SS 紅き星の暴走 涼宮ハルヒの憂鬱×とある魔術の禁書目録 作:はるかさん
涼宮ハルヒの憂鬱編は別ストーリーとなります。
ハルヒ編とリンクしている箇所もあり、最終的にはハルヒ×とあるシリーズ編となります。
美琴「私が隙を作る.........アンタはその機を狙って!」
そんな怪我で何言ってやがる。無理に決まってるだろ。
もう一度あれを喰らったらタダじゃ済まないぞ。
美琴「確かにイノケンティウスは強い......だけど......みんなで戦ってるんだから......諦めるわけには......いかないのよ!!!!」
上条「わかったぜ御坂......そのお前の強い気持ち......無駄にはしない!!!」
美琴「そうこなくっちゃね......さぁ行くわよ......イノケンティウス!!!」
ビルの屋上にいた謎の少女は私上条当麻と対峙し、ステイルの魔術であるイノケンティウスを召喚。
そして少女は消え俺はイノケンティウスと戦わなければならない状況に置かれてしまった。
イノケンティウスが吐き出してくる炎は常に出続けるため
その時俺の真横を一閃の光が通過しそれはイノケンティウスに直撃し、炎の流れが止まり俺は助けられた。
その人物は
御坂と共にビルから脱出し、白井黒子、ステイル=マグヌス、神裂火織と合流し計5人でイノケンティウスと戦う運命にあり対峙し、戦闘を開始した。
しかしいくら攻撃してもダメージが無いのか、イノケンティウスが弱ることはなく根源である刻印を探そうとしたがステイル以外の人間が所持してるはずはないらしい。
となるとこのイノケンティウスは謎の少女によって魔術に似た力だけで生み出された化け物と言うことになる。
どんな力で召喚したかはわからない。だが異能な力によるものであることは明白。
俺の幻想殺しを炸裂させるために仲間たちで奴に立ち向かっていた。
御坂が再びイノケンティウスに対して高圧電流を流し始めた。
しかしやはりイノケンティウスには通じないらしく再び炎の渦を生み出そうとしたその時、神裂による魔術の追加攻撃がイノケンティウスに直撃し、この2つの攻撃はさすがに効いたのかイノケンティウスの動きが止まり待っていた隙が生まれたと同時に俺は奴に向かって走り右拳を握りそのまま奴に対して突き出した。
上条「これで......どうだ!?」
イノケンティウス「-------!!!」
黒子「殿方の拳が!」
ステイル「これで......奴が消えるか......!?」
美琴(お願い......決まって!)
俺の右拳は見事イノケンティウスを突いた。
これで決まってくれと誰もが心の中で思い、息を飲んでただただイノケンティウスを見つめていた。
全員の思いが通じたのか、イノケンティウスは徐々に姿を消し始めた。
上条「やった......か?」
美琴「イノケンティウスが......消えていく!」
誰もがイノケンティウスの消滅を確信していたその時だった。
イノケンティウスは炎の渦へと姿形を変え、それはステイルに向かって伸びていきステイルはその炎に瞬く間に包まれてしまった。
ステイル「ぐっ!こ、これは......!」
神裂「ステイル!」
何故だ。俺の右手はあらゆる異能の力を打ち消す力を持っているはず。
こんな結果になるなんてのはおかしい。
黒子「これは......!?」
美琴「ウソ......あれを喰らって消滅しないなんて......!」
待ってろステイル。今助ける。
俺はステイルを助け出すために炎の元まで走り勢いよく右手を振りかざそうとしたその時、炎に包まれているステイルがこんなことを言い始めた。
ステイル「く、来るな......上条当麻......この炎は......イノケンティウスそのものだ!奴は僕の元へ戻りたがっているんだ......だから......手を......出すな......」
上条「くっ!」
神裂「しかしこのままではステイル、貴方が!」
ステイル「イノケンティウスは僕の魔術であり
そう言うと目を
閉じ始め静かに呪文を唱え始めた。
ステイル「世界を構築する五大元素の一つ......偉大なる始まりの炎よ......それは生命を育む恵みの光にして......邪悪を罰する裁きの光なり......それは穏やかな幸福を満たすと同時......冷たき闇を滅する凍える不幸なり......その名は炎、その役は剣......顕現せよ、我が身を喰らいて力と為せ!」
