SS 紅き星の暴走 涼宮ハルヒの憂鬱×とある魔術の禁書目録 作:はるかさん
涼宮ハルヒの憂鬱編は別ストーリーとなります。
ハルヒ編とリンクしている箇所もあり、最終的にはハルヒ×とあるシリーズ編となります。
婚后「あの方とお知り合いですの?」
上条「あぁ......敵って意味でな!」
婚后「そうですの......なら!!!」
土御門「共闘するぜよ!!!」
上条「行くぜ!オリアナ!お前のその幻想を......ぶち殺す!!!」
俺、土御門、婚后さんの3人でオリアナ=トムソンと対峙している。
何故この様なことになったのかと言うと、俺と土御門は情報収集をするため白井が居る病院から出て来てみれば突然水柱に襲われ周辺を調べてみれば常盤台生らしい女の子が襲われていて、俺と土御門は助けるべく援護という形で戦闘に介入した。
しかしオリアナにいくら声をかけても返事はなく、また雰囲気もなんか変というか、精気が感じられずただの人形がそこに立っているという感じではあった。
恐らくはあの少女が原因。
何かしらの方法で、オリアナは利用されている可能性が高い。どうする。
土御門「かみやん!オリアナ本体に触れればもしかしたら元に戻るかも知れんぜよ!」
オリアナは異能な力によって利用されているのならその可能性は極めて高い。
上条「わかった!婚后さん!悪いがオリアナの気を惹いて欲しい!その隙が出来れば!」
婚后「なんだかよくわかりませんが、この婚后光子の力が必要とあれば助太刀致しますのよ!」
上条さんにはその回りくどい言い方の方がわかりかねますが。俺の直感だがこの人は相当な実力者だと見て良い。恐らく白井と同等かそれ以上。
土御門「来るぞ!」
上条・婚后「!」
オリアナ「......」
慣れた手つきで単語帳みたいなやつを取り出しそれを口で加え攻撃を仕掛けてきた。
土御門「あれは......Basis104!」
上条「くそ!」
俺はオリアナの魔術に対して右手を差し出しその力を消した。異能な力を打ち消す能力、幻想殺しによって。
婚后「貴方のその能力、一体なんですの!?」
土御門「かみやんの能力はどんな異能な力も打ち消す能力だ」
婚后「どんな能力も!?そんなデタラメな力......」
オリアナ「......」
そんな会話をしているうちにオリアナが次のページを捲りそれを口に加え地面から火柱をたて始め、そしてその火柱は地面の上を移動しながら婚后さんに目掛けて飛んで行った。
上条「くそっ!ここからじゃ......!」
俺は婚后さんを助けようとしたが、俺と婚后さんの位置は遠く走ったところであの火柱が婚后さんに着弾する前に消せる位置ではなかった。
咄嗟のことだったので俺は婚后さんが相当な実力者であることを忘れていた。
そもそも直感で感じたことであり、確証は何もないが。
婚后「私に触れよう等と......100年早いですわ!」
その瞬間、婚后さんが地面に触れ目の前に竜巻がたち始め火柱を吸収しそのまま拡大化した状態でオリアナに対して跳ね返した。
なんとまぁ。常盤台には万能な生徒さんしかいないのかよ。うちの高校にもこれくらいの能力者が居たら魔術師戦とか楽になるんだがなぁ。
婚后「
上条「それだけの力があるなら婚后さんは攻撃にも回れるな!頼りにしてるぜ?」
婚后「頼りにしてくださいな!この婚后光子がいる限り、私のお友達に手出しはさせませんわ!」
かなり頼もしい人だがいつの間にかお友達になっていた。まぁ友達が増える分には良いことだし、今の状況を考えたら仲間は多い方が良い。
常盤台からして、御坂や白井と繋がってる可能性もあるしな。
オリアナ「!?」
婚后さんが跳ね返した火柱がオリアナを包みこみオリアナが宙を浮いている……これでオリアナも無事ではいられないだろう。
しかしあのオリアナは利用されているのか?
