SS 紅き星の暴走 涼宮ハルヒの憂鬱×とある魔術の禁書目録   作:はるかさん

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こちらのストーリーは 紅き星の暴走 とある魔術の禁書目録編です。
涼宮ハルヒの憂鬱編は別ストーリーとなります。
ハルヒ編とリンクしている箇所もあり、最終的にはハルヒ×とあるシリーズ編となります。


3-α話 ~魔術師との激闘 後半~

姫神「恐らくあの少女と関係していると思う」

 

土御門「つまりここはバベルの塔であってバベルの塔ではないわけ......か」

 

黒子「あの少女が造り変えた......と?どうやら下から上へと調べて行くしかないみたいですわね」

 

一体この塔の中には何があるのか。

それを調べるため、紅く光っていた原因を知るため、俺たちはバベルの塔へと入って行った。

 

 

 

 

 

 

~バベルの塔 1F~

 

上条「なんだ......ここは?」

 

土御門「元々科学サイドが造り上げた物のハズだが......魔術に近い力を感じるぜよ」

 

土御門の言う通り、外観や造りそのものは科学によるものだがこの塔から感じ取れる力は魔術師と戦っている時のものと近い。

 

黒子「妙な雰囲気ですのね......」

 

初春「下の階と上の階に行けるみたいですけど......どうします?」

 

下の階は1年前に崩したんじゃなかったのか?

まぁ1年経てば建て直しとか修理工事が入ったんだろうけど。

それにエレベーターはどうしたんだ一体。

 

土御門「どうする?かみやん」

 

上条「そうだな......とりあえず上に行ってみるか」

 

俺たちは上の階へと足を運んだ。

ところが次の階に進んだまでは良いが、作りが1階と全く同じであり、更に進んでは見たものの作りが全くもって同じ塔であった。

 

婚后「何故こうも作りが同じなのです?」

 

姫神「たまたま。それともこれこそが術式」

 

おいおい姫神変なこと言わないでくれ。

もし本当に術式だったらいつでも術者のタイミングで破壊出来るってことじゃねーか。

 

初春「1年前と比べて中の構造が違いますね」

 

その言う通りだった。

俺たちは不思議には思っていたが、それでも先へと進むために階段を登り続けた。

そしてとある階に着いたとき、その階から先への階段はなく部屋中央にエレベーターが設置されていた。

 

上条「罠じゃないよな?」

 

黒子「あり得ますわ。乗って移動してる最中に......ドカン」

 

初春「ひっ!」

 

土御門「とは言え進んでみないことには始まらないぜよ」

 

婚后「いざとなったら白井さんにテレポートで運んで貰えば良いではありませんか」

 

それだと少人数しか運べない上に私上条当麻は確実に取り残されてしまうのです。

しかし現実方法はそれしかなく、俺たちには時間がない。相手が動く前にしか出来ないこともある。

それがこのバベルの塔と直結しているかどうかはわからないが。

 

姫神「行こう。上に」

 

初春「そうですね、行きましょう!この先へ!」

 

黒子「そうですわね」

 

俺たちはエレベーターに乗りこみボタンを押した。

そのエレベーターはどうやら最上階へ行くためのものらしく、えらいスピードで上へ上へと向かっていき10秒もないうちに最上階へ到着した。

 

 

 

 

 

~バベルの塔 最上階~

 

黒子「!!」

 

土御門「これは!?」

 

バベルの塔最上階、そこにあったのはカプセルの様な物に人間が保管されている設備であり、このバベルの塔はどうやらその為に再建築された物らしい。

そしてそのカプセルの中に入っている人物は。

 

上条「アニェーゼ!ルチア!アンジェレネ!」

 

土御門「サーシャ!オリアナ!それにステイルの弟子たちまで!」

 

何が起きている。とにかく言えることは魔術師がここに封じ込められていると言うことだ。

これもあの少女の仕業だってのか。

 

上条「くそ!」

 

土御門「かみやん!?」

 

俺は強引にでもこのカプセルを開けようとした。

蹴り飛ばしたり物をぶつけてみたが壊れることなく、中に入ってる奴等も目を覚ますことはなくただただ眠り続けていた。

 

初春「白井さんのテレポートで助けることは出来ないんですか?」

 

黒子「私の能力では中にいる人間を外に出すには私が直接触れないといけない。触れる方法としては私もカプセル内にテレポートしそこで触れテレポートすると言う方法なのですが、カプセル内は明らかに1人が限界。テレポートしたら押し潰してしまいますの」

 

ならどうすればここにいる奴等を救えるんだ。

恐らくあの少女が関係しているに違いない。だがだとするとここに封じ込められている奴等は何をされたんだ?

