SS 紅き星の暴走 涼宮ハルヒの憂鬱×とある魔術の禁書目録 作:はるかさん
今回は宇宙編です。さてさて駄文ですが御付き合いしてくださると嬉しいです^^
ここから第7章となります。
ではどうぞ!
14話 ~謎の少女~ 宇宙編
~地下渓谷 BF11階 中枢核~
美琴「黒子!?」
白井黒子「......なんですの?人の名前を気安く、馴れ馴れしく、呼ばないでいただけますか!?」
美琴「っ!」
神巨人のバリアを解除し、次なる場所へと移動した俺たち。そこにいたのは改変世界で出会った長門。そして過去の殺人鬼染みた思想を持つ朝倉のクローンと喜緑さんのクローン。
正直俺はまさかここまでとは思わなかった。
情報統合思念体だけでなく、学園都市に7人しかいない超能力者でその第3位の御坂さん。そして同じ制服を着た名門高の黒子さんとやらのクローンが造り上げられ、その首謀者は学園都市の科学者でもある木原幻生。
さて、これはどう切り抜けるべきなのか......とは言えこの数、そして相手の力量を考えると......。
大丈夫なのか!?こいつらを相手にするのは!?
上条「白井......なのか!?」
戸惑いながらも本人に確認を取る。
それもそのはず。御坂さんの親友でもある人が今俺たちの前に敵として現れているからだ。
白井黒子「そうですが?」
御坂美琴「って言っても私たちはクローンでアンタたちの敵だけどね」
敵。その言葉はたった一言ではあるが、今の俺たちにとっては物凄く重い言葉でもある。
それもそのはず。1人ならともかく、仲間5人の姿が今まさにクローンとして、敵として俺たちの目の前に立ちはだかっているからである。
木原幻生「キミたちもいい加減現実を受け入れたらどうかなー?それ以外の選択肢で無事に帰れる保証なんてないと思うけどねぇ」
頭を手で叩きながら告げる。何故だかその頭の部分はコンコンと音を立てていた。まるで金属でも仕込んでいるかのように。
そうだった。俺は忘れていた。あの爺さんは実験やら何やらで何回も死にかけ手術で身体を復活させ今ではほぼ見本市状態なんだったっけか。
建宮「受け入れたところで命の保証なんてのも信用出来ねー話なのよ!どうせ用が済んだら消し去る、そういう手筈じゃねーよなぁ!?」
木原幻生「それは僕にはわからないんだよ。僕は一科学者にしか過ぎないからねぇ。まぁ気になるなら全ては創造主君に聞いてみたら良いんじゃないのかな?」
上条「へっ、どっちにしても俺たちがアンタらに従う気は一切ないけどな!」
木原幻生「まぁどちらでも良いんじゃないかなー。じゃあ僕はまだ用事があるからみんな頼んだよー」
言いたいことだけ言って突然姿を消しやがった。
ワープ出来るってことはあの爺さんも能力者なのか。それともクローンだから使えるのか。
どちらにせよ、あのヨボヨボ爺さんまでもが能力を使えるという事実は変わらない。
敵さんは他人の能力までもをズバズバ使ってくる。しかも今回は情報統合思念体までもが相手にいる。それも3人も。ったく、少しは凡人たる俺の気持ちも考慮して頂きたいね。
?「ハロー。久しぶりだね美琴ちゃん?」
等とつまらぬことを考えていたら、木原幻生と入れ替わるように後ろの扉から部屋へと入って来た黒髪ツインテールの女の子が御坂さんに話しかけていた。
美琴「なっ!?アンタは......
