SS 紅き星の暴走 涼宮ハルヒの憂鬱×とある魔術の禁書目録   作:はるかさん

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こちらのストーリーは 紅き星の暴走 涼宮ハルヒの憂鬱編です。
とある魔術の禁書目録編は別ストーリーとなります。
とある編とリンクしている箇所もあり、最終的にはハルヒ×とあるシリーズ編となります。

※一応改善済※


1話 ~序章~ side 古泉

僕の名前は古泉一樹。

4年前の七夕に涼宮ハルヒによる情報爆発が原因で彼女は神の力をつけ、彼女が願ったのか僕には突然超能力が身に付き、今では彼女を監視するための"機関"に所属している。

ちなみに僕の超能力はとある条件が揃った時に始めて使える能力であり、日常的に使用出来るものではない。

その条件とは、涼宮ハルヒが精神的に不安定な状態になると"閉鎖空間"と呼称される場所に"神人"を生み出しそこで大暴れしストレスを発散させるのだが、それを放っておくと閉鎖空間と外界、つまりは我々が日常的に生活している環境がひっくり返ってしまう事態が発生してしまうので神人を超能力を使って撃退することを主としている。

その閉鎖空間が発生した時に内部に侵入する力、そしてその内部で神人を撃退する力が我々機関に所属している超能力者の力と言うわけです。

 

 

 

 

 

涼宮ハルヒ、その人物は神と呼ばれ僕たち超能力者の産みの親でもあり、北高には既に何人かの機関に所属している人間、エージェンシーが潜入済みで皆、涼宮さんを日々監視している。

 

古泉「森さん、本日の涼宮ハルヒの報告は以上です」

 

森「わかったわ。お疲れ様古泉。ゆっくり休みなさい」

 

古泉「ありがとうございます。では」

 

ピッ

 

古泉「......まさか僕を引き連れてチャイナドレスを買いにいくとは思いませんでしたね。まぁ彼を連れて行けば確実に反論するからでしょう。そろそろ寝ますか」

 

僕はすぐ眠りについた。

 

 

翌日。

アラーム代わりに鳴るケータイのコール音。

 

古泉「おはようございます、森さん」

 

森「おはよう古泉。朝からで申し訳ないんだけど、閉鎖空間が発生してて......」

 

古泉「わかりました。ただちに向かいます」

 

森「いえ、閉鎖空間自体は大丈夫なんだけど、いつもと雰囲気が違うのよ......とりあえずすぐに来て欲しいわ。案内人に貴方を迎えに行くよう頼んであるから、そろそろそっちに着くと思うわ」

 

古泉「わかりました」

 

古泉(やれやれ……毎回呼び出される身にもなって欲しいですね……今日は学校は行けなさそうですね。彼にメールしておきますか)

 

メールを終え、案内人が来るのを待つ。

そして数分後......

 

?「お迎えに参りました」

 

古泉「まさか喜緑さんとは......さすがに予想外でしたよ」

 

僕を迎えに来たのは情報統合思念体である喜緑江美里(きみどりえみり)

喜緑さんは過去に1度、SOS団部室を訪れ人探しを依頼してきたことがある。後に朝倉涼子(あさくらりょうこ)天蓋領域(てんがいりょういき)である周防九曜(すおうくよう)との戦闘を中断させた張本人でもある。

 

喜緑「情報統合思念体からの命令でもあります。機関と手を組み、閉鎖空間内に侵入しろ、と」

 

古泉「情報統合思念体と?それほどまでに緊急事態なのですか......では行きますか」

 

喜緑「駅前公園です。すぐ近くなので案内も必要ないかもしれませんけどね」

 

古泉「あぁ、あそこの公園ですか......ふふ」

 

笑みを浮かべながら話す僕と喜緑さん。実はこうして色々と話を交わすことは初めて。

そんな談笑の中、僕たちは目的地である駅前公園へと向かっていった。

しかしその途中、一瞬の光と共に1人の少女が現れ、こちらを見つめていた。

 

謎の少女「......」

 

喜緑「古泉さん......気をつけてください」

 

古泉「どうやらそのようですね......もしかしたら閉鎖空間の様子がおかしいのは彼女の仕業かも知れませんね」

 

突如目の前に現れた少女。そんなテレポートのような能力を使い、現れたこと自体が不自然すぎる。閉鎖空間がいつもと様子がおかしいのはこの少女が絡んでいる可能性が高いと推測した。

 

謎の少女「神人はどこだ?」

 

古泉(神人を......知っている!?)