 

俺は疑問に思いカプセルを1つ1つ見て回っていると、不可解なことに気がついた。

何故か1箇所だけ空であった。

 

これが偶々なのか。嫌な感じがする。

 

俺の悪い予感は的中してしまった。

そう、俺の悪い予感とは"誰かが抜け出した"ということ。恐らくあの少女によって。

 

俺たちは入口であるエレベーターの方に振り向いたらそこに居たのは1年前に風斬氷華を襲ったゴーレムを召喚したシェリーだった。

 

上条「おい!こんなとこで何してる!?」

 

シェリー「......」

 

土御門「ねーちんと一緒じゃないのか?」

 

シェリー「......」

 

婚后「まさか......この方も......」

 

黒子「結標と同じくしてあの少女に......」

 

などと思っているとシェリーが片腕を上に挙げ、その瞬間にゴーレムが召喚された。

 

黒子「あの化け物......あの時の!?」

 

土御門「何故シェリーが!?」

 

ゴーレムが攻撃を仕掛けてき、全員回避行動を取る。

すかさず右腕を振ってくるゴーレムだが、その腕に対して俺は右手握りこぶしを作りそれをそのままゴーレムの腕を目掛けて殴り掛かった。

 

触れた瞬間、ゴーレムの腕の1部分は崩れ落ち俺はそのままゴーレムの右足に対して拳をぶつけた結果、ゴーレムの右足は腕と同じく崩れ落ちた。

 

婚后「貴方のその右手......見事ですわね」

 

黒子「相変わらず訳のわからん能力ですの」

 

初春(都市伝説にあった、どんな能力も効かない能力を持つ男って上条さんのこと!?)

 

シェリー「......」

 

姫神「まだ来る」

 

シェリーの回りに岩石の塊が浮遊し始めそれがこっちに向かって飛んできた。

 

俺はそれを右手で打ち消すが残りの岩石全てには手が回らない。それらは白井と婚后さんの手によって打ち落とし難を逃れた、と思いきや飛んでくる岩石に注意を向けていたらいつの間にかゴーレムの右腕、右足は再生していた。それも先程より一回り大きくなっていた。

 

上条「再生する度にデカくなるのかよ!」

 

再びゴーレムが腕を振るう。その先には初春さんと姫神が居た。

あの2人には自身を守る術がない。間に合わない。

そう思ったとき、突然その2人がその場から消え、気がついたら俺の横に居た。

2人も何が起こったのか全くわからない様子であった。

 

初春「きゃあぁぁ!......ってあれ?」

 

姫神「一体なにが?」

 

上条「こんな芸当が出来るのは......」

 

黒子「間一髪ですわね」

 

初春「白井さん!!」

 

白井がいる限り仲間と多少距離が離れていても大丈夫そうだな。

さて、あの化け物をどうするか。

 

黒子「あの女を気絶させれれば化け物は消滅するのでは?」

 

上条「可能性はある......だが方法が......!」

 

そうか。白井がいる。

 

黒子「私の能力を忘れてもらっては困りますのよ♪」

 

それならやることは1つ。ゴーレムの注意を俺たちが惹き付けその間に白井がシェリーを気絶させる。

 

上条「いくぞ!」

 

婚后さんがゴーレムに対して強い風を吹かせる。

その影響で奴の動きが鈍りその隙に白井がシェリーの真後ろにテレポートしシェリーに対して蹴りを喰らわす。

日頃の訓練の賜物なのか、シェリーは気絶しその場に倒れた。

 

だがゴーレムが消滅することはなく、暴れ続けていた。

 

姫神「術者が倒れたのに消滅しない!?」

 

初春「ど、どーなってるんですかぁ?」

 

土御門「かみやん!シェリーが気を失っている今がチャンスだ!ゴーレムを消せるぞ!」

 

どうやら術者の意識が無いときだけがチャンスタイムみたいだな。

あぁ、任せろ。その役は俺にしか出来ない。

ゴーレムが俺に対して右腕を振るってくるが、その腕に対して俺は右手で殴り消滅させ、そのままゴーレム本体に突っ込み体の中心部に目掛けて拳を振るった。

 

上条「うおおぉぉぉぉ!!!」

 

ゴーレムは中心から外側に向かってビシビシとヒビが入っていき、そのままガラガラと音をたて崩れた。

 

土御門「とりあえず今はゴーレムが再生することはないにゃ。シェリーが再び目を覚ましたらどうなるかわからんけどな」

 

黒子「このカプセルに封じ込められている方たちはどうなるのでしょう?」

 

土御門「わからん......あの少女が何をしようとしているのかがわからん以上は何も......」

 

上条「とりあえず出るか?」

 

初春「そうですね。ここが発見出来ただけでもプラスの情報です。今は手の施しようがないので退散するのもありだと思います」

 

初春さんの言葉によって俺たちはここから出ることを決め、エレベーターに乗り1階まで降りバベルの塔を出た。

 