上条「あの呪文は!?」
神裂「あれはイノケンティウス召喚のための呪文......まさか!」
上条「イノケンティウスを元に戻すつもりか!?」
俺たちの予想は当たっていた。ステイルはあの呪文により失われたイノケンティウスを戻そうとしていた。
しかしステイルがその呪文を唱えた直後、炎の渦は更に勢いを増し中にいるステイルは今にも宙を舞いそうになり、足を力の限り踏ん張り留まっていた。
黒子「ステイルさん!」
美琴「ちょ、ちょっと!さすがにヤバイんじゃ......!」
神裂「大丈夫です。あの炎は元々はステイルの魔術。あの程度でやられる程ステイルは弱くありません」
上条「頑張れステイル!イノケンティウスを取り戻すんだろ!?」
ステイル「そうさ......僕は......イノケンティウスを......取り戻す!!!」
ステイルがそう叫んだとき、炎の渦が徐々に形を変えていきステイルの胸の辺りに集中し体内に入り込み始め、全ての炎がステイルに入り込んでいき同時にステイルがいきなり輝き始め次第に目が開けられなくなってしまった。
神裂「ステイル!!」
ステイル「......」
返事がないため耐え切れず壮大なダメージを負ってしまったと思っていた。
しかし、その数秒後に視界が晴れて来てそこには無傷のステイルの姿があった。
上条「ステイル!」
黒子「無事でしたの!」
ステイル「心配かけてすまない......」
全くだ。こんなに心配かけるなんてよ。お前らしくもない。
ステイルは無傷ではあったが精神的ダメージを負っている様であった。
神裂「無事で何よりです......イノケンティウスは......?」
そう。問題は奴を取り戻せたのかどうか。
ステイルが無事なのは見てわかる。だが、無事だからと言ってイノケンティウスが取り戻せたとは限らない。
上条「どうだったんだ?ステイル」
ステイル「イノケンティウスは......再び僕の魔術さ......!」
美琴「っと言うことは!」
黒子「無事取り戻せたのですの!!」
ステイルは言った。イノケンティウスは取り戻せた、と。
イノケンティウスはあの少女によってステイルの能力から略奪され使われていたが、ステイルが取り返し再びステイルの魔術となった。
上条「良かったな......ステイル!」
ステイル「これで......本来の僕の魔術を取り戻せたわけだ......もう足を引っ張ることはない」
黒子「あれが味方となるとかなり心強い魔術ですの!」
これでステイルの魔術は戻ったが、シェリーのゴーレムは消滅はさせたがシェリーの元へ戻ったわけではない。まだ安心できない。俺たちにはやることがまだ山ほどある!
上条「とりあえず戻ろう!みんなが心配だ!」
残した仲間はシスターやアンチスキル、スキルアウトとまだ戦っているかもしれない。助けに行かなければ多勢に無勢だ。
などと思い、元の場所へと戻ろうとしたとき後ろのビルの入り口から俺に声をかけてきた奴がいた。
建宮「上条当麻!」
五和「ご報告があります!」
上条「建宮!五和!無事だったか!」
そう。声を掛けてきたのは天草式の建宮と五和であった。
彼らはビルの屋上へと向かう俺に対して最上階で対峙したアニェーゼ、ルチア、アンジェレネのクローンと俺に代わって交戦してくれ俺を屋上へと導いてくれた仲間である。
ステイル「キミまで参加しているとはね......」
建宮「あんときは世話になったからなぁ。恩返しってやつよな......お久しぶりです、プリエステス様」
ぷ、プリエステスさまぁ?誰なんだそんな高貴な位をお持ちの方は!......って、1人しかいねーか。
神裂「ご無事で何よりです......五和も」
五和「プリエステス様こそ......」
ステイル「感動に浸っているところ申し訳ないが先を急ごう......仲間がまだいるからね」
そうだった。プリエステス様なんて普段全く聞かない上に俺は本とかでしか聞いたことがないから一瞬にして仲間の存在を忘れて掛けていた。
恐るべし神裂。
って!バカなこと言ってる場合じゃない。
上条「よし!戻るぞ!みんな!」
俺たちは土御門や初春さん達の元へと戻るため、全速力で走って仲間の元へと向かった。
~バベルの塔 1F~
美琴によって助けられた初春・オルソラはバベルの塔へと非難を開始し、バベルの塔で待機していた佐天たちと合流した。
