オレがサッカー部のマネジメントをしたら!?   作:ユーチャロー

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中森絵梨華 後編

 

ついにこの日が来てしまった。

翔平と絵梨華の商談する日が…。 

会社の上司に「仕事を早退しますと。」と伝えると「何故?」と答える上司。

翔平はプ○マの副社長と商談することを言うと上司はこう言う。 

 

「ウチの会社と契約をとってこいよ。」 

 

というハードル高めな要求をされる。

翔平はチームのことで頭がいっぱいなのに会社の営業の為に契約をとるミッションを与えられ翔平の頭がショートしそうになる。 

そんな中、約束通りに○○駅のス○バの前で彼女を待つ。 

 

「久しぶりね。翔平。あなたに会いたかったわ。」 

 

「絵梨華。久しぶりだな。高校以来だな。」

 

「ええ。そうね。4年も経てばお互い立場が変わるものね。早速ビジネスの話をしましょう。」 

 

(絵梨華は国立大学の経営学部の首席で卒業したと聞いた。久々に会ったがあの頃と違う雰囲気を感じる。いかにお偉いさんと接待するような感覚だ。) 

 

ス○バに入りそれぞれコーヒーのトールサイズを注文し本題に入る。 

 

「まず…この書類を書いてほしい。」 

 

それはチームのスポンサーになる契約書。

翔平は書類を一通り読んでサインをする。

 

「一つ質問だけど…オレ達は大学サッカーチームとして開設するつもりだが…この書類にはプ○マが女子サッカーチームを設立する契約だな。」 

 

「あらっ。そうなの。大学にしろ私の会社がチームを立ち上げるのも変わりはないわ。むしろ…私達がバックアップでついたほうがメリットはあるはずよ。」 

 

「……。確かにお前の会社のスポンサーについたらお互いメリットはあるが…しかし、歩美は1からサッカーチームを作り上げたいと言ってる。歩美達が理想とするチーム像を崩す可能性があると思う。その点はどう思う?」

 

「歩美ちゃんね。彼女が発端なのかしら?」

 

「ああ。歩美は真剣に考えている。オレは全力で妹の為にサポートしたい。」

 

「そう。相変わらず翔平は妹想いね。そうゆうところが私は好きなんだけどね。」 

 

「えっ…。今…なんか言った?」 

 

「なんでもないわ。話が逸れたが…歩美ちゃんや選手達の希望があればそれに応えるよう練習場所やトレーニング環境、スタッフ、道具を用意するわ。」 

 

「わかった。歩美達に伝えておく。」 

 

「次にユニホームの件だけど……。」 

 

 

その後。1時間ぐらいこれからチームの方針や経営面のやりくりについて話し合う。ひと段落話が終わると…翔平の会社と契約をとる交渉に出る。 

 

「絵梨華。オレの会社の上司が…契約をとってほしいと言われてるんだ。」 

 

絵梨華は一瞬考える。すると意外な答えを出す。

 

「なら。私はあなたの会社の株を買うわ。」

 

あまりの衝撃発言に翔平は言葉が出なかった。

 

「えっ…。つまり…会社を吸収するということか?」

 

「ええ。そうよ。そうすれば契約を取れとか言わなくて済むじゃない。」 

 

「しかし…それは…。かなり…ハードルが…。」

 

すると、絵梨華は翔平に感情が宿ったように語る。

 

「あなた。中途半端よ。会社勤めしながらサッカーチームをマネジメントするって良く言えるわね。どちらかに絞りなさい。貴方の答え次第ではこの契約書は今…この場で破り捨てるわよ。」 

 

(えっ…。何を急にこんなことを言い出すんだ!この女!!サイコパスすぎるだろ!これは試されているのか!オレ!!) 

 

 

翔平は30秒考えた末に出した答えは…。

 

 

「なら…オレは…今勤めている会社を辞めて!プ○マに入社する!!そして…お前らのバックアップでサッカーチームを経営し…そして…必ずチャレンジリーグに出場し…優勝してやる!!」 

 

 

「採用よ。貴方は今から私達のメンバー。ようこそ。そして、貴方はスポーツマネジメント部として入社を許可するわ。お父様に伝えておく。」 

 

 

翔平は何が何なのか理解出来なかった。

 

 

「私は貴方を試したわ。ビジネスをするということは何かを犠牲にしないといけない。それに何事も中途半端では必ず成功しない。経営するならプロフェッショナルにならなければならない。その覚悟を試したのよ。」 

 

 

(そっか…。会社勤めしながらサッカーチームのマネジメントするなんて普通に考えたら出来ない…。オレの考えが甘かった…。やっぱり…絵梨華はそこらの人間となんか違うよな…。昔からずっと感じていたけど。)

 

 

「それに…貴方のチームに私も加入するわ。」

 

「えっ…。どういうことだ?」 

 

「私は広報担当に経理担当もするが…プレイヤーとして私も参加するわ。」 

 

「……?絵梨華…。もう一回言って良いか?」

 

「だから…プレイヤーとして私も参加するって…。」 

 

 

(えっ…。絵梨華がプレイヤー?確かに文武両道で運動神経が抜群なのは…知っているが…サッカーは出来ないのでは?) 

 

 

「絵梨華。1つ言う。確かにお前は学生の頃から文武両道で運動神経が良いのはわかっている。しかし、サッカーは球技だ。それにチームスポーツだ。ルールや技術面や戦術面等身につけないといけない。そう簡単なスポーツではないぞ。」 

 

「それなら心配無用。翔平に今まで言ってなかったかもしれないが…私、実はお父様の仲間達と社会人チームに所属していたわ。小学生の頃からサッカーボールに触れていたのよ。お父様と翔平の影響があってね。こう見えてサッカーは上手いのよ。ポジションはCMFやOMF、DMF、CFやCBといった中央ポジションをこなせるわ。」 

 

その時、絵梨華が何故運動神経が良いのかわかる。 

 

(なるほど…。絵梨華が運動神経が良いのはそういうことか…。) 

 

「そうか。絵梨華がサッカー経験者なのはわかった。で…入社手続きとかはどうするんだ?」 

 

「今から貴方の会社に電話して私は貴方をスカウトしたと伝えるわ。だから…明日から会社に行かなくて良いのよ。書類は明日書けば良いし。」 

 

「そんな上手くいくのか?」 

 

「ええ。円満退職にならないかもしれないが…これで貴方が縛られるものが無くなったから良いじゃない。」 

 

「確かにそうかもな…。」

 

(こんな形で会社を辞めてしまうのは申し訳ない気持ちはあるが…しかし、サッカーに集中出来る環境に転職出来た。これはこれで良かったかもしれない。しかし、彼女達にこのことを伝えなきゃいけない。そこが問題だ…。)

 

 

絵梨華はすぐ翔平が勤めている会社に電話をし事を丸く納めた。 

 

 

「これで貴方は…私と共に歩むビジネスパートナーであり…私は選手として加入出来るわ。」 

 

「絵梨華は相変わらず大胆で行動的だな…。そこは昔から変わらないな…。」 

 

「そうね。そろそろ買い物に行こうかしら。チームに加入するなら私の足に合うスパイクを買わないとね。」 

 

「買い物に付き合ってほしいということはそういうことか?」 

 

「ええ。そうよ。」 

 

「そっか。これは…嘘ではなさそうだなぁ。」

 

 

2人はス○バを後にしスポーツ用品店に行くのである。 

 

次回話に続く…。

 

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