SS 紅き星の暴走 涼宮ハルヒの憂鬱×とある魔術の禁書目録   作:はるかさん

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こちらのストーリーは 紅き星の暴走 涼宮ハルヒの憂鬱編です。
とある魔術の禁書目録編は別ストーリーとなります。
とある編とリンクしている箇所もあり、最終的にはハルヒ×とあるシリーズ編となります。

※一応改善済※


1話 ~序章~ side 橘

授業中に携帯電話のバイブが机に振動を与える。

 

相手は橘京子(たちばなきょうこ)。そのメールの受信者である佐々木は携帯を取りメールの内容を確認した。その内容は学校が終わり次第、駅前の喫茶店に集まりたいという内容であった。

 

ちなみに佐々木とはキョンの幼馴染みの親友で涼宮ハルヒと同じ神と認識されている女子高生。

そして佐々木を支える者たちが3名おり

 

超能力者の橘京子

 

未来人の藤原

 

天蓋領域(てんがいりょういき)周防九曜(すおうくよう)

 

彼女らは、特に橘は真の神こそが佐々木と信じており

ハルヒを警戒視していた。

裏SOS団とも言うべきか、SOS団と同じような人種が集まっているが、SOS団のように日頃から非日常的な出来事に遭遇することは多くはない。

何故ならばハルヒは自分が神の力を持っていることを認識していないが、佐々木は自らの能力を自覚しているのだが特にその能力をアウトプット出来るわけでもなく、佐々木自身もそんな能力に対しては一切の興味も無ければ所持したくもない。だそうだ。

しかし藤原によるハルヒ殺害計画が破綻になり、その後様々な考えのもと、彼女はハルヒから佐々木を本当の神として、という計画や考えは止めにしたらしい。

宇宙人や未来人とタメを張ることは難しすぎて出来ない、と痛感したらしい。

しかしそんな彼女は放課後に会い、話をしたがっている。

何故かはわからない。

今日は短縮授業なので午前中に学校が終わる。

このあと、橘たちと会う約束をした。

 

 

 

 

 

~駅前~

 

橘「お待たせしました佐々木さん」

 

藤原「ふん」

 

九曜「------」

 

佐々木「いつものメンバーじゃないか。それにしても橘さん、元気ないね。どうしたんだい?」

 

既にあたし以外の人たちが待ち合わせ場所に揃っていた。招集かけておいて一番最後とは情けない。

 

橘「立ち話もなんですから。あそこの喫茶店で話します」

 

全くもっていつもの明るい雰囲気とは裏腹に、暗いの一言で済んでしまうほどこの時のあたしの様子はおかしかった。

そしてあたしたちはこの時、このあとに起こる事件が後々壮絶な戦いになるとは未だ知るよしもなかった。

 

 

 

 

 

~駅前喫茶店~

 

佐々木「で、橘さん。どうしたんだい?突然会って話を聞いて欲しいだなんて」

 

頼んだコーヒーを啜りながら質問をする佐々木さん。

その質問に対して元気なく返答をするあたし。

 

橘「はい......1時間程前なんですが、突然自分の力が消失していまいました......」

 

佐々木「......どういうことだい?」

 

藤原「超能力が使えなくなったってことか?」

 

橘「はい......理由が全くわからないんです......」

 

佐々木「同情するけど、橘さんにわからなければ僕たちでは到底わからないよ」

 

藤原「わかりそうな奴が僕の隣に座ってるけどな」

 

九曜「------」

 

藤原さんの目線の先にいたのは九曜さん。

相変わらず無愛想な態度と表情ではあったがいつもと比べて何故か何かに対して警戒しているような雰囲気だった。

 

佐々木「九曜さん、わかるかい?」

 

九曜「わかる------」

 

橘「なんなのか教えてください!」

 

まるであたしの能力消失の原因を全て把握しているようなものの言い方。

そして九曜さんが喋った一言であたしたちは汗を流し、困惑と驚愕を兼ね備えた表情をしていたに違いない。

 

九曜「敵------そろそろ来る------」

 

九曜さんがそう告げると、あたしたちの目の前に一瞬の光と共に、あたしたち4人以外の人間が消えてしまい、そこには1人の少女が現れた。

 

謎の少女「.........」

 

そこに現れた少女は今まで出会ったことのない人間。

しかしこの少女から発せられているプレッシャーは異常なものでそれを感じとったあたしたちは席から立ち上がった。

 

橘「だれ!?貴女なの?私から能力を奪ったのは!?」

 

謎の少女「力を失った貴様に用はない」

 

なんであたしが力を失ったことを知っているのか、いやそれ以前に何故あたしに特殊な力があることをこの少女が知っているのか。疑問は絶えない。

 

佐々木「キミ、橘さんの力を奪ったって言うのはどういうことだい?」

 

謎の少女「神......そして未来人を確認、任務を遂行する」

 

九曜「逃げて------彼女の力は強大------」

 

謎の少女「お前は何者だ?」

 

九曜「答える必要は------ない」

 

謎の少女「そうか......なら消えてもらおう」

 

突然店内が暗闇に包まれ、涼宮ハルヒさんと同じ様な閉鎖空間に誘われたあたしたち。けどそこには神人は居なく、代わりといっては変だけど少女が鋭い目付きでこちらを見つめていた。