御坂さんと因縁の関係があるのか、どうなのかは知らんがどうやら知り合いらしい。仲は良さそうではないが。
警策看取「覚えてくれてて光栄。マー私自身もオリジナルではないんだけどね」
朝倉「ってことは貴女も!?」
警策看取「どうも初めましてオリジナルの情報統合思念体さんたち♪そう。私のオリジナルは地上にいて大きな仕事を熟さなきゃいけないからね」
神巨人のことか?それとも地球壊滅のためのなにかか。
俺にはこの警策さんがどんな人なのかは知らない。だから地上にいるオリジナルが何をしでかすのか予想がつかん。
そしてもう1つ気になることが浮上。それは警策さんのオリジナルが利用されているのかどうか。
キョン「地上にいるオリジナルが何をしようといているのかわからんが、そいつは自分の意思で何かをしようとしているのか?」
警策看取「察しが良いね。マー答えないほうが面白そうだから黙っておこうかな♪」
長門有希「貴女たちが知ることではない。警策看取や神巨人含め全てはこの星のため。貴方たちも考えを改め協力すべき」
白井黒子「......」
なんてことだ。察しが良い、その言葉が根も葉もない嘘でなければ利用されている可能性が高い。
そうでなければそんなこと言う必要はないはず。
そして相手の長門も長門で敵は敵同士、情報を共有していることがわかった。
そして意思を曲げないことも。
美琴「佐天さんや初春さん。そして黒子に手を出したらアンタたちただじゃおかないわよ!」
白井黒子「!」
朝倉涼子「妨害してるのはそっちでしょ?貴女たちだって今まで散々私たちの仲間を殺してきたじゃない?」
御坂美琴「そう言うこと。目的はお互い違えど、お互いの目的の為に敵を傷つけることは私たちと何ら変わらないじゃない?」
白井黒子「......」
朝倉「それは......そうだけど......でも貴女たちがやろうとしていることはただの虐殺じゃない!そんなもの......認められるわけがない!」
こいつの言う通りだ。俺たちがやっていることは防衛。
傷つけたりしたことは事実あったが、その意味は相手とは全く違う。
あいつらは綺麗ごとを言葉にして並べているだけであって、蓋を開ければその意味はただの殺人となんら変わらない。っと言ったところでこいつらが理解出来るはずも納得出来るはずもない。
俺たち同様。はいそうですか、と納得出来る程俺たちだって馬鹿じゃない。
喜緑「完全に決裂ですね」
喜緑江美里「決裂だろうが成立だろうが結果から見れば私たちには何の問題もない」
古泉「同盟を結べば妨害はいなくなり貴女たちの目的もスムーズに進む」
橘「決裂した場合は貴女たちがこの場であたしたちを消す......」
ステイル「確かに結果は同じだね......僕たちを消せれば、の話だけど」
つまりはそう言う話になる。
どうあっても俺たちはこいつらと戦う運命にあるということか。
数ではこちらの方が勝っているが、相手は人間ではない。ダメージを与えればクローンは消えるってことが上条たちの話から聞いてはいるが、あのヨボヨボ爺さん木原がそう言った弱点をいつまでも抱えているとは考えにくい。
御坂美琴「パワーアップしたクローンの力......見せてあげましょうか?」
右手を白井さんの肩に置き身体からバチバチと電撃を発し始めた。
パワーアップと言った。やはりこいつらは今までのクローンとは質も力も違うと言ったところか。
そして白井さんは何かを考えているのか、下を向き目を瞑った。
白井黒子「そうですわね......しかし残念ながら......」
そして顔を上げ真剣な眼差しで何故か俺の顔を直視し、来るかと思いきや突然その場から消え去り姿形が無くなってしまった。
そして次の瞬間、何やら矢の様な物が俺の斜め前辺りに姿を現しそれが御坂さんクローンに向けられて進んで行った。
白井黒子「貴女方の仲間になった覚えはありませんの!」
その矢を放ったのは先程まで俺たちの前に敵としていた白井さんだった。能力なのか魔術なのかは知らんが俺たちの後ろに回り金属矢を御坂さんクローンに放った白井さんは俺たちの味方になってくれたのか。
しかしそれを電撃によるバリアなのか電磁波なのか、そんな科学的な知識は生憎俺には持ち合わせていないが、白井さんが投げ飛ばした矢が御坂さんクローンの元へ空間移動した瞬間にバチっ!っと音を立て撃ち落とされてしまった。
御坂美琴「へぇ......アンタ裏切るんだ......黒子?」
先程までの雰囲気や声のトーンが一転して変わり、それは今すぐにでも悪役女優としてオーディションを受ければ合格間違いなしと万人が納得出来る程の暗く、怖く、そしてとてつもない憎悪を感じ取れたのは俺だけでは無いと言える。
白井黒子「貴女も気安く名前を呼ばないでくださいまし!裏切るも何も、私は貴女方の仲間になった覚えはありませんし、何よりジャッジメントとして貴女方を見過ごすことは出来ませんの!」
そんな恐ろしい雰囲気を醸し出している御坂さんクローンに対して引かずに自分の意見を主張し、物事をはっきり言う白井さんクローンを見て俺は勇者なんじゃないかと思えた。何故ならあの御坂さんは普通に怖い。
警策看取「ジャッジメント......ってことは記憶が上手く操作出来てなかった?それとも......