 

古泉「......知ってどうするんです?」

 

謎の少女「この星にも神人がいるはず」

 

古泉「この星にも?どういう意味でしょう?」

 

謎の少女「.........」

 

喜緑「答えないおつもりですね、ならこちらも解答出来ません」

 

僕と喜緑さんは目の前の少女を最大限に警戒し問いに答えなかった。

そして少女は一呼吸置いてこう言った。

 

謎の少女「......構わぬ」

 

古泉「!?」

 

謎の少女「ゆっくりと探す、貴様らを消したあとでな......」

 

喜緑「したくはありませんが、抵抗させていただきます!」

 

謎の少女「超能力者......情報統合思念体......目標を確認......これより任務を遂行する」

 

喜緑「っ!!」

 

喜緑さんが先手を取り攻撃を仕掛けるが、あっさりと回避されしまう。

 

古泉「喜緑さん!僕が彼女を引き付けます!その間に攻撃を!」

 

喜緑「わかりました!」

 

少女を引き付ける。

閉鎖空間内ではないが、何故か僕の能力が使える状況。超能力が閉鎖空間外で使えること、それが異常事態でもある。本来僕の能力は涼宮さんの閉鎖空間、またはカマドウマと戦った時の様な異空間化している場所でしか機能しないはず。

となると、この場所そのものが既に異空間化しているとしか思えない。

 

謎の少女「遅い」

 

古泉「っ!」

 

思考中、不覚にも隙を作ってしまい、少女が放った閃光の様な物が僕の足を貫く。そしてその場に倒れてしまい続けざまにその少女は顔色を全く変えず、平然な顔で手のひらに巨大な炎の固まりを作り出した。

しかしその瞬間を喜緑さんは見逃さなかった。

 

喜緑「隙を作ったあなたの敗けです!!」

 

謎の少女「!」

 

喜緑さんによる情報操作なのか、いきなり手のひらに出していた炎の固まりが大爆発をおこし、体は焼け完全に倒れた。

 

そして戦闘終了と同時に僕に駆け寄る喜緑さん。

 

喜緑「古泉さん、じっとしててください」

 

そう言うと僕の損傷した足がみるみるうちに治っていく。

 

古泉「喜緑さん、ありがとうございます。貴女が居なければやられていました......しかし、この少女は何者だったのでしょうか?情報統合思念体とは......少し考えにくいのですが?」

 

喜緑「はい。彼女は情報統合思念体ではありません。そしてまた天蓋領域とも言えません。我々とは大きく異なる存在だと思います」

 

古泉「我々と比べて大きく異なる存在なんて......」

 

情報統合思念体でもなく天蓋領域でもない謎の少女。

詳細不明の少女との戦闘を終え話しながら歩いていたら僕たちはいつの間にか駅前公園に着いていた。

 

 

 

 

 

~駅前公園~

 

そこにいたのは朝、僕に電話をした森園生さん。

彼女は僕と同じ機関に所属し武術、銃撃に長けたメンバーの1人である。

 

森「お疲れ様。どうやらあなたたちもあの少女と戦ったみたいね」

 

古泉「森さんもですか?」

 

森「えぇ。戦ってる最中に突然消えて逃げられたけどね」

 

古泉「消えた?目の前から突然ですか?」

 

森「えぇ。正体は全くもって不明だけど」

 

喜緑「すみません。時間がありませんので……古泉さん、お願いします」

 

会話を遮るように急いで閉鎖空間への入り口を作って欲しいと頼む喜緑さん。

元々の目的は閉鎖空間内、そしてその内部にいる神人の調査である。

 

そして閉鎖空間の入り口を作るべく僕たちは更に場所を移動しその付近にまで辿り着いた。

 

古泉「今回の閉鎖空間の入り口はここみたいですね」

 

入り口付近に立ち閉鎖空間の入口を作り上げようとしたその時、僕たちの目の前に先程の少女が一瞬の光と共に突如現れた。

 

謎の少女「案内、感謝する」

 

森「!」

 

古泉「しまった!!」

 

喜緑「まだ生きているなんて......」

 

謎の少女「喜緑江美里から情報統合思念体のデータ、古泉一樹からは超能力者関係のデータを頂いた。これでもう貴様たちは用済みだ」

 

跡をつけてきた謎の少女。

彼女の狙いもまた閉鎖空間であり中にいる神人が目的である。

しかし僕たちがあっさりとそれを見逃すわけもなく少女に対して戦闘意識を高め始めた。

 

古泉「......そうはいきませんよ」

 

森「私たちには用がある......貴女にね!」

 

喜緑「このまま帰すわけにはいきません!」

 

再び始まる謎の少女との戦闘。

森さんと僕でひたすら攻撃を続け、喜緑さんは二人に対して防壁とも呼べる遮蔽フィールドを展開し続け、2人を守り少女の攻撃はそれによって無効化されていた。

 