 

橘「閉鎖空間!?」

 

佐々木「これは!?」

 

九曜「私がなんとかする------」

 

そう言い出すと閉鎖空間の出口が現れ、そこから逃げるように言われたあたしと佐々木さんと藤原さん。しかし少女がそれを見逃すわけがなく

 

謎の少女「逃げ場はない」

 

と言い放ち、次第に出口が閉じていき始めた。

誰もが絶望的で理解し難い状況下の中、気が付いたらあたしは咄嗟に叫んでいた。

 

橘「皆さん逃げてください!早く!私には用はないと言ったのなら皆さんが狙い!なら私が食い止める!!」

 

九曜「今すぐ逃げて------」

 

佐々木「しかし九曜さん......さすがにキミ一人を置いては行けない!」

 

九曜「時間がない、早く」

 

謎の少女「消えてもらおう」

 

突如炎の玉が少女の手のひらに作りだされ、それが九曜さんに目掛けて飛んでいく。

不意討ちを受けてしまった九曜さん。

 

橘「九曜さん!!!私だって戦える!」

 

九曜「貴女の力では到底勝てない------逃げるべき」

 

藤原「九曜の言うとおりだ橘京子!逃げるぞ!」

 

そう言った矢先、少女の体から光が発し、その光は佐々木さんと藤原さんを包んでいく。

光に包まれた2人はその場で倒れて気を失ってしまった。

 

橘「佐々木さん!藤原さん!」

 

謎の少女「未来人のデータと神の力はいただいた。ここでの役目は終わった」

 

九曜「そうはいかないわよ------」

 

突然九曜さんが少女に襲いかかった。腕を掴みあげ、そのまま投げ飛ばしその少女は地面に叩きつけられた。

 

九曜「彼女たちに手出しするようなら私が最後まで相手をするわ------」

 

謎の少女「自らの生存を否定するとは理解しがたい思考だ」

 

まるで何事も無かったかの様に表情を変えずスッと立ち上がる少女。

 

橘「九曜さん!必ず......必ず帰ってきて!!」

 

九曜「了解した------」

 

あたしは今は自分がやるべきことを認識し、倒れてる佐々木さんと藤原さんをなんとか引っ張り九曜さんが能力でこじ開けてくれた穴から外へと飛び出した。少女の力で閉まりかけてはいたけど、ギリギリセーフといったところ。

しかし閉鎖空間からは脱出し喫茶店に戻ってこれたけど、店内には人の気配が一切無い。何故元の喫茶店ではないのか、あたしには理解出来なかった。

そんなことを考えていたら突如、視界が真っ暗になり、意識が遠退いていった。

 

 

 

 

 

店員「......さま、お客様」

 

橘「ん、んー......」

 

店員の問いかけにより目覚める。

辺りを見渡すが、目覚めたばかりで状況把握が出来ない。

 

橘「......ここは?」

 

店員「大丈夫ですか?うなされていたみたいですが?」

 

橘「はい、大丈夫です、すみません......!」

 

遠のいた意識の前のことを徐々に思い出していた。

佐々木さんたちと話してたら変な女の子がいきなり現れ、そこで起こったこと。

九曜さんが閉鎖空間で少女と戦っていること、佐々木さんと藤原さんが気絶させられてしまったこと。

 

橘「佐々木さん!?藤原さん!?九曜さん!?」

 

辺りを見回しながら3人の名前を呼ぶ。

しかしそこにはあたししか居らず、他3名の確認は取れなかった。

そこで状況を整理する為に、もう一度記憶をよみがえらせるように思い出す。

能力消失、謎の少女との出会い、閉鎖空間への誘い、佐々木さんと藤原さんの気絶、九曜さんが戦っていること。

 

思い出した記憶が確かなものであれば、これは紛れもなく異常事態。

それを知らせるため、神と未来人が狙われたことを教えるため、そして仲間を助けてもらうため、あたしは北高に行くことを決意した。

あそこには情報統合思念体や朝比奈みくるさん、古泉さん、そして涼宮さんにキョンさんがいる。

 

現時間は15時過ぎ。

この時刻なら恐らく授業は終わり、SOS団部室にいるだろうと思いあたしは全力で北高に向かって走った。

 

 

 

 

 

~北高 正門~

 

前にキョンさんと藤原さんと行ったあそこがSOS団部室のはず。

場所は覚えてる。

 

あたしは北高に着いた。1人だけ北高の制服を着ていないため目立ってしまうが、今はそんな悠長なことは言っていられない。しかし下校時刻だと言うにの誰1人いない。異常事態が更に現実的となっていき、あたしはひたすら走って部室に向かっていった。

 

 

 

 

 

~SOS団部室前~

 

橘「ハァハァ......着いた......」

 

この扉の向こうから話し声が聞こえる。

学校内には人が居なかったけど、ここにはいることが証明された。

 

安堵の気持ちでいっぱいになったが、今は一刻も早く知らせなければならない。

気持ちも焦り、その焦りはドアノックが物語っていた。

 

ドンドン!

勢いよくドアを叩く。

そして返答を待たずに

 

''失礼します!''

 

と言い、ドアを開けた。

 

橘「いた!お願い!あたしたちを助けて!貴方たちの力が必要なんです!」

 

to be continued......

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