美琴「
警策看取「......マーもう教えても良いと思うから色々教えてあげよっか」
はてさて一体何を教えて下さるのだろうか。
科学やら能力やらで頭がこんがらがりパンクしそうなのは不幸なことにも俺だけだった。
回りを見回せば古泉にしろ橘にしろ頭の中で理解出来ているらしく、唯一頭の中が同類だと思われる上条も学園都市で生活しているだけあって話についていっているらしい。
警策看取「まずキミたちが知る、地球に潜伏していたあの少女の名前は"マイナス"。あの子はクローンであり、素体は細胞や血液を調合されて造り上げられた1人の少女。そしてその素体のベースになっているのがキミたちのよく知っている人」
キョン「知っている......俺たちが?」
美琴「ってことは学園都市か北高か......てこと!?」
警策看取「そう言うことになるよね。血液から簡単に採取出来るんだからホント科学って凄いってやつ?」
インデックス「回りくどいんだよ!いい加減誰なのか教えると良いかも!」
警策看取「......キミだよ?インデックスちゃん?」
インデックス「へっ!?」
上条「インデックスが!?」
警策看取「そしてもう1人。それがキミ」
人差し指を俺たちの方に向けた。この中の誰かを指さしているのだろう。
科学の力で採取......っとなると学園都市側の連中なのか?
ステイルと建宮は魔術側で尚且つ学園都市には住んでいないことから可能性は薄い。
っとなると御坂さんの可能性が高い。
こんな俺でもちょっと頭を働かせればシャーロックホームズにでもなれるんじゃあないか、なんて思って考え出したこと自体が俺の頭の悪さを自覚できる。付け加えてその推理は全くの的外れでそもそもそのもう1人は学園都市の人間では無かった。
警策看取「キミのことだよ?長門有希さん?」
長門「......」
俺は北高に入ってから驚愕することが多く、そういう類の耐性はとっくに身についていると思っていたがどうやらそれはまだレベルが低い能力だったらしい。
正直俺は驚かされた。完璧超人の長門の細胞を摂取、それもあの少女たちが量産されるもっと前の話。
一体どんな手を使って摂取したのかは知らない。知らないがそれだと合致しない箇所がある。
キョン「いつ長門と接触したんだ?」
ハルヒの力で宇宙人やら未来人やら超能力者と言う存在を造り出し、その時間は4年前の七夕のとき。
そしてそのマイナスと言う名の少女も地球に潜伏し始めたのが4年前の七夕時。
だがマイナスたちが造り上げられたのは更に過去のはず。そうでなければ地球に潜伏どころか造り上げられてすらいないからだ。
しかし長門が生まれたのはハルヒの力によってと俺は古泉から聞いたことがある。勿論情報統合思念体は元々居て、ハルヒが招集をかけたことにより集まった等の他の説もあるだろうが、どちらにしてもそんな簡単に長門の血液など採取出来るはずがない。
警策看取「大きく勘違いしてるみたいダネ。マァーそれも含めて教えちゃおっか♪4年前の七夕の時に地球へ降りたマイナスちゃんと今のマイナスちゃんはベースが違うんだよ」
......は?
警策看取「始めは103000冊の魔道書の知識を持っているインデックスちゃんだけがベースだったんだけど、どうにも開発が上手くいかなかったらしくて言葉も上手く話せないくらいのレベルにしかならなかったんだって。能力も記憶消去くらいが限界で、その能力も全てを忘れさせれたりすることは出来なくて、自分たちに関わることくらいに限定されていたらしいんだ」
喜緑「そこで目を付けたのが......」
警策看取「そう。情報統合思念体。入学前に長門さんの所にマイナスちゃんが行った時に採取し、それを持ち帰り改めてベースから造り上げることに成功。その後、早期量産させるために1年前の8月に学園都市のとある研究所へと行き、
長門「そんなことが......迂闊」
そうか。あの少女が長門の所に現れた目的は記憶を消去させることと、長門の血液細胞を採取することの2つの目的があったってわけか。
インデックス(そんな......血を取られていたなんて全く知らなかったんだよ......)