そして最後は喜緑さんの情報操作により僕の赤玉の威力と大きさを何倍にもし、森さんが少女の注意を惹き赤玉が見事に少女を捕らえ再び少女はその場に倒れた。

 

古泉「この方は不死身なのでしょうか?」

 

疑問が生じる。

それもそのはず。1度倒した敵が不思議なことに外傷は全く見られず再び立ち塞がることがまさに不死身と言える。

 

喜緑「わかりません。ただ、今の戦いで言えるのは恐らくクローンか何かなのでは?」

 

古泉「クローンですか......なるほど。この件は機関でも調べます。では閉鎖空間と神人の調査開始と行きますか」

 

そうして僕たちは閉鎖空間に入ろうとしたその瞬間、再び少女が前に立ち塞がる。

しかし先程倒した少女はそこに倒れている。

 

森「この子......一人じゃない!!?」

 

謎の少女「役目は終わりだ。神人も、お前たちも」

 

森「どういうこと!?」

 

謎の少女「知る必要はない」

 

そう言い残し、少女は光と共に閉鎖空間内に入っていった。

そして少女の発言によりようやく少女の狙いが理解できた僕は森さんと喜緑さんに対し

 

古泉「そういうことですか!彼女たちが狙っているのは神人の力ということですよ!」

 

と告げた。

神人そのものではもの足りず、神人の力までを利用しようとしていることを知った3人は一刻も早く閉鎖空間内へ入らなければならなくなり、謎の少女の後を追う様に入って行くことになった。

 

喜緑「では行きましょう!」

 

 

 

 

 

~閉鎖空間内~

 

閉鎖空間内へと侵入。

中では既に神人が暴れまわっており、その狂暴さと言い破壊の仕方と言い、これまでには無い暴れかたをしていた。

 

古泉「これは我々の知っている神人と違いますね......外見は神人そのものですが......」

 

森「これは一体......涼宮ハルヒに何かあったのかしら?」

 

喜緑「いえ、涼宮さんの精神状態はいたって普通です。イライラしたりすることはあるみたいですが、神人がこれ程大きく影響することはありません」

 

古泉「となると......」

 

森「先程の少女が原因のようね」

 

古泉「ええ。我々は常に涼宮さんの精神状態を観察し、確認しています。これ程の影響があるとは到底思えません」

 

閉鎖空間と神人。

涼宮さんが精神的に不安定、特に怒りや不満などを多く感じとった時に出現するもので、神人は閉鎖空間内でしか出現はしないが放っておくとそれが現実のものとなってしまうため、神人を倒すことが僕たち超能力者たちの役割となっていた。

そんな噂の神人がこちらを目掛けて突然攻撃してきた。

 

古泉「森さん、喜緑さん!ここは全て僕に任せて急いで逃げてください!」

 

喜緑「いえ、ここは私たちが引き受けます!古泉さん、貴方にはまだやることがあるはずです!ここから脱出し、キョンさんや涼宮さんと合流してください!次に狙われるのは......!」

 

森「古泉、行きなさい。これは命令よ」

 

古泉「ですが!」

 

森「涼宮ハルヒ、長門有希、朝比奈みくる、そして彼が、さっきの少女から狙われる可能性が高いことは事実。そうでなければ神人の居場所など聞かないでしょう?私たちでは彼らとの接触は役不足。貴方が行きなさい」

 

古泉「......わかりました。必ず無事で帰ってきてください!」

 

森「ええ!言われなくてもね!」

 

喜緑「さぁ!ここから抜け出せます!早く!」

 

古泉「行って参ります!」

 

2人の提案によりSOS団の元に向かう決意した。

しかし、突然の光が僕に迫ってくる。

 

古泉「!!!」

 

光が僕を包み身体が徐々に言うことを効かなくなるもなんとか閉鎖空間から脱出した。

そしてそこにいたのはその光を生んだ張本人である謎の少女であった。

 

喜緑「古泉さん!......今何をしたの!?」

 

謎の少女「言う必要はない」

 

喜緑「......なら今度こそ消えていただくしかありません!」

 

謎の少女に対して攻撃を仕掛けようとした喜緑さん。

だが少女は突然こう聞き始めた。

 

謎の少女「この神人に直接影響を与えている者はどこだ?」

 

森(狙いは......涼宮ハルヒ!?)

 

謎の少女「その影響を与えている者と親い者はどこだ?」

 

喜緑(キョンさんが......!)

