
シェリー「まぁまだ午前中だし今から向かっても12時くらいには着くだろう。行くか」
神裂「え、えぇ......そうですね、行きましょうか」
.........
......
...
そう、オルソラが唐突にこのような発言をしたことがきっかけで私たちは今浜辺に来ているのです。
どこの浜辺かと言うと、1年前に
そして『
犯人が上条刀夜と発覚した時点で本性を現し、暴走し始めたが、上条当麻と
前回は異変を察知し駆けつけたのですが、今回は完全に旅行気分。
さすがに再びこの場で外見が変わるような事態はもう起きないでしょう......。
アニェーゼ「あんまりフラグを立てない方が良いって言ってんですよ」
フラグ?何の話でしょうか......?
っというよりいきなり人の心を読まないでください......。
彼女はアニェーゼ=サンクティス。
元ローマ正教のシスターでアニェーゼ隊隊長でもあった。
1年前、法の書を巡った戦いで
アンジェレネ「わぁ~、海って物凄く綺麗なんですね♪」
目をキラキラ光らせながら海を見て興奮するアンジェレネ。
彼女は元ローマ正教のシスターであり、アニェーゼ部隊所属の少女。見た目はかなり幼いが幾度の戦闘に介入しこれまで生き延びて来た実力者でもある。
オルソラ「そうでございましょう!?この海風、波、そして波が作り出す音......最早自然の中の癒しですね♪」
彼女はオルソラ=アクィナス。
法の書を解読したことがキッカケで当時ローマ正教だったアニェーゼによって拘束、暴行を受けたことがある。
あまり個人個人を紹介していると時間がかかるので省略します。私も疲れるので。
1年前にはそんな数々の戦もあり全くと言っていい程、こういった観光気分にはなれなかったのですが今はとても安らぎと寛ぎを得ることが出来る......これも平和のおかげと言ったところですね。
シェリー「どうした?突然にやけて?」
神裂「に、にやけてなどおりません!......ただ、1年前と比べて世界は平和になったのだと、そう思い安堵していただけです。魔術と科学、相対するモノですがこうして平和な世界を思うとどちらも変わらない能力であるのに何故敵視していたのか、と思うところはありますが」
シェリー「極東宗派からすれば責任を感じるところはあるだろうな......だがそれは極東宗派だけの所為ではない」
神裂「私のことは神裂で結構ですよ」
シェリー「そうか......では神裂、魔術と科学なんて分類したからその能力をそれぞれ所持していた者たちが危険視し仲違いが起こっただけなのではないか?一番被害を受けていたのは上条当麻のような、どちらの属性も持たない一般人だ」
神裂「そうですね......私たちが責任を感じるのは良いかも知れませんが、心配しすぎるのは杞憂と言うことですね」
シェリー「そう言うことだ。神裂がどれだけの苦労をしてきたのかは私にはわからない。だから神裂が抱いている気持ちも全てはわからない。が、今はどちらも干渉をしていないから過去の話に過ぎないしそんなに思いつめなくても良いと思うぞ?」
神裂「シェリー......ありがとうございます」
今は干渉していない......過去に起こったことを私1人が気にして心配するのは杞憂ですね。
アンジェレネ「何のお話をされてるのですか?」
シェリー「なぁに、大人の話だ」
アンジェレネ「も~そうやってすぐ子供扱いするんですからぁ~」
頬を膨らませて顔を若干紅くしているアンジェレネはやはり子供っぽい......が、この子も戦いに巻き込まれ生き延びてきた......そう考えれば子供ではない......か。
私はそんなことを思い内心、クスっと笑いながらこの状況に幸せを感じていた。
そんなことを思っていると、海岸の方からオルソラとアニェーゼとルチアがこちらに走って来た。
ルチア「シスターアンジェレネ!向こうまで走って競争しますよ!!よーいドン!!!」
アンジェレネ「さ、3人共フライングは狡いですよぉ~!」
アニェーゼ「フライングはいつでもゲットするものってんですよ♪」
こんなところでそんなタイトルを......ちゃんと許可は取ったのでしょうか?