美琴「それが食蜂の話とどう繋がるのよ?」
警策看取「この渓谷の奥の方に操祈ちゃんそのものがいるってこと。ある培養器に入れられて眠り続けてるけど」
上条「なに!?」
警策看取「能力コピーシステムは知ってるよね?あれは他人の能力をマイナスちゃんが使用できるようにするためのものであり、クローン生成の為の装置でもある。そして人を利用するものは......」
美琴「......食蜂の能力ってわけね」
どうやらその食蜂さんの能力は人の記憶やら何やらを操作出来る能力らしく、それをコピーシステムで我が物にしてしまえば能力も人も簡単に自由自在に利用できるってわけか。人を利用したらそのままコピーシステムに入るよう命じれば済む、それだけでいくつもの能力を使用出来るのだ。
警策看取「操祈ちゃんを捕まえたのは一昨日くらいかな。マイナスちゃんたちが持ち帰って来たからね」
誘拐に殺しに器物破損。もう死刑じゃ済まされないなこりゃ。
御坂美琴「ちょろっとー、いつまで話してんのよ?さっさと殺し合いましょうよ?」
忘れていた。この御坂さんは恐ろしい言葉を平気で告げ、雰囲気共に身震いを起こさせるような方だったんだ。
パワーアップしたクローン、その相手は超能力者と情報統合思念体。
こちらの方が数は多いが......だが不安要素は消えん。せめて協力な助っ人がもう1人いてくれたら......。
......て......ねが......ます......
インデックス「へっ?」
上条「どうした?」
インデックス「なんか聞こえたんだよ......」
キョン「......何も聞こえないぞ?」
突然変な声と共に幻聴を聞き始めたインデックス。
俺も上条も耳を澄ますが何も聞こえてこない。
......聞こえて......お願...します......
インデックス「いや......これは......」
インデックス(呼んでる......心の中で誰かが私のことを......行かなきゃ......)
~インデックスの心の中~
インデックス「誰!?私を呼ぶのは!?」
そこは自分の心の中であり、意識の中とも言える真っ暗闇の空間。
別に何者かによって誘われたわけでもなく、招かれたわけでもない。あくまでインデックスの意思で自分の中から聞こえてきた声によって引き込んだ場所である。
インデックス「誰もいないし真っ暗なんだよ......」
辺りを見回すも何も見えなく、広さや高さもどこまで続いているのか、無限なのか有限なのかさえ全く知ることが出来ない空間。
しかしそんな暗闇空間も気付けばそこは暗闇空間ては無くなっていた。何故ならその空間の上の方で突然としてクルクルと回り始めた物が無数にあり、それがほんの微かだが光を放っていた。
その物とはインデックスの頭の中にある無数の魔導書であった。上を見上げるインデックス。本人では決して見ることの出来ないこの映像が、今は実況中継で流れている。
そしてインデックスの目の前に突然として姿を現した1人の少女。勿論インデックスが驚いたのは言うまでもない。
インデックス「き、急に現れたら驚くんだよ!」
?「別に驚かすつもりでは無かったのですが......貴女を呼んだのは私です」
数歩先に現れたのはインデックスと双子かと思えるくらい瓜二つの少女が立っていた。
インデックス「貴女が......ところで貴女は誰?なんだか私にそっくりなんだよ......」
インデックス「あ、貴女!確かとうまたちによって消されたはずじゃ......」
自動書記「はい。ですが、私は何故だか貴女の中で生きていました。恐らくはこの星の力か何かによるものだと思いますが......」
と告げるがインデックスからしてみれば自動書記と会うのは始めて。困惑するインデックス。
当然のことながらそっくりどころか目の前にもう1人の自分の姿があれば誰だって驚くに決まっている。
自動書記「表に居る情報統合思念体3人と御坂美琴と戦闘するには戦力不足です。何故なら相手は生身の人間ではない。付け加えて相手は魔術師では無いことから、貴女は無力だと言えます」
インデックス「事実だけどなんか悔しいかも。つまり貴女は何が言いたいのかな?」
ぷくーっとむくれながら若干不機嫌気味に問う。
相手が魔術師で無ければ戦力外なのは重々承知はいているが、他人から通告を受けるとこれまた見下されバカにされているとしか思えないから仕方がないと言えば仕方がない。
自動書記「代わりに私が戦います。一時的に貴女の身体を借りることになりますが」
