SS 紅き星の暴走 涼宮ハルヒの憂鬱×とある魔術の禁書目録   作:はるかさん

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こちらのストーリーは 紅き星の暴走 とある魔術の禁書目録編です。
涼宮ハルヒの憂鬱編は別ストーリーとなります。
ハルヒ編とリンクしている箇所もあり、最終的にはハルヒ×とあるシリーズ編となります。


3-β話 ~未知なる力 前半~

美琴「ごめんね......あの少女に無理やり復活させられたんでしょ......すぐにその辛さから解放してあげるから......全力で行くわよ!」

 

神裂「ステイル......お下がりください......私たちが守って見せます!」

 

アクセラレータ「行くぞ......てめェーらァ!!!」

 

AIM(エーアイエム)バースト......それは人間が欲望に満ち努力せず楽に能力を高めることが可能である夢あるアイテム通称"幻想御手(レベルアッパー)"により使用者の脳内ネットワークを構築しそこから生み出された科学的モンスター。

1年前に暴走し私の超電磁砲(レールガン)(コア)となる心臓部を破壊したことでその一件は収まったんだけど......。

 

美琴「なんか1年前より小さくなってる......だけどパワーが!」

 

木山「気をつけろ......なぜかパワーが数倍強くなっている......」

 

見当はつく。あの少女が力を高めたに違いない。

あの時は1人だったけど......今は神裂さんとアクセラレータがいる。

心強い仲間がいる!

私は......1人じゃない!

 

布束「大丈夫ですか?」

 

木山「あぁ......多少痛むが......うっ!」

 

佐天「無理は良くないですよ!じっとしててください!」

 

ステイル「彼女たちがあそこで戦っているというのに......僕たちは......」

 

佐天「仕方がありません。その体であの戦闘に介入するのは無理があります。ここで見守ってるしかないんです」

 

佐天たちは傷ついていたステイル、木山の両名をAIMバーストから遠ざけ軽い治療を行っている。

美琴たちがAIMバーストと戦っていることで注意がそちらに向き、戦線から離脱出来たのだった。

 

アクセラレータ「なンだなンだァ~?その攻撃はよォ~」

 

さすがはアクセラレータ。AIMバーストの触手攻撃をベクトル変換でズタズタにしてる......っと言うより立ってるだけで成立してるわねあれ......相変わらず反則的な能力よね。

 

AIMバーストの触手が千切れたが再生。AIMバーストの細胞は復活する。

あの時は確か治療プログラムを流した。なら再びそれをすれば再生出来ずに倒すことが可能。

 

美琴「木山先生!!!あの時の治療プログラムは残ってないんですかー!!?」

 

私は遠くにいる先生に対して大声で問いかけたが、木山先生は首を横に振り"無い"と言い返してきた。

じゃあどう倒せば良いのかこの化け物を。

 

神裂「くっ!......いくらダメージを与えてもその度に再生するのでは......」

 

アクセラレータ「諦めンな......二度と再生出来ない様に粉々にすりゃァ良い......」

 

神裂「と言うことは3人で総攻撃をかけない限り」

 

アクセラレータ「活路はねェッてことだな......」

 

いや、内部に核があるはず......それを破壊出来れば......!

 

美琴「神裂さん、アクセラレータ、AIMバーストの内部に核があるはずなの。それを破壊出来れば恐らくあれは消滅するはず!」

 

神裂「核......ですか」

 

美琴「私が超電磁砲で打ち抜く。その核の場所は予想出来る!」

 

アクセラレータ「なら打ち抜いた後、俺と神裂で奴の身体に追加攻撃をしてボロボロにする......それで良いだろ......」

 

頷く私と神裂さん。

作戦は決まった。とにかくAIMバーストの核を打ち抜いて止めることが最優先!