現在バベルの塔には、土御門元春・姫神秋沙・初春飾利・オルソラ=アクィナス・婚后光子・佐天涙子・木山春生・布束砥信の計7名がそこにいた。
それぞれの情報を共有し、バベルの塔の最上階と最下層で何が起こっていた情報を得るには十分なことであった。
婚后「湾内さんと泡浮さんが!?」
佐天「はい、最下層で培養器に入れられてました......他の超能力者も......最上階では誰が?」
土御門「最上階は魔術師が培養器に入れられていたぜよ......」
オルソラ「ではアニェーゼさんたちも......」
布束「魔術師......何故能力者と魔術師が......」
姫神「......あの少女が原因」
佐天「能力を奪うためのコピーシステム......研究所で発見したデータにはそう表示されていた」
そう......あたしたちが見たあの研究所内のデータ。
あの少女による記録みたいなものだと思うけど、そこには今回の出来事の目的がそこに全て記されていた。
全ては神の力を持つ涼宮ハルヒ・佐々木という人たちを生贄にし、紅き星のエナジーとするための計画。
学園都市内の人間はその神の力や、情報統合思念体、天蓋領域を確実に始末するための能力集め......つまりは超能力者や魔術師はあの少女たちからしてみればほんの餌程度にしか過ぎない......。
初春「コピーシステム......それがあの培養器ってことですか?」
布束「maybe......あれが少女たちの能力そのものと言っても過言ではないと思うわ......」
婚后「私......最下層に行こうと思います」
木山「湾内さんと泡浮さん......か?」
婚后「勿論ですわ!私のお友達が被害にあっているのにじっとしていられませんわ!」
婚后さんの言うことも最も。でもあたしたちには打開する力がない。
御坂さんや神裂さんだって何も出来ずにあの場を退散した......そもそも本当にコピーシステムだとしたらいざという時の為に見張りの1人や2人は置いておくはず。それだけ大層なシステムなら尚更。
にも拘わらず機械も隠さず中にいる人たちは丸見えの状態......そこから考えられるのはあたしたちではあの培養器をどうすることも出来ないと確信、又は知っているから。
佐天「婚后さん......行っても何も出来なくて苦しむだけですよ......?」
婚后「......わかってますわ。御坂さんたちが助けられるのなら既に助けていると思いますわ......でも今ここにその方たちがいないと言うことは......」
オルソラ「その培養器......魔法か何かでロックされているのではないでしょうか?」
魔術の次は魔法。何が違うのか不明。
素人目には似たようなもの。
初春「どういう意味ですかオルソラさん?」
オルソラ「昔、法の書で読んだことがあります......ある特定された魔術系統の力を唱える人種がいる。しかしそれは魔術とは違った力。魔術は基本的に術式が必要になるが、その人種は詠唱するだけで唱えることが出来る......」
木山「それが......魔法......?」
姫神「術式ではなく詠唱だけで済むなんて......」
学園都市からすれば都市伝説ナンバーワンに入るくらいの話だけど、どうも本当に存在するらしい。
あたしたちは基本的に超能力者としか絡みが無いから今一ピンと来ない。
魔術師の存在を知ったのもつい最近。仕方がないと言えば仕方がない。
オルソラ「それを魔法と呼ぶようになったようです。しかし培養器に魔法が掛けられている根拠はありませんが......」
木山「もしそれが魔法なら何とか出来るのか?」
オルソラ「確証はありませんが......」
佐天「......行ってみましょう。可能性が芽生えたんですから0じゃない限りやってみるしかありません!」
初春「私も佐天さんに賛成です!まだ諦めるのには早いです!」
木山「......行こう、最下層へ」
あたしたちはオルソラさんの言葉の可能性を信じて超能力者たちが封印されている最下層へと向かった。
~バベルの塔 最下層~
土御門(しかし魔法だとしても......いや魔術や超能力にしてもかみやんがあの培養器に触れているのに何も起きないのはおかしい......本当に......異能な力でロックされているのか?それともあの少女が幻想殺しを無効にする能力でも......)