インデックス「貴女が!?無茶だよ!相手は強敵なんだよ!」
いくらもう1人の自分とは言え、自動書記の戦いぶりやその強さをインデックスは知らない。知ることが出来なかった。何故なら自動書記が表に出ていた時インデックスはほぼ意識が無い状態であったからだ。
自動書記「心配はいりません。そもそも元々私は魔術そのものなので攻撃手段はいくらでもあります。貴女の能力である
インデックス「......つまり私に無いものを貴女は持ってて、貴女に無いものを私が持ってる......そして今の状況では私ではなく貴女が表に出た方が良いってことだよね?」
自動書記「そういうことです。臨機応変に立ち向かわなければ創造主はおろか、そこに辿り着くことすら難しいかも知れません」
考え込むインデックス。その様を眺める自動書記。
状況的には自動書記が表に出るべき。そんなことはインデックスだって理解している。
しかし彼女の中では気がかりなことがあった。
インデックス「もし貴女が表に出たらその間、私はどうなっちゃうのかな?」
意識があるのか無いのか。無いならどうすれば目を醒まして再び交代することが出来るのか。
意識があるならその間はどうなるのか。初めての経験故に不透明な点だらけであった。
自動書記「恐らく意識はあると思います。私は貴女を呼び出すことが出来、それに貴女は応じここへ来てくれました。はっきり言ってこれが直接的な根拠にはなりませんが、この1件を通したことでお互い意識が無くなることは無いのではないか、と予想しています」
インデックス「根拠は全くないけど、確かにそんな気もすると言えばするね......本当に貴女が表に出ても大丈夫なのかな?怖いし痛い目にあうかもだよ?」
自動書記「それは大丈夫です。もともと私は魔術的存在なので感情と言うものは備わっておりません。それに......」
インデックス「それに?」
自動書記「もし私が恐怖を感じていたならば、貴女に問いかけることは無かったと言えます」
少しだけ笑みを浮かべる自動書記。それに対してまるで安らぎを得たかのようにどこか安堵を得た表情のインデックスはついに決心する。
インデックス「そっか......そうだよね......うん!わかったんだよ!」
自動書記「では......」
2人が腕を上に伸ばしお互い手を開ける。
そして......
インデックス、自動書記「タッチ!」
~地下渓谷 BF11階 中枢核~
朝倉涼子「さぁ~って、全力でいかせてもらおうかしらね♪」
インデックスが幻聴を聞いてから数分、準備体操の様に手を組み上へと掲げる。表情や態度はまるで運動会へ参加する女子高生にしか見えないが、無論そんな生易しいものではなく、これから始まるであろう殺しの舞台への準備体操と言ったところだろう。
御坂美琴「じゃあ......行くわよ!」
バチバチと足元に電撃と音を立て、今にでも突っ込んで来る姿勢を取り、案の定御坂さんに向かって来た。
御坂さんも臨戦態勢を取り周囲に電撃を発し迎撃体制を取るが、その瞬間俺たちの近くに居たインデックスの身体が光り初め戦闘中だと言うのに全員がインデックスに目を奪われ、相手の御坂さんも足を止め様子を伺い始めた。
そしてインデックスは......
自動書記「入れ替わり完了しました。自動書記を再発動。戦闘を開始します」
ステイル「あれは......!」
上条「まだ生きていたのか!?」
自動書記と言ったな。それは先程インデックスの身体を乗っ取っていた魔術の1つらしいが......。
そうか。さっきインデックスが聞いていた声の主は自動書記の声だったのか。どうりで俺たちには聞こえないはずだ。
警策看取「アリャリャ......こりゃ予想外......一旦退かせてもらおうかな。じゃ♪」
そう言うと警策さんの足元がガバっと開き、ドロドロした人形みたいな物が一瞬姿を現し警策さんと共に下の階へと落ちていき姿を消した。そしてその穴も直ぐに閉じていき追う事が出来なくなってしまったかと思いきや、その後を追う1人の少女が飛び出した。
白井黒子「逃がしませんわ!」
それは白井さんだった。俺の後ろに居たが
美琴「黒子!!!」
御坂美琴「あーあ、バッカみたい。単騎で敵陣のど真ん中で1人になって追いかけるなんて......無謀よ無謀」
美琴「アンタ......本気で言ってるの?黒子はいつだって私の味方であってくれた......例えアンタが人間じゃなかったとしても......その発言は私は許さない!!!」
