週末 某ショッピングモール
八幡「…」
雪乃「…」
社「…」
八幡「や、八洲…」
社「裏切者」
八幡「いや、これは…」
社「仲間だと思ったのに」
八幡「違うんだ」
社「一緒に『ラブコメ死ね死ね団』を作ろうって約束したじゃないか」
八幡「それはしてない」
社「リア充爆発しろ!うわ~ん」
八幡「見ろよ、雪ノ下が引いてるぞ」
社「雪ノ下さん、こんにちは」
八幡「立ち直り早っ!」
雪乃「こんにちは、八洲君。勘違いしているようだけど、これは、で、デートではないわ」
社「え~。そうなの? 」
八幡「お前のジト目なんて需要ないから、やめろ」
雪乃「由比ヶ浜さんの誕生日プレゼントを買いに来たのよ」
八幡「そうだ。本当は小町…、妹も居たんだが、トンズラされた」
雪乃「それで誠に遺憾なのだけど、この男と二人になってしまったのよ。遺憾だけど」
八幡「なんで二回言ったの?大事なことなの?」
社「ま、雪ノ下さんがそういうなら」
八幡「俺は無視かよ…。そういうお前は一人か?」
社「ん?おお」
八幡「友達とか一緒じゃないのか?」
社「友達…。まず友達の定義をだな…」
八幡「もういい、わかった」
社「冗談だよ。昨日、カラオケ行ったからな。今日は単独行動だ」
雪乃「比企谷君もカラオケとか一緒に行ったら?」
八幡「いや、友達じゃねぇし」
社「そう。こいつはこういうヤツだからね。友達(仮)止まりなんだ」
雪乃「面白いわね、比企谷君の友達(仮)」
社「でしょ?」
八幡「あぁ、もうそれでいいよ。ここで会ったのも何かの縁だ。由比ヶ浜へのプレゼントは何がいいと思う?」
雪乃「八洲君の意見を参考にさせてもらえないかしら」
社「ちなみに、由比ヶ浜の趣味は?」
八幡「知らん」
雪乃「知らないわね」
社「お前ら、よくそれで誕生日プレゼント買おうとしたな」
八幡「し、仕方ねぇだろ、女子にプレゼントなんてしたことねぇんだから」
雪乃「わ、私はも友達に、プレゼントとかしたことなくて…」
社「まぁ、俺も女子にプレゼントなんかしたことねぇけどよ…」
八幡「お前もかよ…」
社「でも、好きなモンとかプレゼントすりゃいいんじゃねえのか。ちなみに、由比ヶ浜が好きなものは?」
雪乃「さぁ…」
八幡「雪ノ下…」
社「じゃあ、雪ノ下さんにリボンつけて…」
八幡「プレゼントするのか?」
社「な、なんか、百合百合しいな…。比企谷、その時は呼んでくれ」
八幡「お、おう…」
雪乃「却下よ」
社「チッ」
八幡「他に手はねぇのか…」
社「由比ヶ浜はクッキー作るんたよな?材料とかは?」
八幡「さすがに材料は…」
社「だよな~」
雪乃「…なるほど」
社「え?材料買うの?」
雪乃「いえ、キッチン用品とかなら…」
八幡「それはいいかもな」
社「で、比企谷はどうすんだ?」
八幡「…わからん」
社「なんだそりゃ」
八幡「もう少し考えてみるわ」
社「それがいいかもな」
雪乃「…仲、いいじゃない」
社「じゃあ、俺は行くわ。じゃあな、お二人さん」
八幡「おう、またな」
雪乃「さようなら」