私はポケットからコインを取り出し、それを弾き電力を高め全力で放出しコインは見事に体を貫き核を破壊した。

 

AIMバースト「--------!!!!」

 

神裂「Salvare000!」

 

続けて神裂さんが刀を抜きAIMバーストに対して刀を振る。

なんかキラキラしてるのが見えるけどなんなんだろうかあれは。

などと考えている間にその攻撃は炸裂。

そして残る体をアクセラレータが全力で地面に叩きつけた。

核を失ったAIMバーストは再生することが出来ず、そのまま体が崩れていき最終的には消滅した。

 

木山「まさか......再びあれと戦う羽目になるとは......」

 

佐天「あれ......なんなんですか?」

 

木山「幻想御手の使用者の脳内ネットワークを具現化したもの。要約すればそういうことになる」

 

佐天「幻想御手!?」

 

布束「そう言えば聞いたことあるわね......能力レベルを上げれるアイテムが存在するって」

 

ステイル「その幻想御手とやらを使用し能力が高まったは良いが、同時にあの化け物を作り出してしまった......と。皮肉な話だ」

 

美琴「ただいま。佐天さん、大丈夫?」

 

みんなのところに戻った私たち。AIMバーストを消滅させ安堵はしたが、私は幻想御手を使用したことがある佐天さんがどうしても気がかりであり、最初に声をかけてしまった。

 

佐天「御坂さん......もう幻想御手には関わっていない、安心してください。何よりあたしは無事です♪」

 

美琴「良かった......佐天さん」

 

神裂「ステイル」

 

ステイル「神裂......まさか君が超能力者と手を組むことになるとはね......」

 

神裂「仕方がないでしょう。今回の件は魔術サイドの問題でも科学サイドの問題でもない」

 

ステイル「世界的危機ってやつかな......くっ!」

 

神裂「動いてはなりません」

 

美琴「とりあえず私の寮に行きましょう。ここからなら近いから」

 

私はそう言い一先ず安全かつ休める場所へと移すことにした。

病院はここからだと遠いけど、後で空き状況を調べてみて行けそうならそっちに移る。

今はあの2人を一刻も早く休ませなければならない。治療という治療は必要無さそうだけど体力を消耗しきってるみたいだから休めば大丈夫そうね。

 

美琴「さて、行きましょ!案内するから付いてきて!」

 

アクセラレータ「俺は行かねェぞ......ラストオーダーを探しに行く......」

 

美琴「ちょっと待ってよ!なら私も......!」

 

アクセラレータ「付いてくンじゃねー格下ァ......おめーはそいつらを寮に連れて行け......」

 

神裂「御坂さん......ラストオーダーは彼に任せましょう......貴女だって彼の強さは知っているハズです」

 

そうだけど私はあの子たちの姉。

助けたい時に助けられないなんてこんな不甲斐ない思いをしなければならないなんて。

あの子を産みだしたのは私がDNAマップを提供したから。

その責任もあるっていうのに。

 

アクセラレータ「よく聞けオリジナル......別にお前だけが助け出さなきゃいけないなンてルールはねェ......姉が妹を助けられないタイミングだッてある。そンときは周りの連中が助けてやりゃァ良い......今のお前には他にもやることがあるはずだ......クローン共は俺に任せろ......」

 

美琴「アクセラレータ......」

 

アクセラレータの言う通りだ。今はこのメンバーと共に行動し助け合って進んでいくしかないんだ。

幸いアクセラレータは学園都市第一位の超能力者。そいつが助け出すって言ってるんだから信用して任せないと......自分の感情だけで動くと下手をすれば周りにも危害が及ぶ。

 

美琴「......わかった。頼んだわよ、アクセラレータ」

 

アクセラレータ「あァ......」

 

そう言うとアクセラレータは地面を蹴り高くジャンプし次なる場所へと向かって行った。

 

美琴「ごめん、みんな......私、目の前のことしか見てなかった」

 

佐天「くよくよするなんて御坂さんらしくないですよ?行きましょー行きましょう♪」

 

相変わらず佐天さんは励ましたり場の雰囲気を明るくするのが上手い。

あのポジティブさに私は何回も救われた。ありがとう、佐天さん。

 

そうこうしていると寮に着き入り口が開き、私はカギを挿入しロビーのドアを開けたその時だった。

寮の外から何やら今まで感じた事のないプレッシャーを感じ取り私はその場で立ちすくんでしまった。

とはいえ、佐天さんたちは巻き込めない。

この力は今まで出会って来た敵とは比べ物にならないかも......!

 

神裂(このプレッシャーは......)

