SS 紅き星の暴走 涼宮ハルヒの憂鬱×とある魔術の禁書目録   作:はるかさん

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こちらのストーリーは 紅き星の暴走 とある魔術の禁書目録編です。
涼宮ハルヒの憂鬱編は別ストーリーとなります。
ハルヒ編とリンクしている箇所もあり、最終的にはハルヒ×とあるシリーズ編となります。


【第2-β章】 ~壊滅!学園都市~
4話 ~集結編~


上条「お前は!?」

 

謎の少女「幻想殺し(イマジンブレイカー)の使い手か……」

 

 

 

私上条当麻は白井たちと異変が起きていたバベルの塔へ向かい、その最上階では魔術師たちが培養器みたいなカプセルに封じ込められていてそこで何故かゴーレム使いのシェリーと戦うはめになり俺たちは奮闘した。

その後シェリーは気絶したが俺たちは封じ込められてる奴らをどう助け出したら良いかわからなくその場を後にしバベルの塔から脱出した。

外に出て見れば天草式(あまくさしき)建宮斎字(たてみやさいじ)たちがシスター、アンチスキル、スキルアウトと戦っていた。

俺たちも共闘していたが、乱戦の中からとあるシスターが俺の前までやって来てビルの屋上まで行けと言ってきたその人物はオルソラ。

 

俺はオルソラの指示に従いビルの屋上を目指し階段を駆け上り屋上の一歩手前まで来たところで立ち塞がる者たちがいた。

それはアニェーゼ、ルチア、アンジェレネであり俺の問いかけに全く応じない彼女たちは既に謎の少女の支配下にあった。

俺の後を追いかけてきた建宮と五和(いつわ)がアニェーゼ隊の足止めを代わりに行ってくれ、俺はその場を建宮たちに任せ屋上にたどり着いた。

 

そこには誰もいないと思っていたがそれも束の間。

俺の目の前にはあの少女が突如として姿を現した......。

 

 

 

上条「お前は何者なんだ!?」

 

謎の少女「言う必要はない」

 

上条「学園都市をどうするつもりだ!?」

 

謎の少女「......言っても理解出来ぬ」

 

どこまでもバカにする発言、態度をする謎の少女。

セブンスミスト内に居た人たちや、妹達(シスターズ)、白井、そして培養器の中に封印されてた魔術師たち。

沢山の人々を傷つけたこいつを俺が許すはずもない。

 

上条「何も答えねーってんだな......?」

 

謎の少女「答える必要がない」

 

上条「そうかよ......いいぜ、お前が何考えてるかわかんねーが......その幻想をぶち殺す!!!」

 

こいつだけは絶対に許せない。

未だにどんな力を持っているかはわからないが。

二度とこんなこと出来ない様ぶっ飛ばすしかない。

 

謎の少女「......召喚」

 

突然少女が召喚と言い始め俺は独り言かと思いきや、ビルの屋上全体が急に熱くなり赤い大気に覆われ始めた。

 

上条「な、なんだ!?」

 

謎の少女「消えろ」

 

上条「なに!?待て!!」

 

俺はなんとなくだが少女がまたテレポートする気がして手を伸ばし腕を掴もうとしたが時は既に遅く少女は俺の前から消えてしまった。

そこの屋上には俺だけが残り熱い大気が一ケ所に集まり始めそれは何かの形を作り始めた。

 

上条「この熱は......まさか!?」

 

その大気は徐々に形を作り上げていき最終的には顔や胴体が形成され、そこにはステイルが使用する魔術の1つであるイノケンティウスが出現した。その大きさは1年前にアニェーゼを追い込んだ時とほぼ同じ大きさであった。

しかし何故ステイルの魔術であるイノケンティウスが俺の目の前に現れたのか、それはわからない。

可能性として高いのはステイルからその力を奪ったということくらいであった。

 

上条「おい!目を覚ませイノケンティウス!!!」

 

イノケンティウス「......」

 

上条「ステイルは......ステイルはどうした!?」

 

イノケンティウス「......」

 

俺は無駄は承知でイノケンティウスに問いかけてみたがやはり応答はない。

喋れないから当然と言えば当然。

そして俺は不幸にもイノケンティウスと対峙せざるを得ない状況になってしまった。

 