それとも木原のようにクローンなのか。
等と思っているとオリアナが次のページを捲り、再び水柱をその場にたて始め火柱を消し、そこにはビチャビチャになったオリアナが居た。デジャヴ。
オリアナ「......」
そして次なるページを捲りそれを土御門に対して放ち、土御門が闇のような霧に覆われ始めた。
土御門「こ......これは......!」
上条「土御門!!」
俺は土御門に触れたが、その力が消えるのは一瞬。手を離すと再び黒い霧が土御門を覆う。
土御門「かみやん......オリアナを......倒せ......でないとこの力は......消えんぞ!」
あのときと同じ力。それも土御門に。
上条「くそ......婚后さん!何が何でも奴を倒す!」
婚后「えぇ!わかりましたわ!」
とは言えどうする。
オリアナの能力は様々な属性を操る魔術に対して婚后さんは空力を操る能力、俺は異能な力を打ち消す能力。
上条「婚后さん、あんたの力は距離は選べるのか?」
婚后「え、えぇ。遠すぎなければ足元から吹き出すのは可能ですわ」
上条「それは縦限定か?例えば相手に向かって飛ばすと言うのは?」
婚后「理論上それも可能ですわ」
オリアナ「......」
会話の最中にオリアナが再びページを捲り次なる能力を解放し、それは小さなプラズマの様な奴でバチバチ音をたてこちらに向かって来た。
上条「くっ!」
俺は再び右手を差し出しそのプラズマを消し去ったが、オリアナは更に次のページを捲っていてそれは閃光の様なもので一瞬にして婚后さんの足を貫き彼女はその場に倒れてしまった。
婚后「ぐ!......ううぅ!!」
上条「婚后さん!」
土御門に続いて婚后さんまで。前回とは比べ物にならないほど魔術の力が上がっている。このままではマズイ。
婚后「ま......だ......まだ......です......わ......」
婚后さんも恐らくもうこの戦闘には介入出来ないだろう。
くそ。何が異能を打ち消す力だ。仲間を守れない以上、こんな能力を持っていたって仕方がない。考えろ。どうすれば良い。
風と距離というキーワードが即座に浮かび上がる。
俺は婚后さんの前に立ち塞がり、婚后さんに作戦を伝授した。
婚后「わかり......ましたわ。この婚后光子......やり遂げてみせます!」
土御門と婚后さんがこの状態な以上、長期戦は出来ない。一瞬でカタをつける方法。
上条「行くぞ!オリアナ!」
オリアナ「......」
俺はオリアナに向かって全力で走った。
それに対してオリアナは炎の塊を作り上げ俺に対して放って来たがそれを右手で打ち消し前進する。
オリアナはバックステップで距離を取ったがそれは予想済み。作戦通り、オリアナがバックステップをしたら婚后さんがオリアナの背後に竜巻を発生させ逃げ場を封じる。
オリアナ「!?」
逃げ場の無くなったオリアナは自身の目の前に厚い氷の壁を作るがその瞬間、俺の走ってる速度が飛躍的に上昇し、その速度と合わせて右手をオリアナに向けて叩き込む。
上条「喰らえ!オリアナ!これが......科学サイドの力だ!」
オリアナ「!?」
まともに受けたオリアナはぶっ飛びピクリとも動かなくなった。
オリアナが次に何かしらのアクションをしたら、竜巻を解除し俺の背中に目掛けて風を当て速度を上昇させ、オリアナに突っ込ませて欲しいと婚后さんに伝えておいたからな。正直これくらいしか俺には思い付かなかった。
オリアナは突然その場から消え、苦しんでいた土御門も落ち着いたのか呼吸を整え立ち上がりこちらに向かって歩き出した。
土御門「すまないかみやん......また足を引っ張ってしまったぜよ......」
上条「土御門のせいじゃないさ。それよりオリアナは......」
婚后「突然消えましたので......うっ!」
上条「婚后さん!」
そうだ。彼女は足を貫かれているんだ。
ここから白井が居る病院は近い。あの医者に頼んでこの子も治してもらわないと。
土御門「かみやん!今はその子を連れて病院へ戻るぞ!」
上条「あぁ!俺もそう思っていたところだ。婚后さん、立てるか?」
婚后「......うっ!」
婚后さんは何度も立とうとしたが、全く立ち上がることが出来ずその場から動くことを困難としていた。
上条「血は出ていないのにな......」
土御門「血が出ていない......そうか、かみやん!彼女のその怪我の部分を右手で触れろ!」
それはセクハラというものではないのでせぅか?
土御門「バカなこと言ってないで良いから触れ。それは魔術による一種の呪いの可能性があるにゃ!」
そうか。血が出ないのも、こんなに苦しむのもそれなら納得がいく。
ならこの右手で。
俺は婚后さんが貫かれた部分に触れた瞬間、その黒ずんだ穴らしきものはみるみるうちに塞がり、やがて婚后さんの顔からは苦痛の表情は無くなり、立ち上がった。
婚后「あ、ありがとうございます......しかしあのオリアナという方は何者ですの?」
上条「後で説明する。今は俺たちについてきてくれないか!?」
土御門「一言で言うと情報を共有したい。恐らくそっちも何かに巻き込まれたと思うしな」
上条「それにあんた常盤台だろ?白井黒子って知ってるか?」
婚后「えぇ......存じておりますが?」
上条「白井があの病院で手当てを受けてる」
婚后「白井さんが!?何故ですか!?」
土御門「話は後にゃ。今は先を急ぐぜよ!」
いつの間にか辺りは暗くなっていたので俺たちは病院に戻った。
婚后さんと出会い、オリアナと戦い、色々な情報源を手に入れることが出来たかも知れない。
とにかく病院に戻り、話を整理することが先決だ。
コンコン......
