オレがサッカー部のマネジメントをしたら!? 作:ユーチャロー
「ああ。久しぶりだな。絵梨華。」
「翔平。女子サッカーチームの監督をしてるみたいね。」
「ああ。絵梨華に頼みたいことがある。」
「翔平のことだから言いたいことはわかるわ。つまり…お父様の会社でスポンサー契約をとりたい。そうゆうことね。」
「ああ。正解だ。」
「私がお父様の秘書であり副社長である私だから交渉しやすいと。幼なじみなんですから。」
「お前には数え切れないぐらい感謝してるし…歩美にもお世話になった。何も恩を返してないからこんなことを言うのも図々しいかもしれないが、スポンサーになればチャレンジリーグの出場権はとれるし、チームが発足すればスポーツビジネスはもちろんだが…絵梨華の会社のPRになる。ビジネスパートナーも見つけた。だから…スポンサーになってくれる企業を探しているんだ。」
「私の会社が大手だからこんなに必死に説得してるのかしら?」
「……。単純に頼みやすいからだ。」
(幼なじみだから頼みやすいのもあるが…正直有名スポーツメーカーだから…バックアップが凄いのが正直なところ…。)
「あらっ…そう。そうね…まずはあなたと直接会って商談するところから始めないといけないわね…。翔平はお客さんなんだから。」
「わかった。時間がある時に会って話そう。」
「なら。明後日の火曜日はどうかしら?」
「わかった。○○駅前のス○バで。」
「了解。では…失礼するわ。」
翔平は電話を切ると深く溜め息をついた。近くの自動販売機でコーヒーを買ってベンチに座り空を見上げた。
(相変わらず絵梨華はビジネスに関しては執着があるよな…。大手スポーツメーカーのプ○マの社長の娘だもんな…。正直…だいぶハードルが高い商談になるな…。別の意味も含めて…。)
すると歩美達が翔平のもとに集合した。
歩美 「お兄ちゃん!本日の参加費を集めたから!」
翔平 「ありがとう。あとで払いに行く。そうだ…皆んなにジュースを奢ろう。喉渇いているだろ。」
由希奈 「じゃあ〜。私は紅茶○伝!」
綾香 「わたしは〜イチゴオレ!」
夏海 「メロンソーダね。」
善子 「私は…微糖コーヒー。」
真美 「私は遠慮するわ。」
エレナ 「私も大丈夫です。」
歩美 「私も遠慮しとく…。」
冬華 「私もいらないです…。」
翔平 「今日は皆んな頑張ったから遠慮せずに好きなドリンクを選んで良いよ。」
言葉に甘えてドリンクを奢ってもらう。チームの全員は冷えたドリンクを飲んで疲れた身体を癒すのであった。
歩美 「お兄ちゃん!私達…いつも練習後に反省会を開いているんだけど…お兄ちゃんも来る?」
翔平 「だから…いつもオレより遅く帰ってくるのか。これから来週の練習場所を確保したり…皆んなの練習したデータをまとめないといけない。だから…歩美達だけで行って良いよ。」
歩美 「そうなんだ…。でも…お兄ちゃんもたまには息抜きしても良いんじゃない!」
綾香 「私も〜歩美と同意見!たまにはお兄さんも私達と一緒にご飯食べようよ!」
エレナ 「監督さんと練習しかコミュニケーションをとる機会がないので…私達も監督さんと色んな話をしたいです!」
翔平は彼女達の熱い視線に仕方なく一緒に反省会に参加することにした。
翔平 「わかりました…。監督も選手達とコミュニケーションをとることが大事なので…この機会だし行きますか。」
歩美がユース時代に通っていた定食屋に行くと翔平のスマホから電話がかかってきた。
翔平 「もしもし。なんだ…絵梨華。」
絵梨華 「貴方に朗報だわ。お父様に頼んだところ心良くスポンサー契約して良い許可を得たわ。ユニホームも制作してくれるみたいだし。そこで…ユニホームのデザインについて相談したいんだわ。」
翔平 「相変わらず仕事が早いなぁ。それは良かった。絵梨華のお父さんに御礼の手紙と品を贈るよ。ユニホームに関しては彼女達が決めることにする。丁度…チームメイト達とご飯を食べているところだから聞いてみる。」
絵梨華 「それは丁度良いタイミングね。聞いた結果をまとめて折り返し電話してくれるかしら?」
翔平 「わかった。」
翔平は電話をきりスポンサー契約を結んだことやユニホームの件について話すと色んな意見が飛び交う。
由希奈 「やっぱりピンクが1番ね!」
真美 「私は縦ストライプのユヴ○ン○スのような黒と白のユニホームが良いわ。」
綾香 「私は東○FCのユニが良いわね!」
エレナ 「私はミ○ンが良いです!」
夏海 「代表のユニホームが良いわ!」
冬華 「私はなんでも良いです…。」
善子 「私はブラジル代表が良い…。」
歩美 「私は鮮やかな水色が良いな!マンチェスターシ○ィーみたいに!」
翔平は色んな意見があり決められなかった。
反省会というよりユニホームの会議になってしまった。
(ユニホームのデザインを決めるのに思ったより時間がかかるな…。)
その後。2時間ぐらいユニホーム会議で時間がたつ。最終的にマンチェスターシ○ィーのようなシンプルな水色のデザインに決めた。
翔平は意見がまとめたところですぐ絵梨華に電話をかける。
翔平 「ユニホームのデザインを決めた。イギリスの強豪チームであるマンチェスターシ○ィーみたいなデザインと色にしてほしいと彼女達の希望がある。どんな感じかググってみればわかる。」
絵梨華 「わかったわ。明後日までにユニホームのデザインやスポンサー契約の書類等を持って来るわ。だから…印鑑を持ってくるように。」
翔平 「わかった。では。」
絵梨華 「翔平。商談が終わったら買い物に付き合ってもらうから。」
翔平 「はぁ…。何を…。」
翔平は言おうとしたが電話がきれてしまった。
翔平 「マジかよ…。相変わらず絵梨華は…何を考えているかわからないな…。だが…今回も絵梨華に協力してもらうことになってしまった。でも…たまには良いか。」
歩美 「お兄ちゃん?誰と電話してたの?」
翔平 「中森絵梨華だ。歩美も覚えているだろ?」
歩美 「うん!覚えているよ!私達に試作品のスパイクやウェアをもらっていたよね!」
翔平 「ああ。スポンサー契約を結んだのも彼女の父親が社長だから聞いてみたんだ。そしたら契約を結ぶことが決まり…明後日…久々に絵梨華と会話して書類を書かないといけないからな。」
歩美 「お兄ちゃん!絵梨華さんに感謝しないといけないね。」
翔平 「そうだな…。あいつにはいろいろお世話になってるから…感謝しないとな。」
翔平と歩美は会話をしながら家に帰るのであった。
次回話に続く…。
キャラ紹介
中森絵梨華 22歳。翔平の幼なじみ。
某スポーツメーカーの社長の娘。小中高生時代は文武両道で生徒会長を経験。モデルみたいな容姿で男性から絶大な人気があった。ビジネスに関しては敏感である。実は…密かに翔平のことを気にしてる…?