 

謎の少女「答えぬか......」

 

森、喜緑「.........」

 

謎の少女「では、神人の力を試させてもらう」

 

喜緑「っ!」

 

森「神人の力!?」

 

 

 

僕は閉鎖空間から脱出した。

森さんと喜緑さんによってSOS団部室に行きメンバーに今何が起きているかを教えるために北高へと向かっていた。

 

古泉「は、はやく......教えなければ......みんなが......」

 

しかし向かっている直後、少女によって放たれた光の輝きが一層増し、それにより僕はあっという間に気を失ってしまった。

 

 

 

 

 

閉鎖空間内では喜緑さんと森さんが死闘を繰り広げていた。今までの神人よりも数倍大きく、数倍力を発揮し、数倍の不気味さを味わわせていた。

ここの閉鎖空間内では情報統合思念体の力が殆ど発揮出来ないようになっているらしく、両者は苦戦していた。そして突然森さんの様子がおかしくなり、その場に倒れてしまった。

 

喜緑「森さん!」

 

森「......超能力者関係のデータをいただいたってそう言うことね......喜緑さん!後ろ!!」

 

真後ろにいたのは体がいくつもある謎の少女。真後ろにいたことに驚いたのか、それとも危惧したのか、喜緑さんはバックステップで距離を取る。

 

喜緑「貴女は......いえ、貴女たちは何が目的なの!?」

 

謎の少女「我々は神の力を奪いに来た」

 

喜緑「私たちが黙ってないわ」

 

謎の少女「お前たち情報統合思念体は排除しなければならない存在」

 

喜緑「え......?」

 

少女がそう言うと、少女の両手が光始め、喜緑さんに向けて放ちその光に包まれた喜緑さんはその場に倒れてしまった。

 

喜緑(うっ...............)

 

森「な、何を......したの......喜緑さんに......?」

 

謎の少女「この個体から情報統合思念体に向けて機能停止する指令を送りこんだ。これで情報統合思念体は動けない」

 

森「そ、そんな......」

 

謎の少女「ここでの役目は終わった......この媒体は回収させていただく」

 

そういうと少女と喜緑さんは忽然と姿を消し、閉鎖空間内には森さんだけが残った。

気が付けばいつの間にか神人も消えていた。

しかしそうあっても閉鎖空間は一向に消えず、その場には森さんだけが取り残されてしまい

 

森「こい......ずみ......気を付けて.........」

 

そうして森さんは気を失った。

 

 

 

 

 

~北高 校庭~

 

古泉「......ここは?」

 

気が付いたら北高の校庭にいた。

 

古泉「どうやら気絶していたようですね......もうとっくに下校時刻ですか......それより皆さんは!?」

 

辺りを見回すが、その場には誰1人としてその場にいる者はいなかった。

しかしある教室にだけは窓から外を眺めている3人の女性の姿が見えた。

その教室は朝比奈さんの教室。そしてそこに居たのは紛れもなく涼宮さんたち。

 

彼女たちを発見し

 

"今すぐ逃げて下さい"

 

と僕は叫んだが思うように声が出ず届かない。

そして彼女たちも僕の存在に気が付いたのか、涼宮さんが僕に向かって指を指している姿が見えた。

 

古泉「とにかく!彼女たちに連絡を......!」

 

なんとしても連絡を取りたい僕はポケットから携帯を取り出した。

そして携帯を取り出しパカッと開けた瞬間、携帯の画面には反射して見える空に浮かぶ何らかの光が僕の目に飛び込んで来た。

その存在を疑問に思った僕は顔を上げ空を見上げた。そしてそこには空に浮かんでいる星が紅く光っていた。

 

古泉「あれは......一体......?」

 

疑問を抱かせる暇すら与えないのか、瞬く間に紅い星は輝きを増し世界全体が物凄い光に覆われ、僕は気を失った。

 

 

 

 

 

~とある場所~

 

謎の少女「喜緑江美里」

 

喜緑「なんでしょう?」

 

謎の少女「準備が整い次第もう1つの戦場へと向かってもらいたい」

 

喜緑「もう1つの......学園都市ということですか?」

 

謎の少女「そうだ。そしてこの者と接触し戦闘データを入手して欲しい」

 

少女は喜緑に人差し指を向けその人物の情報を送信した。

 

喜緑「......この者ですか。かしこまりました......では......」

 

そして情報を受け取るとその場からワープし学園都市に向かった。

 

喜緑(学園都市......確認......媒体出現まで30秒ほど......)

 

学園都市にワープはしたが、慣れていない所為もあり姿を出現させるまでに時間が掛かっていた。

そんな中、前方からとある人物の声が聞こえてきた。

 

?「どこにいるのよ!?いい加減出てきたら!?」

 

to be continued......

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