どうぞー
~白井黒子の病室~
上条「ただいま」
姫神「おかえりなさい」
婚后「失礼致します」
初春「婚后さん!?」
婚后「貴女は確か......初春さん?」
この2人も知り合いだったか。となると婚后さんと白井は知り合いに違いないだろう。
白井と初春さんはジャッジメント同士、繋がりも色々あるだろうしな。
上条「再会のところ申し訳ないが、婚后さんはあそこで何をしていた?」
婚后「私......ですか。では申し上げます」
婚后さんの話では、今日の午後過ぎまで学校の図書館に
婚后さんにオリアナについても話しておいた。
1年前の大覇星祭の件について。魔術師とは伏せておいたが。
婚后「その様なことが......にしても常盤台が襲撃を受けるなんて......」
黒子「恐らくお姉さまを探しているのでは......」
初春「白井さん!」
どうやら目が覚めたらしい。
あの医者が治療してくれたのか、怪我もすっかり治っていた。
名医だな、もはや。
上条「白井、御坂を探しているってのは?」
黒子「相手からすればレベル5のお姉さまは脅威的存在......一刻も早く消し去りたいはずですの......」
婚后「御坂さんは今どちらに?」
黒子「お恥ずかしい話ですが、私には......」
携帯も繋がらない、探し出す手立てもない、今は無事を祈るしかない。
俺もインデックスやアクセラレータがその後どうなったのかわからない。
初春「明日はどう行動するんですか?」
上条「......申し訳ないが計画は何もない」
土御門「今はとりあえず寝るにゃ。今動いても仕方がないなら寝れるときに寝ておく。いつ敵が襲ってくるかもわからんしな」
黒子「そうですわね......ではまた明日、ここの病室で......初春と姫神さんと婚后さんはこちらで、殿方たちは隣の病室でお願いしますの」
俺たちは直ぐ様寝に入り、明日に備えた。
しかしどこに行けば良い。明日にならないとわからないこともあるが、こうまで情報が少ないとこっちが毎回後手になってしまう。
何か一つでも。
チュンチュン......
気がついたら朝になっていた。
俺は土御門を起こし、隣の病室のドアをノックし入って行った。
黒子「おはようございますの」
上条「おはよう」
土御門「さって、どう行動するか考えないとにゃ」
そう。俺たちには行くあてがなく、向こうさんが動いてくれないことには何も出来ない、そんな状況下に居た。
このままでは解決しようにも後手後手になってしまい、時既に遅しなんてことも可能性として充分にあり得る。
どうすれば。
そんなことを思っていたら姫神がこんな事を言い始めた。
姫神「それならあそこに行くべき」
姫神は窓に向かって人差し指を向けた。
そこにあったのは去年、エンデュミオンの一件で目立っていた、通称バベルの塔とステイルが言っていた。
上条「何故あそこなんだ?」
姫神「貴方たちが寝ている間、私がふと窓の外を見ていたらあの塔が光っていた。それも紅く」
初春「行ってみる価値はあると思うんです!」
初春さんの言う通りだ。あそこへは白井も居た方がいい。
少しでも人数が多く、少しでも万全な状態で行った方が良い。
黒子「何を心配そうな目で私を見ていますの?」
上条「え?」
婚后「完全に......」
初春「完治しましたよ♪」
土御門「そ、そうか!いやー良かったにゃー!」
白井が協力してくれればかなりの戦力になる。
しかもテレポートが出来るとなると行動範囲も広がる。
上条「白井......協力してくれ!」
黒子「勿論ですのよ。お姉さまと合流するためにも寝てはいられませんわ」
婚后「えぇ!行きましょう!」
上条「そうだな!何が起こっているのか......絶対に突き止めてやる!」
白井に捕まり二人ずつあの塔へとテレポートし、病室を後にした。
俺だけを除いて。
そう、俺の右手のせいで俺は白井のテレポートを受けることは出来ない。
どうやら作者が忘れゲフンゲフン
仕方無しに俺だけ走ってバベルの塔の前にまでやってきた。不幸だ。
まぁ近いから良いんだけどな。
黒子「ようやく来ましたの」
待て俺だけ走ってんだぞ。もっとこう労りの言葉だとかなぁ。
あれ?確か宇宙への巨大エレベーターだったんだが本格的な塔になってやがる。
高さも低くなっている。何があったんだ?
姫神「恐らくあの少女と関係していると思う」
土御門「つまりここはバベルの塔であってバベルの塔ではないわけ......か」
黒子「あの少女が造り変えた......と?どうやら下から上へと調べて行くしかないみたいですわね」
一体この塔の中には何があるのか。
それを調べるため、紅く光っていた原因を知るため、俺たちはバベルの塔へと入って行った。
to be continued......