某日 教室
社「比企谷、なにやってんだ?」
八幡「…」
社「イヤホンから音が出てないのは知ってるぞ」
八幡「何故、気がついた」
社「かまかけただけだ」
八幡「汚ねぇぞ…」
社「んで、何をみてんだ?」
八幡「あそこ」
社「葉山のグループか。あの三人も大変だな、変なメールがまわってて」
八幡「八洲は何か知ってるのか?」
社「知らんし、興味ねぇよ。比企谷はチェーンメールで心痛めてるのか?」
八幡「いいや、俺も興味ねぇよ。なんとかしてくれって依頼でな」
社「それで、由比ヶ浜がキャイキャイ言ってたのか」
八幡「アイツ、下手過ぎ…」
社「見ろよ、あの三人。つまらなそうな顔してよ」
八幡「ん?葉山はどうした?」
社「知らね。トイレでも行ったのかな?」
八幡「…」
社「どうした?」
八幡「八洲、いいヒントかもしれないぞ、それ」
社「?」
数日後 教室
社「さすが比企谷。チェーンメール来なくなったぞ」
八幡「別に…」
社「その代償が葉山と同じ班か」
八幡「そんなところだ」
社「職場見学の班決めが原因とは…。なんとも、お子ちゃまだな」
八幡「お前は気にならないのか?」
社「俺は気にならないな。俺は色んなヤツと会話したいだけだから、あまり話をしないヤツと同じ班にしてある」
八幡「変なヤツだな」
社「その変なヤツに絡まれてる、お前も大概だけどな」
八幡「ほっとけ」
社「川崎とも、話をしてみたいんだがなぁ。依頼してもいいか?」
八幡「却下だ。お前なら自分で出来るだろ」
社「まぁ、やってみるさ」
某日 1限終了後
社「よう、社長!」
八幡「うるせえ」
社「平塚先生の授業に遅刻するとはな。しかも、あの高説は無理があるだろ」
八幡「うぐっ」
社「なあ」
八幡「なんだよ」
社「お前、あの角度だと、川崎のスカートの中が見えただろ?」
八幡「黙秘する」
社「教えろよ」
沙希「バカじゃないの」
社「…」
八幡「ほらみろ」
社「比企谷」
八幡「なんだよ」
社「戸塚の時と違う扉が開きそうだ」
八幡「アホか」
数日後 放課後
社「お前ら、なにやってんだ?」
八幡「おう、八洲」
結衣「やっはろー!」
雪乃「こんにちは、八洲君」
社「お、おい、川崎と話をした平塚先生が泣いてるぞ」
八幡「平塚先生はダメか」
雪乃「そうね」
結衣「何を言われたんだろう」
社「ん?川崎絡みの依頼か?」
八幡「プライバシーがあるから、あまり言えんが、そんなところだ」
社「ご苦労様なこった」
八幡「まったくだ。働きたくねぇよ」
社「まっ、手伝えることがあったら言ってくれ」
八幡「八洲、俺の代わりにやってくれ」
社「面白そうだな…。だが断る。俺は帰宅部のエースだから」
八幡「わかってるよ。じゃあな」
社「またな」
雪乃「彼は比企谷君の友達なのかしら?」
八幡「さあな。ただのクラスメイトよりは話すくらいかな」
数日後 教室
社「比企谷、川崎の依頼は終わったみたいだな」
八幡「よくわかったな」
社「川崎が遅刻しなくなったし、なんとなくだけど、いい顔してる」
八幡「お前…、よく見てるな」
社「依頼の話を聞いてたからな。しかし、美人だよな川崎」
八幡「ああ」
社「もう少し人当たりが柔らかいとモテるんだろうな」
八幡「かもな、知らんけど」
沙希「バカじゃないの」ニコッ
社「人当たり…柔らかくなったな」
八幡「ああ」
社「惚れそう…」