姫神「最上階の培養器には幻想殺しは機能しなかった」
土御門「あぁ......わからないことだらけぜよ......」
初春「言われてみたらそうですねぇ......どんな能力も無効にするのなら開くはずなんですが......」
どんな能力も無効。あたしはそれを知っている。どこかで読んだことがある。
確かあれは。
佐天「それって都市伝説にあったやつ!?」
初春「へ、あ、はい!恐らく上条さんがそのどんな能力も効かない能力を持つ男だと思います」
婚后「あの方の能力は意味不明ですの」
木山「そんな能力があるのか......見てみたいな」
オルソラ「だとすると魔法の線は薄いかも知れませんね......」
佐天「でももう一度調べに行くのはありだと思いますよ♪」
オルソラ「そうですね♪」
あたしたちは話しながら最下層に向かった。
都市伝説の男の人が仲間だったのにはビックリしたけど。
そうしてあたしたちは最下層につき、婚后さんが培養器に入った湾内さん、泡浮さんの元へと駆け寄り必死に名前を呼んでいるけど当然のことながら2人は目を覚まさない。
佐天「オルソラさん」
オルソラ「はい。やれることはやってみましょう」
オルソラさんが術式を描こうとしたその時だった。並べられてる培養器の丁度真ん中辺りが急に輝き始めた。
こんな時に変に輝きだすなんて可能性はあれしか考えられない。
佐天「皆さん!今すぐこちらに集合してください!早く!」
あたしは咄嗟にそう叫び、みんなを集結させた。
さすがにこの不可解な一件に巻き込まれてる人たちなだけはある。もうこの輝きが何なのかわかってるみたいだった。
そしてそこには案の定、例の少女が姿を現した。
謎の少女「コピーシステムのありかを突き止めたか......しかし今更なこと」
婚后「貴女ですの?湾内さんと泡浮さんをこんな目に合わせたのは!?」
謎の少女「答える必要はない」
佐天「......何しにここに来たの?」
謎の少女「大天使降臨の為の儀式」
魔術とか魔法とか大天使とか。会話に付いていくのでやっと。
常日頃から能力についての授業を受けているから、能力を見たりしても驚くことは無い。
だけど、天使や魔術なんて非科学的な言葉を聞いてもピンとこない。
土御門「まさか......ヒューズカザキリを!?」
謎の少女「ヒューズカザキリではない......このバベルの塔の魔術師の力と超能力者の力を統合させ大天使を生み出しこの学園都市を壊滅させることが目的」
佐天「壊滅......なんで......?」
謎の少女「先程喜緑江美里から涼宮ハルヒ回収の任務が終了したと報告を受けた......もう学園都市は用済みだ」
喜緑江美里さん。御坂さんと神裂さんが戦った、確か情報統合思念体。
謎の少女「もう何をしても無駄だ」
少女がそういうと右手を天に挙げ能力を使ったのか、手のひらに緑色の球体みたいなものが形成されそれは培養器に入っていた人たちに向かって伸びていった。
その後、培養器の中の人たちが輝き出しその人たちから光が放たれ上に向かって伸びていき壁をすり抜けていった。
そしてそれが原因なのか、培養器の中には誰一人といなくなっていた。
初春「皆さんをどこにやったんですか!?」
謎の少女「大天使降臨の為の儀式は終わった......もうここに用はない」
婚后「!?逃がしませんわ!!!」
婚后さんが能力で少女に攻撃を仕掛けたけど、当たる直前でテレポートし逃げられてしまった。
それより大天使云々ってのが本当だとしたら。
あたしは焦りを隠せなかった。
佐天「今すぐ地上に戻りましょう!!」
布束「そうね......大天使が降臨されているかも知れないものね......」
佐天「いや......なんというか......その......布束さん冷静過ぎません?」
オルソラ「とにかく一刻も早く戻りましょう!」
あたしたちはすぐにその場から移動し、地上に向かって戻って行った。
そしてあたしたちは地上に戻り外に出ると空に光が集まっていてそれは徐々に大きくなっていき姿形を現し始めた。
佐天「な、何......あれ......」
木山「大......天使!?」
そしてその光は徐々に人型へと姿を変えていきそれはついに大天使へと形成されていった。
誰もがあの少女の力に畏怖したとき、こちらに走ってくるグループが見えた。
上条「おーい!土御門!無事か!?」
土御門「かみやん!」
美琴「佐天さんたち!大丈夫!?」
それは御坂さんたち一向だった。
良かった。みんな無事だった。
初春「皆さん無事で何よりです!......でも、あれは!?」
上条「まさかあの大天使まで現れちまうとはね......」
美琴「1年前に消滅したハズじゃないの!?」
佐天「あれはあの少女によってバベルの塔の培養器に封印された人たちの力を吸収させたものの塊だと思います......」
神裂「まさかあの少女が現れたのですか!?貴女方の前に!?」
婚后「えぇ......バベルの塔の魔術師の力と超能力者の力を統合させ大天使を生み出しこの学園都市を壊滅させることが目的、そう言ってましたわ」
許せない......みんなを傷つけて......利用して......星のエナジーにするための餌でしかないあたしたちにこんな目に合わせるなんて......絶対......絶対に......許せない!
何よ......あたし......自分が無能力者であることにここまで屈辱を感じたのは生まれて初めてよ......周りの人たちは被害に合い、無能力者はどうせ何も出来ないだろうと聞けばある程度情報を寄越す......こんなになめられたのは......あの少女......。
佐天「...さない」
初春「佐天さん?」
佐天「絶対に許さない!あの少女!!!あたしじゃ役不足かも知れないけど......今すぐそこから解放してあげるから待ってて!!!」
美琴「その意気よ......佐天さん!」
上条「行くぞ!.....まずはあの少女の幻想をぶち殺す!」
to be continued......