 

佐天「御坂さん......どうしたんですか?」

 

美琴「......佐天さん、今すぐ私の部屋にいってちょうだい......みんなを連れて......早く」

 

佐天「わ、わかりました!」

 

私の顔は相当マジだったらしく佐天さんが若干緊張しながら私の問いに返答した。

その後佐天さんは私と神裂さん以外の人たちを私の部屋へと急いで案内し、この場から去って行った。

 

美琴「神裂さん......ここに残ったということは......」

 

神裂「はい......ただならぬ気配を感じ取りました」

 

やっぱり。神裂さんくらいの実力の持ち主なら感じ取ると思ってた。

そしてこのプレッシャーは外から来ているもの。

 

神裂「行きましょう!」

 

美琴「はい!」

 

私と神裂さんは走ってロビーから出てそのプレッシャーが発している場所へと向かった。

距離はそう遠くないが、近づく度に力が強く感じていく。

 

美琴「この力......どう思います?」

 

私は気になり走りながら神裂さんに話しかけた。

 

神裂「あの少女に近い力を感じます......はっきり言って未知なる力」

 

未知なる力、っか。

 

美琴「この辺りね......」

 

私たちは力が発されている場所へと辿り着いた。

誰も居ないし、何もない。だけど間違いなくこの場から感じ取れる力がある。

この力に対し、私は正直に言うと戦いたくないし足だって若干震えている。

しかしそれは神裂さんも同じみたい。顔が引きつってて汗が出てる。

でもこの状況で逃げ出すわけにはいかない。厄介事を残すと後々絶対に面倒な事になる。

 

美琴「どこにいるのよ!?いい加減出てきたら!?」

 

私は声を上げてその正体不明の存在に問いかけた。

すると10mくらい先のところが急に光り出し、そこに緑色の髪が見え始め次第に姿形を現してきた。

 

美琴「またあの少女.........いや、違う。別人!?」

 

神裂「どこかの学生でしょうか......制服を着ている」

 

その女性は私たちに向かって歩き出し、半分くらい進んだところで歩を止め私たちに話しかけてきた。

 

?「お前が御坂美琴か?」

 

私を知ってる人物。

でも私はこの人のことは一切知らない。

 

美琴「アンタ......何者よ?」

 

?「.........」

 

神裂「答えないならこちらもお答え出来ません」

 

?「私は実験をしにこの学園都市に来た」

 

美琴「実験?一体何の?」

 

神裂「......何の為に?」

 

?「データ収集、そして神回収のための実験」

 

神って言うとあのデータにあった涼宮ハルヒとかいう。

こいつがそれに関わってるってことだとしたら良い情報源と出会えたみたいね。

 

美琴「アンタは誰?」

 

?「私の名は喜緑江美里(きみどりえみり)。またの名を情報統合思念体とも言う」

 

情報統合思念体ってのはあの少女が危険視していた存在。

なんで危険視してるのか意味がわからない。目的が一致してるならあの少女の仲間。

違う。元々情報統合思念体はあの少女の仲間じゃない。けどあの少女によって利用されている、だから目的が同じ。

危険視している存在をどうすれば一番良いか?それは殺すか利用するか。

あの喜緑さんは後者。あの少女に利用されている。間違いない。

 

美琴「あの少女とどう言う関係?」

 

喜緑「言う必要はない」

 

神裂「言う必要はないってことは何かしらの関係性があるってことですね......ならば!」

 

美琴「多少手荒でも......喋らせるしかないようね!!」

 

私は体に電撃を溜め、神裂さんは刀を手に取り臨戦態勢を取った。

それを見た喜緑さんも周囲に魔力のようなエネルギーを溜め始めた。

 

喜緑「超能力者と......魔術師か......」

 

神裂「!?」

 

なんでわかったのか知らない。でも今更そんな情報を得たところでこの状況は覆せない。

 

喜緑「更なる情報操作の申請......許可......確認......」

 

相手の周りにあるエネルギーが急激に高まっていく。

感じ取れる範囲ではあの少女と同等かそれ以上の力。

 

喜緑「計画を邪魔する可能性がある者たちは私たちにとって障害でしかない......」

 

まさかこれ程の力の持ち主が存在するなんて完全に予想外。

 

神裂「これは......全力でいかなければ......やられる......!」

 

美琴「来るわよ!!!」

 

 

 

 

 

喜緑「障害は............排除する!!!」

 

to be continued......

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