上条当麻は元気にあの子と暮らしていますかね。最近会いに行ってないから現状を全く知らないのですが、おそらく彼なら面倒見も良いのであの子を支えてあげていることでしょう。
ステイルはステイルで弟子と共にイギリスに戻り修行しているとか。人はそれぞれの道を歩むのですね。
1年前の思い出と現状のことを比べその差に対して感慨深くなっていたとき、この何もないはずの浜辺から強いプレッシャーを感じ取り、近くにいたシェリーに伝えようと顔に目をやったが、シェリーの表情にも何やら緊張感が出ているような顔つきになっていて、そのまま私に話しかけてきた。
シェリー「神裂......何やら面妖な気配が......」
神裂「感じましたか......皆さん!今すぐこちらに戻って来てください!!!」
アニェーゼ「へ?」
オルソラ「何かあったんでしょうか......?」
一体何があって神裂がそんなことを言い始めたのか全く分からない4人。
何かの冗談か。それとも何かあったのか、そんな疑問が彼女たちの脳裏によぎったその時、海岸付近に1人の女の子が光と共に突如現れ、神裂に向かって歩き始めた。
それを見た4人はその女の子から発するただならぬ気配を感じ取り神裂の元に急いで戻り集結した。
女の子が神裂のところに着くよりも一足早くアニェーゼたちは着いたが、その数秒後にその女の子は神裂の近くまで辿り着き足を止め、神裂に話しかけ始めた。
謎の少女「お前が神裂火織か?」
子供?中学生くらいに見えるが。
神裂「何者です?」
謎の少女「問いに答えよ。お前が神裂火織か?」
神裂「はい......と答えたら?」
謎の少女「お前の力を利用させてもらう」
その少女の言葉に対して、神裂以外の5人が身構え回りの空気に緊張が走る。
神裂「力を利用......貴女は魔術師ですか?」
謎の少女「知る必要はない」
シェリー「人の情報は聞いといて自分のことは話さない......そもそもアンタ子供だろ?勝負して勝てると思ってんのかい?」
謎の少女「容易いこと」
アニェーゼ「聞いてればすでに勝ったようなものの言い方......腹が立つってんですよ」
ルチア「戦ったとしても貴女一人で勝てるとでも?」
だが相手の外見は子供。全員が緊張感は持っているものの、見た目からして強そうな気配は感じ取れないが少女から放たれているプレッシャーのような感じには皆気が付いたらしく、警戒している。
謎の少女「戦うのは我ではない......」
神裂「!?」
突然辺りが漆黒の闇に包まれた夜へと変わっていき海岸付近に丸い光が輝きだし、その光は空に伸びていき何か形を作り出した。紛れもなく術式。
あの術式はミーシャの時と同じ術式。となると戦わなければならない相手は明白。
神裂「貴女はあの時の大天使か!?」
謎の少女「我にはそう言った呼称はない。あれを展開させているのはミーシャと呼ばれる者の力だ」
なぜまたミーシャが。まさか再び刀夜氏が術式を描いてしまったのか。
いや、その可能性は極めて低い。1年前の刀夜氏が偶然的に完成させた術式、あれを風水に従って並べたとしても風水と魔術は全くの別物。再び偶発的にあれを並べ術式を作り上げるのはほぼ不可能。
謎の少女「正しくはミーシャのクローン。本体はサーシャと言う者の体をベースにしている」
どういうことか。とにかく言えることはミーシャのクローンを作り上げた者がいる、と言うこと。
その時、術式の中央から光が発し、そこにはサーシャの姿をしたミーシャのクローンが現れた。
ミーシャ・クロイツェフ「.........」
神裂「まさか......本当に......」
謎の少女「終わりだ」
その言葉に対して全員少女から距離を取った。
シェリー「終わり?勝手に決めつけないでもらいたいねぇ......エリス!!!」
シェリーが魔術によりエリスを呼び謎の少女に対して腕をフルスイングしたが、当たる直前で少女がその場から消え、気が付いたらミーシャの真下に移動していた。
アニェーゼ「ワープ......!?」
シェリー「なに!?」
謎の少女「最早何をしても無駄だ。お前たちはこの場でクローンの手によって消え去るが良い」
アニェーゼ「アンタは逃げるんですか!?」
謎の少女「言ったはずだ。戦うのは我ではない......そして我は学園都市での任務を遂行しなければならない」
まさか学園都市にまで手が回っているとは。
魔術だけではなく、科学サイドにも。
神裂「させません......七閃!!!」
謎の少女に向かって伸びていく。
しかしその攻撃が当たる前に少女は姿を消し、攻撃は失敗してしまった。
シェリー「どこに消えたんだ!?」
神裂「恐らく......学園都市に移動したのではないかと」
アンジェレネ「が、学園都市......あの科学の街の?」
神裂「はい」
ミーシャ・クロイツェフ「.........」
海の水を背中に集めそこから黒い羽のようなものを形成し始めミーシャは宙に浮き始めた。
体から突如氷の矢のようなものが飛んできて、私は剣で、シェリーはエリスで打ち壊しミーシャの攻撃から身を守っている。
だが相手の氷の矢は徐々にスピードと数を増やしていき、私たちでは対処が難しくなってきてしまった。
神裂(これは......あの時と同じ......)