そしてついにイノケンティウスが俺に対して攻撃を仕掛けてきて、奴の手には炎の剣が握られていてそれを容赦なく俺に向かって振り下ろしてきた。

それをギリギリのところで避けたが、再び俺を狙い今度は薙ぎ払ってきたがそれも寸前で避ける。

 

イノケンティウスはルーンの刻印を処理しなければ消滅しない。どこかに刻印があるはず。

しかし屋上を見まわしてみたがそこに刻印は存在していない。となるとビル内部又はビル周辺に刻印がある可能性が高い。

 

などと考えていたらイノケンティウスがなんと口から炎を吐き出し始めそれは一瞬で俺のところまで距離を詰めて来て、条件反射で俺はその炎に対して右手を差し出した。

 

上条「あっぶねー......だがこれでその炎も.........なに!?」

 

右手の幻想殺しで炎に触れてはいるが消えない。

初めてイノケンティウスと戦った時も右手で消せないことがあった。

正しく言うと消してはいるのだがその瞬間に再生してるから結果消えない。

恐らくあの時と同じことが今起こっている。再生してると言うより口から出続けているから根本に触れなければ消せない。ならこのまま押し進んでそのまま消し去るしかなく俺は押し寄せて来る炎を押し返し徐々に間合いを詰めていった、が。

 

上条「す、進めない!?」

 

途中から炎の威力が増し、俺は前進することが出来ないどころか気を抜いたら一気に持ってかれる状況下に立たされてしまった。

何故このようなことが起こり始めたのか疑問に思っていたがそれは瞬時に判明した。

 

上条「イノケンティウスが......さっきよりもデカくなってる!?」

 

イノケンティウスはルーンの刻印の張り方や結界の礎となるルーンの配置自体を魔法陣化しない限り大きさは変化しないはず。そして刻印を剥がせば何かしらデメリットは生じる。しかしそんなことは何も見受けられない。

となるとあの少女は刻印を無しにイノケンティウスを召喚出来ると言うことになる。

じゃあイノケンティウス自体をどうにかしなければならない。どうやってこんな化け物を倒せばいいんだ。

 

そして奴の炎は更に勢いを増し、大きさも先程より更に1回り大きくなり俺はついに押され始めてしまった。

 

上条「くっ......そ......!」

 

それでも俺は踏ん張り続けたがついに足が徐々に滑り始め後退させられていった。

俺の身体も熱と疲れで限界に近付いていた。

 

上条「これ以上は......」

 

俺は半ば諦めたその瞬間、俺の顔スレスレに閃光の様な物が一瞬で通りすぎそれはイノケンティウスに直撃し炎の流れが止まった。

俺は何が起こったのか理解出来ず、ただイノケンティウスが吐き出していた炎が消えたということしかその時は状況整理が出来なかった。

その直後、後ろからとある人物の声が聞こえてきた。

 

?「アンタはまた1人で......」

 

俺は後ろを振り返りその声の主の姿を確認した。

俺の予想通りの主がそこにいた。

 

美琴「なに無茶してんのよ!!!」

 

そこには怒りの形相と必死な顔を足し2で割った様な顔をしていた御坂が居た。

 

上条「御坂!!お前、どうしてここに!?」

 

美琴「とにかくここから脱出するわよ!私について来なさい!」

 

上条「どこへ......ってうわ!」

 

御坂は俺の左腕をいきなり掴みそのままフェンスの方へと突っ走り始めた。

 

上条「何をする気だ御坂!?そっちはフェンス......ドアは向こうだぞ......ってまさか!!!」

 

御坂は自身の電撃で目の前のフェンスをぶち壊し俺にこう言った。

 

美琴「飛び降りるわよ!!!」

 

上条「飛び降りてから言うんじゃねー!!!って!何メートルあると思ってんだよ御坂あぁぁぁぁーーー!!!不幸だあぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

美琴「良いからじっとしてなさい!」

 

そう言うと残り10m辺りで御坂は左手をビルの壁ギリギリに手を添え磁力でブレーキをかけ徐々に落下速度が落ちていき、残り1mを切ったところで完全に止まりそのまま地面に着地することが出来た。

 

上条「た、助かった、サンキュー御坂!でもどうしてお前がここに?」

 

美琴「力を感じてビルに向かって来たら突然屋上が炎上し始めたのが見えてそれで」

 

