2-Fで比企谷八幡に話しかけるヤツ   作:おたふみ

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千葉村でも絡んでくるヤツ その1

夏休み 千葉村

 

社「お、来た来た」

 

八幡「…なんでお前居るの?」

 

社「暇だったし、面白そうだったから」

 

結衣「あっ!ヤッシーだ!やっはろー!」

 

社「うっす、由比ヶ浜」

 

雪乃「こんにちは、八洲君」

 

社「こんにちは、雪ノ下さん」

 

結衣「ねえねえ、なんでゆきのんは『さん』付けなの?」

 

社「なんとなくかな?雪ノ下さん、名字呼び捨てでもいい?」

 

雪乃「比企谷君の友達(仮)なんでしょ。かまわないわよ」

 

八幡「その設定、まだ生きてたのかよ…」

 

社「んじゃ、そうさせてもらう」

 

八幡「お前、ここまでどうやって来たんだよ」

 

社「電車と送迎バス。電車の乗り継ぎとか楽しくてな」

 

八幡「お前『鉄オタ』なの?」

 

社「いや違う。けど電車は嫌いじゃないからな」

 

八幡「ん?もう一台車が…」

 

社「葉山達じゃなぇか?」

 

隼人「やあ、ヒキタニくん」

 

八幡「お前らどうしてここに?」

 

静「全員揃ったようだな、君達には暫くボランティア活動をしてもらう」

 

八幡「ボランティア?」

 

静「奉仕部の合宿も兼ねて、林間学校サポートスタッフとして働いてもらう」

 

社「お前、また知らなかったんだな…」

 

………

 

雪乃「あの、なぜ葉山くんたちまでいるんでしょうか」

 

静「人手が足りないから内申点を餌に募集をかけていたのだよ。これもいい機会だろう、君たちは別のコミュニティーとうまくやるすべを身につけた方がいい」

 

八幡「無理ですよ、あの辺と仲良くするなんて」

 

静「違うよ、仲良くする必要はない。うまくやれと言っているんだ。敵対でも、無視でもなく、さらっと無難にやり過ごすすべを身につけたまえ。それが社会に適応するということさ。八洲を見た目まえ。彼はどこのグループにも属してないが上手くやっている。

さて、君たちの最初の仕事はオリエンテーリングのサポートだ。一緒に行動してトラブルのないよう見守ってくれ」

 

 

 

………………

オリエンテーリング中

 

社「おい、比企谷!クワガタ捕まえたぞ」

 

八幡「何、エンジョイしてるんだよ」

 

社「男の子なら、クワガタはテンション上がるだろ?」

 

雪乃「貴方、目的忘れてないでしょうね?」

 

社「ん?小学生のサポートだろ?」

 

雪乃「わかってるなら、いいわ」

 

………

 

社「葉山はなにやってんだ?」

 

八幡「見た今の。あいつ、超ナチュラルに誘ったぞ。さりげなく名前聞き出してるし」

 

雪乃「あなたには一生かかっても出来ない芸当ね。けれど、あまり良いやり方とは言えないわね。はぁ…やっぱりね」

 

八幡「小学生でもああいうのはあるもんだな」

 

雪乃「小学生も高校生も変わらないわよ、等しく同じ人間なのだから」

 

社「小学生だからってのもあるけどな。しかし、葉山のやり方はないわな」

 

八幡「え?」

雪乃「え?」

 

社「なんかおかしなこと言ったか?」

 

八幡「お前、わかるのか?」

 

社「なんとなくだがな」

 

 

…………………

 

カレー制作中

 

男の子A「すげー!クワガタだ!」

 

社「すげぇだろ」

 

男の子B「兄ちゃん、くれよ」

 

社「よしっ!何匹か捕まえたから、後でジャンケン大会な」

 

男の子C「負けねぇぞ!」

 

 

八幡「お前、カレー作らないで何やってんだよ」

 

社「楽しいだろ」

 

八幡「まぁ、そうだが…」

 

社「俺はさ、子供であろうと年寄りであろうと、色んな人と話がしたい。それが俺の糧になる。そう思ってる」

 

八幡「ほ~ん」

 

社「まっ、俺の小学生の時に担任に言われた受け売りだけどな」

 

八幡「へ~」

 

社「それは、ハブにしてるグループでも、ハブにされてるあの娘でも…な」

 

八幡「なるほどね」

 

………

 

隼人「せっかくだし隠し味入れるか。何か入れたいものある人」

 

結衣「はい!あたしフルーツがいいと思う!桃とか」

 

八幡「あいつバカか」

 

留美「ほんと馬鹿ばっか…」

 

八幡「世の中は大概そうだ、早く気がついて良かったな」

 

雪乃「あなたもその大概でしょ」

 

八幡「あんまり俺を舐めるな、大概とかその他大勢の中ですら1人になれる逸材だぞ、俺は」

 

雪乃「そんなことをそこまで誇らしげに言えるのは、あなたくらいでしょうね。呆れるのを通り越して軽蔑するわ」

 

八幡「通り越したら尊敬しねぇか、普通」

 

留美「名前…」

 

八幡「おう、名前がなんだよ」

 

留美「名前を聞いてるの、普通さっきので伝わるでしょ」

 

雪乃「人に名前を尋ねる時は、まず自分から名乗るものよ」

 

留美「…鶴見留美」

 

雪乃「私は雪ノ下雪乃。そこのはひき、ひきが、ヒキガエルくんだったかしら」

 

八幡「おい、なんで俺の小四のあだ名知ってんだよ。比企谷八幡だ。で、これが由比ヶ浜結衣な」

 

結衣「鶴見留美ちゃんだよね、よろしくね」

 

留美「なんかそっちの2人は違う感じする…あの辺の人達と。私も違うの、あの辺と…。あと、男子と遊んでる、あの人も何か違う…かも」

 

八幡「八洲か…。アイツはちょっと特殊だからな」

 

 

 

 

 

 

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