そのときシェリーが私にこう告げた。
シェリー「あたしが引き受ける!アンタは魔術であいつ本体を狙ってほしい!!!」
神裂「わかりました!!!」
一旦守り側から抜け、その間にシェリーの魔術によりエリスが更に巨大化し、氷の矢を体で受け仁王立ちしていた。
神裂「Salvare......000!!!」
この攻撃でミーシャがバランスを崩し、氷の矢が止まりそのまま地面に落ち空に描かれていた術式が消えた。
安堵の表情を浮かべる私たちだがそれも束の間であり、ミーシャはすぐに立ち上がり体が光り始め次第にそれが膨らみ、その光が突然回り360°に伸びていきその一帯が爆発し、私たち6人全員がその爆発に巻き込まれてしまった。
神裂「う......うぅ......」
シェリー「だい......じょうぶか......」
アニェーゼ「なん......とか......」
ルチア「私もです......シスターアンジェレネとオルソラは!?」
アンジェレネ「大丈夫......ですよ」
オルソラ「私もです......でもあの力は......」
神裂「わかりません......わかりませんが......あの力は......かつてのミーシャには無い力......」
ミーシャ・クロイツェフ「......」
ミーシャの起こした爆発から辛うじて生き延びた私たち。しかしミーシャは躊躇いなく、再び爆発の為の力を溜め始めその力は先程よりもミーシャの周囲にエネルギーとも言える力がバリバリと音をたて、その力は相当な驚異なものとなり、ダメージも負っている状況下では対処の術が無かった。
その時、私以外の5人が顔を合わせ無言で頷き、シェリーが神裂に対してこう言った。
シェリー「神裂......神裂だけでも学園都市に向かって欲しい!」
神裂「......どういうことですか!?」
オルソラ「シェリーさん......こちらの準備は......万全です......」
シェリー「そうか。わかった。極東宗派、今すぐ学園都市に向かいこの原因と状況を解明してきて欲しい。上条当麻に......よろしく頼む。いけ!オルソラ!!!」
オルソラ「はい!!!」
神裂「!?」
オルソラ、アニェーゼ、ルチア、アンジェレネの4人による魔術で私の身体が光だし、次第に身体の自由が利かなくなり、学園都市を目掛けて飛んで行き、次第に地上に残された5人が見えなくなるほど小さくなっていった。
神裂「そんな!!!」
その瞬間、ミーシャによる爆発が起き浜辺全体が煙と砂に覆われ5人の姿は目視することが出来ず、夜から再び昼間へと戻り自分の不甲斐なさを感じながら学園都市に向かった。
~学園都市~
美琴「黒子......」
佐天「御坂さん......白井さんは無事です!いや、そう信じないでどうするんですか!?」
美琴「そうよね......黒子は無事!もし死んだりしてたら承知しないんだから!!! 」
謎の少女がインデックスを回収したあと、美琴は黒子の声が直接心に聞こえ心配をしていたが佐天の一言によりその心配を拭い美琴は今起こっている出来事と立ち向かうことを決意する。
佐天「御坂さん、とりあえずここから出ましょう!崩れる可能性だってあります!」
美琴「そうね!出口は今作るから下がってて!」
そう言うと美琴はポケットからコインを取りだし電力を高め壁に目掛けてコインを打ち出し、それは見事に壁を壊しその先には出口の光が射していた。
美琴「出るわよ!」
佐天「はい!」
なんとかセブンスミストから出ることは出来たが様々な疑問が頭に残る。
あの女の子は"力を貰い受ける"と言っていたけどが、力は残ったままただのハッタリだったってことなのか。
そんなことを思いながら美琴たちは外に出たが、外には人1人居なく、この状況に対して美琴たちは学園都市だけではなくもしかしたら日本そのものが危ういのではないか?そんなことを思っていた。
佐天「これは.....人が......」
美琴「あれは!?」
美琴は空から1人の女性がこちらに向かって飛んでくるのが見えた。しかし見た限りでは怪我をしているようで、あのままでは地面に叩きつけられる!そう思った美琴は磁力を脚に溜め、10メートル以上ジャンプしその女性を空中で抱き抱え、地面に着く寸前で再び磁力を使い着地の際の衝撃を極限まで和らげた。
神裂「す、すみません......ありがとうございます.....ここは?」
美琴「ここは学園都市です。貴女はどこから......」
神裂「学園都市!?私は訳あって仲間の力によって学園都市に飛ばされて来ました!今ここで何が起こっているか話を聞かせて頂けませんか!?」
美琴「訳ありなんですね......わかりました......では......」
美琴はここで起きたことを神裂に話した。
それを聞いた神裂も共感を得たのか、同じような境遇にあったことを美琴と佐天に話した。
神裂「そうですか......インデックスが......」
佐天「お知り合いなんですか?」
神裂「えぇ......色々とありまして......」
美琴(あの少女......クローンとでも言うの?まさか......また研究所で何かが起こっている?)
神裂「私は神裂火織と申します。お互い色々と思うこともあるとは思いますが、突然この様な出来事が起こっている以上、共に行動をしたいのですが?」
美琴「私は御坂美琴。勿論大歓迎です!まずは情報収集をしましょう!」
佐天「あたしは佐天涙子です。とりあえず今あたしたちに出来ることをしましょう!」
神裂「御坂さんに佐天さんですね。よろしくお願いします!」
美琴「こちらこそ♪」
美琴たちと出会い共に行動することになった神裂。
魔術と科学。この2つが混じり合い協力することとなる。
to be continued......