御坂が話している最中に突然白井がテレポートしてきた。

 

黒子「殿方!......っとお姉さま!!!」

 

美琴「黒子!!!」

 

御坂と白井が再会してお互い無事を喜んでいた。

直後、後ろから俺の名前を呼ぶ声の主がいて振り返るとそこにはステイルと神裂の姿があった。

 

ステイル「上条当麻!」

 

神裂「ご無事でしたか!」

 

上条「ステイル!それに神裂まで!!」

 

美琴「......知り合いだったの?」

 

上条「あぁ!色々縁あってな......それよりステイル!こいつは一体」

 

ステイル「話は後だ上条当麻!今は奴の暴走を抑えるのを手伝って欲しい......頼む!」

 

神裂「私からもお願いいたします!」

 

神裂はともかくステイルが俺に対してここまで真剣に頼むなんてな。

その気持ち、俺には踏みにじることは出来ない。

 

上条「あぁ!もちろん共闘させてもらうぞステイル!」

 

とは言えあの化け物と戦うんだ。

御坂と白井、超能力者と大能力者とは言えこの2人は中学生......巻き込むわけにはいかない。

 

上条「御坂と白井は」

 

美琴「戦うに決まってんでしょ!」

 

黒子「これは仲間全員の戦いですの!殿方がダメと申しても私は!」

 

命知らずな奴らだ常盤台生ってのは。

毎回毎回。まぁそれは俺も同じか。

 

上条「......ってうお!!」

 

その瞬間、俺たちの近くに炎の塊がいくつか飛んで来て俺たちは後ろに後退しつつ避けた。

どこから飛んで来たのかわからず屋上を確認したらイノケンティウスの炎は消えていた。

その直後、俺たちの周囲の大気が熱を帯び始め赤く染まりその大気が一点に集まり始めた。

再びイノケンティウスが俺たちの前に現れる。誰もがそう思いその場から少しだけ距離を取り臨戦態勢を取った。

 

ステイル「さぁ来い......イノケンティウス!!!」

 

再びイノケンティウスが姿形を作り俺たちの前に現れ、俺、御坂、白井、ステイル、神裂の5人でイノケンティウスと戦うことになった。

 

美琴「なんなのよこの化け物は!?」

 

黒子「炎のモンスター......なんで学園都市に!?」

 

そうか。御坂と白井はイノケンティウスを知らない。

っというよりほとんど魔術と関わったことがないから知らなくても当然か。

 

ステイル「奴はイノケンティウス。ルーンの刻印を使用し魔術から生み出されるモンスターだ。あれは元来僕の魔術なのだが、あの少女によって奪われてしまった......」

 

美琴「ステイルさんが言ってた奪われた力......ならステイルさんならイノケンティウスの消し方を知っているのでは!?」

 

ステイル「本来イノケンティウスはルーンの刻印を使用しなければ召喚出来ない。しかしルーンの刻印は全て僕が所持していて通常の方法では召喚出来ない......」

 

しかし実際にイノケンティウスは召喚されている。

つまりこれはステイル自身がそうしたのではなく、あの少女がステイルから完全にイノケンティウスを奪い力を利用している、それも刻印無しで。

 

などと話しているとイノケンティウスは炎の剣を形成し始めそれをステイルに目掛けて振り払ってきた。

それを回避するステイル、そしてステイルは魔術で反撃するが、イノケンティウスに炎の魔術で攻撃してもたかが知れていた。

 

ステイル「やはり僕の魔術ではダメージは薄いか......」

 

神裂「Salvare......000!」

 

続いて神裂による魔術攻撃がイノケンティウスを襲うが、クリーンヒットしたのにも関わらず全く微動だにせずそのまま炎の剣でカウンターを仕掛け、それに対して神裂は自らの剣で身を守る形で鍔迫り合いになった。

しかしいくら神裂とは言え相手は巨大化したイノケンティウスで炎の剣、力も違えば剣の性質自体も異なる。

 

美琴「神裂さん!」

 

御坂が磁力で地面から砂鉄を集めそれでやたら長い剣を形成しイノケンティウスの腕に向かって振り下ろした。

結果、イノケンティウスの腕は千切れ神裂を助けることが出来た。

 

神裂「御坂さん!ありがとうございます!」

 