そう言えば地下があったんだっけか。

地下には何があるんだ?調べてみても......そう思ったが、外がやたら騒がしく出てみるとローマ正教シスター、アンチスキル、スキルアウトがとある人物たちと戦っていた。

 

それは建宮斎字(たてみやさいじ)と仲間たちであった。

ローマ正教戦の時に共闘した彼等がそこに居た。

 

上条「建宮!」

 

建宮「誰かと思えば......久しいのよ!」

 

黒子「お知り合いの方ですの?」

 

上条「あぁ!頼りになる仲間だ!」

 

とは言えこの状況は何が起きている。

シスターとアンチスキルの他にスキルアウトまでもが、その少女の支配下にあるってことか。

でもこんな人数全てを支配下に置くことなんて可能なのか?

そりゃ不可能では無いだろうけど。

 

とにかく応戦だ。あり得ない数だ。

 

婚后「私はアンチスキルとスキルアウトを止めますわ!流石に銃撃戦はこちらが不利になりますわ!」

 

黒子「なら私も婚后さんと共に彼等を止めますの!」

 

白井と婚后さんでアンチスキルとスキルアウトを阻止、俺と土御門と建宮と五和で大勢のシスターを相手にすることになった。

 

まるで某ゲームなんちゃら無双並みに敵を倒していく俺たち。

 

そんな俺の前に、シスターに紛れて俺たちの目の前まで突っ込んで来て焦って転んだシスターがいて、そいつは俺に声をかけてきた。

 

?「よ、ようやく見つけることが出来ました......」

 

上条「オルソラ!?」

 

そう。その人物はオルソラ=アクィナス。

何故ここにいて、シスターたちに紛れ込んでいたのかは謎だが。

 

オルソラ「詳しいことは行けばわかると思います......今すぐあそこのビルの屋上まで行ってください!」

 

オルソラが純粋な瞳で俺のことを直視してそう言った。俺はオルソラという人物を知っている。

迷うことなく俺はオルソラの指示に従い、ビルに向かって一直線に走った。

 

シスターたちを掻き分け、魔術を無効化し、俺はビルに突き進み中に入った。

 

 

 

 

 

~とあるビル~

 

俺は階段を駆け上がり屋上の1つ下の階にたどり着いた。そこには元ローマ正教のルチアとアンジェレネが待ち構えていた。

 

上条「お前ら!なんでここに!?」

 

ルチア「......」

 

アンジェレネ「......」

 

さっきカプセルの中に封じ込められてたはずなのに。

まさかこいつらまであの少女に?

 

上条「おい!お前ら!あの少女とどういう関係にある!?」

 

ルチア「......」

 

アンジェレネ「......」

 

雰囲気がおかしい。やはり支配下にあるか!

ってことはこいつらはクローンであのカプセル内にいるのが本物なのか?

待て、こいつらが支配下にあるとなると嫌な予感がする。

 

俺の悪い予感は的中。奥の階段から更に1人のシスターが降りてきた。そのシスターは蓮の杖(ロータスワンド)を握っていて1年前のローマ正教戦で最後に戦ったアニェーゼであった。

 

アニェーゼ「......」

 

上条「アニェーゼ!お前までもが!」

 

その瞬間、アニェーゼが杖を取りあの攻撃を仕掛けてきた。

 

その攻撃は完全に予測しなければならない上に、どこから飛んでくるのか判りにくいから無効化するのも難しい......避けるだけで必死。

遂に追い詰められ逃げ場がなくなったとき、ルチアとアンジェレネによる攻撃が俺を襲いそれらを右手で防いだが、アニェーゼが次なる攻撃を放ちそれは見事にクリーンヒットし、俺は倒れてしまった。

 

上条「ぐっ......くそ......」

 

俺は何とか立ち上がったが3人は次なる攻撃の為に既に行動を起こしていた。完全に不意討ちを受ける態勢だった......そのとき、後ろの階段から地面を破壊させながら前進してくるエネルギーが3人を襲った。

 

建宮「行け!ここは我らに任せるのよ!」

 

五和「お願いします!」

 

上条「建宮......五和......すまない!」

 

俺はその場を建宮と五和に任せ、階段を駆け上り屋上へと走って行った。

アニェーゼたちは俺を追いかけようとしたが、建宮の手により行く手を阻まれ追うことが出来ず建宮たちと戦うことになった。

 

 

 

 

 

~屋上~

 

上条「......着いた」

 

オルソラが言っていたビルの屋上に辿り着いた俺。

とは言え何をすべきなのかは全く聞かされておらず、目的が何なのかさっぱりわからないのだった。

だがそんな迷いは数秒で無くなった。

俺の目の前にはあの少女が突如として現れた。

 

上条「お前は!?」

 

謎の少女「幻想殺しの使い手か......」

 

to be continued......

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