逆鱗に触れたのか、オリジナルの御坂さんもバチバチ電撃を身体の周囲に発し始めついにその電撃が相手の御坂さんに向かって伸びて行った。
御坂美琴「おっっと」
それに対して電撃を発し、空中で電撃同士がぶつかり合いバチバチと轟音を立てお互い主導権を握ろうとしていた。
そこへこれぞ好機と長門、朝倉、喜緑さんが大ジャンプで相手の御坂さんの頭上まで飛び、上から奇襲を掛けるが、相手の情報統合思念体擬きがこれを阻止すべく、空中では情報統合思念体対戦が開始された。
ステイル「イノケンティウス!!!」
そして援護するべくステイルがイノケンティウスを召喚。
炎のモンスターが敵陣へと突っ込んでいく。
それを見た6人の情報統合思念体は空中でお互い後ろに下がり一旦これを回避。
自動書記「
そして続けざまに
前と同じ閃光の様な魔術攻撃。そしてそれが御坂さんクローンに着弾する寸でのところでイノケンティウスの攻撃を回避した朝倉クローンが光り輝くシールドを展開し、これを遮断。
しかし自動書記の魔術の威力が強いのか、シールドはバン!と音を立て弾け、その衝撃で周りにいた者たち全てがそれぞれ後ろに吹き飛ばされた。
美琴「う......何なのよその威力は......味方で良かったわほんと」
長門「問題ない。数でも質でもこちらが勝っている。優勢に変わりはない」
どうやら長門曰く、自動書記の介入により更に優勢になったらしいが......そんな激戦の中、俺は立ち尽くすことしか出来ず、戦闘に加わることは出来ない。
等と自分の力を悲観していたら奥の扉から1人の少女が現れた。
?「やれやれ。だいぶ苦戦しているみたいだね?御坂さんたち」
御坂美琴「あの自動書記とか言う子の攻撃が予想以上に強くってね......」
?「じゃあ僕も戦おうかな......やぁ、待ってたよ。キョン」
キョン「なっ!」
そいつは俺が助け出すと誓ったうちの1人であり、ハルヒに続く神様的存在第2号。
橘「佐々木さん!!?」
奥の扉からツカツカ歩いて来たのは俺の親友である佐々木であった。
俺は佐々木が無事で居てくれたことにとてもホッとし、物凄く重い物を担いでいた荷物の半分くらいを取り払ったかの様に肩から力が抜けていった。
だが佐々木の口から出た言葉はその荷物をまた背負わせるような発言をし始めた。
佐々木「僕たちへの協力を拒むなんて......キョン、悪い子にはお仕置きが必要だよ......」
そう告げたその顔はいつもの佐々木の顔では無かった。
別に睨んでる訳でも怒っている訳でもない。ないが俺には顔に影が映し出されたように見えた。
漫画とかで良く顔に線が入っていて如何にもと言うダークさを出す様なあの影。
間違いなく言えることは佐々木までもが利用されてしまっているということ。
だが佐々木はハルヒの様に能力があるわけでも特別な力があるわけでもないはず。
とは言え、マイナス絡みであれば様々な能力を身に付けている可能性は高い。
佐々木「じゃあ......いくよ?」
佐々木が右腕を天に伸ばし、右手全体を光らせたと思ったその時、佐々木の身体から透明で若干輝いている大きな人形の様なものを呼び寄せた。
あれは......まさか!
古泉「あれは......神人!!?」
橘「そんな!佐々木さんは神人なんて......!」
佐々木「この星にも神人はいる。マイナスがそう言ってなかったかい?古泉君?喜緑さん?」
古泉「昨日の朝......喜緑さんと閉鎖空間に向かう途中の時の......」
...
......
.........
マイナス「神人はどこだ?」
古泉(神人を......知っている!?)
古泉「......知ってどうするんです?」
マイナス「この星にも神人がいるはず」
古泉「この星にも?どういう意味でしょう?」
マイナス「......」
喜緑「答えないおつもりですね、ならこちらも解答出来ません」
.........
......
...
喜緑「こんなことが......」
まさかハルヒの神人だけではなく、仮に佐々木の神人ならまだしも、この星自体の神人を操り俺たちの前に敵として現れるとは......。
待ってろ佐々木。直ぐに救ってやる。
御坂美琴「手加減無用よ?」
喜緑江美里「本気で来ることだ......」
朝倉涼子「さもないと......死ぬわよ?」
長門有希「こちらも本気で行く」
佐々木「そうだね......さぁ......神々の戦いの幕開けだ!!」
to be continued......