黒子「化け物の腕を切り落とすとはさすがお姉さまですの!」

 

続けて御坂が電撃を溜めイノケンティウスに飛ばした。

 

美琴「これで......終わりよ!!!」

 

電撃は直撃したがイノケンティウスは電撃を喰らいつつも腕を再生させ、大きく息を吸い込み始めそれを見た俺は御坂に声をかけた。

 

上条「今すぐそこから離れろ御坂!!」

 

美琴「なんでよ!?」

 

俺は声をかけたが御坂はそこから動こうとせずそのまま攻撃を続けていたので俺は御坂のところまで全力で走っていたがついにイノケンティウスの口が開き御坂をターゲットとして炎を吐き出した。

俺は御坂を抱きかかえ横に転がり込むように回避した。

 

上条「大丈夫か!?御坂!?」

 

美琴「なんで......私の電撃が......!」

 

俺は大丈夫そうな御坂を見て少し安心したがイノケンティウスが俺と御坂に対して手から炎をいくつも飛ばしてきた。

俺はその炎を次々と右手で打ち消すが、数が多くなってきて徐々に対処が難しくなってきた。

俺の打ち消しが間に合わないと悟ったのか、ステイルが俺の隣まで走ってきて同属性の魔術を手にイノケンティウスが飛ばしてくる炎の塊を吸収し始めた。

 

ステイル「奴自身と炎の剣には効果がないが、繰り出してくる炎ならこれで防御出来る......守りは僕が行う!」

 

黒子「なら私は主にステイルさんと共にテレポートし防御面をより強化しますの!」

 

上条「あぁ!頼んだぞ!」

 

守りはステイルと白井のコンビで恐らく大丈夫とは思うが、攻め手が少ない......神裂の魔術は奴にはダメージが薄い、御坂の電撃も同じ......なら!

 

美琴「電撃だけだと......思ってんじゃないわよ!!!」

 

御坂がそう言うと再び俺の顔スレスレを閃光の様なものが一瞬で通り過ぎていった。

言うまでもない、それは御坂の十八番である超電磁砲(レールガン)でありそれがイノケンティウスに直撃した。

が、イノケンティウスには全く効いていないのか多少よろけた程度で即座に炎の渦を作り出しそれはほんとに一瞬で御坂のとこまで辿り着き覆い始め御坂はその渦の中でなす術がなく渦の中を舞っていた。

 

美琴「ぐ、あぁぁぁあーーーー!!!!」

 

黒子「お姉さま!!......ステイルさん!」

 

黒子はステイルと共に瞬時にテレポートしステイルの炎の手によって渦は消え御坂は何とかその渦から脱出することが出来たが、御坂は多大なダメージを追ってしまった。

 

黒子「お姉さま!!!大丈夫ですの!?」

 

美琴「何とか大丈夫よ......まだ......戦える......後ろ!」

 

黒子「!?」

 

御坂がそう叫んだ瞬間、イノケンティウスが炎の剣で白井とステイルを狙って薙ぎ払ってきた。

ステイルの炎はイノケンティウス本体と炎の剣には効果がない......ってことは最悪の状況じゃねぇのかこれ!!?

 

神裂「Salvare000!!!」

 

炎の剣が白井たちに当たる寸前で神裂による魔術が炎の剣に炸裂し、消滅した。

しかしあの炎の剣はイノケンティウス自身の炎によって作られるものであり、消滅させても再び作ることが出来る。やはりイノケンティウス自体を俺の右手で消し去る以外に方法はない。

 

神裂「上条当麻......やはり貴方でないとイノケンティウス本体を消滅させることは出来ません!」

 

上条「あぁ......御坂があの状況で、白井とステイルは残念ながら攻め手には回れない......なら!」

 

美琴「私が隙を作る.........アンタはその機を狙って!」

 

そんな怪我で何言ってやがる。無理に決まってるだろ。

もう一度あれを喰らったらタダじゃ済まないぞ。

 

美琴「確かにイノケンティウスは強い......だけど......みんなで戦ってるんだから......諦めるわけには......いかないのよ!!!!」

 

上条「わかったぜ御坂......そのお前の強い気持ち......無駄にはしない!!!」

 

美琴「そうこなくっちゃね......さぁ行くわよ......イノケンティウス!!!」

 

to be continued......

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